1579.【新京成】新京成電鉄 全駅COMPLETE入場券
吸収合併目前、新京成電鉄として最後となる企画・記念きっぷが発売されました。
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名称 :新京成電鉄 全駅COMPLETE入場券
発行社局:新京成電鉄
発売日 :2025年2月28日(先行発売2025年2月16日)
値段 :5,000円
購入箇所:新津田沼駅先行発売会場(イオンモール津田沼店新京成側アトリウム2階 )
シリアルNo.:0229
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京成電鉄に吸収合併を控えている新京成電鉄、同社において最後の企画として発売されました記念きっぷになります。全駅コンプリート入場券と銘打って発売され、新京成線全24駅(京成津田沼駅含む)の硬券入場券と、カード型の新京成線1日乗車券(新京成車両ラインナップをあしらったカードの裏面が1日乗車券)、松戸及び新津田沼から170円区間の硬券乗車券が80000形を表紙とし、内面はピンク色をまとった現有新京成車両の写真をあしらった台紙にセットされているという豪華仕様となります。
この記念きっぷは2025年2月16日に先行発売会が新津田沼駅隣接のイオンモール内にて開催され、自分はこの会場で入手しました。新京成最後の企画とあって大勢の人が訪れました。その後本日2025年2月28日より新京成線全駅(京成津田沼駅を除く)で発売されました。
1947年に新津田沼~薬円台の開業から始まった新京成電鉄、戦前まで陸軍鉄道連隊の演習線の払い下げを受け開通しました。小金牧あるいは習志野原と呼ばれた台地にカーブの多い路線で松戸から津田沼を結びました。戦後の高度成長の時代には沿線に大規模団地や住宅開発が進み利用客が伸び輸送力も増強され、開業時は京成電鉄からの払い下げ車両から独自の車両を導入するに至り、更にはどこの大手私鉄に先駆けてVVVFインバータ制御車を登場させました。
78年の歴史を歩んできた新京成電鉄は、本年2025年4月1日をもって親会社の京成電鉄に吸収合併されます。この記念きっぷ購入後新京成線に乗車してみましたが、駅の案内表示等の一部が京成電鉄仕様のものに取替が始まっており、車両についても新京成電鉄のピンク色のロゴはすでに外されている他、8800形等では新京成電鉄の社紋が省略された車号板に取替えられた車両もありました。またドアステッカーには新京成電鉄のツバメのキャラクターはなく京成電鉄のパンダの絵柄のものになっておりました。すでに京成電鉄への移行が始まっているようです。
また先日より新京成電鉄各駅やWebサイトにおいて、京成松戸線に変わることを伝えるポスターや特設サイトが出現しています。
いよいよ歴史的な転換点を迎える新京成線、京成電鉄に吸収合併後は松戸線として今後も運転されることになります。新京成電鉄最後となる記念きっぷになります。