カテゴリー「西暦2024年[令和6年]発売」の44件の記事

2024.10.24

1563.【京王】京王百貨店新宿店開店60周年記念乗車券

新宿にある百貨店、本年2024年で開店60周年を迎えます。

 

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 名称   :京王百貨店新宿店開店60周年記念乗車券
 発行社局:京王電鉄
 発売日  :2024年10月24日
 値段   :1,000円
 購入箇所:新宿駅
 シリアルNo.:0240
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本年2024年で開店から60周年を迎える新宿の百貨店は京王百貨店になります。新宿西口に1964年11月1日に全館オープンとなりました。当時の京王帝都電鉄がグループ企業として設立し誕生した百貨店になります。新宿に開店して60周年を迎え京王電鉄で発売されました記念乗車券になります。京王百貨店新宿店建設時の完成予想イラストと今日でも京王百貨店の包装紙に描かれているブルーの鳩をあしらった表紙に、京王百貨店建設・開店時の写真及び京王線新宿駅の写真などをあしらった台紙に、京王百貨店開店前後で主力であった京王線車両と開店時の京王百貨店の様子をあしらったD型硬券による乗車券3枚がセットされています。これら乗車券の地紋は、今から60年前の京王百貨店開店時に当時の京王線車両の側面に付けられていた京王帝都電鉄の社紋となっています。

 

今から60年前に新宿に開店した京王百貨店、いわゆる電鉄系百貨店となりますが、京王の百貨店進出は後発であったとされています。1964年開催の東京オリンピックの興奮も冷めやまぬ時期に開店しました。以来60年、百貨店の激戦地といえる新宿の地で、更に時代の流れを受けながらも顧客を確保し、今日まで盛業してきた百貨店になります。60年の間で王冠のマークはそのままですが1986年に聖蹟桜ヶ丘に2号店が開店した際に現在のロゴとなり、包装紙のデザインは今日も名作映画のタイトルデザインなどで有名なデザイナー、ソール・バス氏よりデザインされたブルーの鳩の柄が使用されています。

鉄道マニア的観点からの京王百貨店新宿店といいますと、現在Nゲージの貸しレイアウトもある鉄道模型の専門店が入店しています。また毎年1月頃に開催される催事で「元祖有名駅弁と全国うまいもの大会」があり、全国の有名駅弁などを集めて販売する恒例の催事として1966年に第1回が開催されて以降今日まで続けられ、多くの来店がある催事となっています。

 

60年前の京王の百貨店進出に際して、京王線も大きな変革を迎えることになりました。かつての京王線新宿駅は現在の京王百貨店新宿店の場所にあり、新宿を出発すると現在の西新宿1丁目交差点から文化服装学院付近まで甲州街道上を走行し、その先も地上を走行していました。京王線は路面電車が起源で、この時代になりますと輸送力増強と高速化などが行われるようになりますが、新宿付近が路面電車時代の名残という隘路として残りそれらの妨げになっておりました。また車両も戦前時代に導入された小型車も残っていたという時代でありました。近代化と百貨店進出という大きな変革に向けこの区間の改良が行われることになり、京王百貨店が開店する1年前の1963年に京王線新宿駅は現在の地下駅に移転となり甲州街道上の区間も含め地下線に切り替えられました。この年には架線電圧を600Vから1500Vに昇圧が行われ、新宿~東八王子(当時)を40分で運転する特急列車の運行が開始されました。この時期に京王線に颯爽とデビューした車両が5000系(初代)で、アイボリーに臙脂帯という外装は京王の新たな時代の到来を告げる車両となりました。5000系(初代)は1996年で京王線での営業運転は終了していますが、今日でも京王の名車として語り継がれている所以であります。地下に移った京王線新宿駅の跡地に建設されたのが、京王百貨店となります。

京王の歴史で1963年は大きな変革があった年として記録されておりますが、その先にあったのが1964年の京王百貨店の開店でありました。今回発売されました京王百貨店新宿店開店60周年記念乗車券においても、京王線新宿駅の地下化の様子が記載されております。

 

開店から60周年を迎える京王百貨店新宿店ですが、現在新宿界隈におきましても再開発が始まっており、西口では京王百貨店に隣接していた小田急百貨店本館がすでに解体されてしまいその跡地に高層ビルが建設されるとのことです。京王においてもJR東日本と共同プロジェクトとして、現在の京王百貨店の場所とその南側の甲州街道を越えた先のエリアと一体となった再開発が行われることになっており、すでに南側のJR東日本本社ビルの隣にあったJR新宿ビル(JRの事務所等があった国鉄時代からある建物)は解体され、その跡地に高層ビルが建設されることになっており、この高層ビル完成後に現在の京王百貨店は建て替えのため解体されその跡地は19階建てのビルになるとのことです。これら再開発は「新宿グランドターミナル」構想の一環として、東京都と新宿に乗り入れる鉄道会社5社、新宿区と渋谷区(甲州街道より南側エリア、JR新南改札・都営大江戸線新宿駅、バスタ新宿やJR東日本本社ビル・高島屋タイムズスクエア等のある場所は渋谷区になります)等を交えて進められています。JR新宿ビル跡にできる高層ビルは2028年完成予定、京王百貨店の建て替えの完成は2040年代を予定しているとのことです。

これに合わせて京王線新宿駅も改良工事が行われることになっており、現在の新宿駅から北側に延伸・拡幅され東京メトロ丸ノ内線新宿駅方面へ直接向かう改札口が新設されるとのことです。1963年に地下駅に移転した京王線新宿駅ですが、その後も輸送需要が急増し長編成化が行われたことから1980年代に地下移設時の4線5面から3線3面に改造され、渡り分岐を移設するなどの工事が行われました。このため京王八王子方では不自然にカーブしていることやホームが狭くなっているという状況になっており、これらの状況が改善されることになっています。京王線新宿駅改良の完成は駅本体については2031年頃、全体の完成はやはり2040年代の予定とのことです。

 

開店から60周年を迎える京王百貨店新宿店、変わり始める新宿の地の百貨店として、これからも盛業を祈念するところであります。

2024.10.20

1562.【東京都交】都電荒川線誕生50周年記念一日乗車券

今も残る都電、荒川線という名称が付けられてから50周年を迎えました。

 

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 名称   :都電荒川線誕生50周年記念一日乗車券
 発行社局:東京都交通局
 発売日  :2024年10月20日
 値段   :400円
 購入箇所:2024荒川線の日記念イベント会場(荒川電車営業所他)
 シリアルNo.:1275
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現在の都電に「荒川線」という名称が付けられて、本年2024年で50周年を迎えたことから発売されました都電1日乗車券になります。化粧封筒に入れられ、使用する際は当該日付の部分をコイン等で削って使用するスクラッチ方式の様式で発売されました。かつて東京都交通局では、都営交通1日乗車券をはじめ、都電一日乗車券や都営バス一日乗車券等で多く用いられた様式でしたが、今では磁気カード式のほかPASMOやSuicaに一日乗車券の情報を書き込んで使用するICカード式が主流となり、更に都電においてはスマートホンで申し込んで画面表示を運転士に提示して乗車するWeb乗車券も出現しています。荒川線50周年記念で一時期の様式を再現したとともに、これら乗車券や化粧封筒に歴代の荒川線車両や年表・路線図があしらわれています。本日2024年10月20日に荒川電車営業所他で開催された「2024荒川線の日記念イベント」会場にて発売され入手しました。

 

東京都交通局が運営している路面電車は都電と呼ばれています。かつては都心部を縦横無尽に運転されておりましたが、地下鉄の開業や道路交通の混雑激化などの影響で1960年代以降から多くの路線が廃止となり、1974年になりますと残っていたのは、当時の運転系統で三ノ輪橋~王子駅前を運転していた27系統と荒川車庫前~早稲田を運転していた32系統となりました。当時の東京都は都電全廃を予定していたとのことでしたが、この2系統については運行されていた区間のほとんどが専用軌道でバスに転換するにも並行する道路がなかったことや、1974年頃の世相(第一次オイルショック)から路面電車を見直す機運が出てきたことと、都電存続を願う声があったことから今から50年前の1974年10月1日、27系統と32系統を統合し「荒川線」という名称で早稲田~三ノ輪橋を運転する現在の運転体系が始まりました。荒川線になってから荒川区役所前~三ノ輪橋間に荒川一中前電停が2000年に新設されました。

荒川線となってからはワンマン運転が行われるようになり、この当時使用されていた7000形車両の車体を載せ替え更新が行われました。更新が行われた7000形は1978年の鉄道友の会ローレル賞受賞車両となりました。1984年には7500形について車体更新が行われ都電初の冷房車となりました。その後1990年になりますと荒川線になって初の新造車両となる8500形がデビュー2007年にはレトロ電車9000形が、2010年には8800形、2015年に8900形、2016年には7000形の一部の車両について電装品を更新などを行った7700形が登場しています。そして2017年からは都電荒川線に「東京さくらトラム」という愛称が制定されました。一方で荒川線となってから更新がなされこの路線の代表的な車両であった7000形は2017年で引退(7700形に更新・改造された車両は除く)、初の冷房車となった7500形については2011年に引退しています。

 

現在残る都電が荒川線となって50周年を迎え本日2024年10月20日、荒川線の日記念イベントが開催されました。毎年この時期に開催される都電のイベントで今回久々に参加しました。イベント会場となった荒川電車営業所では、荒川線50周年号となった8502号車の展示とともに車両撮影会があり、当日参加可能でしたので並びまして撮影会に参加しました。現在都電で活躍している8907・9002・7706号車とともに、2017年までに退役していたはずの7000形7001号車が展示されました。7001号車はかつての都電カラーである黄色に赤帯という外装になっておりました。荒川車庫の片隅で保存されているものと思われます。本日は大変好天に恵まれ、イベントは大盛況でした。

 

50周年を迎えた都電荒川線、世代交代も行われましたが、沿線風景は山の手から下町の古くからの住宅地と飛鳥山~王子駅前間及び小台~熊野前間では今でも併用軌道が残り、かつての都電の姿を伝えています。時代を越えこれからも多くの人々に親しまれる都電荒川線・東京さくらトラムであってくれることを祈念したいと思います。

1561.【ライトライン】宇都宮ライトレール開業1周年記念切符

昨年2023年、宇都宮に開業したライトレール、あの日から1年が過ぎました。

 

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 名称   :宇都宮ライトレール開業1周年記念切符
 発行社局:宇都宮ライトレール
 発売日  :2024年10月--日
 値段   :1,000円
 購入箇所:2024荒川線の日記念イベント会場
 シリアルNo.:0350

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2023年8月26日に開業した宇都宮ライトレール「ライトライン」、1周年を迎えてこのような記念きっぷが発売されました。台紙に2券片の短冊形の乗車券がセットされたものになります。1周年を迎えて各種イベントが開催されたようでしたが、このアイテムは本日2024年10月20日に都電荒川車庫他で開催されました「荒川線の日記念イベント」会場に出店していた、宇都宮ライトレールブースにて発売されているのを見つけまして購入したものです。

 

開業から1周年を迎えたライトライン、開業当初の見込みを大きく越える利用があるようで、すでに快速列車の運行も始まっております。宇都宮駅東口の風景を大きく変え活性化の原動力となりました。ライトラインに導入されたHU300形車両は本年鉄道友の会ローレル賞を受賞し、授賞式も開催されたとのことで、この記念きっぷの台紙裏表紙にローレル賞受賞のエンブレムもあしらわれています。今後はJRの線路を越え西口へ、二荒山神社や東武宇都宮駅方面へ延伸計画が動き始めております。

 

宇都宮の人々の大きな期待を背負って昨年開業したライトライン、1周年を迎え多くの利用がある路線になりました。今後の更なる発展に期待したいと思います。

2024.10.19

1560.【近鉄・東武】近鉄×東武 営業連携記念入場券

東西の大私鉄が営業連携・タッグを組みました。

 

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 名称   :近鉄×東武 営業連携記念入場券
 発行社局:近畿日本鉄道・東武鉄道
 発売日  :2024年10月19日
 値段   :1,700円
 購入箇所:和光市駅(東武東上線)
 シリアルNo.:1106
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近鉄と東武は本年2024年4月より、営業連携を結び各種取り組みが行われています。営業連携を記念して近鉄・東武の主要駅それぞれ5駅の硬券入場券と近鉄・東武両社が誇る車両や路線図・沿線地域の名所施設をあしらった台紙にセットされています。

 

近鉄は大阪を中心に名古屋・京都・奈良・伊勢志摩・吉野と近畿圏を中心に広大な路線網を有する関西の大私鉄で営業キロ数は私鉄最長とされています。東武は浅草を起点に日光・鬼怒川温泉といった観光地や太田・桐生など北関東の主要都市を結ぶ本線系統と、池袋から川越を経由して埼玉県の寄居を結ぶ東上線系統からなる路線を持ち、関東私鉄では最長、全国的にも近鉄に次いで2位の営業キロの路線網を持つ私鉄になります。まさに東西大私鉄が営業連携としてタッグを組んだことになります。 

 

東西大私鉄の連携、これからの展開に期待です。

1559.【アルピコ】3005号車・3006号車(なぎさTRAIN)引退記念乗車券

アルピコ交通上高地線では、20100形の増備によりそれまで運行されていた3000形からキャラクターで彩られた編成が引退を迎えることになりました。

  

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 名称   :3005号車・3006号車(なぎさTRAIN)引退記念乗車券
 発行社局:アルピコ交通
 発売日  :2024年10月13日
 値段   :820円
 購入箇所:第31回鉄道フェスティバル会場(お台場イーストプロムナード)

 シリアルNo.:0397
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アルピコ交通上高地線で、引退を迎えた編成は3000形3005・3006号車になります。京王井の頭線3000系の譲渡車で、この編成は3005号車はデハ3106、3006号車はデハ3056(異説あり)といずれも中間車からの改造になります。2000年に上高地線で運行を開始し今日まで運転されてきましたが、20100形の増備に伴い2024年11月3日の運行を最後に引退となります。

 

この編成についてですが、2013年より上高地線のイメージキャラクターである「渕東なぎさ」のイラストを側面にあしらった「なぎさTRAIN」として運転され、前頭部に「なぎさTRAIN」のヘッドマークを装着しておりました。この編成引退後の「なぎさTRAIN」につきましては、2024年に運転を開始した20100形20105・20106号車が2代目の「なぎさTRAIN」としてすでに運転を始めております。

 

3005・3006引退に合わせて発売されました記念乗車券になります。3005・3006号車の走行シーンと「渕東なぎさ」をあしらった台紙に、「なぎさTRAIN」のヘッドマークと3005・3006号車引退のエンブレムをそれぞれあしらったD型硬券乗車券2枚がセットされています。鉄道の日シーズンに発売となりましたことから、本年はお台場で開催されました鉄道フェスティバル会場に出店していましたアルピコ交通ブースにて入手しました。また、アルピコ交通では本年も鉄道の日記念入場券の発売がありました。

 

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 名称   :2024年鉄道の日記念新島々駅普通入場券
 発行社局:アルピコ交通
 発売日  :2024年10月13日
 値段   :180円
 購入箇所:第31回鉄道フェスティバル会場(お台場イーストプロムナード)

 シリアルNo.:0344
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アルピコ交通の2024年鉄道の日記念入場券は新島々駅のD型硬券で、新旧「なぎさTRAIN」をあしらいました。

 

アルピコ交通上高地線でも引退が始まった京王3000系の譲渡車、これで3編成が引退し残る3000形は10形リバイバルカラー編成のみとなりますが、同編成は現在休車中であるとのことです。

 

松本にやってきた京王3000系、この地にきて20年以上が過ぎ車齢も50年以上経過しました。ここでも世代交代がさらに進むことになります。

1558.【秩父鉄道】鉄道の日記念乗車券 秩父鉄道創立125周年・急行列車運転55周年記念急行券

本年2024年も鉄道の日を迎え、秩父鉄道におきましては本年も鉄道の日関連で記念きっぷの発売が複数ありました。合わせまして公開いたします。

 

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 名称   :鉄道の日記念乗車券 秩父鉄道創立125周年
 発行社局:秩父鉄道
 発売日  :2024年10月--日
 値段   :1,200円
 購入個所:第31回鉄道フェスティバル会場(お台場イーストプロムナード)
 シリアルNo.:0179
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 名称   :鉄道の日記念 急行列車運行開始55周年記念急行券
 発行社局:秩父鉄道
 発売日  :2024年10月--日
 値段   :1,000円
 購入個所:第31回鉄道フェスティバル会場(お台場イーストプロムナード)
 シリアルNo.:0160
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秩父鉄道において2024年に鉄道の日を記念して発売されましたアイテム、本年で秩父鉄道が創立から125周年を迎えるということで発売されました記念乗車券と、本年で運行開始から55周年を迎えた急行列車を記念して発売されました記念急行券になります。この他全駅セット硬券入場券の発売もありましたが、入手はしておりません。

 

125周年の記念乗車券は準常備券スタイルの硬券乗車券が、秩父鉄道の年表を記し裏面に歴代の代表的な車両をあしらった台紙にセットされているものになります。

急行運行開始55周年記念急行券は、歴代の急行用車両をあしらったC型硬券による急行券4枚が、現在の急行で活躍している6000系をかたどった台紙に急行の歴史をあしらった台紙にセットされているというものになります。 

これら記念乗車券につきましては、本年はお台場で開催されました鉄道フェスティバル会場の秩父鉄道ブースにて入手しました。

 

秩父鉄道は1899年に上武鉄道として設立し1901年に熊谷~寄居間が開業したのが始まりとなります。

125年の歴史を歩んできた秩父鉄道においては、今から55年前の1969年より急行列車が運転されています。「秩父路」号という愛称がある列車で、乗車には急行券が必要な列車となります。今日においてJR各社では定期の急行列車は消滅し、数少なくなった急行券を必要とする列車となっています。

1969年の急行「秩父路」号運行開始時に使用された車両は300形で1959年に製造された秩父鉄道オリジナル車両で、2ドアクロスシートという車内構造でした。登場時は2両編成でしたが1966年に中間車サハ350型を増結した3両編成になりました。この時入線したサハ350型のうちサハ352はアルミ車でした。3両編成で急行「秩父路」号として運用されました。1986年に外装が小豆色ツートンから黄色車体青帯に変更となり、1992年まで急行「秩父路」号として運転され、その後全車両廃車となりました。

300形の後を受けて急行「秩父路」号として使用された車両が3000系で、1992年にJR東日本から165系急行型電車を譲受し、前面は非貫通化・上部種別表示器を撤去・中央窓大型化・前面愛称表示板差しを新設し、外装は白と青のツートン色、車内を改装して3両編成3本が急行「秩父路」号として運転されました。愛称表示は通常は「秩父路」ですが、沿線で催しが開催された際などは特製の表示板が掲出されました。

急行「秩父路」号として運転されてきた3000系は2006年11月にさよなら運転を行い引退となりその後全車両廃車となりました。 

そして3000系引退後今日、急行「秩父路」号として運転されている車両は6000系で、2006年より運転を開始しました。西武鉄道から新101系を譲受し、前頭下部に「急行秩父路」と表示できるLED表示器を設置し、車体を2ドア化、車内はクロスシートに改造しました。外観は3000系の外装を踏襲したものになっています。6000系については1編成2014年に秩父地域まで延伸100周年を記念して300形登場時の小豆色ツートン塗装になった編成が存在しています。

 

秩父鉄道の急行列車の記念きっぷは2021年にその歴史を綴った記念乗車券の発売がありましたが、55周年の佳節として記念急行券として本年の鉄道の日時期に発売されました。

 

2024年の鉄道の日を迎えた秩父鉄道、これから秋の行楽シーズン、そして「秩父夜祭」と活気づく季節になります。

2024.10.14

1557.【銚子電鉄】銚子22000形デビュー記念乗車券

銚子電鉄にデビューした新たな「シニアモーターカー」、その記念乗車券が発売されました。

 

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 名称   :銚子22000形デビュー記念乗車券
 発行社局:銚子電気鉄道
 発売日  :2024年10月--日
 値段   :2,000円
 購入個所:第31回鉄道フェスティバル会場(お台場イーストプロムナード)
 シリアルNo.:0036
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銚子電鉄では、本年2024年3月より新型車両22000形がデビューしています。南海電鉄2200系を譲り受け改造のうえ銚子電鉄に入線し運行を開始、それまで活躍していた2001号編成を置き換えてデビューしました。出発式の際に銚子電気鉄道社長の挨拶で「従前の編成とともに、いわゆる『シニアモーターカー』として、地域の皆様に、全国の鉄道ファンに愛されるべく、愛情込めて整備をし大切に運用していきたい」と発言で話題となりました。

 

南海電鉄で2200系であった車両は1969年に登場した22000系から改造された車両になります。22000系は高野線の急行用車両として1969年に登場しました。高野線の山岳区間まで乗り入れていた車両になります。南海高野線で山岳区間までの乗り入れることができる車両は「ズームカー」と呼ばれていますが、22000系はその形態から「角ズーム」とも「通勤ズーム」とも呼ばれていた車両になります。高野線の急行で活躍した22000系でしたが、その後後継車両がデビューしたことから高野線急行からは撤退し支線系統で使用されるようになり、2200系に改造されました。近年これら支線系統にも後継車両が導入されるようになったことから置き換えられるようになり、その中から2202‐2252編成が銚子電鉄に譲渡されることになりました。譲渡に合わせて改造され外装はかつて22000系時代の緑塗装に、また車号も22000系時代の車号であった22007‐22008が附番され、銚子ではパンタグラフを搭載した22007はTcであるとのことです。南海2200系が銚子電鉄に譲渡されることになった理由としては、車体が17m級であることと電装品が600Vに対応していたことによります。この車両が南海でデビューしたときは南海全線が600Vであったためその機能を活用できるという理由もありました。

 

運行開始から約半年過ぎて発売されました記念乗車券になります。南海から銚子へ改造され入線した様子をあしらった台紙に、銚子電鉄の1日乗車券(弧廻手形ではない)と硬券乗車券合せて5枚がセットされました。

 

22000系デビュー記念乗車券は、この他に短冊形のものも発売されました。

 

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 名称   :銚子22000形 デハ22007 記念乗車券
 発行社局:銚子電気鉄道
 発売日  :2024年10月--日
 値段   :350円
 購入個所:第31回鉄道フェスティバル会場(お台場イーストプロムナード)
 シリアルNo.:0051

 備考:銚子から外川ゆき片道乗車券・名称は券面表記による
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 名称   :銚子22000形 デハ22008 記念乗車券
 発行社局:銚子電気鉄道
 発売日  :2024年10月--日
 値段   :350円
 購入個所:第31回鉄道フェスティバル会場(お台場イーストプロムナード)
 シリアルNo.:0053

 備考:外川から銚子ゆき片道乗車券
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短冊形の記念乗車券は2種類発売され、下り外川ゆき乗車券には銚子方車両となるデハ22007(記念乗車券の表記による)、上り銚子行ゆき乗車券は外川方車両となるデハ22008をあしらっております。

 

これら記念乗車券は10月に入りまして、鉄道の日イベント会場で発売されたようで、自分はお台場で開催されました第31回鉄道フェスティバルにて出店しておりました銚子電鉄ブースにて入手しました。このイベント会場の銚子電鉄ブースにて初めて発売されたことを知ったこれら記念乗車券、そのブースには銚子電鉄オフィシャル動画などでおなじみの銚子電気鉄道社長もおり、短い時間でしたが直接お会いすることができました。

 

苦しい経営状況ながらも、「ぬれ煎餅」や「まずい棒」などの商品を発売し一方でユーモアあふれる名物社長率いる銚子電鉄、今や犬吠埼灯台などと並ぶ銚子の観光資源となった感があります。この路線に南海電鉄から移籍した22000系、第2編成目の増備も決まっております。

登場から55年が過ぎ第2の活躍の場となった銚子電鉄での、これからの活躍を祈念したいと思います。

1556.【名鉄】名鉄創業130周年記念乗車券セット(第2弾)

本年2024年で創業130周年の佳節を迎えた名古屋鉄道、その記念乗車券の第2弾が発売されました。

 

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 名称   :名鉄創業130周年記念乗車券(第2弾)
 発行社局:名古屋鉄道
 発売日  :2024年10月13日
 値段   :1,300円
 購入箇所:第31回鉄道フェスティバル会場(お台場イーストプロムナード)

 シリアルNo.:00475

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創立130周年を迎えた名鉄、130周年記念乗車券の第2弾となります。130周年記念として登場した2000系「ミュースカイ」の特別塗装「ブルーミュースカイ」をあしらい、裏面は年表になっているというものです。前回時はまだ車両が登場する前でしたのでイラストでしたが、第2弾では実車の写真をあしらいました。

またこの記念乗車券についても、「ブルーミュースカイ」の側面に掲出された130周年のロゴをあしらったステッカーが付属しました。

 

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付属したステッカー

 

第2弾となった名鉄創業130周年記念乗車券、2024年10月より発売を開始しました。季節は10月、「鉄道の日」シーズンに合わせての発売となり、イベント会場でまず発売され、名鉄線内では名鉄名古屋駅旅行センター内で発売されることになっています。

自分はお台場イーストプロムナードで開催されました鉄道フェスティバル会場に出店していた名鉄ブースにて入手しました。本年2024年で31回を数えた東京で開催される鉄道の日イベント、ここ数年は台風襲来や新型コロナウイルスの影響などで開催中止が続いていましたが、本年は開催されまして晴天の空のもとで大勢の人が訪れておりました。自分も数年ぶりに参加したイベントになります。

 

創立130周年を迎え、次の時代へ進み始めている名鉄の佳節になります。

2024.10.12

1555.【西武】西武秩父線開通55周年記念乗車券

山に囲まれた秩父を目指した路線、本年2024年で開通から55周年の佳節を迎えます。

 

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 名称   :西武秩父線開通55周年記念乗車券
 発行社局:西武鉄道
 発売日  :2024年10月12日
 値段   :2,000円
 購入箇所:西武秩父駅
 シリアルNo.:00203
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本年2024年で開通から55周年を迎えた路線は、西武秩父線になります。池袋線の吾野から西武秩父を結ぶ路線になります。

 

埼玉県の北西部にある秩父は、秩父盆地の中心に位置し物資の集積地として、また勇壮な山車で知られる夜祭が行われる秩父神社の門前町として栄えたところになります。しかし周囲を山に囲まれ、東京から秩父へは西武秩父線の開通までは上野から高崎線で熊谷で、または池袋から東武東上線で寄居でそれぞれ秩父鉄道に乗り換え約3時間の旅であり、秩父から見ても東京ははるか遠くの世界でありました。今から55年前の1969年、西武秩父線が開通。山間に橋を架け正丸峠をトンネルで突き抜け、池袋から秩父が最短83分で結ばれることになりました。

 

開業55周年を迎えて発売されました記念乗車券になります。カードタイプの西武全線フリーきっぷで連続2日間有効の乗車券が、今から55年前の西武秩父線開業時の祝賀列車出発式や西武秩父駅前での祝賀パレード等の様子をあしらった台紙にセットされたものになります。西武秩父線の吾野・横瀬・西武秩父の各駅で発売されました。この記念きっぷからは、55年前の秩父地方の変革となった西武秩父線開通、出発式の日は秋の晴天であったようで、その当時の秩父の人々の大きな喜びと期待が感じられます。

この記念乗車券や台紙にある西武秩父線開業出発式に臨んでいる車両は、西武秩父線開業と同時に運行を開始した特急車両5000系で「レッドアロー」と呼ばれました。5000系レッドアローは1995年で西武での運行は終了しましたが、先頭車1両が保存され横瀬にある車両基地で保管されています。本日2024年10月12日は西武秩父線開業55周年を記念したイベントが横瀬駅・西武秩父駅で開催され、横瀬では西武秩父線開業時にデビューし横瀬に保存されているレッドアロー5000系や101系通勤車、E851形電気機関車などが展示されました。例年この時期に横瀬で開催されるイベントではありますが、昨今の情勢から横瀬会場の車両展示は事前申し込み制であり、西武秩父までこの記念乗車券を入手した行き帰りで車窓からイベントの様子を眺めたにとどまりました。

 

秩父地方に大きな影響を与えた西武秩父線、今日では3代目となる特急車両「Laview」が秩父へいざないます。開業から55周年を迎えました。

1554.【わたらせ渓谷鐵道】足尾鐵道全通110周年記念乗車券

日本の近代化に大きく貢献した路線、本年2024年で全線開通から110周年の佳節を迎え記念きっぷが発売されました。
 
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 名称   :足尾鐵道全通110周年記念乗車券
 発行社局:わたらせ渓谷鐵道
 発売日  :2014年8月25日
 値段   :1,000円
 購入箇所:YOKOHAMAトレインフェスティバル2024会場(横浜そごう他)
 シリアルNo.:0806
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日本の近代化・工業化に向けて栃木県の足尾銅山で産出された銅鉱石を輸送する目的で開業した足尾鐵道、1914年8月25日に足尾本山までの全線が開業しました。本年で全通110周年を記念して発売されたアイテムです。このアイテムも本年横浜で開催されました鉄道の日イベント会場に出展していたわたらせ渓谷鐵道ブースで購入しました。
 
足尾鐵道は1918年に国有化され戦後は国鉄足尾線として運行されてきましたが、足尾銅山が1973年に閉山となると沿線の過疎化が進み旅客も貨物輸送量も大幅に減少してしまいました。そしてJR発足から約2年が過ぎた1989年3月に、足尾線は第三セクター会社わたらせ渓谷鉄道に転換されました。 
路線については1973年に草木ダム建設に伴い路線付け替え区間が発生したとともに、貨物列車しか運行されなかった末端の間藤~足尾本山は廃線となっています。

 

この記念乗車券は、足尾鐡道・国鉄・JR・わたらせ渓谷鐡道とそれぞれの時代をイメージした硬券乗車券4枚が台紙にセットされています。その台紙には、開業時のSL、国鉄時代に活躍したC12蒸気機関車やDE10ディーゼル機関車、キハ20系気動車などがあしらわれています。

 

蒸気機関車が銅鉱石を満載した貨車をけん引していた時代から、今では観光トロッコ列車が運転される路線となった旧足尾線。JR両毛線の桐生から渡良瀬川の渓谷沿いを進み銅山で栄華を誇っていた足尾の街を結ぶわたらせ渓谷鐵道、自然の渓流と歴史に触れられる路線として今日も運行されております。

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2011年11月 ありがとう!京王井の頭線3000系

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    2011年12月、約49年にもわたり京王井の頭線で活躍してきた3000系、レインボーカラーに彩られ井の頭線のイメージを確立したこの車両も、ついに終焉となりました。最後の編成となったのはライトブルーの3028F、この編成は1987年に入線し活躍してきました。 末期には朝のラッシュ時間帯に運よく富士見ヶ丘~渋谷の1往復の運用にしか就かなくなってしまった3000系、2011年11月には「さよなら運転」として日曜日の昼間に井の頭線全線で運転され、最後の走りを披露しました。また11月20日には富士見ヶ丘車両基地において「ありがとう3000系フェスタ」も開催され、事前申込制であったこのイベントにも参加して、最後の姿を見てきました。井の頭線沿線で生まれ育ち、それこそこの車両の活躍をみて育ったと自負する私にとって、感慨深い月になった2011年11月、3000系最後の姿をぜひ皆様にご覧いただきたいと思います。

中央線201系

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    JR中央線で約30年にもわたり活躍した201系、特に多摩地域においては、長きにわたり親しまれた車両で、私も小・中学生時代は遠足で、学生時代は通学で、そして社会人になってからも通勤などで利用したなじみ深い車両でした。時の国鉄が「省エネ電車」として中央線に導入された201系。そしてほとんどの車両が中央線から離れることなく、この路線で「オレンジバーミリオン」の外装で生涯を終えました。すでに引退して時が過ぎましたが、私が撮影した201系の思い出として、どうぞご覧下さい。

2002年100周年を迎えた江ノ電

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    2001年12月に初めてデジカメを購入して、翌年から1年間通った路線があります。藤沢から鎌倉を結ぶご存知江ノ電です。この年は江ノ電が開業して100周年という節目の年で、各車両にステッカーなどが付いています。また世代交代もあった年です。 自分の思い出アルバムの中から公開いたします。どうぞご覧下さい。

惜別 名鉄岐阜600V線区

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    2005年3月31日、惜しまれつつも廃止を迎えた名鉄岐阜市内線・揖斐線・美濃町線・田神線の総称「岐阜600V線区」。 私が初めて訪れたのは、1999年の夏のことでした。名古屋本線で新岐阜に着くと、駅前に停車していた電車に乗り、車の洪水の中を抜け、のどかな風景の中を走っていきました。
    その後2001年2月、そして2005年と何度か訪れたのですが、ついにこれら路線も命運が尽きてしまいました。そこで、名鉄岐阜600V線区で活躍していた古豪から最新鋭車まで、個性豊かな車両たちへの思い出をつづり、このアルバムを作成しました。
    このアルバムでは、2001年9月30日の運行をもって廃止となった谷汲線・揖斐線(黒野~本揖斐)のモ750も登場しています。いずれにしましても、今では思い出になってしまった、名鉄岐阜600V線区へのレクイエムです。 どうぞご覧下さい。

    お断り>
    今回のアルバムは、一部ポジプリントからスキャンしたもの、あるいは携帯電話内蔵カメラで撮影した画像も含まれています。特に1999年・2001年撮影のものはすべてポジプリントからのスキャンになります。つきましては画質にやや難があるものがあります。ご了承ください。