カテゴリー「発行社局:東京都交通局」の46件の記事

2024.10.20

1562.【東京都交】都電荒川線誕生50周年記念一日乗車券

今も残る都電、荒川線という名称が付けられてから50周年を迎えました。

 

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 名称   :都電荒川線誕生50周年記念一日乗車券
 発行社局:東京都交通局
 発売日  :2024年10月20日
 値段   :400円
 購入箇所:2024荒川線の日記念イベント会場(荒川電車営業所他)
 シリアルNo.:1275
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現在の都電に「荒川線」という名称が付けられて、本年2024年で50周年を迎えたことから発売されました都電1日乗車券になります。化粧封筒に入れられ、使用する際は当該日付の部分をコイン等で削って使用するスクラッチ方式の様式で発売されました。かつて東京都交通局では、都営交通1日乗車券をはじめ、都電一日乗車券や都営バス一日乗車券等で多く用いられた様式でしたが、今では磁気カード式のほかPASMOやSuicaに一日乗車券の情報を書き込んで使用するICカード式が主流となり、更に都電においてはスマートホンで申し込んで画面表示を運転士に提示して乗車するWeb乗車券も出現しています。荒川線50周年記念で一時期の様式を再現したとともに、これら乗車券や化粧封筒に歴代の荒川線車両や年表・路線図があしらわれています。本日2024年10月20日に荒川電車営業所他で開催された「2024荒川線の日記念イベント」会場にて発売され入手しました。

 

東京都交通局が運営している路面電車は都電と呼ばれています。かつては都心部を縦横無尽に運転されておりましたが、地下鉄の開業や道路交通の混雑激化などの影響で1960年代以降から多くの路線が廃止となり、1974年になりますと残っていたのは、当時の運転系統で三ノ輪橋~王子駅前を運転していた27系統と荒川車庫前~早稲田を運転していた32系統となりました。当時の東京都は都電全廃を予定していたとのことでしたが、この2系統については運行されていた区間のほとんどが専用軌道でバスに転換するにも並行する道路がなかったことや、1974年頃の世相(第一次オイルショック)から路面電車を見直す機運が出てきたことと、都電存続を願う声があったことから今から50年前の1974年10月1日、27系統と32系統を統合し「荒川線」という名称で早稲田~三ノ輪橋を運転する現在の運転体系が始まりました。荒川線になってから荒川区役所前~三ノ輪橋間に荒川一中前電停が2000年に新設されました。

荒川線となってからはワンマン運転が行われるようになり、この当時使用されていた7000形車両の車体を載せ替え更新が行われました。更新が行われた7000形は1978年の鉄道友の会ローレル賞受賞車両となりました。1984年には7500形について車体更新が行われ都電初の冷房車となりました。その後1990年になりますと荒川線になって初の新造車両となる8500形がデビュー2007年にはレトロ電車9000形が、2010年には8800形、2015年に8900形、2016年には7000形の一部の車両について電装品を更新などを行った7700形が登場しています。そして2017年からは都電荒川線に「東京さくらトラム」という愛称が制定されました。一方で荒川線となってから更新がなされこの路線の代表的な車両であった7000形は2017年で引退(7700形に更新・改造された車両は除く)、初の冷房車となった7500形については2011年に引退しています。

 

現在残る都電が荒川線となって50周年を迎え本日2024年10月20日、荒川線の日記念イベントが開催されました。毎年この時期に開催される都電のイベントで今回久々に参加しました。イベント会場となった荒川電車営業所では、荒川線50周年号となった8502号車の展示とともに車両撮影会があり、当日参加可能でしたので並びまして撮影会に参加しました。現在都電で活躍している8907・9002・7706号車とともに、2017年までに退役していたはずの7000形7001号車が展示されました。7001号車はかつての都電カラーである黄色に赤帯という外装になっておりました。荒川車庫の片隅で保存されているものと思われます。本日は大変好天に恵まれ、イベントは大盛況でした。

 

50周年を迎えた都電荒川線、世代交代も行われましたが、沿線風景は山の手から下町の古くからの住宅地を進み、飛鳥山~王子駅前及び小台~熊野前では今でも併用軌道が残りかつての都電の姿を伝えています。時代を越えこれからも多くの人々に親しまれる、都電荒川線・東京さくらトラムであってくれることを祈念したいと思います。

2023.03.18

1498.【相鉄・東急・東京メトロ・東京都交・埼玉高速・東武・西武】7社局合同企画 相鉄・東急新横浜線開業 広域ネットワーク拡大記念乗車券

相鉄・東急新横浜線が開業し、東急と相鉄がつながり相互直通運転を開始しました。

 

相鉄と相互直通運転を行う東急新横浜線は、日吉から先東横線に入り渋谷及び目黒線に入り目黒に向かいます。そしてこれら路線ですが、東横線は渋谷から先は東京メトロ副都心線に直通し途中の小竹向原からは西武有楽町線経由で西武池袋線へ直通し、終点の和光市からは東武東上線へ直通しています。目黒線については目黒から先は東京メトロ南北線と都営三田線と直通運転を行っており、東京メトロ南北線については終点の赤羽岩淵から埼玉高速鉄道へ直通運転を行っています。東横線からは日吉で分岐、目黒線は日吉から延伸する形で開業した東急新横浜線、この路線の開通で相鉄を含め神奈川県から東京都を通り埼玉県にまで、7社局にまたがる広域ネットワークが出現しました。

 

今回の相鉄・東急新横浜線開業に合わせて、関係する7社局合同企画としてこの7社でそれぞれ記念乗車券が発売されました。

 

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7社局で発売された「相鉄・東急新横浜線開業 広域ネットワーク拡大記念乗車券」

 

関係する7社局で発売された記念乗車券、各社局主要駅でそれぞれ自社分が発売されましたが、開業した2023年3月18日に新横浜駅北口東広場にて開催された相鉄・東急新横浜線開業記念イベント会場内に設けられた特設販売所にて、7社局セットとしても発売されました。そこで、今回は前日に販売会場前にあったインターネットカフェに泊まり当日朝4:00より並びました。この場所では先の記事で公開しました「相鉄・東急新横浜線開業記念 一日乗車券セット」も発売されたこともあり、自分が並び始めた時点ですでに100人以上が並んでいました。寒い雨が降っていたこともあり、発売開始時刻が当初7:00であったところ1時間繰り上げ6:00頃から発売を開始し、早い時間で完売となりました。それだけ苦労して入手したこれら記念乗車券、各社それぞれを見てみましょう。

 

 

相鉄発行「相鉄・東急新横浜線開業 広域ネットワーク拡大記念乗車券」

 

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 名称   :7社局合同企画 相鉄・東急新横浜線開業 広域ネットワーク拡大記念乗車券
 発行社局:相模鉄道
 発売日  :2023年3月18日
 値段   :1,000円
 購入箇所:新横浜駅イベント会場
 シリアルNo.:0618
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今回各社で発売されました記念乗車券は、直通運転に使用される車両を台紙とD型硬券乗車券4枚(東京メトロ発売分を除く)をあしらったという内容になります。

 

まず相鉄発行分は、東急直通用にデビューした21000系をメインにあしらいました。相鉄では東急直通用に2018年に10両編成の20000系を登場させました。相鉄の新塗装「YOKOHAMA NAVE BLUE」をまとい相鉄のアイデンティティを表現したこの車両は、2019年の鉄道友の会ローレル賞を受賞しました。2021年には同形態で8両編成の21000系が登場しました。20000系は東横線方面・21000系は目黒線方面へ直通します。

相鉄車両ですが、20000系は東横線から東京メトロ副都心線和光市まで乗り入れますが、その先の東武東上線や西武線方面へは乗り入れません。21000系については、東京メトロ南北線経由で埼玉高速鉄道の終点浦和美園、都営三田線方面へは終点の西高島平まで乗り入れます。

 

 

東急発行「相鉄・東急新横浜線開業 広域ネットワーク拡大記念乗車券」

 

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 名称   :7社局合同企画 相鉄・東急新横浜線開業 広域ネットワーク拡大記念乗車券
 発行社局:東急電鉄
 発売日  :2023年3月18日
 値段   :1,000円
 購入箇所:新横浜駅イベント会場
 シリアルNo.:0618
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東急発行分では、2019年に目黒線用に登場した3020系をメインにあしらわれました。3020系については8両編成になりましたが準備等が間に合わなかったこともあり新横浜線開業時点では相鉄乗り入れには対応しておらず新横浜までの運転となっていますが、そう遠くないうちに相鉄線に乗り入れると思われます。一方で相鉄線へは目黒線からは3000系と5080系がいずれも新横浜線開業までに中間車を増結の上8両編成化され直通し、東横線からは10両編成の5050系4000番代が直通します。相鉄へは海老名や湘南台はもとより運用上の都合等で相鉄の横浜駅にも乗り入れる運用が3000系・5080系・5050系ともあるようです。

 

 

東京メトロ発行「相鉄・東急新横浜線開業 広域ネットワーク拡大記念乗車券」

 

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 名称   :7社局合同企画 相鉄・東急新横浜線開業 広域ネットワーク拡大記念乗車券
 発行社局:東京地下鉄
 発売日  :2023年3月18日
 値段   :1,200円
 購入箇所:新横浜駅イベント会場
 シリアルNo.:0618
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東京メトロ発行分は、磁気カードタイプの東京メトロ24時間券の大人用2枚がセットされています。南北線用9000系と2021年にデビューし昨年2022年に鉄道友の会ローレル賞を受賞した副都心線用17000系があしらわれました。東京メトロ車両については、南北線用9000系が6両編成のまま新横浜まで入ります。副都心線用車両については10000系・17000系とも新横浜線に入る運用はありません。また東京メトロ車両は、南北線・副都心線どちらの車両も相鉄線には入りません。

 

 

東京都交通局発行「相鉄・東急新横浜線開業 広域ネットワーク拡大記念乗車券」

 

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 名称   :7社局合同企画 相鉄・東急新横浜線開業 広域ネットワーク拡大記念乗車券
 発行社局:東京都交通局
 発売日  :2023年3月18日
 値段   :1,000円
 購入箇所:新横浜駅イベント会場
 シリアルNo.:0618
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東京都交発行分では、2022年に三田線にデビューした新型車両6500形をあしらいました。三田線では6300形以来22年ぶりの新型車両で8両編成で登場し、6300形初期車を置き換えました。記念乗車券には6500形とともに6300形もあしらわれています。6300形は6両編成のままになっています。都営車については6300形・6500形とも新横浜までは入りますが相鉄線には入りません。

 

 

埼玉高速鉄道発行「相鉄・東急新横浜線開業 広域ネットワーク拡大記念乗車券」

 

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 名称   :7社局合同企画 相鉄・東急新横浜線開業 広域ネットワーク拡大記念乗車券
 発行社局:埼玉高速鉄道
 発売日  :2023年3月18日
 値段   :1,000円
 購入箇所:新横浜駅イベント会場
 シリアルNo.:0618
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埼玉高速鉄道発行分では、2001年の開業時から運転されている2000系をあしらいました。埼玉高速2000系は6両編成のままになっています。埼玉高速車も新横浜までは入りますが相鉄線には入りません。

埼玉高速鉄道は「埼玉スタジアム線」という愛称があり、終点浦和美園にはサッカーJリーグの「浦和レッズ」ホームスタジアムである埼玉スタジアム2002があります。新横浜には「横浜Fマリノス」がホームスタジアムとする日産スタジアムがあります。埼玉高速から新横浜方面へは昼間は毎時1本ほどの運行の様ですが、首都圏の2大サッカースタジアムを結び、途中には「川崎フロンターレ」がホームスタジアムとする川崎等々力陸上競技場(最寄駅:新丸子駅・武蔵小杉駅)もあり、サッカー観戦にも便利なネットワークが誕生しました。

 

 

東武発行「相鉄・東急新横浜線開業 広域ネットワーク拡大記念乗車券」

 

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 名称   :7社局合同企画 相鉄・東急新横浜線開業 広域ネットワーク拡大記念乗車券
 発行社局:東武鉄道
 発売日  :2023年3月18日
 値段   :1,000円
 購入箇所:新横浜駅イベント会場
 シリアルNo.:0618
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東武発行分では、東上線で地下鉄乗り入れ用として運転されている50070型をあしらいました。東武車が新横浜に入る運用・相鉄線に直通する運用はありませんが、毎時1本ほど相鉄線から東急線・東京メトロ副都心線経由で東武東上線へ直通する列車が設定されており、この列車は東急車により運転しているようです。実際に相鉄海老名から新横浜線方面の初列車は東急5050系による東武東上線小川町行きであったとのことです。(相鉄線内特急・東急線・東京メトロ副都心線内急行・東武東上線内快速急行)

東武東上線では、新横浜線開業に合わせてダイヤ改正が行われ、快速が廃止となり、快速急行が朝霞台停車とする一方で志木を通過とし川越以北は各駅停車となり、急行停車駅に朝霞、準急停車駅に上板橋を追加するなど大幅な変更が行われました。

 

 

西武発行「相鉄・東急新横浜線開業 広域ネットワーク拡大記念乗車券」

 

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 名称   :7社局合同企画 相鉄・東急新横浜線開業 広域ネットワーク拡大記念乗車券
 発行社局:西武鉄道
 発売日  :2023年3月18日
 値段   :1,000円
 購入箇所:新横浜駅イベント会場
 シリアルNo.:0618
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西武発行分では、2017年にデビューした40000系をあしらいました。東横線にも乗り入れ、土休日ダイヤでは「Sトレイン」として東横線から西武池袋線・秩父線へ座席指定列車としても運転されている車両です。記念乗車券については40000系とともに、従来から東横線にも乗り入れている6000系もあしらわれています。今回の新横浜線開業に際しては、西武線方面から新横浜方面及び相鉄線へ直通する列車は設定されておりません。このため西武車が新横浜へ入る運用・相鉄線に入る運用はありません。

 

 

ここまで7社局発売分をそれぞれ公開しましたが、新横浜イベント会場で7社局セットを購入した方には、オリジナルポストカードがプレゼントされました。

 

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プレゼントされたポストカード

 

ポストカードは、7社局の車両が一堂に会した絵柄になっています。

 

こうして待望であった、東急・相鉄新横浜線が開業しました。近年これだけ広範囲にネットワークを拡大する新路線の開業はなかっただけに、大いに注目された新路線になりました。これだけの会社線が絡むだけに、今後トラブル発生時の影響も広範囲となることが予想されますが、一方で新横浜界隈がアクセス向上により注目を集めることになるかと思います。

 

 

待望されていた路線、これからの発展に期待したいと思います。

2023.03.13

1495.【東京都交】ありがとう5300形 都営まるごときっぷ

都営浅草線で活躍した車両、終焉となりました。

 

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 名称   :ありがとう5300形 都営まるごときっぷ
 発行社局:東京都交通局
 発売日  :2023年3月13
 値段   :700円
 購入箇所:都庁前駅
 シリアルNo.:

 備考  :小児用(350円)でも発売
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この程都営地下鉄で引退を迎えた車両は、浅草線で活躍していた5300形になります。この車両は1991年から運転を開始、北総線が京成高砂まで開通し京成押上線を経由して直通運転の開始に合わせてデビューしました。都営浅草線のみならず、乗り入れる京成線は成田空港まで、北総線では運航開始時は千葉ニュータウン中央まででしたが路線延伸に合わせて乗り入れ区間も印旛日本医大へ、京急線へは京急川崎から先新逗子(現:逗子・葉山)や三崎口、そして羽田空港へと広範囲に乗り入れ活躍し、都営線内でも「エアポート快特」など優等列車としても活躍しました。

都営浅草線では2018年から5500形の登場により置き換えが始まり、最後まで残っていた5320編成が運用を離脱したことで、5300形の運行は終了となり引退となりました。

引退に際して発売されましたこのアイテムは、「都営まるごときっぷ」という都営地下鉄・都電・都営バス・日暮里舎人ライナーに1日乗り降り自由の乗車券になります。都営地下鉄主要駅の券売機で発売されました。近年都営地下鉄においては世代交代が進んでいますが、久々に発売された記念きっぷ類になるかともいます。

 

浅草線で5300形が引退しました。デビューが1991年で約33年の活躍でした。乗り入れる京成では3700形・京急では1500形・600形と同世代の車両がまだ活躍している状況の中で、早くも姿を消してしまったと感じますが、すでにデビューから30年以上が過ぎていました。

都営地下鉄では、世代交代が早いペースで進んでいるように感じます。三田線では6500形の登場ですでに6300形の初期タイプ車が姿を消しており、新宿線では10‐000形や10‐000形の中間車を組み込んだ10‐300R形はすでに過去帳になったばかりでなく全列車10両編成化に合わせて8両編成の10‐300形が姿を消しています。大江戸線でも開業時から活躍した12‐000形の白車体車はすべて姿を消しており、アルミ無塗装の12‐000形も12‐600形の増備により数を減らしてきています。

 

世代交代が進んでいる都営地下鉄、浅草線でもまた世代交代が完了しました。

2021.12.18

1427.【東京都交】大江戸線全線開業×明治プロビオヨーグルトLG21 21周年記念乗車券

2021年、都営大江戸線は全線開業から21周年を迎えました。この佳節に発売されました記念乗車券、異色のコラボレーションとなりました。

 

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 名称   :大江戸線全線開業×明治プロビオヨーグルトLG21 21周年記念乗車券
 発行社局:東京都交通局
 発売日  :2021年12月10日(Webでの発売開始)
 値段   :1,000円
 購入箇所:鉄道甲子園(Web販売)
 シリアルNo.:1428
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昨年2020年に全線開業20周年を迎えた都営大江戸線、それから1年21周年で記念乗車券が発売されましたが、この記念乗車券はやはり2000年12月に発売を開始し21周年を迎えた株式会社明治で発売している胃で働く乳酸菌「明治プロビオヨーグルトLG21」とコラボレーションした記念乗車券になります。都営大江戸線の車両をあしらったD型硬券乗車券にLG21のロゴが記載されているという特徴があります。このコラボレーション企画は明治プロビオヨーグルトLG21発売開始21周年企画の一環として実施され、都営大江戸線では1編成このヨーグルトの広告で統一された編成が運行されたとのことです。

浮沈みの激しい食品業界において、21年間同じ商品を販売し続けられたことは大変なことであり、それだけ支持された商品であるのかと思います。 

 

都営大江戸線全線開業21周年記念乗車券となるこのアイテムですが、台紙には大江戸線の車両12-000形の試作車と第一期開業時に導入された車両の写真があしらわれています。都営大江戸線は1991年に練馬~光が丘間が開業したのが始まりとなります。この当時導入された12-000形一次車は白車体の特徴がありました。2000年12月の全線開業以降も活躍した12-000形一次車でしたが、今では12-600形の登場により白車体の12-000形は全車両姿を消しています。本年で全線開業から21周年となりますが、第一期区間の練馬~光が丘の開業から早くも30年という年月が流れました。

この記念乗車券はまず2021年12月10日に、オンラインで開催された都営フェスタ2021の一環としてまずはWeb販売で「はとマルシェ」及び「鉄道甲子園」サイトで発売が開始されました。12月27日より都営地下鉄主要駅でも発売されます。

  

かつて、昭和の時代に東京都交通局で発売された記念乗車券には、化粧袋等に広告が掲載されていることが多くありました。時代は令和となり企業とコラボレーションした記念乗車券がこのように発売されました。全線開業から21周年を迎えた都営大江戸線になります。

2020.12.12

1358.【東京都交】都営大江戸線全線開業20周年記念乗車券

21世紀につながったあの日から、20年が過ぎました。

 

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 名称   :都営大江戸線全線開業20周年記念乗車券
 発行社局:東京都交通局
 発売日  :2020年12月12
 値段   :1,000円
 購入箇所:都庁前駅
 シリアルNo.:0940
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1991年12月10日にまず練馬~光が丘間が開業した都営大江戸線、その後路線を延伸し2000年12月12日に全線開業を迎えました。それから20周年を迎えて発売されました記念乗車券になります。大江戸線用車両として導入された12-000形及び現在増備が進む12-600形をあしらったD型硬券乗車券4枚が、大江戸線の歴史などを綴った台紙にセットされています。

 

全線開業から20周年を迎えた都営大江戸線、開業時から運転されている12-000形については12-600形に置き換えが進んでいます。すでに練馬~光が丘間の第1期開業時に導入された白車体の12-000形は全編成引退し、1997年12月の新宿延伸時から導入が始まった無塗装車も姿を消し始めています。

 

21世紀を目前に控えた2000年12月に全線開業となった都営大江戸線、あの日から早くも20年が過ぎました。

2020.12.05

1357.【東京都交】都営浅草線×京成線 相互直通運転60周年記念乗車券

1960年12月4日、都営地下鉄初の路線である都営1号線が開業しました。現在は都営浅草線と呼ばれている路線、押上~浅草橋の3.1キロが第一期開業区間となります。開業と同時に京成電鉄と相互直通運転を開始しました。それから60周年の佳節を迎え、記念乗車券が京成電鉄に続いて東京都交通局でも発売されました。

 

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 名称   :都営浅草線×京成線 相互直通運転60周年記念乗車券
 発行社局:東京都交通局
 発売日  :2020年12月5
 値段   :1,000円
 購入箇所:都庁前駅
 シリアルNo.:2156
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セットの内容

 

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都営浅草線開業と合わせて京成電鉄と相互直通運転を開始して60周年を迎え、東京都交通局で発売されました記念乗車券になります。東京都交通局において初めての地下鉄路線でもあり、開業当時は5000形車両を用意しました。この車両が押上より京成電鉄に乗り入れましたが当時は東中山までであったとのことです。その後直通運転区間は成田空港まで伸びたとともに、1991年には京成高砂から北総線にも乗り入れるようになりました。

 

相互直通運転開始60周年を記念して発売されました記念乗車券になります。現在都営浅草線で増備が進んでいる5500形をあしらった台紙に硬券乗車券が4枚セットされています。また、この記念乗車券にはポストカードが2枚付属しました。

 

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付属したポストカード

 

開業日の出発式に臨む都営浅草線開業時の5000形と5500形のポストカードがセットされました。

 

開業から60周年という佳節を迎えた都営浅草線、この路線においては開業時からの5000形は1995年で引退し、この車両を置き換えた5300形についても、現在5500形の増備が進み数を減らしてきています。60周年の佳節で世代交代がまた進んでいる2020年の都営浅草線になります。

2020.03.20

1330.【東京都交】都営新宿線・京王線 相互直通運転40周年記念乗車券

京王線と都営新宿線が直通運転を開始して40周年を迎え、東京都交においても記念乗車券が発売されました。

 

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 名称   :都営新宿線・京王線 相互直通運転40周年記念乗車券
 発行社局:東京都交通局

 発売日  :2020年3月20日
 値段   :1,000円
 購入箇所:市ヶ谷駅
 シリアルNo.:1174
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都営新宿線が新宿まで延伸して京王線との直通運転を開始して40周年を迎えたことから、東京都交通局において発売されました記念乗車券になります。新宿、岩本町、東大島、本八幡からの硬券乗車券が、直通運転開始当時の都営車両10‐000形を表紙とし直通運転開始当時の祝賀列車などの写真があしらわれた台紙にセットされています。

 

1980年3月16日に都営新宿線の新宿~岩本町間が開通したことにより京王線と直通運転を開始、都営からは新宿線車両として導入されていた10‐000形が京王線に乗り入れました。この当時の都営車両の直通運転区間は笹塚までがメインでした。その後の変遷により笹塚から先相模原線京王多摩センター・橋本方面はもとより、京王線方面についても高尾山口へ運行する列車も現れました。

 

それから40年が過ぎ、直通運転開始当時の10‐000形は2018年で全車両引退し、今では10-300形が運転されています。また乗り入れてくる京王線車両についても直通運転開始当時の6000系は全車両引退しています。この記念乗車券にもあしらわれている10‐000形は試作車から最終増備車まで数形態存在していましたが、今では京王6000系と合わせましてすべて過去のものになりました。

 

さて、東京都交通局においては都営新宿線と京王線の相互直通運転40周年にあたり、都営新宿線各駅(新宿駅を除く)の券売機において発売している「都営まるごときっぷ」も期間限定で特別デザインになりました。こちらも入手しております。

 

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特別デザインの「都営まるごときっぷ」

 

この路線の開通で身近になった都営地下鉄、開通早々に父親と一緒に京王線から直通の都営新宿線に乗って交通博物館に行ったという思い出から、もう40年という年月が流れてしまいました。

2018.07.01

1252.【東京都交】京急電鉄×都営交通×京成電鉄 相互直通50周年記念乗車券

1968年6月21日、都営浅草線は大門~泉岳寺間が開業、合わせて京急本線も品川~泉岳寺間が開業し相互直通運転を開始しました。都営浅草線は1960年の第一期開業時から京成電鉄と相互直通運転を行っていましたので、この時から京成・都営・京急と3社で相互直通運転を開始しました。
本年2018年で50周年を迎え、記念乗車券がまず東京都交通局で発売されました。
 
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 名称   :京急電鉄×都営交通×京成電鉄 相互直通50周年記念乗車券
 発行社局:東京都交通局
 発売日  :2018年6月30日
 値段   :1,000円
 購入箇所:国立競技場駅
 シリアルNo.:0113
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京成・東京都交・京急の3社で相互直通運転を開始して、50周年を迎えたことから東京都交通局で発売されました記念乗車券になります。発売当日は浅草線の駅にはスペースがある駅がないからなのでしょうか?大江戸線の国立競技場駅で発売されました。早朝から向かいましたが、ここでも行列ができておりました。
 
都営浅草線では、この記念乗車券が発売された2018年6月30日より新型車5500形がデビュー、同線では3世代目の車両となりこれまで活躍してきた5300形を置き換えることになっています。この記念乗車券の台紙にも5500形があしらわれています。
 
相互直通運転開始50周年を記念して、3社合同でスタンプラリーなど各種企画が実施されています。今では首都圏の羽田・成田の両空港を結ぶ運転系統も行っている3社の直通運転、50年という節目を迎えました。

2017.12.10

1204.【東京都交】大江戸線全線開業5周年記念Tカード

本日は都営地下鉄大江戸線が開業した日になります。1991年の練馬~光が丘間開業から始まり、2000年に全線開通して本年で17年になります。
全線開通から5年が過ぎた2005年に、記念カードが発売されました。
 
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 名称   :大江戸線全線開業5周年記念Tカード
 発行社局:東京都交通局
 発売日  :2005年12月12日
 値段   :1,000円
 購入箇所:都庁前駅
 シリアルNo.:
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全線開業5周年を記念して発売されました、この当時関東私鉄・地下鉄共通乗車カードであったパスネット、東京都交通局ではTカードという品名で発売されたものになります。大江戸線全線開業5周年では過去の記事において記念乗車券を公開しておりますが、記念カードもこのように発売されました。
 
今では、都心地域の主要路線として欠かせなくなっている都営大江戸線になります。

2017.11.02

1161.【東京都交・ゆりかもめ】汐留駅開業記念 パスネット

東京都心において再開発により誕生した駅になります。開業時に発売されましたアイテムになります。
 
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 名称   :汐留駅開業記念 パスネット
 発行社局:東京都交通局・ゆりかもめ
 発売日  :2002年11月2日
 値段   :2,000円(東京都交発行1,000円券とゆりかもめ発行1,000円券のセット)
 購入箇所:ゆりかもめ 新橋駅
 備考   :東京都交・ゆりかもめそれぞれ単体での発売もあり
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2002年11月2日、都営大江戸線とゆりかもめに汐留駅が開業しました。両線とも開通時に汐留駅の施設は用意されていましたがまだ開発中で、街びらきとなったこの日に合わせて開業となりました。
汐留はかつての新橋駅で東海道線の起点でもありましたが、東京駅開業により貨物専用駅となっていましたが1986年で廃止、広大な敷地はその後開発が行われるようになり高層ビルが立ち並ぶ街に変貌を遂げました。
 
汐留駅開業を記念して発売されたパスネットになります。都営・ゆりかもめとも発売され、このようにセット発売もありました。
 
本年で開業から15周年を迎えた都営大江戸線・ゆりかもめの汐留駅になります。

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2011年11月 ありがとう!京王井の頭線3000系

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    2011年12月、約49年にもわたり京王井の頭線で活躍してきた3000系、レインボーカラーに彩られ井の頭線のイメージを確立したこの車両も、ついに終焉となりました。最後の編成となったのはライトブルーの3028F、この編成は1987年に入線し活躍してきました。 末期には朝のラッシュ時間帯に運よく富士見ヶ丘~渋谷の1往復の運用にしか就かなくなってしまった3000系、2011年11月には「さよなら運転」として日曜日の昼間に井の頭線全線で運転され、最後の走りを披露しました。また11月20日には富士見ヶ丘車両基地において「ありがとう3000系フェスタ」も開催され、事前申込制であったこのイベントにも参加して、最後の姿を見てきました。井の頭線沿線で生まれ育ち、それこそこの車両の活躍をみて育ったと自負する私にとって、感慨深い月になった2011年11月、3000系最後の姿をぜひ皆様にご覧いただきたいと思います。

中央線201系

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    JR中央線で約30年にもわたり活躍した201系、特に多摩地域においては、長きにわたり親しまれた車両で、私も小・中学生時代は遠足で、学生時代は通学で、そして社会人になってからも通勤などで利用したなじみ深い車両でした。時の国鉄が「省エネ電車」として中央線に導入された201系。そしてほとんどの車両が中央線から離れることなく、この路線で「オレンジバーミリオン」の外装で生涯を終えました。すでに引退して時が過ぎましたが、私が撮影した201系の思い出として、どうぞご覧下さい。

2002年100周年を迎えた江ノ電

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    2001年12月に初めてデジカメを購入して、翌年から1年間通った路線があります。藤沢から鎌倉を結ぶご存知江ノ電です。この年は江ノ電が開業して100周年という節目の年で、各車両にステッカーなどが付いています。また世代交代もあった年です。 自分の思い出アルバムの中から公開いたします。どうぞご覧下さい。

惜別 名鉄岐阜600V線区

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    2005年3月31日、惜しまれつつも廃止を迎えた名鉄岐阜市内線・揖斐線・美濃町線・田神線の総称「岐阜600V線区」。 私が初めて訪れたのは、1999年の夏のことでした。名古屋本線で新岐阜に着くと、駅前に停車していた電車に乗り、車の洪水の中を抜け、のどかな風景の中を走っていきました。
    その後2001年2月、そして2005年と何度か訪れたのですが、ついにこれら路線も命運が尽きてしまいました。そこで、名鉄岐阜600V線区で活躍していた古豪から最新鋭車まで、個性豊かな車両たちへの思い出をつづり、このアルバムを作成しました。
    このアルバムでは、2001年9月30日の運行をもって廃止となった谷汲線・揖斐線(黒野~本揖斐)のモ750も登場しています。いずれにしましても、今では思い出になってしまった、名鉄岐阜600V線区へのレクイエムです。 どうぞご覧下さい。

    お断り>
    今回のアルバムは、一部ポジプリントからスキャンしたもの、あるいは携帯電話内蔵カメラで撮影した画像も含まれています。特に1999年・2001年撮影のものはすべてポジプリントからのスキャンになります。つきましては画質にやや難があるものがあります。ご了承ください。