1461.【いすみ鉄道】キハ28-2346 引退記念切符セット
「何もないがある」ローカル線で観光列車として運転されてきた車両、まもなく運転を終了します。
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名称 :キハ28-2346 引退記念切符セット
発行社局:いすみ鉄道
発売日 :2022年8月13日
値段 :2,000円
購入箇所:大多喜駅
シリアルNo.:0437
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千葉県の房総半島の内陸部へ路線をもつ第三セクター鉄道のいすみ鉄道、この路線では国鉄型車両を使用した急行列車を観光列車として運行し人気を集めておりますが、その列車に使用されてきたキハ28 2346が、本年11月27日の運行をもって引退することになり、このような記念切符が発売されました。
キハ28 2346は、1964年にキハ28 346として製造され米子機関区に配属されましたが、程なくして千葉機関区に一時転属し夏時期の房総へ海水浴客を乗せて運行されたことがありました。その後は山陰に戻り1972年に冷房化によりキハ28 2346と改番、JR発足後はJR西日本保有となり晩年は北陸地方のローカル線で運行され2012年に運用を離脱しました。運用離脱後いすみ鉄道に譲渡され、2013年からすでに急行で運転されていたキハ52 125と連結して急行として、観光列車として各種ヘッドマークの装着での運行や、レストラン列車での運行などでも活躍しました。最近では国鉄時代の四国地方に運行されていた同系車に施された赤ひげを前面に施し、四国型のヘッドマークを着けての運行も行われました。
運行されてきたキハ28 2346でしたが、本年2022年11月27日の運行をもって運用を離脱することになりました。すでに同系車はJRに残っている車両はなく、製造から58年が過ぎ部品の枯渇といった理由があるようです。
運行終了を記念してこのような記念切符が発売されました。キハ28 2346のいすみ鉄道での運行されたシーンを表紙・裏表紙とし、内面はいすみ鉄道にやってきてからのキハ28 2346の略歴が記載された台紙に、硬券の急行券などが4枚セットされています。
千葉県の第三セクター路線のいすみ鉄道で、観光列車として活躍したキハ28 2346。おそらくは昭和の時代、日本の地方の各地においてごく普通に見ることができたローカル線の風景を再現し人気を集めた車両、終焉を迎えます。