« 1597.【西武】サステナ車両8000系デビュー記念乗車券 | トップページ | 1599.【関東鉄道】関東鉄道発足60周年記念入場券 »

2025.06.01

1598.【JR九州】883系ソニック 30周年記念きっぷ

九州を走る「音速の特急車両、ワンダーランドエクスプレス」、運行開始から30周年の佳節を迎えました。

 

======================
 名称   :883系ソニック 30周年記念きっぷ
 発行社局:九州旅客鉄道
 発売日  :2025年5月10日
 値段   :3,600円
 購入箇所:九州の旅とお取り寄せ(Web販売)
 シリアルNo.:0419
======================

 

Img_3983

 

Img_3984

 

Img_3985

 

JR九州では、博多~大分を小倉・日豊本線経由で運転される特急「ソニック」に使用されている883系が、デビューから30周年を迎えたことから記念きっぷが発売されました。駅での発売はなくJR九州商事が運営しているWebサイト「九州の旅とお取り寄せ」にて5月10日より受付を開始し、先日手元に届きました。883系のデビュー時を含めた活躍のシーンの写真の台紙に短冊形の博多→小倉の在来線特定特急券・乗車券がセットされたものになります。自分は記念きっぷのみを購入しましたが、Webでは特製キーホルダーとセットも発売されました。

 

883系は1995年4月より、博多~大分の特急「ソニックにちりん」でデビューしました。1992年に登場した787系「つばめ」に続いて水戸岡鋭治氏によりデザインされた姿は「ワンダーランドエクスプレス」というテーマで設計され、デッキ部分には彫刻等の作品が飾れるショーケースが設けられ、更に室内普通車の座席のヘッドレストのデザインは動物の耳のようなものになっておりこの車両を特徴付けるものとなり、シンボルになりました。走行性能については、カーブが多い日豊本線を走行するためJR九州では初となる振り子機構が設けられカーブでも速度を落とさず走行できるという性能を持ちます。この車両もデビュー時には大変話題となり1996年の鉄道友の会ブルーリボン賞を受賞しています。その後増備のたびに前面形状が変化するという特徴も併せ持った883系、1997年には博多~大分を運行する特急列車が「にちりん」から独立して「ソニック」となります。今では日豊本線の博多・小倉からの特急列車は一部を除き大分で分断となり、小倉方の特急列車は「ソニック」として運転されている状況です。

日豊本線の特急列車として活躍した883系でしたが、2005年よりリニューアルが行われ、登場時は水色の前面とステンレス無地の外観から全面青の外装に変更となっています。リニューアルは2007年までに完了しています。そして現在でも博多~小倉~大分を結ぶ特急「ソニック」として885系とともに運転されております。

 

883系については、デビュー後間もなく九州に行く機会があり大分→博多で乗車しました。外観はともかく内装デザインに衝撃を受けたという思い出があります。その後も何度か883系に乗車しています。

 

水戸岡鋭治氏のデザインで斬新な外観や設備で人気を集めたJR九州の特急列車、その一員である883系になります。デビューから30年が過ぎ、九州も新幹線の時代となり、JR九州もJR本州3社に続いて株式を上場して完全民営化が達成されるという変化がありました。

あの日、そのデザインに衝撃を受けたJR九州883系ソニック、もうそれだけの年月が流れました。今日も博多~大分を結ぶ特急「ソニック」で活躍している車両であります。

« 1597.【西武】サステナ車両8000系デビュー記念乗車券 | トップページ | 1599.【関東鉄道】関東鉄道発足60周年記念入場券 »

発行社局:JR九州」カテゴリの記事

西暦2025年(令和7年)発売」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« 1597.【西武】サステナ車両8000系デビュー記念乗車券 | トップページ | 1599.【関東鉄道】関東鉄道発足60周年記念入場券 »

カテゴリー

Googleで検索




  • 弊ブログ内検索
    ウェブ全体から検索


    Powered by Google

2011年11月 ありがとう!京王井の頭線3000系

  • Img_9050
    2011年12月、約49年にもわたり京王井の頭線で活躍してきた3000系、レインボーカラーに彩られ井の頭線のイメージを確立したこの車両も、ついに終焉となりました。最後の編成となったのはライトブルーの3028F、この編成は1987年に入線し活躍してきました。 末期には朝のラッシュ時間帯に運よく富士見ヶ丘~渋谷の1往復の運用にしか就かなくなってしまった3000系、2011年11月には「さよなら運転」として日曜日の昼間に井の頭線全線で運転され、最後の走りを披露しました。また11月20日には富士見ヶ丘車両基地において「ありがとう3000系フェスタ」も開催され、事前申込制であったこのイベントにも参加して、最後の姿を見てきました。井の頭線沿線で生まれ育ち、それこそこの車両の活躍をみて育ったと自負する私にとって、感慨深い月になった2011年11月、3000系最後の姿をぜひ皆様にご覧いただきたいと思います。

中央線201系

  • 2010101700
    JR中央線で約30年にもわたり活躍した201系、特に多摩地域においては、長きにわたり親しまれた車両で、私も小・中学生時代は遠足で、学生時代は通学で、そして社会人になってからも通勤などで利用したなじみ深い車両でした。時の国鉄が「省エネ電車」として中央線に導入された201系。そしてほとんどの車両が中央線から離れることなく、この路線で「オレンジバーミリオン」の外装で生涯を終えました。すでに引退して時が過ぎましたが、私が撮影した201系の思い出として、どうぞご覧下さい。

2002年100周年を迎えた江ノ電

  • Img_0527
    2001年12月に初めてデジカメを購入して、翌年から1年間通った路線があります。藤沢から鎌倉を結ぶご存知江ノ電です。この年は江ノ電が開業して100周年という節目の年で、各車両にステッカーなどが付いています。また世代交代もあった年です。 自分の思い出アルバムの中から公開いたします。どうぞご覧下さい。

惜別 名鉄岐阜600V線区

  • 2005032101
    2005年3月31日、惜しまれつつも廃止を迎えた名鉄岐阜市内線・揖斐線・美濃町線・田神線の総称「岐阜600V線区」。 私が初めて訪れたのは、1999年の夏のことでした。名古屋本線で新岐阜に着くと、駅前に停車していた電車に乗り、車の洪水の中を抜け、のどかな風景の中を走っていきました。
    その後2001年2月、そして2005年と何度か訪れたのですが、ついにこれら路線も命運が尽きてしまいました。そこで、名鉄岐阜600V線区で活躍していた古豪から最新鋭車まで、個性豊かな車両たちへの思い出をつづり、このアルバムを作成しました。
    このアルバムでは、2001年9月30日の運行をもって廃止となった谷汲線・揖斐線(黒野~本揖斐)のモ750も登場しています。いずれにしましても、今では思い出になってしまった、名鉄岐阜600V線区へのレクイエムです。 どうぞご覧下さい。

    お断り>
    今回のアルバムは、一部ポジプリントからスキャンしたもの、あるいは携帯電話内蔵カメラで撮影した画像も含まれています。特に1999年・2001年撮影のものはすべてポジプリントからのスキャンになります。つきましては画質にやや難があるものがあります。ご了承ください。