カテゴリー「発行社局:小田急」の56件の記事

2024.06.01

1536.【小田急】小田急多摩線開業50周年記念乗車券・入場券

多摩の丘を切り開いて開発された「多摩ニュータウン」、この地域へ伸びていった路線が開業50周年の佳節を迎えました。

 

===========================
 名称   :小田急多摩線開業50周年記念乗車券・入場券
 発行社局:小田急電鉄
 発売日  :2024年6月1日
 値段   :2,000円
 購入箇所:新百合ヶ丘駅
 シリアルNo.:0361
===========================

 

Img_3641

 

Img_3642

 

今から50年前の1974年6月1日、開発が進んでいた多摩ニュータウン地域にようやく鉄道路線が開業しました。小田急多摩線になります。小田原線の百合ヶ丘~柿生間で線路移設を行ったうえで開業した駅である新百合ヶ丘から小田急永山間がこのとき開業しました。この当時、多摩ニュータウンは入居が始まっていた地区がありましたが、鉄道が未開通であったため陸の孤島といわれていたと言います。多摩ニュータウン地域に初めて開通した鉄道路線でありました。

多摩線は1975年に小田急永山から小田急多摩センターへ延伸、1990年に小田急多摩センターから現在の終点である唐木田まで延伸しました。2004年になりますと黒川~小田急永山間に「はるひ野」駅が開業し、現在の小田急多摩線の路線となりました。

 

1974年の開業時はほとんどが多摩線内折り返しで新宿方面への直通はわずかであったとのことで、運転される車両も記念の祝賀列車こそは当時の最新鋭車両であった9000形が充当されましたが、実際に運用に就いていたのは引退間近の旧型車両であったとのことです。この記念乗車券の表紙の写真は1980年頃の2200形2両編成となっており、この時代引退が近づいてきた車両がこのように運転されていたことが感じられるかと思います。その後1990年代に入り一時期夕方通勤時間帯にロマンスカーが運転されたことがあり、2002年になりますと多摩線から地下鉄千代田線に直通する多摩急行が設定されました。現在では多摩線から地下鉄千代田線へ直通する列車の設定はなくなりましたが、新宿へ直通する急行の設定があり(ただし多摩線内は各停になる列車が多いようです)、運転される車両についてもこの記念きっぷ台紙にあしらわれている5000形も多摩線で運用されます。
 

こうして開業から50周年を迎えた小田急多摩線、その記念きっぷがこのように発売されました。同じく開業50周年を迎えた新百合ヶ丘駅でのみ発売され、朝早く向かいますとすでに大勢の方が買い求めに並んでおりました。先に記しましたように一時期多摩線で運転されていた2200形を表紙として、過去に多摩線で活躍した車両や建設・開業時の写真をあしらった台紙に新百合ヶ丘から小田急永山、小田急多摩センター、唐木田まで及び唐木田から代々木上原までのそれぞれ片道乗車券と、多摩線内7駅の入場券がいずれも硬券でセットされているものになります。なお、この記念きっぷはSNSでの情報ですと発売当日の昼頃で完売したとのことです。

 

多摩ニュータウンへのアクセスとして開業した小田急多摩線、開業から50周年を迎えました。

2022.01.29

1429.【小田急】小田急ロマンスカー・VSE(50000形)定期運行終了記念乗車券

「虹の向こうの遠い日」のはるか先にあると思っていたその日が近づいてきました。

 

===================================
 名称   :小田急ロマンスカー・VSE(50000形)定期運行終了記念乗車券
 発行社局:小田急電鉄
 発売日  :2022年1月29日
 値段   :2,000円
 購入箇所:新宿駅
 シリアルNo.:0232
===================================

  

Img_3082_20220129142201

 

Img_3083_20220129142301

 

Img_3084

 

Img_3085_20220129142301

 

それは衝撃的な発表でした。2021年12月17日、この日は翌年2022年3月に実施されるダイヤ改正のリリースがJRグループを始めとして各社で一斉に公表されましたが、小田急電鉄から発表された内容は、2005年にデビューした特急ロマンスカー50000形「VSE」が、このダイヤ改正の前日の運行をもって定期運行を終了し、以降は団体専用列車等として運行されるものの2023年秋ごろに引退するというものでした。今日まで、大変人気があった車両だっただけに大変大きな反響がありました。デビューから17年で定期運行を終了し、その翌年で引退を迎えることに、私も驚きを隠せませんでした。

 

このほど運行終了を迎えることになった小田急ロマンスカー50000形は、2005年にデビューしました。白色の車体で前面の展望席や連接構造が復活し1両サルーン席車が設けられ、車内はドーム型の高い天井が特徴でその構造からVault Super Express(Vault:ドーム型の天井、天空の意)を略してVSEと命名されました。そのスタイリングや車内設備などは多くの人々の注目を集め絶賛されました。デビューした年にはグッドデザイン賞、翌2006年には鉄道友の会ブルーリボン賞を受賞し、小田急ロマンスカーとしてフラッグシップを担い、箱根へ多くの観光客をいざなった車両でした。
 

小田急ロマンスカーのフラッグシップを担い、今もなお色褪せることなく活躍してきたロマンスカーVSEでしたが、2022年3月のダイヤ改正前日で定期運行は終了となります。これは車両の経年劣化と主要部品の更新が困難という理由が小田急公式リリースに記載されています。この車両は連接構造でかつ車体を傾斜させる機構も装備されているという特殊構造であり保守には大変苦労していることと、合わせて近年導入が進んでいるホームドアについても50000形VSEは対応が困難であるということもあるかと思います。

 

定期運行終了を迎えるにあたり発売されました記念乗車券になります。この記念乗車券発売に際しまして、購入を希望した場合は事前にEPARKサイトにて設けられた特設フォームに購入希望日・購入場所等を入力して予約し、指定した日時に受け取りに行き現地にて代金を支払い購入するという方法が採られました。発売日に窓口に集中するという事態を避ける意味合いがあったと思います。発売された記念乗車券セットは硬券の乗車券と入場券、そして特急券を模した模擬券が50000形VSE活躍のシーン等の写真をあしらった台紙にセットされているというものになります。私も事前に予約しまして、本日新宿駅にて入手してきました。

 

定期運行を終了する小田急ロマンスカー50000形VSE、この車両は私にとっても大変思い出が多く、2005年のデビューした日に初列車出発を見送った後町田→新宿で早速乗車、車内で記念乗車証を頂きました。2006年のブルーリボン賞受賞に際しても、新宿駅で開催された授賞式に立ち会い、ブルーリボン賞受賞のエンブレムを着けた誇らしげな姿を見届けました。2007年には当時ブログ等で知り合った皆様とこのVSE最後尾1両を貸切るというオフ会に参加し、その際に展望席シートをサロン配列にして皆で乗車したという思い出があります。また結婚してからも、妻と箱根の温泉に旅行をすることになり、その際にVSEを選んで乗車し箱根に行ってきたという思い出もあります。

またこの車両にまつわるアイテムについては、運行開始時は特に記念きっぷ類の発売はなく、当時存在していた関東私鉄地下鉄共通乗車カード「パスネット」でVSE車両のイラストをあしらった柄が、小田急各駅の券売機で発売されました。運行開始から10周年を迎えた2015年に記念きっぷの発売がありましたが、それから7年で定期運行を終了することになります。

 

定期運行終了記念乗車券が発売開始となった本日より、50000形VSEには定期運行終了の記念装飾が前面と側面に行われました。

 

まもなく定期運行終了を迎える小田急50000形VSE、デビュー時の鮮烈な姿がまだ記憶に新しいだけに、活躍の日々が思い出になるのは早すぎるように感じます。多くの人々に惜しまれつつ、定期運行終了を迎えようとしています。

2019.10.05

1301.【小田急】小田急江ノ島線開業90周年記念乗車券

神奈川県藤沢市の相模湾に浮かぶ江ノ島は古くから信仰の島として、また観光地として多くの人々が訪れる景勝地です。この景勝地を目指して開業した小田急江ノ島線、本年で開業90周年を迎えました。

 

=======================
 名称   :小田急江ノ島線開業90周年記念乗車券
 発行社局:小田急電鉄
 発売日  :2019年10月5日
 値段   :3,000円
 購入箇所:相模大野駅
 シリアルNo.:1568
=======================

 

Img_2350

 

Img_2351_20191005151501

 

Img_2352

 

Img_2353

 

小田急江ノ島線は1929年4月1日に全線が開業しました。江ノ島線開業時は小田原線との分岐駅となる相模大野駅はなく信号所でした。東海道線との接続駅となる藤沢はスイッチバック方式であることは現在も同様で、終点の片瀬江ノ島駅は竜宮城を模した建物として観光地江ノ島の玄関口として機能しました。

 

以来90年、江ノ島への観光客をいざない、沿線地域の発展に貢献した小田急江ノ島線、90周年を迎えて発売されました記念乗車券は江ノ島線各駅からの乗車券を含んだ硬券と、開業時から駅名が変更になった駅の旧駅名の入場券の模擬券が、江ノ島線各駅の駅舎や活躍した車両などをあしらった台紙にセットされています。なお発売箇所は江ノ島線主要駅に限られ、東京都内から近い発売箇所となった相模大野駅にて入手しました。

 

開業90周年を迎えた小田急江ノ島線、来年2020年に開催される東京オリンピックにおいて、江ノ島がセーリング競技の会場となることから、開業時からの竜宮城を模した駅舎は建て替えのため撤去されてしましましたが、新たな駅舎はかつての竜宮城のイメージを残しつつも竜宮造りという神社仏閣で用いられる技法を用いた建物となるようで、オリンピック前に完成予定とのことで、観光地江ノ島への玄関としての機能向上が図られます。

 

90年の歴史を刻んだ小田急江ノ島線、来年のオリンピックとともに次の10年となる100周年に向けて歩み始めました。

2019.05.01

1288.【小田急】天皇陛下御即位記念乗車券

令和の時代を迎え、皇太子殿下が天皇陛下に御即位されるのを記念しまして、小田急電鉄でも記念乗車券が発売されました。

 

=======================
 名称   :天皇陛下御即位記念乗車券
 発行社局:小田急電鉄
 発売日  :2019年5月1日
 値段   :1,000円
 購入箇所:新宿駅
 シリアルNo.:0274
=======================

 

Img_2147

 

Img_2148 

 

Img_2149

 

小田急で発売されました天皇陛下御即位記念乗車券になります。オリジナルの台紙に鳳凰・菊・桐をデザインしたD型硬券乗車券がセットされています。

 

小田急では新宿や町田、小田原、藤沢でこの記念乗車券を発売しましたが、発売開始が6:30からとのことでしたので、新宿に向かいますとすでに列ができておりTV報道の取材も来ていたという状況でした。

 

小田急でも令和の時代が始まりました。

2019.03.17

1280.【小田急】GSE(70000形)就役1周年記念乗車券・入場券

昨年、長きにわたり進められてきた複々線化が完成した小田急電鉄、これに合わせて登場した新型ロマンスカー、運転開始から1年が過ぎました。
 
==========================
 名称   :GSE(70000形)就役1周年記念乗車券・入場券
 発行社局:小田急電鉄
 発売日  :2019年3月17日
 値段   :1,000円
 購入箇所:町田駅
 シリアルNo.:1606
==========================
 
Img_2040

 

Img_2048_1

 

2018年3月のダイヤ改正で華々しく登場した小田急ロマンスカー70000形「GSE」、運行開始から1周年を迎え発売されましたアイテムになります。新宿・小田原からの硬券乗車券と、町田駅の硬券入場券がGSEをかたどった台紙にセットされています。

 

昨年のグッドデザイン賞金賞にも輝いた小田急70000形GSE、伝統のバーミリオンの外装と展望席を備えた最新鋭のロマンスカーです。新宿から箱根へ、これからの活躍が期待されます。

2018.10.08

1270.【小田急】特急ロマンスカー・LSE(7000形)引退記念乗車券・入場券

長きにわたり親しまれた小田急ロマンスカー車両、引退を迎えることになり、発売されたアイテムになります。
 
==============================
 名称   :特急ロマンスカー・LSE(7000形)引退記念乗車券・入場券
 発行社局:小田急電鉄
 発売日  :2018年10月6日(先行発売)
 値段   :2,000円
 購入箇所:鉄道フェスティバル会場(日比谷公園)
 シリアルNo.:0025
==============================
 
Img_1911
 
Img_1913
 
Img_1914
 
Img_1915

 
引退を迎えることになった小田急ロマンスカーは7000形LSEになります。この車両は1980年にデビューしました。3100形NSEから受け継がれたオレンジバーミリオンの外装と、運転席を2階として展望席を設けていたこと、11両連接の構造を持つ一方、3100形から17年も開いたことからこの時代の最先端のサービス水準を盛り込んだ車両となりました。1981年に鉄道友の会ブルーリボン賞を受賞し、ロマンスカーのラインナップに欠かせない車両となりました。
その後時代が下るにつれまた後進の車両の登場に合わせて、この車両もリニューアルが行われ一時期10000形HiSEと同じワインレッドの外装になっていた時代がありましたが、2007年のロマンスカー50周年の時に登場時のオレンジバーミリオンが再現され、その後残った7000形LSEについてはオレンジバーミリオンに復帰していきました。その後も活躍した7000形LSE、しかし後進の10000形HiSEや20000形RSEはハイデッキ構造となっていたことから、バリアフリー化という時代の要請に応えることができず7000形LSEよりも先立って小田急からは姿を消し、7000形LSEはその後も残ることになりました。
 
長きにわたりロマンスカーとして箱根方面への観光客を乗せて運転してきた7000形LSEでしたが、経年により本年2018年に新型ロマンスカー70000形GSEの登場により置き換えられることになり、2018年7月10日の新宿19:15発特急ホームウェイ83号片瀬江ノ島行き(この日に限り藤沢から延長運転)を最後に定期運行を終了、その後は団体列車等で運転されてきましたが、ついに2018年10月13日にラストランのツアー列車をもって運行を終了、その翌週2018年10月20日・21日に海老名電車基地で開催される「ファミリー鉄道展」で展示されるのを最後に引退となります。
 
7000形引退を迎えるにあたり発売されましたアイテムになります。7000形LSE登場時のパンフレットをモチーフとした台紙に7000形が運行された区間の乗車券と、7000形が停車した駅の入場券、そして7000形デビュー時に発売していた特急券の複製模擬券がセットされたものになります。7000形がデビューした当時「はこね」はもちろんのことながら「さがみ」等にも使用され、「さがみ」の場合は向ケ丘遊園や新松田にも停車しておりました。
この記念きっぷはまず日比谷公園で開催された鉄道フェスティバル会場で先行発売され、その後は海老名電車基地で開催されるファミリー鉄道展会場でも先行で発売されたあと、10月27日より新宿など主要駅で発売されることになっています。
 
運行開始から38年間、歴代の小田急ロマンスカー車両において最も長い期間特急ロマンスカーとして活躍した7000形LSE、2018年3月で完成した代々木上原~登戸間の複々線化工事のすべてを見届け、変わりゆく沿線風景の中、最後は往年の姿を取り戻し、多くの人々にその雄姿と活躍の日々の思い出を残して、まもなく引退を迎えます。

2018.03.10

1238.【小田急】ROMANCECAR GSE SPECIAL BOX

だれと一緒に乗りたいですか。新しいロマンスカーがデビューします。
 
=================================
 名称   :ROMANCECAR GSE SPECIAL BOX
 発行社局:小田急電鉄
 発売日  :2018年3月10日(先行発売)
 値段   :2,000円
 購入箇所:新型特急ロマンスカー・GSEお披露目会会場(海老名電車基地)
 シリアルNo.:0047
=================================
 
Img_1676
 
Img_1677
 
Img_1678

 
先日、代々木上原~登戸間の複々線化が完成した小田急、3月17日にダイヤ改正が行われます。この改正に合わせて特急ロマンスカーに新型車両が登場します。70000形GSEになります。優雅を表す「Graceful」を用いて、「Graceful Super Express」を略して命名されました。
70000形は3100形NSEから受け継がれてきた展望席を配置し、側面窓が高さ1mの連続窓を使用、外観はローズバーミリオンに小田急ロマンスカー伝統のオレンジバーミリオンを配した外装になりました。この車両はボギー構造の20m車体7両編成になります。
 
運転開始を前に本日、海老名電車基地でお披露目会が開催されました。事前申し込みで抽選でしたが当選しまして参加してきました。すでに多摩線で試運転中の姿を見ておりますが、改めてお披露目の場で実車を拝見しまして、3000形初代SEから脈々と受けて継がれてつつも進化したロマンスカーであると実感しました。なお、車内見学までは権利が得られなかったもので外観の撮影のみになりましたが、これは運転開始後すぐに乗車してみたいと思いました。
このお披露目会会場で発売されました記念乗車券になります。新宿~小田原間の硬券乗車券2枚と、オリジナルの短編小説をセットにしたロマンスカー・GSE就役記念乗車券になります。このアイテムはまず本日のGSEお披露目会イベント会場で先行発売され、一般には24日より新宿駅で発売されるとのことです。
 
小田急ロマンスカーの新型車両が登場するとなりますと、大変広く注目されまた多くの期待が寄せられます。まもなく運転を開始する新型ロマンスカー70000形GSE、この車両も多くの人々の注目と期待、そして親しまれる車両になることでしょう。

1237.【小田急】複々線完成 記念乗車券・入場券

小田急において長い間追い続けてきた夢、ついに叶いました。
 
=================================
 名称   :複々線完成 記念乗車券・入場券
 発行社局:小田急電鉄
 発売日  :2018年3月10日(先行発売)
 値段   :2,000円
 購入箇所:新型特急ロマンスカー・GSEお披露目会会場(海老名電車基地)
 シリアルNo.:0286
=================================
 
Img_1674
 
Img_1675
 
小田急が長い年月をかけて追い続けてきた夢とは、代々木上原~登戸間の複々線化でした。1964年に都市計画が決定したものの、その費用などがネックとなっていた中、輸送需要は増え続けラッシュ時間帯の混雑は悪化を続け、特に下北沢近くになると列車が団子運転となり通常時よりも時間がかかるようになるといった状況になりました。この状況を解決するために、地下鉄千代田線が接続する代々木上原から多摩川を渡り登戸までの区間を複々線化することになり、地下鉄千代田線直通運転開始時点で代々木上原~東北沢間が複々線になっておりましたが、時代が平成に入ってから1989年より、まず喜多見~和泉多摩川間より着工することになりました。 
複々線化と合わせてこの区間の踏切の解消のための立体化も同時施工で行われ、ほとんどの箇所は高架線になりました。その後は工事の施工区間も広がり、成城学園前駅は地下となり、経堂にあった車庫が喜多見に移転したのも、複々線化の一環になります。1997年に喜多見~和泉多摩川間の高架複々線化が完成し、この区間から複々線で運転が始まりました。また、和泉多摩川~登戸間にある多摩川の橋梁も架け替えられました。
すでに宅地化が進んでいた地域において複々線化を進めることになったことから、その工事は多大な苦労を伴いましたが、その中で最大の難関になったのが下北沢駅付近になり、すでに商店等が密集した狭隘な中、上を京王井の頭線が越えているというところではありましたが、下北沢駅を含む東北沢~世田谷代田間は地下2層方式で建設が進められ2013年にこの区間の地下化が完成、その後複々線化の工事が行われ、つい先日2018年3月3日より代々木上原~梅ヶ丘間の複々線化とあわせて登戸駅の4線化も完成し、代々木上原~登戸間の複々線化がようやく完成する運びとなりました。この間約29年、平成の時代のほぼすべてを費やして完成しました。
 
複々線完成を記念して発売されましたアイテムになります。複々線化区間の乗車券2枚と、複々線化区間に含まれる各駅の硬券入場券がセットされたもので、台紙にはこの事業の経過を写真を含めて記載したものになっています。ここに掲載された写真に写っている車両を観ましても、この複々線化工事が大変長きにわたり進められてきたことを物語っています。このアイテムは、本日よりまずは海老名電車基地で開催された新型ロマンスカーGSEお披露目会会場で先行発売され、通常の発売は明日3月11日から複々線化区間の各駅で発売されます。
 
複々線化が完成した小田急、今月17日にダイヤ改正が行われ、完成した複々線を活かして特にラッシュ時間帯の所要時間短縮が行われます。
 
小田急が長い年月をかけて追い続けてきた夢が叶った2018年春になります。

2017.10.09

1105.【小田急】小田急線開業90周年記念乗車券

本年で開業90周年を迎えた小田急、その記念きっぷが発売されました。
 
=======================
 名称   :小田急線開業90周年記念乗車券
 発行社局:小田急電鉄
 発売日  :2017年10月7日(先行発売)
 値段   :3,000円
 購入箇所:鉄道フェスティバル会場(日比谷公園)
 シリアルNo.:0058
=======================
 
Img_1037
 
Img_1043
 
Img_1039
 
Img_1041
 
Img_1044
 
開業日から約半年過ぎた鉄道の日時期に発売された開業90周年記念乗車券、開くと90年のあゆみとともに、小田原線各駅からの片道乗車券の硬券セットと、小田急開業時の様式を復刻した模擬券がセットになった内容になっています。
 
この記念乗車券は、まずイベント会場で先行発売され駅では11月に入ってから発売されるようですので、早速本年も日比谷公園で開催された鉄道の日イベントである鉄道フェスティバル会場で入手しました。
 
90年という歴史を重ねた小田急、来年春長い年月をかけて進められてきた複々線化がようやく完成します。次の10年となる100周年に向けて歩み始めています。

1104.【小田急】鉄道の日 記念入場券

1997年になりますと、小田急電鉄は開業70周年を迎えました。この年は歴代のロマンスカーをあしらったシリーズもののロマンスカードをはじめとして、各種アイテムが発売されました。この年の鉄道の日において、記念入場券が発売されました。
 
================
 名称   :鉄道の日 記念入場券
 発行社局:小田急電鉄
 発売日  :1997年10月--日
 値段   :390円
 購入箇所:新宿駅
 シリアルNo.:0119
================
 
Img_1052
 
Img_1054
 
開業70周年を迎えた年の鉄道の日記念で発売された入場券になります。通勤車にスポットをあてており、この当時の最新型通勤車両であった2000形と大型20m車体を採用した2600形、地下鉄千代田線に乗り入れ車であり一世を風靡した9000形をあしらいました。これら車両のカードの裏面が入場券になっています。
 
このアイテム発売から20年が過ぎ、2600形や9000形は引退しそれぞれ1両が保存されているという2017年の状況になります。

より以前の記事一覧

カテゴリー

Googleで検索




  • 弊ブログ内検索
    ウェブ全体から検索


    Powered by Google

2011年11月 ありがとう!京王井の頭線3000系

  • Img_9050
    2011年12月、約49年にもわたり京王井の頭線で活躍してきた3000系、レインボーカラーに彩られ井の頭線のイメージを確立したこの車両も、ついに終焉となりました。最後の編成となったのはライトブルーの3028F、この編成は1987年に入線し活躍してきました。 末期には朝のラッシュ時間帯に運よく富士見ヶ丘~渋谷の1往復の運用にしか就かなくなってしまった3000系、2011年11月には「さよなら運転」として日曜日の昼間に井の頭線全線で運転され、最後の走りを披露しました。また11月20日には富士見ヶ丘車両基地において「ありがとう3000系フェスタ」も開催され、事前申込制であったこのイベントにも参加して、最後の姿を見てきました。井の頭線沿線で生まれ育ち、それこそこの車両の活躍をみて育ったと自負する私にとって、感慨深い月になった2011年11月、3000系最後の姿をぜひ皆様にご覧いただきたいと思います。

中央線201系

  • 2010101700
    JR中央線で約30年にもわたり活躍した201系、特に多摩地域においては、長きにわたり親しまれた車両で、私も小・中学生時代は遠足で、学生時代は通学で、そして社会人になってからも通勤などで利用したなじみ深い車両でした。時の国鉄が「省エネ電車」として中央線に導入された201系。そしてほとんどの車両が中央線から離れることなく、この路線で「オレンジバーミリオン」の外装で生涯を終えました。すでに引退して時が過ぎましたが、私が撮影した201系の思い出として、どうぞご覧下さい。

2002年100周年を迎えた江ノ電

  • Img_0527
    2001年12月に初めてデジカメを購入して、翌年から1年間通った路線があります。藤沢から鎌倉を結ぶご存知江ノ電です。この年は江ノ電が開業して100周年という節目の年で、各車両にステッカーなどが付いています。また世代交代もあった年です。 自分の思い出アルバムの中から公開いたします。どうぞご覧下さい。

惜別 名鉄岐阜600V線区

  • 2005032101
    2005年3月31日、惜しまれつつも廃止を迎えた名鉄岐阜市内線・揖斐線・美濃町線・田神線の総称「岐阜600V線区」。 私が初めて訪れたのは、1999年の夏のことでした。名古屋本線で新岐阜に着くと、駅前に停車していた電車に乗り、車の洪水の中を抜け、のどかな風景の中を走っていきました。
    その後2001年2月、そして2005年と何度か訪れたのですが、ついにこれら路線も命運が尽きてしまいました。そこで、名鉄岐阜600V線区で活躍していた古豪から最新鋭車まで、個性豊かな車両たちへの思い出をつづり、このアルバムを作成しました。
    このアルバムでは、2001年9月30日の運行をもって廃止となった谷汲線・揖斐線(黒野~本揖斐)のモ750も登場しています。いずれにしましても、今では思い出になってしまった、名鉄岐阜600V線区へのレクイエムです。 どうぞご覧下さい。

    お断り>
    今回のアルバムは、一部ポジプリントからスキャンしたもの、あるいは携帯電話内蔵カメラで撮影した画像も含まれています。特に1999年・2001年撮影のものはすべてポジプリントからのスキャンになります。つきましては画質にやや難があるものがあります。ご了承ください。