カテゴリー「発行社局:長野電鉄」の21件の記事

2023.01.29

1494.【長野電鉄】3500系引退記念乗車券

信州に移った「鯨」、ついに終焉となりました。

 

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 名称   :3500系引退記念乗車券
 発行社局:長野電鉄
 発売日  :2023年1月17日
 値段   :1,790円
 購入箇所:長野駅
 シリアルNo.:0178

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長野電鉄で引退を迎えることになった車両は3500系になります。営団地下鉄日比谷線で運行されていた3000系の譲渡車になります。1993年にデビューしました。この時長野では1998年に冬季オリンピックの開催があり、その対応のため導入されました。地下鉄日比谷線が開通した時代は、東京で1964年にオリンピックが開催されることになったことから都市基盤の整備が進められ、日比谷線もその一環でした。よってこの車両は登場時と譲渡先の長野でもオリンピックを経験したという車両になります。

 

長野電鉄で3500系となった元営団3000系、形態から3種類に分けられ、長野~湯田中間で使用される2両編成の「N編成」、木島線・屋代線で使用される2両編成の「O編成」、長野~湯田中間で使用される3両編成の「L編成」が存在し、特に3両編成のL編成については3600系という呼ばれ方もしていました。いずれも主に普通列車で活躍し沿線地域の足として活躍しました。総勢37両(この他部品確保車両が数両あり)が譲渡され長野電鉄で運行されてきた3500系でしたが、木島線・屋代線の路線の廃止により活躍の場が狭くなってきたとともに、後継となる8500系(元東急8500系)、3000系(元東京メトロ日比谷線03系の譲渡車)の登場により置き換えが始まりました。そして最後となった2両編成のN8編成がこの程引退を迎えることになったことから、先日長野電鉄をはじめとした4社コラボの記念入場券に続いて、このような記念乗車券が発売されました。

記念乗車券は、3500系の経歴等を記し活躍のシーンをあしらった台紙に、3500系N8編成前面の写真をあしらったD型硬券乗車券2枚がセットされています。

 

営団時代よりその風貌から「マッコウクジラ」と呼ばれ東京の地下鉄で、その後信州の地で約30年間活躍し親しまれた車両、約60年の生涯に終止符を打ちました。

2022.11.06

1480.【長野電鉄・富士山麓電鉄・岳南・銚電】長野電鉄3500系引退記念 4社コラボ入場券セット

長野電鉄で主力として活躍した車両、引退を迎えます。

 

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 名称   :長野電鉄3500系引退記念 4社コラボ入場券セット
 発行社局:長野電鉄・富士山麓電気鉄道・岳南電車・銚子電気鉄道
 発売日  :2022年10月15日
 値段   :1,840円
 購入箇所:長野駅(長野電鉄)
 シリアルNo.:0132
 備考   :富士山麓電鉄・岳南電車・銚子電鉄でも発売

       (ただし台紙の表紙は別デザイン)

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長野電鉄で引退を迎えることになった車両は3500系になります。営団地下鉄日比谷線で運行されていた3000系の譲渡車になります。1993年にデビューしました。この時長野では1998年に冬季オリンピックの開催があり、その対応のため導入されました。地下鉄日比谷線が開通した時代は、東京で1964年にオリンピックが開催されることになったことから都市基盤の整備が進められ、日比谷線もその一環でした。よってこの車両は登場時と譲渡先の長野でもオリンピックを経験したという車両になります。2両編成の3500系と3両編成の3600系として導入され、長野電鉄において主に普通列車で活躍していました。

 

その後も長野電鉄で運行されてきた3500系、その後木島線・屋代線と路線の廃止により活躍の場が狭くなってきたとともに、後継となる3000系(元東京メトロ日比谷線03系の譲渡車)の登場により置き換えが始まりました。そして最後となった2両編成のN8編成がこの程引退を迎えることになったことからこのような記念入場券が発売されました。

 

発売されました記念入場券ですが、富士山麓電鉄・岳南電車・銚子電鉄とコラボレーションとなりました。営団3000系は長野電鉄のみに譲渡されましたが、譲渡対象とならず廃車解体となった車両の台車などの部品が、同じ時期に地方私鉄に譲渡された他社等の車体に組み合わされ、かの地での活躍を支えました。営団3000系から発生した部品を使用した車両が活躍している縁でのコラボレーション企画となります。

 

これらコラボレーションとなった各社についてですが、富士山麓電鉄(富士急行)では1994年から運行を開始した元京王初代5000系の譲渡車である1000系に営団3000系から発生した台車が使用されています。

富士山麓電鉄1000系についてはすでに残すところ2編成にまで減ってきておりますが、引退した1000系から1編成が岳南電車に譲渡され、営団3000系の台車もそのまま使用されています。

銚子電鉄では、営団銀座線で活躍した2000形を2両譲受し両運転台化などの改造を行い1000形として1994年から運転を開始しましたが、この車両のパンタグラフに営団3000系から発生したものが使用されたとのことです。銚子電鉄1000形は2016年までで運転を終了し、現在では1002号車が架線点検用車両として残されているとのことです。

 

ということで、この記念入場券は4社の硬券入場券が、それぞれの会社において営団3000系から発生した部品についての記述が台紙になされているというものになります。なお、台紙の表紙は長野電鉄発売分と他3社ではデザインが異なるほか、台紙表紙に添付されている硬券の4社コラボ記念証については発売各社でそれぞれ異なったものになっているとのことです。弊ブログでは、長野電鉄発売分を入手しまして公開しております。

 

長野冬季オリンピック開催から間もなく四半世紀を迎えます。オリンピックに合わせて長野にやってきた営団3000系、その活躍にまもなく終止符を打ちます。

2021.12.17

1425.【長野電鉄・富士急】長野電鉄ゆけむり運行開始15周年記念 長野電鉄・富士急行・ロマンスカーミュージアム コラボレーション入場券セット

北陸新幹線の長野駅から温泉地湯田中を結ぶ長野電鉄で、特急列車として運行されている1000系「ゆけむり」が、運行開始15周年を迎えました。

 

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 名称   :長野電鉄ゆけむり運行開始15周年記念

        長野電鉄・富士急行・ロマンスカーミュージアム コラボレーション入場券セット
 発行社局:長野電鉄・富士急行
 発売日  :2021年12月9日
 値段   :1,400円
 購入箇所:長野駅(長野電鉄)
 シリアルNo.:0339
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長野電鉄で特急列車として運転されている1000系「ゆけむり」、小田急ロマンスカー10000形HiSEを譲り受け2006年12月9日より運行を開始しました。運行開始から15周年を迎えて発売されました記念入場券セットは、小田急ロマンスカー譲渡車が活躍している富士急行とコラボレーションした記念入場券セットとして、長野電鉄・富士急行各4駅の硬券入場券が台紙にセットされています。富士急では小田急時代20000形RSEと呼ばれていた車両が譲渡され8000系「フジサン特急」として運転されています。ただ、現在フジサン特急は運休中で、運行再開は今のところ未定となっています。自分は長野で入手しましたが、富士急でも同様に発売されました。

 

長野電鉄で1000系「ゆけむり」となった小田急ロマンスカー10000形HiSEは1987年にデビュー1988年に鉄道友の会ブルーリボン賞を受賞、富士急で8000系「フジサン特急」となった小田急ロマンスカー20000形は1991年にデビューし御殿場線経由で沼津まで運転された「あさぎり」号で主に運転され1992年に鉄道友の会ブルーリボン賞を受賞しています。小田急に残っていた10000形及び20000形は2012年3月で運行を終了しました。

 

小田急から引退して第2の活躍の場所を見つけたロマンスカー車両ですが、この他小田急では歴代のロマンスカー車両を保存していました。これらロマンスカー車両を展示する施設として本年2021年4月に小田急線海老名駅前に「ロマンスカーミュージアム」がオープンし、あの日箱根を目指して運転された歴代ロマンスカー車両が一堂に会した鉄道ファンにとっても待望の施設が誕生しました。ロマンスカーミュージアムにおきましては10000形HiSE、20000形RSEも展示されており、10000形HiSEは先頭車が、20000形RSE車は先頭車と特徴であった2階建て中間車が展示されています。

この記念入場券についてはロマンスカーミュージアムもコラボレーションしており、台紙にはロマンスカーミュージアムで展示されている10000形HiSE、20000形RSEも掲載されております。この記念入場券セットは、2021年12月11日と12日に、ロマンスカーミュージアムでも発売されました。

 

さて、話を長野電鉄に戻しますと、このコラボレーション記念入場券セットの他、長野電鉄独自で「ゆけむり」15周年記念入場券が発売されました。

 

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 名称   :ゆけむり運行開始15周年記念入場券
 発行社局:長野電鉄
 発売日  :2021年12月9
 値段   :170円

 購入箇所:長野駅
 シリアルNo.:000168
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長野電鉄独自で発売された記念入場券は、長野駅で発売されている「日本一大きい入場券」の限定品で、表面に「ゆけむり運行開始15周年記念入場券」と記載され、裏面は2006年のデビュー前に車庫で並ぶ1000系「ゆけむり」車両の写真が掲載されています。

 

運行開始から15周年を迎えた長野電鉄1000系「ゆけむり」、信州の温泉地へいざなう特急列車として活躍しています。もうそれだけの年月が過ぎました。

  

さて、この記事はロマンスカー10000形HiSEが長野電鉄に譲渡され1000系「ゆけむり」として運行を開始してから15周年を迎えて、ロマンスカーの譲渡車が活躍する富士急行とコラボレーションで発売された記念入場券セットについて記述しました。本日JRグループを始めとして鉄道各社においては2022年3月に実施されるダイヤ改正の公式発表がありましたが、小田急電鉄から発表された内容は、2005年にデビューし小田急ロマンスカーの代表的車両として活躍している50000形VSEが、2022年3月ダイヤ改正前日の運行をもって定期運行を終了し、以降はイベント等の臨時列車で運行されるものの2023年秋頃に引退するという、衝撃的なニュースが発表されました。風雲急を告げ、ここでまた時代が変わろうとしている小田急ロマンスカー、長野そして富士急に譲渡されたこれら元ロマンスカー車両のこれからの活躍に期待したいと思います。

 

 

※弊ブログにおきましては、ロマンスカーミュージアムに展示された車両に関するアイテムを、特集記事としてカテゴリー化しております。どうぞこちらからご覧いただけますと幸いです。

2021.03.12

1372.【長野電鉄】地下化開業40周年記念入場券・乗車券

長野電鉄の始発駅である長野駅は、北陸新幹線や信越本線の長野駅善光寺口広場の地下にあります。長野駅を含む長野電鉄の長野市街地の地下線が開業して40周年を迎えたことから、記念きっぷが発売されました。

 

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 名称   :地下化開業40周年記念入場券
 発行社局:長野電鉄
 発売日  :2021年3月1日
 値段   :各170円

 購入箇所:通信販売
 シリアルNo.:0067
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 名称   :地下化開業40周年記念乗車券
 発行社局:長野電鉄
 発売日  :2021年3月1日
 値段   :各170円

 購入箇所:通信販売
 シリアルNo.:0067
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長野電鉄の長野市街地の地下化は、1981年3月1日に実施されました。それまでは、長野市街地区間は地上を走行し踏切が多く街の発展の障害となっていましたが、地下に切り替わりこの区間にあった長野、錦町、権堂、善光寺下の4駅は地下駅となり、錦町については移転して市役所前と改称しました。線路跡の地上は長野大通りとして整備され、長野市街地の発展に大きく貢献することになりました。

 

地下化40周年を記念して発売されました記念きっぷ、自分は長野電鉄Webサイトにて通信販売で入手しました。通信販売では記念入場券・乗車券8枚セットでの発売で、記念入場券は地下化前後の駅舎などの写真、記念乗車券は地下化後の長野電鉄の車両をあしらったいずれもD型硬券で発売されました。

 

今から40年前に地下化された長野電鉄の長野市街地区間、それまで地下区間に対応可能であった車両は特急用の2000系とOSカーと呼ばれた0系・10系のみで、特に一般車両のほとんどが地下区間に適応できない車両でした。そこで一部支線用となった車両を除いて置き換えることになり、東急から「アオガエル」と呼ばれた5000系を譲受し2500系として地下化に対応しました。今回発売の記念きっぷで市役所前駅(北口)発行と記載されている記念入場券にもあしらわれています。

 

地下化開業から40年、今では長野市街地が地上であった時代に走行したことがある車両は、小布施駅で展示されている2000系D編成が残るのみで、実質上はすべての車両が地下化開業後に導入された車両になります。記念乗車券にあしらわれている特急車2000系も引退から時が過ぎており、3500系についてもあと数年で姿を消すとされています。

 

100年の歴史を数える長野電鉄において、大きな転換点となった長野市街地の地下線開業、40年の年月が流れました。

2021.03.11

1371.【長野電鉄】2100系デビュー10周年記念きっぷ

長野から湯田中を結ぶ長野電鉄、この路線で活躍する特急車両が運行開始から10周年を迎えました。

 

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 名称   :2100系デビュー10周年記念きっぷ
 発行社局:長野電鉄
 発売日  :2021年2月26日
 値段   :連絡乗車券  1,500円

       特急券      100円

       個室指定席券 1,000円

       ※3種セットで購入すると台紙が付属       
 購入箇所:通信販売
 シリアルNo.:0068
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デビュー10周年を迎えた長野電鉄の特急車両は2100系で「スノーモンキー」の愛称があります。JR東日本より特急成田エクスプレスで活躍した253系を3両編成2本譲受し、2011年2月より運行を開始しました。運行開始時はJR時代と同等の外装でしたが、1年して1編成の外装が変更されました。現在でも1編成がJR時代の外装、もう1編成がオリジナル塗装となっています。またこの車両にはJR時代から存在していた個室があり、長野電鉄でも個室指定席「Spa猿~ん」として使用されています。

 

それから10年が過ぎて発売されました記念きっぷになります。この列車の愛称の由来となった冬季に温泉に入る野生のサルを見ることができる「地獄谷野猿公苑」の最寄りのバス停である「スノーモンキーパーク」まで湯田中乗換の電車バス連絡乗車券、特急券、個室指定券と3種類硬券で発売され、3種購入するとセットする台紙が付属します。今回は長野電鉄Webサイト内より通信販売にて買い求めました。

 

運行から10年を迎えた長野電鉄の特急「スノーモンキー」2100系、世界の玄関口への空港アクセスから信州の温泉地へいざなう観光特急に転身して、それだけの年月が流れました。

2020.07.18

1340.【長野電鉄】長野電鉄3000系デビュー記念乗車券

本年で創立100周年を迎えた長野電鉄、新型車両がデビューしました。

 

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 名称   :長野電鉄3000系デビュー記念乗車券
 発行社局:長野電鉄
 発売日  :2020年7月18日
 値段   :3,000円
 購入箇所:長野駅
 シリアルNo.:0084
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創立100周年を迎えた長野電鉄に登場した新型車両は3000系になります。東京メトロ日比谷線で運転されていた03系を譲受してデビューしました。長野電鉄では3両編成で運転され外観は前面の帯が赤になった程度で側面は東京メトロ時代と同じグレーのラインとなっています。この車両は長野電鉄で初のVVVFインバータ制御車となるとのことです。運転開始については創立100周年の記念日となった2020年5月30日に運転されましたが、新型コロナウイルス感染症の影響もあってその後本日から本格的な運転を開始しました。

 

運転開始を記念して発売されましたアイテム、長野電鉄の主要駅のほか東京・神保町にある書店「書泉グランデ」でも発売されました。創立100周年の記念日となる2020年5月30日の日付となっているB型硬券乗車券4枚が試運転中の3000系をあしらった台紙にセットされています。

 

長野電鉄ではこの車両の導入でこれまで活躍してきた3500系・3600系を置き換えます。置き換えられる車両である3500系・3600系は03系導入前に地下鉄日比谷線で運転されていた3000系の譲渡車で、当時の営団では1994年で全車両引退を迎え一部車両が長野電鉄にやってきました。それから四半世紀以上が過ぎ、信濃の地で3000系から03系への置き換えが再現されることになります。

 

運転を開始した長野電鉄3000系、再び初代・2代目の地下鉄日比谷線車両が共演するとともに、東急からやってきた8500系、特急では小田急ロマンスカー10000形HiSEの譲渡車である1000系「ゆけむり」JR東日本の「成田エクスプレス」車両であった253系の譲渡車である2100系「スノーモンキー」が運転されており、首都圏の路線で活躍した車両が共演するという路線、新たにラインナップに加わりました。

2018.10.08

1266.【長野電鉄】3500系運行開始25周年記念乗車券セット

信濃の地に渡った地下鉄車両、この地での運行開始から四半世紀が過ぎました。
 
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 名称   :3500系運行開始25周年記念乗車券セット
 発行社局:長野電鉄
 発売日  :2018年10月6日
 値段   :1,740円
 購入箇所:鉄道フェスティバル会場(日比谷公園)
 シリアルNo.:00232
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長野電鉄で活躍している3500系が、運行開始から25周年を迎えたということで発売された記念乗車券になります。この記念乗車券については、日比谷公園で開催された鉄道フェスティバル会場でも発売しておりましたので入手しました。
 
長野電鉄3500系は、営団地下鉄日比谷線で開業時から活躍した3000系の譲受車になります。長野電鉄では1993年より運転を開始、1998年に長野で開催された冬季オリンピックにむけての導入でした。地下鉄日比谷線が開通した時代は、東京で1964年にオリンピックが開催されることになったことから都市基盤の整備が進められ、日比谷線もその一環でした。よってこの車両は登場時と譲渡先の長野でもオリンピックを経験したという車両になります。
 
オリンピック後も活躍した長野電鉄3500系でしたが、その後一部の編成で冷房改造がなされましたが、一方で路線の縮小があり2002年に木島線、2012年に屋代線が廃止となりそれに合わせて数を減らしてきました。そして2005年には東急から8500系が譲渡されるようになり置き換えられていきました。現在では1編成残った非冷房車とともに2両編成が主に信州中野~湯田中間の各駅停車で、1編成が残った3600系と称される3両編成が主に朝時間帯で長野~須坂間の各駅停車で運行されています。いずれにしましても長野駅付近では見かけることは困難になってきた車両になります。
 
長野電鉄での運行開始25周年を記念して発売されたこのアイテムは、長野駅などで発売されている「日本一大きな入場券」と同じサイズで乗車券2枚及び入場券2枚が専用に封筒に入っており、それぞれ券の裏面には3500系のヒストリーがつづられています。なお入場券の駅は「木島」と「松代」でいずれも現在では廃線となった路線に存在した駅になりますので、入場券としての効力はありません。
 
信濃の地での活躍から四半世紀が過ぎた元営団日比谷線3000系、2018年現在での東京メトロ日比谷線ではこの車両を置き換えた03系が新型車13000系によって置き換えが始まっており、あと数年で姿を消すとされています。
それだけの年月が流れ、今もなお信濃の地で活躍している車両になります。

2017.06.24

1004.【長野電鉄】長野線 権堂~長野間 開業八十周年記念入場券

現在の長野電鉄の路線を形成する重要な区間、本日が開業日になります。2008年に開業80周年を迎えた際に発売されましたアイテムになります。
 
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 名称   :長野線 権堂~長野間 開業八十周年記念入場券
 発行社局:長野電鉄
 発売日  :2008年6月24日
 値段   :720円
 購入箇所:
 シリアルNo.:0582
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長野電鉄の路線で長野市街地に乗り入れる長野線のうち、須坂~権堂間は1926年に開通していましたが、信越本線の長野駅を結ぶ区間として1928年に開業しました。開業時には途中に長野方から錦町・緑町と2駅設けられました。戦時中に緑町駅は営業休止となったまま実質廃止となりましたが、1981年にこの区間を含む長野~善光寺下間が地下線になり、この時に錦町駅は市役所前と駅名を変更しました。
 
2008年に権堂~長野間開業80周年を記念して発売された記念入場券ですが、この年は長野県内の信越本線等でも佳節を迎えていた区間があったことから、JR東日本。しなの鉄道と合同企画として発売された記念入場券になります。この記念入場券は、長野・市役所前・権堂の3駅の硬券入場券大人・小児の他、改称及び廃止となった錦町・緑町の1930年頃の入場券の様式を再現した模擬券がセットされています。
 
本年で89年が過ぎ、来年で90周年を迎える長野電鉄の長野市街地の区間になります。

2017.05.30

0978.【長野電鉄】長野電鉄創立90周年記念入場券集

本日は、長野電鉄が創立した日になります。1920年に創立しました。それから90周年を迎えた2010年に発売されましたアイテムになります。
 
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 名称   :長野電鉄創立90周年記念入場券集
 発行社局:長野電鉄
 発売日  :2010年5月30日
 値段   :2,400円
 購入個所:
 シリアルNo.:0951
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長野電鉄は、1910年に河東鉄道として設立され、1912年に河東線として屋代~須坂間を開業したのが始まりです。この区間はのちに屋代線となりこの記念きっぷ発売から2年後の2012年3月の運行をもって廃線となった区間になります。
 
以降も路線延伸とが行われて現在の長野~湯田中の路線となりました。
 
2010年に90周年を迎えて発売された、この当時の有人駅の硬券入場券をセットにしたものになりますが、歴代の車両が台紙にあしらわれ、開通当時のSLから初期の電車、初代特急車2000系、OSカーと呼ばれた0系と改良型の10形、東急5000系の譲受車である2500系といった過去の車両から、この時代に活躍していた「ゆけむり」1000系や営団日比谷線3000系の譲受車である3500系、東急8500系の譲受車である8500系とあしらわれています。
 
この記念きっぷ発売から7年が過ぎました。発祥の区間は廃線となって5年が過ぎましたが、今でも長野から湯田中の温泉地を結んで運転されている長野電鉄になります。

2017.03.31

0860.【長野電鉄】2000系D編成引退記念特急乗車券

2012年3月31日の運行をもって廃止となった長野電鉄屋代線、この路線の最終運行日の最終列車が出発したあと、真の最終列車が団体専用列車として運転されました。屋代線を最後に走行した車両も、この日の運行を最後に引退を迎えた車両でした。これを記念したアイテムになります。
 
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 名称   :さようなら2000系D編成引退記念特急乗車券
 発行社局:長野電鉄
 発売日  :2012年3月31日
 値段   :1,230円
 購入個所:須坂駅
 シリアルNo.:0838
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屋代線を最後に走行した車両は、2000系D編成でした。1957年に特急用車両として登場した2000系の増備車として1964年に登場、入線当時から前面スカート・空気ばね台車を装備していたなどそれ以前の2000系とは異なった装備になりました。何度か外装が変更になりましたが、2007年に特急運行開始50周年を記念して一時期の外装「りんごカラー」になって運行を行っておりました。しかし寄る年波には勝てず、この車両も引退の時を迎えました。2011年の2100系「スノーモンキー」登場後は定期の特急運用からは外れましたが、普通列車や貸切列車で運転され、イベント列車として特別運行も行われました。そして2012年3月31日、屋代線廃止と同時にこの編成も引退となりました。最後の運行が廃止となる屋代線の最終列車としての運行でした。
 
この記念きっぷも発売後のGW期間で再販されたことから、須坂駅で入手したものになります。
 
2000系D編成は引退後、しばらく須坂で留置であったようでしたが、やがて最後の撮影会が開催されました。
 
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 名称   :2000系D編成 須坂駅ファイナル撮影会記念乗車券
 発行社局:長野電鉄
 発売日  :2012年6月30日
 値段   :各520円
 購入個所:
 シリアルNo.:
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須坂駅で開催されたファイナル撮影会を記念してこのような記念乗車券が発売されました。
 
この撮影会終了後、2000系D編成は小布施駅に移され、同駅構内で3両編成・りんごカラーの外装の状態で保存・展示されており車内に入ることもできます。

 

第1編成が登場して実に55年という長い期間走り続けた長野電鉄2000系、湯田中などの温泉地へ観光客をいざなった長野電鉄の看板車両は2012年3月で運転を終了、活躍の日々は思い出になりました。

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2011年11月 ありがとう!京王井の頭線3000系

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    2011年12月、約49年にもわたり京王井の頭線で活躍してきた3000系、レインボーカラーに彩られ井の頭線のイメージを確立したこの車両も、ついに終焉となりました。最後の編成となったのはライトブルーの3028F、この編成は1987年に入線し活躍してきました。 末期には朝のラッシュ時間帯に運よく富士見ヶ丘~渋谷の1往復の運用にしか就かなくなってしまった3000系、2011年11月には「さよなら運転」として日曜日の昼間に井の頭線全線で運転され、最後の走りを披露しました。また11月20日には富士見ヶ丘車両基地において「ありがとう3000系フェスタ」も開催され、事前申込制であったこのイベントにも参加して、最後の姿を見てきました。井の頭線沿線で生まれ育ち、それこそこの車両の活躍をみて育ったと自負する私にとって、感慨深い月になった2011年11月、3000系最後の姿をぜひ皆様にご覧いただきたいと思います。

中央線201系

  • 2010101700
    JR中央線で約30年にもわたり活躍した201系、特に多摩地域においては、長きにわたり親しまれた車両で、私も小・中学生時代は遠足で、学生時代は通学で、そして社会人になってからも通勤などで利用したなじみ深い車両でした。時の国鉄が「省エネ電車」として中央線に導入された201系。そしてほとんどの車両が中央線から離れることなく、この路線で「オレンジバーミリオン」の外装で生涯を終えました。すでに引退して時が過ぎましたが、私が撮影した201系の思い出として、どうぞご覧下さい。

2002年100周年を迎えた江ノ電

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    2001年12月に初めてデジカメを購入して、翌年から1年間通った路線があります。藤沢から鎌倉を結ぶご存知江ノ電です。この年は江ノ電が開業して100周年という節目の年で、各車両にステッカーなどが付いています。また世代交代もあった年です。 自分の思い出アルバムの中から公開いたします。どうぞご覧下さい。

惜別 名鉄岐阜600V線区

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    2005年3月31日、惜しまれつつも廃止を迎えた名鉄岐阜市内線・揖斐線・美濃町線・田神線の総称「岐阜600V線区」。 私が初めて訪れたのは、1999年の夏のことでした。名古屋本線で新岐阜に着くと、駅前に停車していた電車に乗り、車の洪水の中を抜け、のどかな風景の中を走っていきました。
    その後2001年2月、そして2005年と何度か訪れたのですが、ついにこれら路線も命運が尽きてしまいました。そこで、名鉄岐阜600V線区で活躍していた古豪から最新鋭車まで、個性豊かな車両たちへの思い出をつづり、このアルバムを作成しました。
    このアルバムでは、2001年9月30日の運行をもって廃止となった谷汲線・揖斐線(黒野~本揖斐)のモ750も登場しています。いずれにしましても、今では思い出になってしまった、名鉄岐阜600V線区へのレクイエムです。 どうぞご覧下さい。

    お断り>
    今回のアルバムは、一部ポジプリントからスキャンしたもの、あるいは携帯電話内蔵カメラで撮影した画像も含まれています。特に1999年・2001年撮影のものはすべてポジプリントからのスキャンになります。つきましては画質にやや難があるものがあります。ご了承ください。