カテゴリー「発行社局:三岐鉄道」の3件の記事

2021.08.15

1403.【三岐】三岐鉄道開業90周年記念乗車券

鈴鹿山脈の藤原岳から産出されたセメントを運んだ路線、開業から90周年の佳節を迎えました。

 

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 名称   :三岐鉄道開業90周年記念乗車券
 発行社局:三岐鉄道
 発売日  :2021年7月23日
 値段   :1,100円
 購入箇所:西桑名駅
 シリアルNo.:0714
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開業から90周年を迎えた路線は三岐鉄道三岐線になります。三重県の富田から鈴鹿山脈の藤原岳の麓西藤原を結ぶ路線になります。1931年7月23日に富田から東藤原まで開通、同年12月に西藤原まで全線開通しました。この路線は藤原岳にて産出されるセメントを運ぶ目的で開通しました。社名になった三岐とは設立時に三重県から岐阜県の関ケ原を結ぶ意図があったとのことですが、三重県内の西藤原から先には延びることはありませんでした。開業時は蒸気機関車での運行でしたが、1954年に全線電化となり1956年から旅客列車も電車での運行となりました。

1970年に近鉄富田駅に乗り入れる路線が開通したことにより、旅客列車は近鉄富田発着の列車が多くなり1985年には関西線富田発着の旅客列車は廃止となり、現在では近鉄富田から西藤原を結ぶ旅客列車と、JR関西線富田から東藤原間で貨物列車の運行が行われています。

 

開業90周年を迎えて発売されました記念乗車券になります。開業時に用意された蒸気機関車E102と1972年に導入されたモハ150形をあしらったC型硬券乗車券2枚が、三岐鉄道の歴史等を綴った台紙にセットされています。この記念乗車券は三岐線内の他北勢線の有人駅でも発売され、自分は北勢線の西桑名駅にて入手しました。なお、この記念乗車券にあしらわれている蒸気機関車E102は現在、西藤原駅構内にて保存・展示されています。

 

開業90周年を迎えた三岐鉄道三岐線、現在運行されている旅客列車はすべて西武鉄道から譲渡された車両で運転されています。西武時代は401系・701系・新101系と呼ばれた車両、一部車両に西武時代の赤電塗装・黄色塗装が再現された編成があり注目を集めています。また貨物列車がJR富田から東藤原間でセメント及び炭酸カルシウム・フライアッシュの輸送を行っており、三岐線内では電気機関車重連による長大編成となっており、こちらも三岐線の特徴の一つになっています。

 

90年周年を迎え、これからも地域の発展に貢献する三岐鉄道であります。

1402.【三岐】北勢線電化全線開通90周年記念乗車券

三重県桑名市からいなべ市を結ぶ路線、全線開通から90周年の佳節を迎えました。

 

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 名称   :北勢線電化全線開通90周年記念乗車券
 発行社局:三岐鉄道
 発売日  :2021年7月23日
 値段   :1,020円
 購入箇所:西桑名駅
 シリアルNo.:0098
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JR関西線・近鉄名古屋線・養老鉄道の桑名駅に隣接している西桑名からいなべ市の阿下喜を結ぶ三岐鉄道北勢線、電化全線開通から90周年を迎え記念乗車券が発売されました。8月中旬にこのエリアを訪れたのに合わせて西桑名駅にて購入しました。

 

三岐鉄道北勢線は北勢軽便鉄道により1914年に大山田(現在の西桑名)から楚原間が蒸気機関車による運行で開通、その後路線延伸を繰り返し今から90年前の1931年7月8日に終点の阿下喜駅までの全線が開通、合わせて電化が行われ電車での運行となり、社名も北勢電気鉄道になりました。

その後の変遷ですが、北勢電気鉄道は1944年に神都交通・三重鉄道・志摩電気鉄道等三重県内の鉄道・バス会社と合併・統合され三重交通となり同社北勢線になり、1964年に三重交通から鉄道部門が分社化され三重電気鉄道となり、翌年の1965年には近畿日本鉄道に合併、近鉄北勢線となりました。近鉄の路線となってからは1977年頃に近代化が行われ現在の主力車両となっている270形が導入されました。しかし1990年代後半頃になると利用客減少などにより赤字路線となり存廃問題が発生しましたが、路線は存続することになり近鉄としての営業は2003年3月31日で終了し、その翌日からは三岐鉄道に移管となり現在三岐鉄道北勢線として運行を行っています。

 

北勢線電化全線開通90周年を記念して発売されました記念乗車券になります。電化全線開通時に導入されたモニ220形と90周年のロゴをあしらったC型硬券乗車券2枚が北勢線の歴史を綴った台紙にセットされています。この記念乗車券にあしらわれているモニ220形は、226号車が現在阿下喜駅に併設している軽便鉄道博物館に保存・展示されています。

 

電化全線開通から90周年を迎えた北勢線、この路線は今では我が国に3路線しか残っていない軌間762mmの軽便鉄道の路線であり、小型の電車で運行を行っています。沿線地域の発展とともに歩んできた北勢線であります。

2017.12.13

1211.【三岐】大安駅・大安図書館開業30周年 記念乗車券・入場券セット

三重県の近鉄富田駅から西藤原を結ぶ三岐鉄道三岐線、この路線にある駅が30周年の佳節を迎えたことから発売されたアイテムになります。
 
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 名称   :大安駅・大安図書館開業30周年 記念乗車券・入場券セット
 発行社局:三岐鉄道
 発売日  :2016年3月25日
 値段   :600円
 購入箇所:西藤原駅
 シリアルNo.:0434
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三岐線の大安駅は、1986年3月25日に大井田駅を現在の場所に移設した際に改称して誕生した駅になります。この時から図書館を併設した駅となりました。
 
それから30年が過ぎた佳節に発売された記念きっぷになります。2017年春に三岐線に乗車して終点の西藤原駅でまだ発売していたものを入手しました。
 
図書館が併設され、「大安」という縁起の良い駅として地域に親しまれている駅になります。

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2011年11月 ありがとう!京王井の頭線3000系

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    2011年12月、約49年にもわたり京王井の頭線で活躍してきた3000系、レインボーカラーに彩られ井の頭線のイメージを確立したこの車両も、ついに終焉となりました。最後の編成となったのはライトブルーの3028F、この編成は1987年に入線し活躍してきました。 末期には朝のラッシュ時間帯に運よく富士見ヶ丘~渋谷の1往復の運用にしか就かなくなってしまった3000系、2011年11月には「さよなら運転」として日曜日の昼間に井の頭線全線で運転され、最後の走りを披露しました。また11月20日には富士見ヶ丘車両基地において「ありがとう3000系フェスタ」も開催され、事前申込制であったこのイベントにも参加して、最後の姿を見てきました。井の頭線沿線で生まれ育ち、それこそこの車両の活躍をみて育ったと自負する私にとって、感慨深い月になった2011年11月、3000系最後の姿をぜひ皆様にご覧いただきたいと思います。

中央線201系

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    JR中央線で約30年にもわたり活躍した201系、特に多摩地域においては、長きにわたり親しまれた車両で、私も小・中学生時代は遠足で、学生時代は通学で、そして社会人になってからも通勤などで利用したなじみ深い車両でした。時の国鉄が「省エネ電車」として中央線に導入された201系。そしてほとんどの車両が中央線から離れることなく、この路線で「オレンジバーミリオン」の外装で生涯を終えました。すでに引退して時が過ぎましたが、私が撮影した201系の思い出として、どうぞご覧下さい。

2002年100周年を迎えた江ノ電

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    2001年12月に初めてデジカメを購入して、翌年から1年間通った路線があります。藤沢から鎌倉を結ぶご存知江ノ電です。この年は江ノ電が開業して100周年という節目の年で、各車両にステッカーなどが付いています。また世代交代もあった年です。 自分の思い出アルバムの中から公開いたします。どうぞご覧下さい。

惜別 名鉄岐阜600V線区

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    2005年3月31日、惜しまれつつも廃止を迎えた名鉄岐阜市内線・揖斐線・美濃町線・田神線の総称「岐阜600V線区」。 私が初めて訪れたのは、1999年の夏のことでした。名古屋本線で新岐阜に着くと、駅前に停車していた電車に乗り、車の洪水の中を抜け、のどかな風景の中を走っていきました。
    その後2001年2月、そして2005年と何度か訪れたのですが、ついにこれら路線も命運が尽きてしまいました。そこで、名鉄岐阜600V線区で活躍していた古豪から最新鋭車まで、個性豊かな車両たちへの思い出をつづり、このアルバムを作成しました。
    このアルバムでは、2001年9月30日の運行をもって廃止となった谷汲線・揖斐線(黒野~本揖斐)のモ750も登場しています。いずれにしましても、今では思い出になってしまった、名鉄岐阜600V線区へのレクイエムです。 どうぞご覧下さい。

    お断り>
    今回のアルバムは、一部ポジプリントからスキャンしたもの、あるいは携帯電話内蔵カメラで撮影した画像も含まれています。特に1999年・2001年撮影のものはすべてポジプリントからのスキャンになります。つきましては画質にやや難があるものがあります。ご了承ください。