カテゴリー「発行社局:京急」の37件の記事

2022.12.11

1490.【京急・京阪・東京メトロ】2022年ブルーリボン賞・ローレル賞受賞記念乗車券セット

2022年の栄えある鉄道友の会ブルーリボン賞・ローレル賞受賞車両はすでに発表されており、授賞式も各社において開催されました。ブルーリボン賞・ローレル賞受賞を記念した乗車券セットが発売されました。

  

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 名称   :2022年ブルーリボン賞・ローレル賞受賞記念乗車券セット
 発行社局:京浜急行電鉄・京阪電気鉄道・東京地下鉄
 発売日  :2022年12月1日
 値段   :2,800円(送料別)
 購入箇所:メトロの缶詰ANNEX(Web販売)
 シリアルNo.:000246
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2022年の鉄道友の会ブルーリボン賞・ローレル賞について、まず鉄道友の会会員による投票で決定されるブルーリボン賞は京急1000形1890番台が選定されました。1000形の増備車ではありますが、車内はクロス・ロングシートに転換できるL/C構造とし、トイレの設備も設け貸切運用にも対応した車両となっています。公募により「Le Ciel」(ル・シエル)と名付けられ、側面にロゴが掲出され運転されております。

京急のブルーリボン賞受賞は、1983年に快速特急用車両であった2000形が受賞して以来2度目となります。

 

ローレル賞は2社が選定され、まず京阪電鉄の3850形が受賞しました。この車両は2008年に登場し現在主に快速急行で運転されている3000系に組み込まれた「プレミアムカー」車両で、その車内設備などが評価されました。

京阪のローレル賞受賞は3度目となります。3850形が組み込まれた3000系が2009年にローレル賞を受賞して以来となります。よって、京阪3000系についてはデビュー後と、その後中間車に組み込まれたプレミアムカー車両が受賞するという、一つの固定編成で2つのローレル賞受賞ということになります。

 

ローレル賞受賞のもう1社は、東京メトロ17000系・18000系で、17000系は有楽町線・副都心線用18000系は半蔵門線用車両となります。

東京メトロのローレル賞受賞は営団地下鉄時代を含めますと、2011年に千代田線で運転されている16000系が受賞して以来4度目となります。

 

2022年の鉄道友の会ブルーリボン賞・ローレル賞が出揃いましたが、それに合わせて発売されました記念アイテムになります。ブルーリボン賞・ローレル賞を受賞した3社共同企画で3社の乗車券がセットで発売されました。いずれもカード型乗車券で、京急は品川⇔金沢文庫の大人用往復乗車券、京阪が京阪線(京阪本線・鴨東線・中之島線・宇治線・交野線に有効・大津線は含まず)と石清水八幡宮参道ケーブルに有効な大人用1日乗車券、東京メトロは大人用の24時間券が台紙にセットされました。同年に受賞した各社が合同で記念乗車券をセット発売する史上初の企画となりました。
なお、発売方法は各社とも駅では発売せず、東京メトロの関連会社である株式会社メトロコマースが運営するオンラインショップ、「メトロの缶詰 ANNEX」にてWeb販売されました。自分も申し込みまして手元に届きました。

 

2022年のブルーリボン賞・ローレル賞を受賞した京急1000形1890番台・京阪3850形・東京メトロ17000系・18000系、これからの活躍が期待されます。

2022.03.26

1436.【京急】「パタパタ」発車案内表示装置引退記念乗車券 Ver.2

鉄道各社で多く用いられていた装置、京急でも使用を終了することになり記念乗車券が発売されました。

 

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 名称   :「パタパタ」発車案内表示装置引退記念乗車券 Ver.2
 発行社局:京浜急行電鉄
 発売日  :2022年2月21日(Ver.2の申し込み開始日)
 値段   :2,500円(送料別)
 購入箇所:京急百貨店オンラインショッピング(Web販売)
 シリアルNo.:1469
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京急でも使用を終了した装置は「パタパタ」発車案内表示装置になります。正式名称は「フラップ式列車案内表示装置」といい、表示部分がフラップ式に回転しながら目的の表示箇所まで動作するものになります。その動作時に「パタパタ」と音を立てて動作することから、「パタパタ」等の通称で親しまれた装置になります。鉄道の世界では駅に設置された発車案内表示装置として、京急に限らず国鉄JR・私鉄・地下鉄など駅に設置された案内表示装置として広く用いられ、その他にもバスターミナルや空港などでも広く用いられました。更には昭和の時代のテレビ番組で、例えば「今週の第○位」であるとか「トラベルチャンス」といった場面でも登場したおなじみの装置でもありました。しかし時代は流れLED表示装置や液晶画面による表示装置が登場し普及していったことにより、「パタパタ」と呼ばれた表示装置は各地で消えていきました。

 

京急においては1986年に当時の京浜川崎駅に設置されたのを皮切りに主要駅に設置されましたが、LED式表示装置に取替が進み最後まで残っていた京急川崎駅本線ホームに設置されていた表示装置(京急川崎では2代目の「パタパタ」表示装置)がLED式に取り換えられることになり、2022年2月11日をもって使用を終了しました。

 

京急の「パタパタ」案内表示装置が姿を消すということで発売されました記念乗車券になります。京急で記念乗車券発売時には早朝から多くの人が買い求めに発売駅に集まる傾向があり完売も早いという傾向がある一方で、昨今の新型コロナの影響による密を防止する観点から今回は「京急百貨店オンラインショップ」にてWebによる事前申し込みを受け付け、発売部数以上の申し込みがあった場合は抽選を行い当選すると購入できるという仕組みで発売されました。

私もWebによる事前申し込みを行いましたが結果落選の通知が来ました。京急オフィシャルによりますと2,000部発売のところ12,000件の申し込みがあったとのことで、一部仕様を変更したVer.2を受注生産にてWeb申し込みで発売されました。Ver.2を申し込みまして本日手元に届きました。

記念乗車券の仕様は「パタパタ」表示装置を模した台紙に硬券乗車券が3枚セットされています。台紙の表示装置部分は実物の表示装置と同様に種別行先5種類を組み合わせて変えることができます。

 

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表示部分を変えた様子(例)

 

手元に届いたVer.2、当初のものとは案内表示装置の仕様(Ver.2では上りホーム用)、フラップ部の収録種別・行先、乗車券がVer.2では青色(当初仕様は黄色)等の差異があります。

 

かつては、主要駅の案内表示装置として各社で使用されていた「パタパタ」案内表示装置、京急でも姿を消しました。技術の進歩による時代の流れが駅の発車案内表示装置にも及び、おなじみであったものが姿を消しました。

2021.07.10

1396.【京急】さよならドレミファインバータ 記念乗車券

1990年代後半から今日まで、京急を象徴していたもの、消えることになりました。

 

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 名称   :さよならドレミファインバータ 記念乗車券
 発行社局:京浜急行電鉄
 発売日  :2021年7月10日
 値段   :2,000円
 購入箇所:京急蒲田駅
 シリアルNo.:1523
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開いた様子 この時「あの音」が流れる

 

京急でこのほど消えることになったのは、「ドレミファインバータ」と呼ばれたVVVFインバータ制御装置になります。

 

このVVVFインバータ制御装置は、1998年に導入された2100形に初めて搭載されました。2100形は座席や主要機器に海外製のものを多く採用したことが特徴で、VVVFインバータ制御装置はドイツの電機メーカーであるシーメンス社製のものが搭載されました。VVVFインバータ制御装置は電車が動き出すときに高音のノイズ音を発するのですが、京急2100形に搭載されたシーメンス社製VVVFインバータ制御装置は、動き出すときにドレミファソラシドとメロディーを奏でることから大変話題になったとともに、その後2002年から導入された新1000形にもこのVVVFが搭載され京急を象徴する「音」として、「ドレミファインバータ」また「歌う電車」と呼ばれ親しまれました。しかし海外製品となるため苦労した点があったと思われ、2007年の導入車両からは国内メーカーのVVVFが使用されることになったことから、ドレミファインバータの導入は打ち止めになり、その後経年による更新工事に合わせてVVVFインバータ制御装置が国内メーカー製に換装され、ドレミファインバータは消えることになりました。すでに2100形では完了し新1000形においても更新工事が進められ、最後まで残っていた編成も更新が行われることになり、それまで親しまれていた「ドレミファインバータ」から奏でる音が消えることになりました。

 

ドレミファインバータが最後を迎えることになり、このような記念乗車券が発売されました。京急蒲田駅で発売されたのですが、京急でこれまで親しまれてきた音が消えるという象徴的な出来事になることから、早朝から大変多くの人が買い求めに京急蒲田駅に詰めかけました。自分は京急蒲田駅に5:30頃に着いたのですが、この時点ですでに1000人以上が並んでいたとされており、当初発売開始7:00から40分繰り上げて6:20から発売開始となりました。自分は約2時間半並んでようやく入手することができましたが、購入できた時点で列は更に長くなっており昼頃までで完売となってしまいました。

記念乗車券の内容ですが、ドレミファインバータを搭載していた2100形と新1000形、床下のVVVFインバータ制御装置をあしらった3枚の硬券乗車券がピアノをあしらった台紙にセットされています。この記念乗車券は台紙を開きますと、電車が動き出すときに奏でていたドレミファインバータの音が鳴るというギミックがあります。

 

1990年代後半以降の京急は羽田空港乗り入れなどで大きく注目を集めるようになった時代であり、その時代に登場した車両に搭載されたドレミファインバータは京急の大きな特徴となりシンボル的なものになりました。ここでも、一つの時代が終焉を迎えました。

2021.06.26

1393.【京急】1000形新造車両デビュー記念乗車券

2002年から増備が続いている京急新1000形、本年2021年に増備された車両は異なった仕様となりました。

  

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 名称   :1000形新造車両デビュー記念乗車券
 発行社局:京浜急行電鉄
 発売日  :2021年6月26日
 値段   :2,000円
 購入箇所:京急川崎駅
 シリアルNo.:0079
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2021年も増備された京急新1000形、本年導入された4両編成2本は仕様が変更になりました。前面は2016年に導入された1800番台以来の中央に貫通路がある形状になりました。車内はクロスシート/ロングシートに転換できるL/C座席となりコンセントが設置、編成中に車いす用トイレと男性用トイレが設置されました。また運転席背後のクロスシート座席が復活しました。

このほど導入された新1000形はすでに運用を開始しており、特に平日朝時間帯に運転される「モーニング・ウィング」号にもクロスシートモードで運用され、またイベント列車としての運行も想定しているとのことです。

 

この記念乗車券は当初は2021年4月25日より京急蒲田駅で発売される予定でしたが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により東京都内に緊急事態宣言が発令されたことから発売が延期され、6月に入って京急川崎駅他4駅で発売されました。自分は都内から最も近い駅となる京急川崎駅にて購入しましたが、早朝に到着するとすでに列ができており、発売開始時刻の7:00で相当長い列になっておりました。記念乗車券の内容は今回増備された新1000形の特徴を記載した台紙に車両の外観や車内の様子をあしらったD型硬券乗車券4枚がセットされています。また、この記念乗車券にはマスクケースが付属しました。

 

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付属したマスクケース

 

運転開始から時が過ぎて発売された京急の新1000形新造車デビュー記念乗車券、京急にも登場したL/C座席車、今後の活躍が期待されます。

2020.10.10

1347.【京急】エアポート急行 運行開始10周年記念乗車券

羽田空港アクセスを担う京急、この列車の運行開始から10周年を迎えました。

 

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 名称   :エアポート急行 運行開始10周年記念乗車券
 発行社局:京浜急行電鉄
 発売日  :2020年10月10日
 値段   :1,000円
 購入箇所:品川駅
 シリアルNo.:1187
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京急で運行開始から10周年を迎えた列車は「エアポート急行」になります。2010年5月に実施されたダイヤ改正により、それまで都営浅草線方面から羽田空港へ直通する急行とともに、横浜方面新逗子からも羽田空港へ直通する急行が設定され、それぞれ「エアポート急行」と呼ばれるようになりました。

 

横浜方面から設定された「エアポート急行」は、当初は20分間隔の運転でしたが、2012年10月に京急蒲田駅付近の高架化が完成すると10分間隔に増発され利便性が向上しました。更に「エアポート急行」運転開始から5か月後の2010年10月には羽田空港へ国際線が再度設定され新ターミナルがオープンしたことから羽田空港国際線ターミナル駅が開業し、エアポート急行も停車するようになりました。

 

エアポート急行の運転開始から10年が過ぎて、本日発売されました記念乗車券になります。主に横浜方面から運転されるエアポート急行に使用される列車を台紙にあしらい、まもなく開業から10周年を迎える羽田空港第3ターミナル駅と横浜方面からのエアポート急行の始発駅である逗子・葉山駅からのD型硬券乗車券がセットされているというものになります。2020年3月に京急では数駅で駅名変更が行われ、エアポート急行運転開始時は羽田空港駅と称していた駅は国際線ターミナルオープン時に羽田空港国内線ターミナル駅と改称後、羽田空港第1・第2ターミナル駅となり、羽田空港国際線ターミナル駅は羽田空港第3ターミナル駅に改称、横浜方面からのエアポート急行の始発駅である新逗子駅は逗子・葉山駅と改称されております。また2010年のエアポート急行運転開始時に停車駅となった仲木戸駅が、京急東神奈川駅と改称されています。運行車両についても、エアポート急行運転開始時には3ドア化されていたとはいえ2000形が充当されることがありましたが、2018年3月で引退しています。

 

弊ブログにおいては、2010年のエアポート急行運行開始時に発売された記念乗車券が過去記事として公開されております。早くも運行開始から10年が過ぎた「エアポート急行」、この間で変化も多くありました。これからも羽田空港アクセスを担う京急で、その一翼を担う「エアポート急行」になります。

2020.03.14

1325.【京急】駅名変更 記念乗車券

2020年3月14日に全国的に実施されたダイヤ改正に合わせて、京急では数駅で駅名変更が行われました。

 

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 名称   :駅名変更 記念乗車券
 発行社局:京浜急行電鉄
 発売日  :2020年3月14日
 値段   :2,500円
 購入箇所:羽田空港第1・第2ターミナル駅
 シリアルNo.:2735
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京急においては、2020年3月14日で6駅の駅名が変更になりました。

まずはインバウンド需要の拡大等により羽田空港において国際線が第3ターミナルのほか第2ターミナルからも出発することになったことから、それまで羽田空港国際線ターミナル駅と称していた駅が羽田空港第3ターミナル駅に、そして終点であった羽田空港国内線ターミナル駅が羽田空港第1・第2ターミナル駅と改称されました。

合わせて地域の実情等に合わせて、大師線の産業道路駅が大師橋駅に、本線にある花月園前駅が花月総持寺駅に、仲木戸駅が京急東神奈川駅に、そして逗子線の終点である新逗子駅が逗子・葉山駅と改称されました。

 

これらの駅名変更に合わせて発売されました記念乗車券になります。駅名変更となって各駅からの新旧駅名からの硬券乗車券が12枚セットされております。

 

京急では駅名変更にあわせて、これら6駅を巡るスタンプラリーなど各種企画が開催されています。羽田空港の運用変更と地域に親しまれる新駅名になることを祈念いたします。

2019.04.27

1285.【京急・養老鉄道】京急電鉄創立120周年×養老鉄道全通100周年 記念乗車券

昨年2018年2月で創立120周年、本年2019年1月で開業120周年を迎えた京急、そして本年2019年で三重県の桑名から岐阜県の養老、大垣を経由して揖斐を結ぶ養老鉄道が全線開通100周年を迎えたことから、コラボレーションした記念乗車券が発売されました。

 

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 名称   :京急電鉄創立120周年×養老鉄道全通100周年 記念乗車券
 発行社局:京浜急行電鉄・養老鉄道
 発売日  :2019年4月27日
 値段   :2,000円
 購入箇所:川崎大師駅
 シリアルNo.:0758
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京急創立120周年及び養老鉄道全通100周年を記念して両社共同で発売されました記念乗車券になります。京急発売分を公開しております。養老鉄道発売分では、乗車券の駅名や券面の色が異なっているようです。

 

首都圏の大手私鉄である京急と三重・岐阜の地方鉄道である養老鉄道、このようなコラボレーションが実現した理由は、両社の創立者が同じであるという縁によります。京急は1898年に大師電気鉄道として設立されましたが、この会社に設立に尽力した立川勇次郎氏が、故郷である岐阜県の大垣市に帰郷し養老鉄道を設立したという経緯によります。立川勇次郎氏は地元西濃地域における交通の発展に尽力した偉人として語り継がれ、養老鉄道の養老駅付近には同氏の顕彰碑が建てられているとのことです。なお養老鉄道は全通後紆余曲折あったのち、1940年にのちに近畿日本鉄道となる参宮急行電鉄に合併され、1944年からは近畿日本鉄道養老線として運営されてきましたが、2007年に近鉄が100%出資し設立された養老鉄道に運営を移管、2018年に施設等を沿線自治体は出資して設立された一般社団法人養老線管理機構に移管し、今日の運営を行っています。

 

京急と養老鉄道の車両をあしらった台紙と、両社のD型硬券乗車券がセットされています。京急では600形や1000形といったおなじみの車両、養老鉄道は近鉄養老線時代から引き継がれた車両があしらわれていますが、養老鉄道では本年4月より東急7700系の譲受車がデビューしています。

 

現在京急と養老鉄道では、コラボレーションした企画が実施されています。同じ創立者により設立し開通した京急と養老鉄道、それぞれの節目を祝う記念乗車券になります。

2019.04.06

1282.【京急】さよなら800形記念乗車券

まもなく平成という時代が終わります。合わせて、この車両も引退を迎えることになり記念乗車券が発売されました。


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 名称   :さよなら800形記念乗車券
 発行社局:京浜急行電鉄
 発売日  :2019年4月6日
 値段   :2,000円
 購入箇所:京急蒲田駅
 シリアルNo.:2459
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引退を迎えることになった車両は、京急800形になります。京急創立80周年を迎えた1978年に登場したこの車両は、片開きの4ドアの車体に界磁チョッパ制御と回生ブレーキを搭載し省エネルギーを目指し、運転台は京急初のワンハンドルマスコンとなりましたが、片手で操作する形状が採用され、外装も当初は赤と白のツートンという姿で登場、その先進性などから1979年に鉄道友の会ローレル賞を受賞したという車両になります。
登場時は3両編成であるいは2本つないだ6両編成で本線普通や逗子線方面に向かう急行列車でも運用され、羽田駅開業前の空港線でも3両編成で運転されました。その後中間車を増備あるいは運転台を撤去して6両固定編成になりました。また外装も1982年に快速特急用クロスシートの2000形が登場すると赤と白のツートンはクロスシート車の塗分けとされたことから、それ以前の車両と同じ赤に白帯という外装に変更されましたが、2016年に1編成823Fが登場時の赤と白のツートンにリバイバルされ注目を集めました。

その風貌から「ダルマ」と呼ばれ、前照灯は1灯、側ドアは片開きという、ある意味京急のこだわりも感じさせた800形でしたが、寄る年波には勝てず姿を消していきました。そして最後の編成がまもなく引退を迎えることになりました。

引退を迎えるにあたり発売されました記念乗車券になります。800形がかつて活躍していた空港線の分岐駅である京急蒲田駅で5000部限定の発売でしたが、朝6時30分ごろに着きますと俗に要塞と形容される京急蒲田駅の駅構内から駅前の歩道まで長い列ができておりました。またこの記念乗車券を購入しますと今回もスクラッチくじが付属し、その場でこすって商品がプレゼントされるというもので、私はE賞クリアフォルダーをいただけました。このスクラッチくじのA賞では800形引退記念の特別貸切列車にご招待というもので、この列車の運転日は2019年6月16日に品川から久里浜工場への片道運行で運転され、鉄道タレントさんのトークショーや車両撮影会の特典もあるとのことです。

さよなら記念乗車券が発売され引退が近づいてきた京急800形、今では最後の1編成リバイバル外装が再現された823F のみが残っています。
昭和から平成へ、主に京急本線の普通列車で運転された京急800形、活躍の日々がまもなく思い出になります。

2018.07.14

1254.【京急】京急電鉄×都営交通×京成電鉄 相互直通50周年記念乗車券

1968年6月21日、都営浅草線は大門~泉岳寺間が開業、合わせて京急本線も品川~泉岳寺間が開業し相互直通運転を開始しました。都営浅草線は1960年の第一期開業時から京成電鉄と相互直通運転を行っていましたので、この時から京成・都営・京急と3社で相互直通運転を開始しました。
本年2018年で50周年を迎え、記念乗車券が東京都交・京成に続いて、京急でも発売されました。
 
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 名称   :京急電鉄×都営交通×京成電鉄 相互直通50周年記念乗車券
 発行社局:京浜急行電鉄
 発売日  :2018年7月14日
 値段   :1,000円
 購入箇所:三浦海岸駅
 シリアルNo.:0074
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京成・東京都交・京急の3社で相互直通運転を開始して、50周年を迎えたことから京急で発売されました記念乗車券になります。発売箇所は3社直通運転開始時の終着駅であった三浦海岸駅で朝7時からの発売でしたので、その時刻に合わせて向かい入手することができました。現在京急で増備が続き主力車両として都営浅草線・京急線にも直通する1000形をあしらった台紙に、B型硬券乗車券3枚がセットされています。
 
今から50年前の1968年6月21日、都営浅草線の大門~泉岳寺間の開通と同時に京急も泉岳寺~品川間が開通、直通運転が始まりました。直通運転開始当時の京急の乗り入れ車両は先代の1000形になります。1970年になりますと行楽シーズン等で京成・都営・京急3社直通運転の臨時列車として、「城ヶ島マリンパーク」号や「成田山」号が運転されました。また京急においては1968年の地下鉄直通運転開始に合わせたダイヤ改正で、今日おなじみになっている快速特急(快特)の運転が始まったのもこの時からになります。
 
京急・都営の直通運転は、開始当時は主に京急車が三浦海岸のちに三崎口からの特急が都営線経由で京成線の青砥・高砂・小岩へ、都営車は京急線内は急行で川崎へ運転を行っており、京成車については先の行楽時期の臨時列車以外で京急線に来ることはありませんでしたが、1991年に北総線の京成高砂~新鎌ヶ谷間が開通すると北総線から京成・都営線を経由して京急に直通する4線直通運転が開始され、北総車と合わせて京成車も主に京急線内は急行で川崎まで乗り入れてくるようになり、1993年に空港線が羽田(現:天空橋)まで延伸すると当時の急行は川崎から羽田へ運転されるようになり、1998年に空港線が羽田空港(現:羽田空港国内線ターミナル)まで延伸すると、都営浅草線を介して羽田と成田の両空港を結ぶ直通列車「エアポート快特」の運転が始まりました。
 
京急が都営浅草線と直通運転を開始し、京成線までつながって50年という年月が流れました。直通運転開始当時の京急1000形(先代)都営5000形はすでに引退して時が経過しています。
 
千葉・東京・神奈川の1都2県にまたがり、羽田・成田の両空港を結ぶ直通運転、50周年の佳節を迎えた3社の記念アイテムが揃いました。

2018.03.11

1239.【京急】さよなら2000形記念乗車券

三浦半島を目指して運転された京急のエース車両、引退を迎えることになりました。
 
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 名称   :さよなら2000形記念乗車券
 発行社局:京浜急行電鉄
 発売日  :2018年3月11日
 値段   :2,000円
 購入箇所:金沢文庫駅
 シリアルNo.:0697
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引退を迎えることになった京急のエース車両とは2000形になります。1982年に快速特急用車両として2ドアクロスシートという仕様で登場しました。スピード感を表現したくの字に傾斜した前面デザイン、外装も800形に続いて赤と白のツートンとなり以降クロスシート車の配色となりました。また、車内はオールクロスシートで固定座席ではありましたが集団見合い形の配置で、扉周辺には補助座席が設けられ乗務員室からの操作でロックすることが可能という、今日の京急の車両で広く使用されている機能を初めて搭載した車両でもありました。また間接照明や横引きカーテンを採用するなど高級感も加味したこの車両は、関東の私鉄において料金不要で乗車できるクロスシート車としても評判になり、デビュー翌年には鉄道友の会よりブルーリボン賞を受賞しました。
 
京急のエース車両として快速特急で品川から三浦半島を走行していた京急2000形でしたが、1998年に後継の2100形が登場すると3ドア・ロングシート(車端部はクロスシートのまま)に改造され外装も赤に白帯という一般車と同じ外装に変更されていき、2ドアの2000形は2000年ですべて3ドアに改造されました
 
3ドア化後は一部2100形等快特の増結用に使用されることはあったもののラッシュ時間帯限定でお目にかかる機会は減ってしまいましたが、2010年に実施されたダイヤ改正により新たに羽田空港から横浜方面へ運転されるエアポート急行の運用に就くことになり、お目にかかる機会が増えました。また、デビュー30周年を迎えた2013年には2011編成に登場時の赤と白のツートンが再現されました。
  
しかし寄る年波には勝てず、徐々に廃車が進んでついに最後まで残っていた2編成が2018年3月中に引退を迎えることになりました。
 
引退を迎えることになり発売された記念乗車券になります。金沢文庫駅で2018部限定の発売となり、この記念乗車券購入時に配布されるスクラッチくじをその場で引くと、抽選で2000形ラストランの特別貸切列車に招待される等の特典もあったことから、早朝から大変多くの方が買い求めに金沢文庫駅に訪れ7:00の発売開始の時点で相当長い列になっており、早い時間で完売になりました。自分は横浜駅の下り初電で金沢文庫に向かい現地には5:30頃に到着しましたが、この時点ですでに長い行列になり、同じ列車で金沢文庫駅で相当数が同じ目的で下車したという状況でした。ということでそのような時間帯に出向いた時点で自分の購入できた乗車券のナンバーから数百人はいたことは確実で、購入後のスクラッチくじでは、オリジナルのクリアホルダーが当たりました。
記念乗車券は2000形活躍の日々をあしらったD型硬券乗車券が4枚セットされ、2000形の特徴であった横引きカーテンの一部も付属しているというものになります。
 
快速特急として三浦半島へ、近年では横浜方面から羽田空港へエアポート急行として運転され、京急のエース車両として多くの人々に活躍の日々の思い出を残して、まもなく引退を迎える京急2000形であります。

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2011年11月 ありがとう!京王井の頭線3000系

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    2011年12月、約49年にもわたり京王井の頭線で活躍してきた3000系、レインボーカラーに彩られ井の頭線のイメージを確立したこの車両も、ついに終焉となりました。最後の編成となったのはライトブルーの3028F、この編成は1987年に入線し活躍してきました。 末期には朝のラッシュ時間帯に運よく富士見ヶ丘~渋谷の1往復の運用にしか就かなくなってしまった3000系、2011年11月には「さよなら運転」として日曜日の昼間に井の頭線全線で運転され、最後の走りを披露しました。また11月20日には富士見ヶ丘車両基地において「ありがとう3000系フェスタ」も開催され、事前申込制であったこのイベントにも参加して、最後の姿を見てきました。井の頭線沿線で生まれ育ち、それこそこの車両の活躍をみて育ったと自負する私にとって、感慨深い月になった2011年11月、3000系最後の姿をぜひ皆様にご覧いただきたいと思います。

中央線201系

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    JR中央線で約30年にもわたり活躍した201系、特に多摩地域においては、長きにわたり親しまれた車両で、私も小・中学生時代は遠足で、学生時代は通学で、そして社会人になってからも通勤などで利用したなじみ深い車両でした。時の国鉄が「省エネ電車」として中央線に導入された201系。そしてほとんどの車両が中央線から離れることなく、この路線で「オレンジバーミリオン」の外装で生涯を終えました。すでに引退して時が過ぎましたが、私が撮影した201系の思い出として、どうぞご覧下さい。

2002年100周年を迎えた江ノ電

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    2001年12月に初めてデジカメを購入して、翌年から1年間通った路線があります。藤沢から鎌倉を結ぶご存知江ノ電です。この年は江ノ電が開業して100周年という節目の年で、各車両にステッカーなどが付いています。また世代交代もあった年です。 自分の思い出アルバムの中から公開いたします。どうぞご覧下さい。

惜別 名鉄岐阜600V線区

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    2005年3月31日、惜しまれつつも廃止を迎えた名鉄岐阜市内線・揖斐線・美濃町線・田神線の総称「岐阜600V線区」。 私が初めて訪れたのは、1999年の夏のことでした。名古屋本線で新岐阜に着くと、駅前に停車していた電車に乗り、車の洪水の中を抜け、のどかな風景の中を走っていきました。
    その後2001年2月、そして2005年と何度か訪れたのですが、ついにこれら路線も命運が尽きてしまいました。そこで、名鉄岐阜600V線区で活躍していた古豪から最新鋭車まで、個性豊かな車両たちへの思い出をつづり、このアルバムを作成しました。
    このアルバムでは、2001年9月30日の運行をもって廃止となった谷汲線・揖斐線(黒野~本揖斐)のモ750も登場しています。いずれにしましても、今では思い出になってしまった、名鉄岐阜600V線区へのレクイエムです。 どうぞご覧下さい。

    お断り>
    今回のアルバムは、一部ポジプリントからスキャンしたもの、あるいは携帯電話内蔵カメラで撮影した画像も含まれています。特に1999年・2001年撮影のものはすべてポジプリントからのスキャンになります。つきましては画質にやや難があるものがあります。ご了承ください。