カテゴリー「発行社局:富山地方鉄道」の5件の記事

2024.09.14

1549.【富山地鉄】富山港線開業100周年記念乗車券

富山の港町を結ぶ路線、開業から100周年を迎えました。

 

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 名称   :富山港線開業100周年記念乗車券
 発行社局:富山地方鉄道
 発売日  :2024年7月23日
 値段   :1,050円
 購入箇所:電鉄富山駅
 シリアルNo.:0633
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富山市内から港町の岩瀬浜を結ぶ富山地方鉄道富山港線、本年2024年7月23日で開業から100周年の佳節を迎えました。100周年を迎えて発売されました記念乗車券になります。自分は9月に入りまして家族で立山・黒部アルペンルートをたどる旅行に出かけたのですが、富山地鉄電鉄富山駅で発売しているのを見かけまして入手しました。富山港線開業時の写真をあしらった富山港線・市内電車乗車券がD型硬券で5枚、富山港線の歴史や現在の姿などの写真をあしらった台紙にセットされています。

 

富山港線は100年前の1924年7月24日に富岩鉄道で富山口~岩瀬港(現:岩瀬浜)が開業しました。起点となった富山口駅は富山駅から東方にあった駅で開業時から電化されており、旅客とともに貨物輸送も行われていました。1928年に富山駅に乗り入れその後貨物線などの分岐線も開通し、富山の港町へ通ずる路線として運営されてきました。富岩鉄道は1941年に富山電気鉄道に吸収され富山電鉄富岩線となりました。富山電気鉄道は1943年に富山県内の私鉄各路線を吸収合併し富山地方鉄道と社名を変更しますが、同年6月に富岩線は国有化され富山港線と改称され戦後を迎えます。

元が私鉄であったことから電化されていた富山港線、北陸本線電化まで北陸地方唯一の国鉄電化路線であり、1967年からは旧型国電73系が導入され「北陸の国電」と呼ばれました。73系電車による運転は1985年で終了し以降は急行型電車475系等で運転されるようになりました。1987年の国鉄分割民営化によりJR西日本に移管となり、JR化後は昼間時間帯にキハ120系気動車でも運転されるようになりました。

2000年代に入りますと、新幹線建設や富山駅の高架化工事にあわせて存廃問題が浮上、その後この路線は第三セクター会社に転換することになり、富山港線は2006年2月28日の運行を最後にJR西日本の路線としては運行終了となりました。

JRでの運行終了後約2か月間バスによる代行輸送を行っておりましたが、2006年4月より富山港線は第三セクター会社「富山ライトレール」富山港線として開業することになりました。富山ライトレールでは低床型の軽快電車を導入することになり、移管に際して富山口~下奥井間に奥田中学校前駅を設置しここから路上に進んでインテック本社前を経由して富山駅北口に設けられた富山駅北が起点となり、それまでの富山から富山口を経由して奥田中学校前の区間は廃止となり、残る区間の途中駅は低床軽快電車が停車できるように改良がなされたほか新駅も開業、途中駅で交換可能駅も増設されJR時代は混雑時間帯で30分毎・昼間時間帯では1時間毎の運転本数から15分毎運転に増発が行われました。低床軽快電車導入と増発により利用客数は大幅に増加しました。

2015年の北陸新幹線開業そして2019年に在来線富山駅高架化が完成後の2020年3月、富山駅北は統合され富山駅高架下の富山駅前に乗り入れ、ここから富山地方鉄道市内線に直通運転を開始、その前段の2020年2月富山ライトレールは富山地方鉄道に吸収合併され富山港線はこの時から富山地方鉄道の路線となり、1943年の国有化から77年の時を経て富山地方鉄道に帰ってきました。 富山駅前を経由して市内方面環状線に直通するほか南富山駅前及び富山大学前にも直通運転する電車も運転されて利便性を向上させました。そして本年2023年7月で開業から100周年を迎えました。

 

100年の歴史の中で、運営会社の変遷が幾度もあった富山港線、その過程で低床軽快電車の導入による改良は地方ローカル線の再生と活性化のモデルケースとなりました。これからも沿線地域の足として運転されることになる富山港線になります。

2017.12.13

1209.【富山地鉄】小杉駅開業記念乗車券

2003年3月に、富山地方鉄道の不二越・上滝線に開業した駅になります。
 
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 名称   :小杉駅開業記念乗車券
 発行社局:富山地方鉄道
 発売日  :2003年3月25日
 値段   :600円
 購入箇所:
 シリアルNo.:01970
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2003年3月25日に、不二越・上滝線の上堀~布市間に開業した小杉駅になります。開業を記念して発売されたものになります。しばらくして富山を訪れたときにまだ発売していましたので入手しました。
 
この駅開業からすでに14年、地域に根差した駅になっているようです。

2017.10.30

1154.【富山地鉄】オールステンレス車両導入記念

富山地方鉄道において、老朽車両の取り換えとともに混雑緩和のため、初のステンレス車両を導入することになりました。

 

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 名称   :オールステンレス車両導入記念
 発行社局:富山地方鉄道
 発売日  :2013年10月--日
 値段   :3,000円
 購入箇所:鉄道フェスティバル会場(日比谷公園)
 シリアルNo.:0125
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2013年に富山地鉄に導入されたステンレス車両、東急8590系になります。先頭車2両が譲渡されました。
外観は東急時代とほぼそのままで、半自動式の押しボタンスイッチが付加されたことが特徴になります。またワンマン運転対応車となっています。
 
観光路線であった富山地鉄において通勤車の導入は久しぶりとのことになります。
 
富山の地で活躍している東急8590系になります。

2017.03.11

0784.【富山地鉄】ダブルデッカー車輛導入記念

2013年3月10日の運行をもって定期運用から引退した京阪旧3000系特急車、その後ラストランイベントが開催されたのですが、その時は1両連結されていたダブルデッカー車は外されてしまいました。
京阪電鉄の技術の粋を集めて改造された旧3000系特急車のダブルデッカー車は、引退後すでに旧3000系が譲渡され活躍していた富山地方鉄道に譲渡されました。この地で記念乗車券が発売されました。
 
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 名称   :ダブルデッカー車輛導入記念
 発行社局:富山地方鉄道
 発売日  :2013年8月--日
 値段   :3,000円
 購入箇所:
 シリアルNo.:0074
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富山地方鉄道に譲渡された旧3000系ダブルデッカー車、線路の幅が異なるため台車は交換されましたが、外装は時代祭りの装飾も含めてほぼそのまま、車内もワンマン運転対応機器が追加されたくらいでこちらもほぼそのままの姿となりました。富山地鉄で10030形になっていた元京阪3000系のうち1編成すでに京阪特急色にリバイバルされていた編成の中間に組み込まれることになり、この編成は「ダブルデッカーエキスプレス」いう名の観光列車として運転されることになりました。
 
この記念きっぷは富山地方鉄道全線1日フリー乗車券として発売され、プレミアムカードがついてきています。
京都時代絵巻の装飾も華やかに、京都と大阪を結んでいたダブルデッカー車は、富山の地で立山・黒部アルペンルートや宇奈月温泉への観光客を乗せて運転されています。

2016.04.30

0494.【富山地鉄】冷房化100%達成記念乗車券

今年も富山県と長野県を結ぶ「立山・黒部アルペンルート」が開通し、観光シーズンが到来しました。この観光ルートの富山県側のアクセスを担う富山地方鉄道では、今から20年前の1996年に全車冷房車となったことから記念きっぷが発売されました。
 
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 名称   :冷房化100%達成記念乗車券
 発行社局:富山地方鉄道
 発売日  :1996年4月--日
 値段   :600円
 購入箇所:宇奈月温泉駅
 シリアルNo.:01760
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富山地方鉄道は、JR富山駅に隣接している電鉄富山駅から宇奈月温泉を結ぶ本線と、途中で分岐して立山に向かう立山線、富山市内の路面電車などの路線を持つ総延長100Kmを誇る私鉄であり、立山や宇奈月温泉への観光客を輸送する目的もあり、かつては国鉄・JRから直通列車が運転されたこともありました。
 
ここに公開しました記念きっぷは1996年に全車冷房車になったことから発売されたものです。地方私鉄とはいえ冷房搭載は時代の流れで当たり前となったことを象徴する内容であると感じます。富山地方鉄道においては、1979年に新造車として入線した14760型で初めて冷房装置を搭載し、その後は従来車の冷房改造を進めるとともに1991年には京阪電鉄より3000系を譲受し10030型として就役、そして1995年には西武鉄道より先代のレッドアロー車両である5000系を譲受し16010型として就役、そして1996年に16010型の第2編成が竣工したことにより全車両の冷房化が達成されました。この記念きっぷには立山連峰の風景と初の冷房車となった14760型と入線した16010型があしらわれています。
 
1996年に発売された記念きっぷでしたが、自分はこれから約1年が過ぎた1997年4月に初めて富山地鉄を訪れた際に、宇奈月温泉駅で期限が過ぎていたもののまだ発売していたことから購入しました。
 
この記念きっぷ発売から20年、富山においては昨年2015年北陸新幹線が開業し、富山地鉄においても富山駅と合わせて黒部市内に新幹線の黒部宇奈月温泉駅に接続する駅として新黒部駅が開業、新幹線から宇奈月温泉や立山・黒部アルペンルートへのアクセス路線にもなっている路線であります。

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2011年11月 ありがとう!京王井の頭線3000系

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    2011年12月、約49年にもわたり京王井の頭線で活躍してきた3000系、レインボーカラーに彩られ井の頭線のイメージを確立したこの車両も、ついに終焉となりました。最後の編成となったのはライトブルーの3028F、この編成は1987年に入線し活躍してきました。 末期には朝のラッシュ時間帯に運よく富士見ヶ丘~渋谷の1往復の運用にしか就かなくなってしまった3000系、2011年11月には「さよなら運転」として日曜日の昼間に井の頭線全線で運転され、最後の走りを披露しました。また11月20日には富士見ヶ丘車両基地において「ありがとう3000系フェスタ」も開催され、事前申込制であったこのイベントにも参加して、最後の姿を見てきました。井の頭線沿線で生まれ育ち、それこそこの車両の活躍をみて育ったと自負する私にとって、感慨深い月になった2011年11月、3000系最後の姿をぜひ皆様にご覧いただきたいと思います。

中央線201系

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    JR中央線で約30年にもわたり活躍した201系、特に多摩地域においては、長きにわたり親しまれた車両で、私も小・中学生時代は遠足で、学生時代は通学で、そして社会人になってからも通勤などで利用したなじみ深い車両でした。時の国鉄が「省エネ電車」として中央線に導入された201系。そしてほとんどの車両が中央線から離れることなく、この路線で「オレンジバーミリオン」の外装で生涯を終えました。すでに引退して時が過ぎましたが、私が撮影した201系の思い出として、どうぞご覧下さい。

2002年100周年を迎えた江ノ電

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    2001年12月に初めてデジカメを購入して、翌年から1年間通った路線があります。藤沢から鎌倉を結ぶご存知江ノ電です。この年は江ノ電が開業して100周年という節目の年で、各車両にステッカーなどが付いています。また世代交代もあった年です。 自分の思い出アルバムの中から公開いたします。どうぞご覧下さい。

惜別 名鉄岐阜600V線区

  • 2005032101
    2005年3月31日、惜しまれつつも廃止を迎えた名鉄岐阜市内線・揖斐線・美濃町線・田神線の総称「岐阜600V線区」。 私が初めて訪れたのは、1999年の夏のことでした。名古屋本線で新岐阜に着くと、駅前に停車していた電車に乗り、車の洪水の中を抜け、のどかな風景の中を走っていきました。
    その後2001年2月、そして2005年と何度か訪れたのですが、ついにこれら路線も命運が尽きてしまいました。そこで、名鉄岐阜600V線区で活躍していた古豪から最新鋭車まで、個性豊かな車両たちへの思い出をつづり、このアルバムを作成しました。
    このアルバムでは、2001年9月30日の運行をもって廃止となった谷汲線・揖斐線(黒野~本揖斐)のモ750も登場しています。いずれにしましても、今では思い出になってしまった、名鉄岐阜600V線区へのレクイエムです。 どうぞご覧下さい。

    お断り>
    今回のアルバムは、一部ポジプリントからスキャンしたもの、あるいは携帯電話内蔵カメラで撮影した画像も含まれています。特に1999年・2001年撮影のものはすべてポジプリントからのスキャンになります。つきましては画質にやや難があるものがあります。ご了承ください。