カテゴリー「発行社局:JNR国鉄」の56件の記事

2017.12.15

1215.【国鉄】個室寝台車”カルテット”完成記念

今や思い出になったブルートレイン、かつて連結されていた車両が登場したことを記念して発売されましたアイテムを公開いたします。
 
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 名称   :個室寝台車”カルテット”完成記念
 発行社局:国鉄 東京南鉄道管理局
 発売日  :1984年7月1日
 値段   :300円
 購入箇所:
 シリアルNo.:0469
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かつて、東京から九州を結んでいたブルートレインと呼ばれた寝台列車、その列車に「カルテット」と名付けられた4人用個室が登場、この完成を記念して品川駅で発売された記念入場券になります。私は後年に入手しました。
 
家族やグループでの寝台列車の旅を楽しめるように通常の寝台車を改造して誕生した個室寝台車「カルテット」、1984年7月から当時東京から長崎・佐世保を結んでいた「さくら」(長崎行き編成に連結)と熊本・長崎を結んでいた「みずほ」(熊本行き編成に連結)に連結されました。
 
今やブルートレインは過去のものになり、寝台列車もサンライズエクスプレスが残るのみになり、一方でクルーズトレインとして寝台車が登場しているという時代、さらに「さくら」「みずほ」の愛称は山陽・九州新幹線の列車の愛称になっています。その列車に連結されていた4人用個室「カルテット」、ある意味良き時代であったのかもしれません。

2017.11.15

1177.【国鉄】上越新幹線開業記念入場券<あさひ号・とき号>

本日は上越新幹線が開業した日になります。起点側においてもこのような記念きっぷが発売されました。
 
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 名称   :上越新幹線開業記念入場券<あさひ号・とき号>
 発行社局:国鉄 東京北鉄道管理局
 発売日  :1982年11月15日
 値段   :300円
 購入箇所:
 シリアルNo.:7437
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1982年の上越新幹線開業時に、大宮駅で発売された記念入場券になります。この記念入場券も後年に入手しました。
上越新幹線も先に開業した東北新幹線と同様に開業当初は大宮が始発駅で、上野~大宮間は在来線を「新幹線リレー号」という連絡列車が運転されていました。
 
上越新幹線には開業時に「あさひ」「とき」という愛称がつけられ、「あさひ」は速達列車、「とき」は各駅停車につけられました。その後列車名の変遷があり、高崎や越後湯沢といった途中駅までの列車に「たにがわ」という愛称の列車が登場した一方で、新潟まで運転する列車は「あさひ」として「とき」の愛称は一旦姿を消しましたが、2002年に「あさひ」という愛称から「とき」に再び変更して現在に至っています。
 
本年で開業から35周年を迎えた上越新幹線になります。

1176.【国鉄】上越新幹線開業記念入場券

今日は上越新幹線が開業した日です。1982年に大宮~新潟間で開業し本年で35周年を迎えました。
 
今から35年前の1982年、開業記念として発売された記念入場券が手元にありますので、公開いたします。
 
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 名称   :上越新幹線開業記念入場券
 発行社局:国鉄 新潟鉄道管理局
 発売日  :1982年11月15日
 値段   :300円
 購入箇所:
 シリアルNo.:6744
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上越新幹線が開業した時に、新潟駅で発売された記念入場券になります。200系車両と新潟駅近くの万代橋をあしらったものになります。
 
1982年ですと自分はまだ小学生でしたが、父親が新潟出身でまたその親戚筋の知り合いに国鉄職員であった方がいらしたようで、そのつてで自分の手元に所有することができました。
 
上越新幹線開業記念きっぷはこのほかにもあったようで、後年このようなアイテムも入手しております。
 
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 名称   :上越新幹線開業記念入場券
 発行社局:国鉄 新潟鉄道管理局
 発売日  :1982年11月15日
 値段   :480円
 購入箇所:
 シリアルNo.:3277
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こちらも上越新幹線開業を記念して新潟局で発売された記念入場券ですが、こちらは新潟県内の駅5駅の入場券がセットされているものになります。
 
上越新幹線の開業は、それまで日が当たりにくかった本州の日本海側に大きなインパクトをもたらし、東京からの所要時間がほぼ半減されたという画期的なもので、当時の地元の熱狂は想像以上のものがあったと感じております。
 
新潟へ新幹線が開業して35年、開業時の200系は姿を消し2階建て車両Maxが主力になっていますが、この車両もまもなく置き換えられるといった状況で、時代が流れています。今日においても意義が大きい路線であろうかと思います。

2017.10.31

1158.【国鉄】今、よみがえる栄光の特急「つばめ号」運転記念

日本の鉄道の歴史において大きな足跡を残した列車の愛称である「つばめ」、1975年の山陽新幹線博多開業で一旦姿を消しました。しかしその後、何度かリバイバル運転が行われました。1986年の夏にリバイバル運転を記念して発売されたアイテムになります。
 
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 名称   :今、よみがえる栄光の特急「つばめ号」運転記念
 発行社局:国鉄 東京南鉄道管理局
 発売日  :1986年7月26日
 値段   :300円
 購入箇所:東京駅
 シリアルNo.:2333
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1986年のリバイバル運転時に東京駅で発売された記念入場券になります。化粧袋の表紙は「青大将」と呼ばれた電気機関車EF58けん引の時代、3枚の短冊型入場券には戦後登場した蒸気機関車C62を先頭とし最後尾に展望車を連結していたというSL全盛期の華やかな時代の写真が用いられています。
この年のつばめ号は東京~大阪間で団体列車扱いで運転されたようです。
 
つばめの愛称は1930年に東京~神戸間を、それまでの列車をしのぐ速度で運転された特急列車につけられた愛称でした。戦時中は一時途絶えますが、1950年に復活しC62やEF58けん引で運転されたのち、1958年からは151系となり東京~大阪間を6時間30分で結びました。その後運転区間は広島まで伸びましたが、1964年の東海道新幹線開業により新大阪~博多間で運転されましたが、1975年の山陽新幹線開業により姿を消します。
 
その後何度かリバイバル運転が行われたつばめ号、1992年にJR九州が当時の新型車787系を使用し博多~西鹿児島間で運転を開始した特急に「つばめ」の愛称が復活しました。1994年の鉄道の日イベントの一環で大宮工場に京都からC62、九州から787系、そして大宮のEF58とEF55を展示したイベントも行われました。そして2004年に九州新幹線か開業するとこの新幹線の愛称に「つばめ」が採用されました。現在九州新幹線の博多~熊本・鹿児島中央間で運転される列車の愛称として使用されています。
 
まだ国鉄という時代であった、今から31年前の夏の日に走った「つばめ号」の記念アイテムになります。

2017.10.28

1148.【国鉄】新型お座敷列車やすらぎ号 足利駅展示記念入場券

本日は群馬県民の日であったそうです。ということで、過去に国鉄高崎局が発売した記念入場券を公開いたします。
 
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 名称   :新型お座敷列車やすらぎ号 足利駅展示記念入場券
 発行社局:国鉄 高崎鉄道管理局
 発売日  :1986年5月3日
 値段   :350円
 購入箇所:交通博物館
 シリアルNo.:4436
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1986年、当時の国鉄高崎局においてお座敷列車が12系客車を改造して登場、「やすらぎ」と命名されました。この車両は両毛線の足利駅で展示されることを記念して発売されたもので、秋葉原にあった交通博物館で入手しました。
やすらぎ号の仕様と足利駅周辺の名所をあしらった短冊型の記念入場券になります。なお足利駅は栃木県になりますが、高崎局エリアになっておりました。
 
この車両も今では引退して時が過ぎてしました。

2017.08.27

1062.【国鉄】品川駅車両展示記念

今から31年前の1986年夏、首都圏では大宮の他品川でもイベントが開催されました。
 
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 名称   :品川駅車両展示記念
 発行社局:国鉄 東京南鉄道管理局
 発売日  :1986年8月1日
 値段   :500円
 購入箇所:品川駅
 シリアルNo.:0822
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1986年の8月に入ってから品川駅で開催されたイベント、展示車両は記念乗車券にも記載されているEF58 61や各種機関車、オヤ31「建築限界測定車」やブルートレイン等の客車を展示しました。
 
イベント開催を記念して発売されたものですが、この表紙は1986年当時の品川駅高輪口駅舎があしらわれ、背後の新幹線などと合わせまして、この時代から今では風景が一変したことを感じさせます。
 
このイベント開催から31年、品川界隈も大きく変わりました。

1061.【国鉄】首都圏の機関車展 記念入場券

今年の夏も間もなく終わろうとしています。この夏も各地で多くのイベントが開催されました。
 
今から溯ること31年前の1986年、国鉄最後の夏となったこの年もイベントが開催されており、一部参加したものもありました。ここにその会場で発売された記念きっぷ類を公開したいと思います。
 
まずは、今でも鉄道の街と言える駅で開催されたイベントにおける記念きっぷになります。
 
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 名称   :首都圏の機関車展 記念入場券
 発行社局:国鉄 東京北鉄道管理局
 発売日  :1986年7月23日
 値段   :120円(大人用)
         60円(小児用)
 購入箇所:大宮駅
 シリアルNo.:5919(大人用)
         4082(小児用)
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1986年7月23日~27日にかけて、大宮駅において開催されたイベント「首都圏の機関車展」開催に伴い発売された記念入場券になります。大人用はEF15、小児用はEF58 61号機をあしらいました。
 
このイベントは大宮駅11・12番ホームに、首都圏エリアで運転されていた機関車や大宮工場で保管されていた機関車を展示するイベントで、開催期間中で展示車両の入れ替えがあったようです。
 
このイベント開催からすでに30年以上が経過しています。覚えていられる方はいらっしゃいますでしょうか?

2017.07.05

1020.【国鉄】中央本線塩嶺ルート開通記念入場券

今ではメインルートとなった区間、開業時に発売されました記念きっぷになります。
 
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 名称   :中央本線塩嶺ルート開通記念入場券
 発行社局:国鉄 東京西鉄道管理局
 発売日  :1983年7月5日
 値段   :300円
 購入箇所:
 シリアルNo.:(2)2984
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今から34年前の1983年7月5日、中央本線においては長野県内で岡谷~塩尻間を短絡する新線が開通しました。途中にみどり湖駅が設けられ、みどり湖経由というルートとなりました。
 
岡谷~塩尻間は明治の時代に南へ辰野へ迂回するルートで開通しました。これは中央線の建設に際して伊那地方と木曽地方で誘致合戦があり、木曽方面のルートを採用した際に伊那地方出身の有力者により伊那地方の辰野まで線路を引き込んだという話が残っていますが、明治の時代に岡谷から塩尻に向けて直行しようとした場合塩尻峠の急峻があり、急こう配を避けるためにあえて辰野経由の迂回するルートを採ったと見るのが合理的ではないかと思われます。 
戦後輸送力増強とスピードアップのため、岡谷から塩尻へ塩嶺トンネルと命名された長大トンネルにより短絡するルートが開通することになりました。
 
塩嶺ルートと名付けられた区間が開業したことを記念して当時の国鉄新宿駅で発売された記念入場券になります。この記念きっぷは親戚筋からの頂き物になります。
  
1983年に当時の国鉄により発売されました記念きっぷになりますので、あしらわれている車両も国鉄特急色の183・189系の特急「あずさ」のほか、165系や115系山スカカラー車が登場しているところに、この時代の中央本線列車のラインナップが垣間見えます。このルートの開通により特急あずさ号は新宿~松本の所要時間が最大30分短縮されたという大きな効果がありました。
 
今では特急あずさ号が走行するメインルートとなっている中央本線の岡谷~塩尻間のみどり湖経由塩嶺ルートと呼ばれる区間、本年で開業から34年になります。

2017.06.30

1009.【国鉄】東北新幹線1億人ご乗車記念特急券

本年で開業から35周年を迎えた東北新幹線、1982年に大宮~盛岡間の開業からその歴史が始まったのですが、開業から4年で利用客数が1億人を達成しました。この当時発売された記念アイテムになります。
 
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 名称   :東北新幹線1億人ご乗車記念特急券
 発行社局:国鉄 東京北鉄道管理局
 発売日  :1986年6月--日
 値段   :800円(上野→大宮 特定特急券)
 購入箇所:上野駅
 シリアルNo.:0473
 備考   :発売区間はこの他にもあり
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東北新幹線1億人ご乗車記念で発売されました記念新幹線自由席特急券になります。硬券が台紙にセットされており、上野駅で一番安価な大宮までの自由席特急券(特定特急券)になりますが、発売区間はこの他にもありました。一見通常の硬券にも見えますが、裏面には「東北新幹線1億人ご乗車記念」と記されています。
 
この記念特急券の発売からも31年が経過しています。台紙にあしらわれている200系は今ではもう懐かしの車両になってしまいました。いつの間にかそれだけの年月が流れたとともに、今日も多くの方に利用されている東北新幹線であります。

2017.04.29

0920.【国鉄】中央線101系電車さようなら運転記念入場券

今となっては、活躍の日々が伝説の域に入ろうとしている車両なのかもしれません。
 
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 名称   :中央線101系電車さようなら運転記念入場券
 発行社局:国鉄 東京西鉄道管理局
 発売日  :1985年4月29日
 値段   :300円
 購入箇所:交通博物館
 シリアルNo.:5968
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国鉄101系電車は1957年に当初はモハ90系として中央快速線に導入され、以降量産車が増備され101系と称号変更され中央線快速の主力車両として高度成長の時代に活躍しました。
国鉄初の高性能車として、また外装は鮮やかなオレンジバーミリオンで登場しました。私も小学生のころになりますが、中央快速線でも乗車した記憶があります。
 
高性能車ではありましたが、1979年以降は老朽化が進んだこともあり、この路線に当時は「省エネ車」として脚光を浴びた201系により101系は置き換えられていきました。そして1985年3月、東北・上越新幹線の上野駅開業というダイヤ改正で中央快速線からは運用を離脱、そしてこの年の4月29日にさようなら運転が行われました。その際に発売されました記念入場券になります。新宿駅での発売になりますが、秋葉原にあった交通博物館でも発売され、この日はそちらの方へ行く機会がありましたので、交通博物館に寄って入手できたものになります。
 
中央快速線から101系がさようなら運転を行ってから32年という年月が流れました。この車両を置き換えた201系も今では姿を消しました。しかし、この車両にまとわれたオレンジバーミリオンの外装は、その後現在に至るまで中央快速線のラインカラーとして定着しました。
 
その後の国鉄車両の基礎となった101系、中央快速線での活躍の日々はもう昔日のことになってしまいました。

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2011年11月 ありがとう!京王井の頭線3000系

  • Img_9050
    2011年12月、約49年にもわたり京王井の頭線で活躍してきた3000系、レインボーカラーに彩られ井の頭線のイメージを確立したこの車両も、ついに終焉となりました。最後の編成となったのはライトブルーの3028F、この編成は1987年に入線し活躍してきました。 末期には朝のラッシュ時間帯に運よく富士見ヶ丘~渋谷の1往復の運用にしか就かなくなってしまった3000系、2011年11月には「さよなら運転」として日曜日の昼間に井の頭線全線で運転され、最後の走りを披露しました。また11月20日には富士見ヶ丘車両基地において「ありがとう3000系フェスタ」も開催され、事前申込制であったこのイベントにも参加して、最後の姿を見てきました。井の頭線沿線で生まれ育ち、それこそこの車両の活躍をみて育ったと自負する私にとって、感慨深い月になった2011年11月、3000系最後の姿をぜひ皆様にご覧いただきたいと思います。

中央線201系

  • 2010101700
    JR中央線で約30年にもわたり活躍した201系、特に多摩地域においては、長きにわたり親しまれた車両で、私も小・中学生時代は遠足で、学生時代は通学で、そして社会人になってからも通勤などで利用したなじみ深い車両でした。時の国鉄が「省エネ電車」として中央線に導入された201系。そしてほとんどの車両が中央線から離れることなく、この路線で「オレンジバーミリオン」の外装で生涯を終えました。すでに引退して時が過ぎましたが、私が撮影した201系の思い出として、どうぞご覧下さい。

2002年100周年を迎えた江ノ電

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    2001年12月に初めてデジカメを購入して、翌年から1年間通った路線があります。藤沢から鎌倉を結ぶご存知江ノ電です。この年は江ノ電が開業して100周年という節目の年で、各車両にステッカーなどが付いています。また世代交代もあった年です。 自分の思い出アルバムの中から公開いたします。どうぞご覧下さい。

惜別 名鉄岐阜600V線区

  • 2005032101
    2005年3月31日、惜しまれつつも廃止を迎えた名鉄岐阜市内線・揖斐線・美濃町線・田神線の総称「岐阜600V線区」。 私が初めて訪れたのは、1999年の夏のことでした。名古屋本線で新岐阜に着くと、駅前に停車していた電車に乗り、車の洪水の中を抜け、のどかな風景の中を走っていきました。
    その後2001年2月、そして2005年と何度か訪れたのですが、ついにこれら路線も命運が尽きてしまいました。そこで、名鉄岐阜600V線区で活躍していた古豪から最新鋭車まで、個性豊かな車両たちへの思い出をつづり、このアルバムを作成しました。
    このアルバムでは、2001年9月30日の運行をもって廃止となった谷汲線・揖斐線(黒野~本揖斐)のモ750も登場しています。いずれにしましても、今では思い出になってしまった、名鉄岐阜600V線区へのレクイエムです。 どうぞご覧下さい。

    お断り>
    今回のアルバムは、一部ポジプリントからスキャンしたもの、あるいは携帯電話内蔵カメラで撮影した画像も含まれています。特に1999年・2001年撮影のものはすべてポジプリントからのスキャンになります。つきましては画質にやや難があるものがあります。ご了承ください。