カテゴリー「発行社局:東急」の60件の記事

2024.03.09

1527.【相鉄・東急】相鉄・東急新横浜線開業1周年記念入場券

あの日から早くも1年を迎えようとしています。

 

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 名称   :相鉄・東急新横浜線開業1周年記念入場券
 発行社局:相模鉄道・東急電鉄
 発売日  :2024年3月9
 値段   :870円
 購入箇所:新横浜駅

 シリアルNo.:0687

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昨年2023年3月18日、待望であった相鉄・東急新横浜線が開通し相鉄線と東急線が相互直通運転を開始しました。それから早くも1年を迎え発売されました記念入場券セットになります。相鉄・東急共同で発売され、相鉄新横浜線の3駅(新横浜・羽沢横浜国大・西谷)・東急新横浜線の3駅(新横浜・新綱島・日吉)のD型硬券入場券6枚が相鉄・東急新横浜線の車両などをあしらった台紙にセットされています。1周年を迎える前に新横浜駅で発売されました。

 

新横浜でレールがつながり直通運転を開始した東急と相鉄、東海道新幹線の停車駅であり日産スタジアムや横浜アリーナがある新横浜へのアクセス向上が図られ、首都圏の鉄道網に大きな変化をもたらしました。

それから1周年を迎え両社を中心に各種イベントが今後企画されており、東急では目黒線用3020系1編成に東海道新幹線N700Sをイメージしたラッピング装飾車が登場したり、3月16日より相鉄・東急共通全線1日乗車券がICカードPASMOで発売されるなどが企画されています。

 

早くも1周年を迎えた相鉄・東急新横浜線、今後の発展を祈念いたします。

2024.02.01

1521.【東急】東急東横線・みなとみらい線相互直通運転開始20周年記念乗車券

東急東横線の大変革、あの日から20年が過ぎました。

 

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 名称   :東急東横線・みなとみらい線相互直通運転開始20周年記念乗車券
 発行社局:東急電鉄
 発売日  :2024年2月1
 値段   :500円
 購入箇所:横浜駅
 シリアルNo.:0377
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今から20年前の2004年2月1日、東急東横線はみなとみらい線と相互直通運転を開始しました。それまで東横線の終点は桜木町でしたが、みなとみらい線との直通運転開始の2日前となる2024年1月30日の終列車をもって横浜~桜木町は廃止となり、桜木町に到着した列車が折り返し回送で出発通過後東白楽~反町間で線路切り替え工事が行われ、翌2004年1月31日から反町・横浜の各駅は地下駅となり、この日のみ全列車横浜行きで運転され、2004年2月1日のみなとみらい線開業に合わせて相互直通運転を開始しました。 

20年前のみなとみらい線相互直通運転開始時の東横線は、現在同線の主力である5050系は入線前夜の状況で9000系が主力車両であり8000系・8590系も運転されていたという時代になります。

 

東急で発売されました東横線・みなとみらい線相互直通運転開始20周年記念乗車券は、横浜駅でのみ発売されリリースも発売前日といった状況でした。記念乗車券の内容ですが、みなとみらい線と相互直通運転開始時の東横線の主力車両であった9000系とみなとみらい線Y500系を表紙とし、内面は今となっては懐かしの地上時代の渋谷駅に停車している8590系・8000系・9000系のモノクロ写真があしらわれた台紙に、横浜駅からの硬券乗車券2枚がセットされています。

 

弊ブログでは、20年前の東横線とみなとみらい線相互直通運転開始時に発売されましたアイテムを過去記事にて公開しております。今から20年前の東急東横線横浜~桜木町間廃止とみなとみらい線相互直通運転開始は当時大変なエポックでした。東横線の下り方面の行先が桜木町から元町・中華街に変ったという点でも、大変印象が強かった出来事でした。

 

それから20年が過ぎ、東横線では渋谷方でも地下鉄副都心線と直通運転開始に伴い東京メトロ副都心線7000系や10000系・17000系をはじめとして東武9000系・50050系、西武から6000系・40000系が乗り入れ、西武40000系を使用して東横線内でも座席指定制「S-TRAIN」が運転されているほか、近年では東横線でも座席指定車「Qシート」を連結した列車が運転されるようになりました。また2023年の東急新横浜線の開通で、東横線からも新横浜・相鉄線方面へ直通する列車が運転されています。一方で、みなとみらい線相互直通運転開始時の東横線で運転されていた8000系・8590系は東急から全車引退し、この時代日比谷線直通で運転されていた1000系も日比谷線直通列車運転停止に伴い池上・東急多摩川線に転用された他は、地方私鉄に譲渡されています。そして9000系については全車東横線から離れ大井町線に転用され各駅停車で運転されていますが、ここでもまもなく置き換えが行われることになっており、各リリースによりますと置き換え後は西武鉄道に譲渡されるとのことで、西武では多摩湖線・多摩川線・西武秩父線(飯能~吾野間池袋線含む)・狭山線で使用されるとのことです。

 

東横線とみなとみらい線、相互直通運転を開始して20年が過ぎましたが、みなとみらい線と相互直通運転開始以降も大きな変革が続いた東急東横線であります。

2023.11.11

1519.【JR東日本・東急・東京メトロ・京王】ハチ公生誕100年記念入場券・乗車券

日本一有名な待ち合わせ場所の主、生誕から100年を迎えました。

 

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4社で発売された「ハチ公生誕100年 記念入場券・乗車券」

 

日本一有名な待ち合わせ場所、それは東京・渋谷駅前の「ハチ公広場」であるかと思います。渋谷のスクランブル交差点に隣接する広場には、いつでも待ち合わせをしている人が多く集まっています。この広場にある銅像は「忠犬ハチ公像」であり、この広場の主としてさらには渋谷のシンボルとして多くの人々に親しまれております。

 

銅像になり今も渋谷駅前に鎮座している「ハチ公」は、今から100年前の1923年に現在の秋田県大館市で生まれた秋田犬で、生後間もなく東京に送られ1924年より東京帝国大学農学部の教授であった上野英三郎博士に飼われ「ハチ」と名付けられました。上野博士は「ハチ」を大変よく可愛がり、出かける際は渋谷駅まで伴われていくことが多かったとのことです。しかし1925年に上野博士は仕事先で急逝します。「ハチ」はその後何度か飼い主が変わりましたが、それでも決まって夕方ごろに飼い主のもとから抜け出し渋谷駅に向かい、帰ってくることのない博士を駅前で待ち続けていたといいます。博士の死後から7年後に新聞の投書から人々に知られるようになり「ハチ公」と呼ばれ、そして1934年に「忠犬ハチ公像」が渋谷駅前に設置されました。銅像が設置された翌年の1935年に「ハチ」は亡くなり、人間さながらの葬儀が行われたとのことです。死後上野博士の墓所の隣に「ハチ」を祀る石祠が設けられ、また「ハチ」の遺骸は剥製になり東京・上野にある国立科学博物館で展示されているとのことです。

生前に製作され渋谷駅前に設置された「忠犬ハチ公像」は、第二次大戦中に金属供出のため撤去されてしまいましたが、戦後1948年に2代目の「忠犬ハチ公像」が再建・設置され、以降時代の流れとともに変りゆく渋谷の街並みと集う人々を眺めてきた銅像になります。

 

さてハチ公生誕100年を記念しまして、渋谷駅周辺では各種イベントが開催されました。これに合わせまして、渋谷駅に乗り入れる鉄道会社4社合同企画としてこのような記念きっぷが発売されました。発売開始日となった2023年11月11日は4社セットで発売され、翌日から各社で発売されました。自分は4社セットで入手できましたので、各社それぞれ発売されましたハチ公生誕100年記念きっぷを見ていきましょう。

 

 

JR東日本発行「ハチ公生誕100年記念入場券」

 

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 名称   :ハチ公生誕100年記念入場券
 発行社局:東日本旅客鉄道
 発売日  :2023年11月11日
 値段   :1,000円
 購入箇所:渋谷駅特設会場
 シリアルNo.:0692

 備考  :ポストカード付属
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渋谷駅は1885年の山手線開通と同時に開業しました。島式ホーム1面の駅でしたが、1940年に外回りホームが増設され2面ホームとなりました。時代が下り1996年に埼京線恵比寿延伸に伴い埼京線が走行する山手貨物線に渋谷駅ホームが設置され停車するようになりましたが、この時のホームは山手線ホームより品川方にずれた場所に設置されました。その後2001年には新たに設定された「湘南新宿ライン」も停車するようになり、今では「成田エクスプレス」などの特急列車も停車するようになりました。

さて、JR渋谷駅では駅周辺の再開発に合わせて大規模な駅改良工事が行われております。この改良工事に伴い埼京線・湘南新宿ラインのホームは新宿・池袋方に移転し山手線ホームと並ぶようになりました。そして山手線ホームについてもホーム拡幅により現在では島式ホームになっております。これら改良は線路切り替えを伴うもので、これまで何度か列車を運休させて切替工事が行われてきました。そして来週2023年11月18日と19日で山手線を内回り・外回りそれぞれ1日づつ渋谷駅を含む大崎~池袋で運休させて線路切り替え工事が行われます。一連の線路切り替え工事はこれで完了となりますが、この後も駅舎の新設など大きな工事が続きます。

 

JR東日本で発行されました「ハチ公生誕100年記念入場券」は、ハチ公生誕100年の記念ロゴとかつて山手線で運転されていたE231系500番代と現在の山手線で運転されているE235系、埼京線のE233系と湘南新宿ラインのE231系をあしらった渋谷駅のD型硬券入場券5枚がハチ公の物語や駅長のメッセージが記載された台紙にセットされています。また、JR東日本発売分ではポストカードが付属します。

 

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付属したポストカード

 

ハチ公生誕100年の記念ヘッドマークを着けた山手線E235系をあしらったポストカードになります。山手線において1編成このようなヘッドマークを着けた列車が運転されています。

 

 

東急発行「ハチ公生誕100年記念乗車券」

 

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 名称   :ハチ公生誕100年記念乗車券
 発行社局:東急電鉄
 発売日  :2023年11月11日
 値段   :1,000円
 購入箇所:渋谷駅特設会場
 シリアルNo.:0692
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東急の渋谷駅は東横線が1927年に開通、それ以前に玉川電気鉄道(のちの東急玉川線)が1907年に開通しています。玉川線は1969年に廃止となりますが、この路線を地下化した新玉川線(2000年に田園都市線となる)が1977年に開通しています。

 

都内有数の繁華街に発展した渋谷、その開発の中心を担ったのは東急グループであり、今日でも東急グループの本拠地である渋谷、かつては駅に隣接して東急百貨店東横店があり、東口には映画館やプラネタリウムなどがあった東急文化会館、西口には109や駅から離れた場所に東急百貨店本店、Bunkamuraや東急ハンズなど多くの施設があり、渋谷の賑わいをけん引してきました。

そして今、渋谷は100年に一度といわれる再開発が各所で始まっており、東急グループもその中心を担い渋谷の街が変わり始めています。東口の東急文化会館はすでになく、その場所は「渋谷ヒカリエ」という複合高層ビルとなり2012年にオープンしています。そしてこの再開発や地下鉄副都心線との直通運転開始に伴い、東横線の渋谷駅は2013年に現在の地下駅に移転となり、その跡地はJR渋谷駅の埼京線・湘南新宿ラインホーム敷地になったほか、「渋谷スクランブルスクエア」や「渋谷ストリーム」という複合高層ビルがオープンしています。また渋谷駅に隣接していた東急百貨店東横店も建物の老朽化や再開発により閉店となり建物の解体が進んでいます。東急百貨店本店も再開発に伴い閉店となり、隣接するBunkamuraも一部施設を除き長期閉館となっています。東急ハンズについては、店舗は存続しているものの東急グループからは離れています。

  

東急で発売されました「ハチ公生誕100年記念乗車券」は、ハチ公生誕100年の記念ロゴとかつて玉川線で運転されていた低床電車200形、東横線など東急各路線で活躍しその風貌から「アオガエル」と呼ばれ一時期ハチ公広場にも車体が置かれていた先代の5000系、長きに渡り田園都市線を中心に活躍し2022年で引退した8500系、現在の最新型車両である2020系をあしらったD型硬券乗車券5枚がハチ公の物語や駅長のメッセージが記載された台紙にセットされています。なお、ハチ公の物語や駅長のメッセージの部分は各社共通となっています。

 

東急でもハチ公生誕100年のヘッドマークを着けた列車が運転されているとのことです。

 

 

東京メトロ発行「ハチ公生誕100年記念乗車券」

 

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 名称   :ハチ公生誕100年記念乗車券
 発行社局:東京地下鉄
 発売日  :2023年11月11日
 値段   :1,000円(4社セットでの発売額)
 購入箇所:渋谷駅特設会場
 シリアルNo.:0692

 備考  :大人用600円、小児用300円単体での発売あり

      4社セットでの発売時にのみペーパークラフト付属
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東京メトロは渋谷駅に銀座線・半蔵門線・副都心線が乗り入れております。銀座線の渋谷駅は東京高速鉄道として1938年に開通、半蔵門線は当時の営団地下鉄で1978年に開通、副都心線は2008年に開通しています。なお半蔵門線・副都心線の渋谷駅は共同駅として東急管理になっているため、東京メトロの渋谷駅は実質銀座線の渋谷駅のみとなります。

銀座線の渋谷駅は、渋谷特有の谷という地形であることから地上の高架線上に駅が設けられ、かつての東急百貨店東横店の西館3階にありましたが、再開発に伴う建て替えのため2020年に現在の東口広場上空の高架線に移転しています。
 
東京メトロで発売されました「ハチ公生誕100年記念乗車券」は、磁気カード型の犬のイラストをあしらった東京メトロ24時間券の大人用・小児用券のセットとして、他社と共通のハチ公の物語や駅長のメッセージが記載された台紙にセットされています。なお一般発売では大人用・小児用バラでの発売も行われセットで購入すると台紙がついてくるという発売方法であったようです。また2023年11月11日に4社セットとして購入した場合にのみ、台紙とオリジナルのペーパークラフトが付属しました。

 

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4社セットで購入時に付属したペーパークラフト

 

ペーパークラフトは、銀座線開業時の1000形と現在の銀座線の車両1000系をあしらいました。

 

 

京王発行「ハチ公生誕100年記念乗車券」

 

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 名称   :ハチ公生誕100年記念乗車券
 発行社局:京王電鉄
 発売日  :2023年11月11日
 値段   :1,000円
 購入箇所:渋谷駅特設会場
 シリアルNo.:0692
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京王の渋谷駅は井の頭線の始発駅で1933年に帝都電鉄として開業、本年2023年で開業から90周年を迎えました。

井の頭線の渋谷駅はその後何度か建て替えが行われていますが、現在の駅は1998年に完成した駅改良工事により開業時から0.1キロ吉祥寺方に移転しており、その上は複合商業施設として「渋谷マークシティ」が2000年にオープンしています。

 

京王で発売されました「ハチ公生誕100年記念乗車券」は、ハチ公生誕100年の記念ロゴがついた「いのかしら おでかけきっぷ」(京王線新宿~明大前間と井の頭線全線の1日乗車券)とかつて井の頭線で運転されていた3000系、現在の車両である1000系をあしらったD型硬券乗車券3枚が、ハチ公の物語や駅長のメッセージが記載された台紙にセットされています。なおこれら硬券乗車券の地紋は、京王帝都電鉄時代の社紋となっています。
 

京王でもハチ公生誕100年のヘッドマークを着けた列車が井の頭線で運転されているとのことです。

 

 

飼い主が急逝してからも帰ってくることのない主人を渋谷駅で待ち続けた「ハチ」、その後銅像になって有名な待ち合わせ場所の主として集う人々と変わりゆく渋谷の街並みを眺め続けた「忠犬ハチ公像」、若者の街となり流行の発信地ともなった渋谷のシンボルとして今日も多くの人々に親しまれています。100年に一度という再開発が進む渋谷の街の中心で、これからも「ハチ公」の物語は語り継がれていくことでしょう。

2023.03.18

1498.【相鉄・東急・東京メトロ・東京都交・埼玉高速・東武・西武】7社局合同企画 相鉄・東急新横浜線開業 広域ネットワーク拡大記念乗車券

相鉄・東急新横浜線が開業し、東急と相鉄がつながり相互直通運転を開始しました。

 

相鉄と相互直通運転を行う東急新横浜線は、日吉から先東横線に入り渋谷及び目黒線に入り目黒に向かいます。そしてこれら路線ですが、東横線は渋谷から先は東京メトロ副都心線に直通し途中の小竹向原からは西武有楽町線経由で西武池袋線へ直通し、終点の和光市からは東武東上線へ直通しています。目黒線については目黒から先は東京メトロ南北線と都営三田線と直通運転を行っており、東京メトロ南北線については終点の赤羽岩淵から埼玉高速鉄道へ直通運転を行っています。東横線からは日吉で分岐、目黒線は日吉から延伸する形で開業した東急新横浜線、この路線の開通で相鉄を含め神奈川県から東京都を通り埼玉県にまで、7社局にまたがる広域ネットワークが出現しました。

 

今回の相鉄・東急新横浜線開業に合わせて、関係する7社局合同企画としてこの7社でそれぞれ記念乗車券が発売されました。

 

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7社局で発売された「相鉄・東急新横浜線開業 広域ネットワーク拡大記念乗車券」

 

関係する7社局で発売された記念乗車券、各社局主要駅でそれぞれ自社分が発売されましたが、開業した2023年3月18日に新横浜駅北口東広場にて開催された相鉄・東急新横浜線開業記念イベント会場内に設けられた特設販売所にて、7社局セットとしても発売されました。そこで、今回は前日に販売会場前にあったインターネットカフェに泊まり当日朝4:00より並びました。この場所では先の記事で公開しました「相鉄・東急新横浜線開業記念 一日乗車券セット」も発売されたこともあり、自分が並び始めた時点ですでに100人以上が並んでいました。寒い雨が降っていたこともあり、発売開始時刻が当初7:00であったところ1時間繰り上げ6:00頃から発売を開始し、早い時間で完売となりました。それだけ苦労して入手したこれら記念乗車券、各社それぞれを見てみましょう。

 

 

相鉄発行「相鉄・東急新横浜線開業 広域ネットワーク拡大記念乗車券」

 

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 名称   :7社局合同企画 相鉄・東急新横浜線開業 広域ネットワーク拡大記念乗車券
 発行社局:相模鉄道
 発売日  :2023年3月18日
 値段   :1,000円
 購入箇所:新横浜駅イベント会場
 シリアルNo.:0618
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今回各社で発売されました記念乗車券は、直通運転に使用される車両を台紙とD型硬券乗車券4枚(東京メトロ発売分を除く)をあしらったという内容になります。

 

まず相鉄発行分は、東急直通用にデビューした21000系をメインにあしらいました。相鉄では東急直通用に2018年に10両編成の20000系を登場させました。相鉄の新塗装「YOKOHAMA NAVE BLUE」をまとい相鉄のアイデンティティを表現したこの車両は、2019年の鉄道友の会ローレル賞を受賞しました。2021年には同形態で8両編成の21000系が登場しました。20000系は東横線方面・21000系は目黒線方面へ直通します。

相鉄車両ですが、20000系は東横線から東京メトロ副都心線和光市まで乗り入れますが、その先の東武東上線や西武線方面へは乗り入れません。21000系については、東京メトロ南北線経由で埼玉高速鉄道の終点浦和美園、都営三田線方面へは終点の西高島平まで乗り入れます。

 

 

東急発行「相鉄・東急新横浜線開業 広域ネットワーク拡大記念乗車券」

 

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 名称   :7社局合同企画 相鉄・東急新横浜線開業 広域ネットワーク拡大記念乗車券
 発行社局:東急電鉄
 発売日  :2023年3月18日
 値段   :1,000円
 購入箇所:新横浜駅イベント会場
 シリアルNo.:0618
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東急発行分では、2019年に目黒線用に登場した3020系をメインにあしらわれました。3020系については8両編成になりましたが準備等が間に合わなかったこともあり新横浜線開業時点では相鉄乗り入れには対応しておらず新横浜までの運転となっていますが、そう遠くないうちに相鉄線に乗り入れると思われます。一方で相鉄線へは目黒線からは3000系と5080系がいずれも新横浜線開業までに中間車を増結の上8両編成化され直通し、東横線からは10両編成の5050系4000番代が直通します。相鉄へは海老名や湘南台はもとより運用上の都合等で相鉄の横浜駅にも乗り入れる運用が3000系・5080系・5050系ともあるようです。

 

 

東京メトロ発行「相鉄・東急新横浜線開業 広域ネットワーク拡大記念乗車券」

 

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 名称   :7社局合同企画 相鉄・東急新横浜線開業 広域ネットワーク拡大記念乗車券
 発行社局:東京地下鉄
 発売日  :2023年3月18日
 値段   :1,200円
 購入箇所:新横浜駅イベント会場
 シリアルNo.:0618
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東京メトロ発行分は、磁気カードタイプの東京メトロ24時間券の大人用2枚がセットされています。南北線用9000系と2021年にデビューし昨年2022年に鉄道友の会ローレル賞を受賞した副都心線用17000系があしらわれました。東京メトロ車両については、南北線用9000系が6両編成のまま新横浜まで入ります。副都心線用車両については10000系・17000系とも新横浜線に入る運用はありません。また東京メトロ車両は、南北線・副都心線どちらの車両も相鉄線には入りません。

 

 

東京都交通局発行「相鉄・東急新横浜線開業 広域ネットワーク拡大記念乗車券」

 

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 名称   :7社局合同企画 相鉄・東急新横浜線開業 広域ネットワーク拡大記念乗車券
 発行社局:東京都交通局
 発売日  :2023年3月18日
 値段   :1,000円
 購入箇所:新横浜駅イベント会場
 シリアルNo.:0618
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東京都交発行分では、2022年に三田線にデビューした新型車両6500形をあしらいました。三田線では6300形以来22年ぶりの新型車両で8両編成で登場し、6300形初期車を置き換えました。記念乗車券には6500形とともに6300形もあしらわれています。6300形は6両編成のままになっています。都営車については6300形・6500形とも新横浜までは入りますが相鉄線には入りません。

 

 

埼玉高速鉄道発行「相鉄・東急新横浜線開業 広域ネットワーク拡大記念乗車券」

 

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 名称   :7社局合同企画 相鉄・東急新横浜線開業 広域ネットワーク拡大記念乗車券
 発行社局:埼玉高速鉄道
 発売日  :2023年3月18日
 値段   :1,000円
 購入箇所:新横浜駅イベント会場
 シリアルNo.:0618
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埼玉高速鉄道発行分では、2001年の開業時から運転されている2000系をあしらいました。埼玉高速2000系は6両編成のままになっています。埼玉高速車も新横浜までは入りますが相鉄線には入りません。

埼玉高速鉄道は「埼玉スタジアム線」という愛称があり、終点浦和美園にはサッカーJリーグの「浦和レッズ」ホームスタジアムである埼玉スタジアム2002があります。新横浜には「横浜Fマリノス」がホームスタジアムとする日産スタジアムがあります。埼玉高速から新横浜方面へは昼間は毎時1本ほどの運行の様ですが、首都圏の2大サッカースタジアムを結び、途中には「川崎フロンターレ」がホームスタジアムとする川崎等々力陸上競技場(最寄駅:新丸子駅・武蔵小杉駅)もあり、サッカー観戦にも便利なネットワークが誕生しました。

 

 

東武発行「相鉄・東急新横浜線開業 広域ネットワーク拡大記念乗車券」

 

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 名称   :7社局合同企画 相鉄・東急新横浜線開業 広域ネットワーク拡大記念乗車券
 発行社局:東武鉄道
 発売日  :2023年3月18日
 値段   :1,000円
 購入箇所:新横浜駅イベント会場
 シリアルNo.:0618
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東武発行分では、東上線で地下鉄乗り入れ用として運転されている50070型をあしらいました。東武車が新横浜に入る運用・相鉄線に直通する運用はありませんが、毎時1本ほど相鉄線から東急線・東京メトロ副都心線経由で東武東上線へ直通する列車が設定されており、この列車は東急車により運転しているようです。実際に相鉄海老名から新横浜線方面の初列車は東急5050系による東武東上線小川町行きであったとのことです。(相鉄線内特急・東急線・東京メトロ副都心線内急行・東武東上線内快速急行)

東武東上線では、新横浜線開業に合わせてダイヤ改正が行われ、快速が廃止となり、快速急行が朝霞台停車とする一方で志木を通過とし川越以北は各駅停車となり、急行停車駅に朝霞、準急停車駅に上板橋を追加するなど大幅な変更が行われました。

 

 

西武発行「相鉄・東急新横浜線開業 広域ネットワーク拡大記念乗車券」

 

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 名称   :7社局合同企画 相鉄・東急新横浜線開業 広域ネットワーク拡大記念乗車券
 発行社局:西武鉄道
 発売日  :2023年3月18日
 値段   :1,000円
 購入箇所:新横浜駅イベント会場
 シリアルNo.:0618
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西武発行分では、2017年にデビューした40000系をあしらいました。東横線にも乗り入れ、土休日ダイヤでは「Sトレイン」として東横線から西武池袋線・秩父線へ座席指定列車としても運転されている車両です。記念乗車券については40000系とともに、従来から東横線にも乗り入れている6000系もあしらわれています。今回の新横浜線開業に際しては、西武線方面から新横浜方面及び相鉄線へ直通する列車は設定されておりません。このため西武車が新横浜へ入る運用・相鉄線に入る運用はありません。

 

 

ここまで7社局発売分をそれぞれ公開しましたが、新横浜イベント会場で7社局セットを購入した方には、オリジナルポストカードがプレゼントされました。

 

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プレゼントされたポストカード

 

ポストカードは、7社局の車両が一堂に会した絵柄になっています。

 

こうして待望であった、東急・相鉄新横浜線が開業しました。近年これだけ広範囲にネットワークを拡大する新路線の開業はなかっただけに、大いに注目された新路線になりました。これだけの会社線が絡むだけに、今後トラブル発生時の影響も広範囲となることが予想されますが、一方で新横浜界隈がアクセス向上により注目を集めることになるかと思います。

 

 

待望されていた路線、これからの発展に期待したいと思います。

1497.【相鉄・東急】相鉄・東急新横浜線開業記念 一日乗車券セット

本日開業し直通運転を開始した相鉄・東急新横浜線、開業を記念した相鉄・東急の一日乗車券セットが発売されました。

 

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 名称   :相鉄・東急新横浜線開業記念 一日乗車券セット
 発行社局:相模鉄道・東急電鉄
 発売日  :2023年3月18
 値段   :1,700円
 購入箇所:新横浜駅イベント会場

 シリアルNo.:0185

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相鉄・東急新横浜線開業と直通運転開始を記念して発売されました、相鉄と東急の1日乗車券セットになります。このアイテムは駅構内ではなく本日2023年3月18日に新横浜駅北口東広場にて開催された相鉄・東急新横浜線開業記念イベント会場内に設けられた特設販売所にて発売されました。発売部数が少ないこともあり朝7時から発売開始予定のところ1時間繰り上げての発売開始となりましたが、こちらも早い時間で完売になりました。

内容は相鉄21000系と東急5050系・3020系をあしらった台紙に、磁気カードタイプの東急ワンデーパスと相鉄記念カードがセットされています。相鉄記念カードはあくまでカードで乗車券としての機能はなく、相鉄1日乗車券は添付された紺色の封筒の中に2023年3月18日のみ有効の磁気券による相鉄1日乗車券が封入されておりました。

 

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添付された相鉄全線1日乗車券

 

相鉄の1日乗車券自体は相鉄各駅の券売機にて通常発売されており、この記念アイテムに付属したものと同じ様式になります。一方東急の記念ワンデーパスについては、このセットとは別にワンデーパス単体で東急主要駅でも発売されました。

 

東急と相鉄が新横浜でつながった日、その歴史的な日を記念するアイテムになりました。

1496.【相鉄・東急】相鉄・東急新横浜線開業記念 硬券入場券・出札補充券セット

本日2023年3月18日は、今年もJRグループ及び各私鉄等全国規模でダイヤ改正が行われました。例年のことですが、新たに誕生する列車・車両や終焉を迎える列車・車両があり、新駅開業もありまた新路線の開業もありました。

さて本年3月のダイヤ改正において、首都圏地域において最も注目度が高いところといいますと、新横浜界隈になるのではないかと思います。ここでは待望の新路線が開業しました。この開業を記念しまして各種アイテムの発売がありましたので、これより公開いたします。

 

まずは、今回のダイヤ改正に合わせて新たに開業した路線の新横浜駅開業の記念きっぷになります。

 

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 名称   :相鉄・東急新横浜線開業記念 硬券入場券・出札補充券セット
 発行社局:相模鉄道・東急電鉄
 発売日  :2023年3月18
 値段   :760円
 購入箇所:新横浜駅
 シリアルNo.:1536(硬券入場券のNo.)
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本日2023年3月18日に開業した新路線は、東急新横浜線と相鉄新横浜線になります。東急新横浜線は東急東横線・目黒線の日吉から新横浜を結ぶ路線で、東横線・目黒線から直通します。相鉄新横浜線は新横浜から相鉄本線西谷を結ぶ路線で、2019年に相鉄・JR直通線として西谷~羽沢横浜国大間が開通していましたが、羽沢横浜国大から延伸し新横浜まで開通しました。これにより東急線と相鉄線が新横浜でつながり直通運転を開始しました。直通運転開始と合わせて東急・相鉄に新横浜駅が開業したことを記念して発売されましたアイテムになります。新横浜駅で発売され、東急発行の硬券記念入場券と相鉄発行の赤帯入り硬券入場券が、新横浜線で運転される東急3020系・相鉄20000系をあしらった台紙にセットされています。併せて出札補充券による乗車券も東急・相鉄発行でそれぞれセットされました。

 

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セットされた出札補充券(左:相鉄発行 右:東急発行)

 

出札補充券とは、手書きにて発行される乗車券類で、新線・新駅開業時などの際は買い求める方が多いきっぷになります。相鉄発行は新横浜から羽沢横浜国大までの片道乗車券、東急発行は新横浜~新綱島までの片道乗車券としてセットされました。

  

こうした新横浜駅で発売されました記念入場券・出札補充券のセットになりますが、新横浜駅で朝5時の発売開始から人気で5000部用意したものの午前中の早い時間帯で完売となりました。このタイプの記念きっぷは今回同時開業した東急新横浜線の新綱島駅でも同様な記念きっぷの発売がありましたが、新綱島ではあっという間に完売になったとのことで、こちらは入手できませんでした。

 

新横浜に乗り入れた東急と相鉄、そしてこの駅を介して直通運転を開始した相鉄と東急、東海道新幹線へのアクセスや横浜アリーナ・日産スタジアムに行く利便性の向上にもつながりました。新横浜界隈のさらなる発展にも寄与するのではないかと思います。

2022.11.23

1484.【東急】東急グループ創立100周年記念入場券

本年2022年9月2日で、東急グループは創立100年を迎えました。これを記念した全駅硬券入場券セットがTOKYU STYLE Webサイトで受注生産で発売されました。このほど、手元に届きましたのでここに公開いたします。

 

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 名称   :東急グループ創立100周年記念入場券セット
 発行社局:東急電鉄
 発売日  :2022年7月15
 値段   :15,000円(送料別)
 購入箇所:「TOKYU STYLE」 Webサイト(Web販売)
 シリアルNo.:0477
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化粧ケース

 

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東急グループは本年2022年9月2日で創立100周年を迎えました。1902年に目黒蒲田電鉄として創立し、沿線地域の都市開発と合わせて成長していきました。1932年に東横線が全線開通、その後池上電気鉄道や玉川電気鉄道を合併し、更に第二次世界大戦中になりますと東京の西南部の私鉄会社の小田急や京浜電鉄、そして京王電軌などを合併し社名を東京急行電鉄と変更し大東急と呼ばれた時代がありましたが、戦後現在の京王・小田急・京急が分離し、残された東横線や目蒲線・大井町線・池上線・玉川線等の路線で再出発しました。戦後は高度成長期に多摩田園都市構想を打ち立て田園都市線を開業させ大規模な街づくりを行いました。また国内の多岐にわたる企業を傘下に収め、鉄道に限らずデパートやホテル、不動産なども手掛け、東急の名称は全国的に知られる社名となりました。紆余曲折・多くの苦難を乗り越えて創立100周年の佳節を迎えました。

 

創立100周年を記念して、創立記念日当日に東急グループ傘下の運輸業5社コレボレーションの記念乗車券の発売がありましたが、このように東急全駅(軌道線である世田谷線各駅及び横浜高速鉄道管理となっているこどもの国線各駅を除く)の硬券入場券のセットが、東急グループのWeb販売サイト「TOKYU STYLE」にて期間限定で完全受注生産にて発売されました。私も申し込みまして手元に届きました。東急の前身、目黒蒲田電鉄の開業時の車両デハ1形を表紙とし、100年の歴史年表を記載した台紙に東急全駅(軌道線である世田谷線各駅及び横浜高速鉄道管理となっているこどもの国線各駅を除く)の硬券入場券がセットされています。またセットされている硬券入場券には、100年の間で廃止となった駅の硬券入場券が模擬券としてセットされており、多くは戦前・戦時中に廃止となった駅ですが、2004年に廃止となった東横線の桜木町及び高島町の硬券もセットされています。更に来年2023年3月開業予定とされている新横浜線の駅2駅(新綱島・新横浜)の硬券もセットされています。

 

創立100周年を迎えた東急グループ、現在の東急線を運営している会社は東京急行電鉄から社名を変更した株式会社東急から鉄軌道部門を分社して設立された東急電鉄株式会社により運営されています。100周年を迎えた東急ですが、先に記載しましたとおり来年2023年には東横線・目黒線の日吉から新横浜へ向けて新横浜線が開業することになっており、新横浜からはここまで延伸される相鉄線と直通運転を開始することになっています。これまでの100年で東急が築いてきた「美しい時代」、次の100年に向かって新たな時代を築いていくことでしょう。

2022.09.07

1463.【東急・伊豆急・上田電鉄他】東急グループ創立100周年記念乗車券

関東の大手私鉄グループが本年2022年で創立から100周年を迎えました。

 

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 名称   :東急グループ創立100周年記念乗車券
 発行社局:東急電鉄・伊豆急行・上田電鉄・東急バス・じょうてつ
 発売日  :2022年9月2
 値段   :2,670円
 購入箇所:きっぷと鉄こもの(Web販売)
 シリアルNo.:1966
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2022年9月2日、東急グループは創立100周年を迎えました。1902年に目黒蒲田電鉄として創立し、沿線地域の都市開発と合わせて成長していきました。1932年に東横線が全線開通、その後池上電気鉄道や玉川電気鉄道を合併し、更に第二次世界大戦中になりますと東京の西南部の私鉄会社の小田急や京浜電鉄、そして京王電軌などを合併し社名を東京急行電鉄と変更し大東急と呼ばれた時代がありましたが、戦後現在の京王・小田急・京急が分離し、残された東横線や目蒲線・大井町線・池上線・玉川線等の路線で再出発しました。戦後は高度成長期に多摩田園都市構想を打ち立て田園都市線を開業させ大規模な街づくりを行いました。また国内の多岐にわたる企業を傘下に収め、鉄道に限らずデパートやホテル、不動産なども手掛け、東急の名称は全国的に知られる社名となりました。その後1990年代に入り景気後退の時代に入りますと整理されグループから離脱した企業も発生しました。紆余曲折・多くの苦難を乗り越えて創立100周年の佳節を迎えました。

 

100周年を迎え発売されました記念乗車券、東急グループの傘下にある運輸企業5社のコラボレーションになりました。現在の東急電鉄は2019年に東京急行電鉄から社名を変更した株式会社東急から分離して設立された会社になります。この他には、東急が伊豆の地で鉄道を建設し開発を手掛けるために設立した伊豆急行、東京急行電鉄創業者の出身地にて運営を行い1958年に東急グループ傘下となった上田電鉄、東急沿線でバス路線を展開し電鉄より1991年に分離した東急バス、北海道札幌市を拠点としてかつては札幌市内から定山渓温泉を結んだ鉄道路線を運営し1957年に東急傘下となったものの1969年に鉄道を廃止し以降はバス会社として今日も運営されているじょうてつ(旧:定山渓鉄道)のコラボレーションとなります。各社の歴史を綴る写真をあしらった台紙に各社の硬券乗車券がセットされています。

 

この記念乗車券は、東急では創立日の2022年9月2日に渋谷駅特設会場で発売されました。またTOKYU STYLEサイトでも発売されました。自分は同じく発売箇所となった山口証券印刷が手掛ける通販サイト「きっぷと鉄こもの」にて申し込みまして購入しました。伊豆急行や上田電鉄、東急バスやじょうてつにおいても、主要駅あるいは営業所等窓口で発売されました。

 

創立100周年を迎えた東急グループ、その柱となる東急電鉄では、来年2023年3月に日吉から新横浜を結ぶ新横浜線の開業が予定されており、合わせて新横浜経由で相鉄線へ直通運転が行われることになっています。東急グループ次の「美しい時代」 の100年が始まりました。

2022.08.07

1457.【東急】ありがとう8500系記念きっぷ

多摩丘陵に開かれた田園都市の路線で活躍した車両、まもなく終焉を迎えます。

 

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 名称   :ありがとう8500系記念きっぷ
 発行社局:東急電鉄
 発売日  :2022年8月7日(駅での一般発売)
 値段   :2,000円
 購入箇所:渋谷駅
 シリアルNo.:0563
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まもなく終焉を迎える車両、東急8500系になります。

 

この車両は、1975年に当時製造されていた8000系の増備車という位置付けではありましたが、新玉川線と地下鉄半蔵門線直通運転用に一部仕様を変更した部分があることから、一般的に8500系と称されてきました。オールステンレス20m4ドアの車両になりますが、特に前面には赤色の帯が入ったことが外観上の特徴になります。まずは4両編成で当時の田園都市線大井町~すずかけ台間で運転を開始しました。翌1976年に鉄道友の会ローレル賞を受賞しました。1977年になりますと新玉川線渋谷~二子玉川園(現:二子玉川)間が開通し、この路線で6両編成で運転され、1979年には地下鉄半蔵門線が開通し、合わせ田園都市線は新玉川線と直通運転を開始、この時期になりますと田園都市線はつきみ野まで延伸(1976年)しており、地下鉄半蔵門線から新玉川線経由で田園都市線への直通運転を行うようになりました。(この時に大井町~二子玉川園間は大井町線と称されることになります。)田園都市線は1984年に中央林間まで全線開通し、8500系は田園都市線の増大していった輸送需要に合わせて増備が繰り返され10両編成になるとともに、1991年まで400両が製造され東急の一大勢力となりました。

 

8500系は東横線で一時運転されたことがあり大井町線でも運転されましたが、主な活躍の場は新玉川線・田園都市線であり、東急が戦後多摩丘陵を切り開き大規模な街づくりを行った田園都市から渋谷を経由して都心を結ぶ一大幹線で活躍し、この路線の顔となりました。なお新玉川線は、2000年に田園都市線に統一されることになり、渋谷~中央林間間が田園都市線となりました。

 

その後後継となる5000系が登場するに及び、8500系から廃車が発生するようになりました。廃車となった車両の一部が長野電鉄や秩父鉄道に譲渡されました。一方で2003年に地下鉄半蔵門線が押上まで開通し東武伊勢崎線と直通運転を開始すると、東急8500系も押上から東武伊勢崎線に乗り入れ、日光線の南栗橋・伊勢崎線の久喜まで直通運転を行いました。田園都市線向け5000系は増備が中断しますが、2018年に2020系の登場により置き換えが再開され8500系は姿を消していきました。そして8500系は2023年1月で全車両引退を迎えることになりました。

 

引退を迎えるにあたり東急では、特設サイトが開設されたり撮影会等各種イベントが開催されておりますが、その一環としてこのような記念きっぷが発売されました。田園都市線の5駅の硬券入場券と磁気カード型の東急線ワンデーパスが、8500系の活躍のシーンなどをあしらった台紙にセットされています。

  

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記念きっぷにセットされた東急線ワンデーパス

 

この記念きっぷはTOKYU Stile WebサイトにてまずWeb販売分の予約を8月1日に受付8月5日より先行発売し、渋谷駅など主に田園都市線主要駅での発売は8月7日からとされました。実際にWeb販売は8月1日の予約受付分で完売となり、自分は本日渋谷駅に出向き現地にて入手しました。

またこの記念きっぷには、クリアファイルが2枚付属しました。

 

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付属したクリアファイル(表・裏)

 

先頭部車号のアップと車内の写真をあしらったクリアファイルが付属しました。

 

こうして本日、引退記念きっぷが発売された東急8500系ですが、実車はこの記事作成時点で8637F 1編成が残るのみとなっています。この編成は「Bunkamura」号という特別装飾編成で、1987年に広告車両として前面が青帯で側面にも青帯が施され、「Bunkamura」号になった際に側ドアがカラフルに色分けられたという編成になります。8500系は編成数が多く田園都市線で運用されていることから、特別装飾編成がかつていくつか存在し「TOQ-BOX」号や「伊豆のなつ」号といった編成がありましたが、これら編成は今では思い出になりました。今残る「Bunkamura」号となった最後の8500系8637Fですが、運用は平日朝ラッシュ時間帯に運用に就くかどうかといったところで、通常の運用に入る機会が少なくなってきている状況のようです。

 

まもなく終焉を迎える東急8500系、この車両の活躍は田園都市線沿線の発展とともにありました。8500系が築いた「美しい時代」は、後継の5000系・2020系に、確実に引き継がれることでしょう。

2019.12.07

1318.【東急】目黒線3020系運行開始記念乗車券

2020年代の東急の飛躍にむけた新型車両が登場しました。

 

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 名称   :目黒線3020系運行開始記念乗車券
 発行社局:東急電鉄
 発売日  :2019年12月7日
 値段   :500円
 購入箇所:日吉駅
 シリアルNo.:1648
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東急電鉄においてこのほど登場した新型車両は3020系になります。目黒線に導入され、昨年田園都市線に登場した2020系・大井町線に登場した6020系の目黒線仕様の車両となります。3020系は8両固定編成で入線しておりますが、目黒線は現状では6両編成ですので中間車2両は外した6両編成で運転を開始しました。

 

目黒線用として登場した3020系になりますが、目黒線は2022年度開通予定で現在終点の日吉駅から新横浜駅まで延伸されることになっており工事が進められています。新横浜からは相鉄線に直通することになっており先日開通した西谷駅から羽沢横浜国大駅までの路線が新横浜駅まで延伸されここで接続して直通運転を行うことになっています。

 

3020系登場に合わせて発売されました記念乗車券になります。日吉駅でのみ発売され、はがきサイズの乗車券とA5サイズのクリアホルダーがついてきました

 

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付属したクリアホルダー

 

付属したクリアホルダー、表面は3020系の写真・裏面は主要諸元表になっています。

 

東急の未来にむけて目黒線に登場した3020系の記念アイテムになります。

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2011年11月 ありがとう!京王井の頭線3000系

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    2011年12月、約49年にもわたり京王井の頭線で活躍してきた3000系、レインボーカラーに彩られ井の頭線のイメージを確立したこの車両も、ついに終焉となりました。最後の編成となったのはライトブルーの3028F、この編成は1987年に入線し活躍してきました。 末期には朝のラッシュ時間帯に運よく富士見ヶ丘~渋谷の1往復の運用にしか就かなくなってしまった3000系、2011年11月には「さよなら運転」として日曜日の昼間に井の頭線全線で運転され、最後の走りを披露しました。また11月20日には富士見ヶ丘車両基地において「ありがとう3000系フェスタ」も開催され、事前申込制であったこのイベントにも参加して、最後の姿を見てきました。井の頭線沿線で生まれ育ち、それこそこの車両の活躍をみて育ったと自負する私にとって、感慨深い月になった2011年11月、3000系最後の姿をぜひ皆様にご覧いただきたいと思います。

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    2001年12月に初めてデジカメを購入して、翌年から1年間通った路線があります。藤沢から鎌倉を結ぶご存知江ノ電です。この年は江ノ電が開業して100周年という節目の年で、各車両にステッカーなどが付いています。また世代交代もあった年です。 自分の思い出アルバムの中から公開いたします。どうぞご覧下さい。

惜別 名鉄岐阜600V線区

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    2005年3月31日、惜しまれつつも廃止を迎えた名鉄岐阜市内線・揖斐線・美濃町線・田神線の総称「岐阜600V線区」。 私が初めて訪れたのは、1999年の夏のことでした。名古屋本線で新岐阜に着くと、駅前に停車していた電車に乗り、車の洪水の中を抜け、のどかな風景の中を走っていきました。
    その後2001年2月、そして2005年と何度か訪れたのですが、ついにこれら路線も命運が尽きてしまいました。そこで、名鉄岐阜600V線区で活躍していた古豪から最新鋭車まで、個性豊かな車両たちへの思い出をつづり、このアルバムを作成しました。
    このアルバムでは、2001年9月30日の運行をもって廃止となった谷汲線・揖斐線(黒野~本揖斐)のモ750も登場しています。いずれにしましても、今では思い出になってしまった、名鉄岐阜600V線区へのレクイエムです。 どうぞご覧下さい。

    お断り>
    今回のアルバムは、一部ポジプリントからスキャンしたもの、あるいは携帯電話内蔵カメラで撮影した画像も含まれています。特に1999年・2001年撮影のものはすべてポジプリントからのスキャンになります。つきましては画質にやや難があるものがあります。ご了承ください。