1511.【関東鉄道】さよならキハ310形記念乗車券
関東鉄道常総線で活躍した車両、引退を迎えました。
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名称 :さよならキハ310形記念乗車券
発行社局:関東鉄道
発売日 :2023年7月15日
値段 :1,000円
購入箇所:取手駅
シリアルNo.:0409
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関東鉄道常総線で運行されてきたキハ310形、1977年に当時の国鉄キハ16・17の機関や台車などを使用し、車体を通勤型として導入された車両になります。登場時はクリーム色と朱色のツートン色、前面上部に前照灯が取り付けられたというスタイルで運行を開始しました。2両編成4本8両が導入されたキハ310形、その後キハ2100形の導入によりキハ311・312が1996年に廃車となったものの残った6両はエンジンの換装や前照灯を下部に移設しその跡に行先表示器の新設、更には冷房化などが行われ、外装も現在の塗装に変更となりました。
運転されてきたキハ310形でしたが、老朽化等もあり引退を迎えることになり、このような記念乗車券が発売されました。活躍のシーンをあしらった短冊形の乗車券が4枚セットされています。キハ310形がデビューした昭和後期の時代に発売された記念乗車券の質感などを再現したものであるとのことです。
関東鉄道常総線はかつて関東の気動車王国とも称され、バラエティに富む気動車が多数在籍していましたが、キハ310形が登場した時代になりますと東京都心への通勤圏内になってきたこともあり沿線に多くの住宅地が造成され利用が急増、非電化路線でありながら取手~水海道間の複線化などにより通勤路線に変貌を遂げたという歴史があります。常総線が通勤路線となったことを告げたキハ310形、自分はこの路線に乗車した際にお目にかかった記憶はありませんが、毎年鉄道の日時期に開催された車両基地一般公開イベントで展示された姿を見たことがあります。
関東鉄道常総線の通勤・通学輸送を支えたキハ310形、こうして引退を迎えることになりました。