« 1572.【JR東日本】東京駅開業110周年記念入場券 | トップページ | 1574.【名鉄】名鉄創業130周年記念乗車券(第3弾) »

2025.01.11

1573.【富士山麓電鉄・一畑電車】富士山麓電気鉄道×一畑電車 引退記念タイアップ入場券セット

2025年の年明け前後で引退を迎えた車両、タイアップ企画の記念入場券が発売されました。

 

=================================
 名称   :富士山麓電気鉄道×一畑電車 引退記念タイアップ入場券セット
 発行社局:富士山麓電気鉄道・一畑電車
 発売日  :2025年1月11日
 値段   :1,000円
 購入箇所:富士山駅(富士山麓電鉄)
 シリアルNo.:0316

 備考   :一畑電車でも発売
=================================

 

Img_3850

 

Img_3851_20250111223501

 

富士急行線では昨年2024年12月15日で1000系1001号編成が引退し、1000系の定期運用は終了しました。1001号編成は京王初代5000系の譲渡車で引退時には京王時代のアイボリーと臙脂帯という外装が再現されていました。そして時期を同じくして島根県の一畑電車では5000系5010・5110号車が2025年1月13日の特別運行をもって引退することになり、コラボレーション企画が行われその一環でこの記念入場券セットが富士急行線・一畑電車で発売されました。富士急1001号編成と一畑5010・5110号車をあしらった2つ折りの台紙に富士急行線大月・河口湖、一畑電車出雲大社前・松江しんじ湖温泉の硬券入場券がセットされているものになります。

 

一畑電車5000系は京王初代5000系の譲渡車で1998年に登場しました。一畑電車には京王初代5000系が6編成12両譲渡され、まず4編成が2100系として前面はそのままで、車体は1994年に入線した最初の2編成は3ドア・その後1995年に入線した2編成は2ドアになり、その後1998年に入線した2編成が5000系として外装は白と青・黒の組み合わせで前面は前照灯が1灯・非貫通化され、側面は2ドアになり車内は小田急ロマンスカー3100形から発生したクロスシートを使用し観光車両としてデビューしました。松江しんじ湖温泉~出雲大社前を直通運転する急行「出雲大社」号や朝時間帯に電鉄出雲市→松江しんじ湖温泉を運転された特急「スーパーライナー」にも使用されました。しかし老朽化が進んだこともあり5010・5110号車が引退を迎えることになりました。一畑でも2100系に一時期京王時代のアイボリーに臙脂帯を再現した編成がありましたが、今では一部イベント車両となったものを除くとオレンジと白帯という一畑電車で現在保存車両になっているデハニ50形と同等の外装に変更されています。すでに1編成が引退し今回5010・5110編成が引退を迎えます。一畑電車では今後も新型車両の導入が行われることになっているため、京王初代5000系の譲渡車は姿を消していくことになります。

 

富士急1001号編成・一畑5010・5110編成引退を記念したタイアップ企画、ポスターも1996年に京王線で初代5000系が引退したときに作成された「グッドバイ」のキャッチコピーによるオマージュがされたポスターが作成されました。終焉を迎える京王初代5000系の譲渡車、かの地でも活躍し親しまれた名車でありました。

« 1572.【JR東日本】東京駅開業110周年記念入場券 | トップページ | 1574.【名鉄】名鉄創業130周年記念乗車券(第3弾) »

発行社局:富士急行・富士山麓電鉄」カテゴリの記事

西暦2025年[令和7年]発売」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« 1572.【JR東日本】東京駅開業110周年記念入場券 | トップページ | 1574.【名鉄】名鉄創業130周年記念乗車券(第3弾) »

カテゴリー

Googleで検索




  • 弊ブログ内検索
    ウェブ全体から検索


    Powered by Google

2011年11月 ありがとう!京王井の頭線3000系

  • Img_9050
    2011年12月、約49年にもわたり京王井の頭線で活躍してきた3000系、レインボーカラーに彩られ井の頭線のイメージを確立したこの車両も、ついに終焉となりました。最後の編成となったのはライトブルーの3028F、この編成は1987年に入線し活躍してきました。 末期には朝のラッシュ時間帯に運よく富士見ヶ丘~渋谷の1往復の運用にしか就かなくなってしまった3000系、2011年11月には「さよなら運転」として日曜日の昼間に井の頭線全線で運転され、最後の走りを披露しました。また11月20日には富士見ヶ丘車両基地において「ありがとう3000系フェスタ」も開催され、事前申込制であったこのイベントにも参加して、最後の姿を見てきました。井の頭線沿線で生まれ育ち、それこそこの車両の活躍をみて育ったと自負する私にとって、感慨深い月になった2011年11月、3000系最後の姿をぜひ皆様にご覧いただきたいと思います。

中央線201系

  • 2010101700
    JR中央線で約30年にもわたり活躍した201系、特に多摩地域においては、長きにわたり親しまれた車両で、私も小・中学生時代は遠足で、学生時代は通学で、そして社会人になってからも通勤などで利用したなじみ深い車両でした。時の国鉄が「省エネ電車」として中央線に導入された201系。そしてほとんどの車両が中央線から離れることなく、この路線で「オレンジバーミリオン」の外装で生涯を終えました。すでに引退して時が過ぎましたが、私が撮影した201系の思い出として、どうぞご覧下さい。

2002年100周年を迎えた江ノ電

  • Img_0527
    2001年12月に初めてデジカメを購入して、翌年から1年間通った路線があります。藤沢から鎌倉を結ぶご存知江ノ電です。この年は江ノ電が開業して100周年という節目の年で、各車両にステッカーなどが付いています。また世代交代もあった年です。 自分の思い出アルバムの中から公開いたします。どうぞご覧下さい。

惜別 名鉄岐阜600V線区

  • 2005032101
    2005年3月31日、惜しまれつつも廃止を迎えた名鉄岐阜市内線・揖斐線・美濃町線・田神線の総称「岐阜600V線区」。 私が初めて訪れたのは、1999年の夏のことでした。名古屋本線で新岐阜に着くと、駅前に停車していた電車に乗り、車の洪水の中を抜け、のどかな風景の中を走っていきました。
    その後2001年2月、そして2005年と何度か訪れたのですが、ついにこれら路線も命運が尽きてしまいました。そこで、名鉄岐阜600V線区で活躍していた古豪から最新鋭車まで、個性豊かな車両たちへの思い出をつづり、このアルバムを作成しました。
    このアルバムでは、2001年9月30日の運行をもって廃止となった谷汲線・揖斐線(黒野~本揖斐)のモ750も登場しています。いずれにしましても、今では思い出になってしまった、名鉄岐阜600V線区へのレクイエムです。 どうぞご覧下さい。

    お断り>
    今回のアルバムは、一部ポジプリントからスキャンしたもの、あるいは携帯電話内蔵カメラで撮影した画像も含まれています。特に1999年・2001年撮影のものはすべてポジプリントからのスキャンになります。つきましては画質にやや難があるものがあります。ご了承ください。