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2024.11.18

1564.【新京成】マイメモリーズ記念乗車券

78年の歴史を歩んだ新京成電鉄、その歴史を綴った記念乗車券が発売されました。

 

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 名称   :マイメモリーズ記念乗車券
 発行社局:新京成電鉄
 発売日  :2024年11月18日(駅での一般発売)
 値段   :1,000円
 購入箇所:前原駅
 シリアルNo.:1704
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新京成電鉄では現在、N800形1編成に1947年の開業時から今日までの新京成電鉄の車両や駅などの写真を車内に掲出した装飾列車「マイメモリーズトレイン」が運行されていますが、その列車の車内に掲出された写真の一部を抜粋してあしらった記念乗車券になります。硬券乗車券4枚と表紙に乗車券等の効力はないものの「新京成電鉄から すべてのお客さまゆき 78年間ありがとう」と表記されたおまけ硬券がセットされました。この記念乗車券は発売日の2日前にくぬぎ山車両基地で開催された「サンクスフェスタ」会場内で先行発売され、新京成各駅(京成津田沼駅を除く)では2024年11月18日より発売が開始されました。

自分は発売日の仕事終わりの夜に新津田沼に向かったところ、ここでは早くも完売になり1駅乗車した前原駅でまだ発売していたことから入手することができました。

  

新京成電鉄は1947年に新津田沼~薬園台間の開業から始まりました。元は陸軍鉄道連隊の演習線であったものを京成電鉄が払い下げを受け、この路線を運営するために子会社として設立されました。その後路線を延伸して1955年に松戸まで全線開通しました。開通時は習志野原の風景を走行していた新京成線でしたが、戦後の高度成長の時代に沿線に団地が建設されるなどして利用客が急増しました。車両については開業時は京成電鉄から払い下げを受けた旧型車で運転されてきましたが、輸送需要が増えてきたことから独自の車両を導入するようになりました。1986年に導入された8800形は直流1500Vで走行する高速電車において世界初となるVVVFインバータ制御車両としてデビューし、最先端の技術を持った車両が運転されました。

そして現在の新京成電鉄は全車両がVVVFインバータ制御車となり外装も白とピンクのツートン色を基調としたものになっていますが、ここに来ましてN800形に1編成デビュー時の外装が再現された編成や、8800形に2006年の京成千葉線直通運転開始当時の赤帯外装が再現された編成や、同じく8800形にデビュー時のアイボリーにベージュラインという外装が再現された編成が登場し注目を集めています。

 

78年の歴史を歩んできた新京成電鉄は、来年2025年4月1日をもって親会社の京成電鉄に吸収合併されることになり、新京成電鉄という会社は消滅します。路線自体は京成電鉄松戸線として運行され、車両についても京成電鉄に引き継がれ移籍することになります。

 

歴史の転換点を控え時代が変わろうとしています。新京成電鉄のこれまでの思い出を綴った記念乗車券になります。

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    お断り>
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