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2024.11.30

1566.【江ノ電】1000形45周年記念1日乗車券

江ノ電の主力車両である1000形、本年2024年で就役から45周年を迎えました。この佳節において記念きっぷが発売されました。

 

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 名称   :1000形45周年記念1日乗車券
 発行社局:江ノ島電鉄
 発売日  :2024年11月30日
 値段   :800円
 購入箇所:極楽寺駅
 シリアルNo.:2379
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デビュー45周年を記念して発売された記念きっぷは江ノ電の1日乗車券「のりおりくん」として発売され、4つ折りの形状でデビュー当初から昭和時代の姿の写真をあしらい、裏面には藤沢・江ノ島・長谷・鎌倉の各駅に設置されているスタンプ(常時それぞれの駅に設置されているスタンプ・1000形45周年を記念したスタンプラリーは開催されていません)押印できるスペースが設けられています。この記念きっぷは藤沢・江ノ島・鎌倉の各駅で発売された他、発売日の2024年11月30日に限り、極楽寺駅窓口でも発売されました。
 
今から45年前の1979年に登場した江ノ電1000形、それまでのレトロなイメージを一新した近代的な外観は沿線地域において衝撃的なものでした。イメージを一新したことが評価され地方私鉄車両としては初の鉄道友の会ブルーリボン賞受賞車両となりました。その後改良が行われ6編成が入線し、時にはカラフルな広告塗装をまとい江ノ電の風景の中で活躍してきました。

 

45周年を迎えた本年、現在も1000形は6編成健在ですが、登場時の外装の車両はなく広告塗装になっている編成以外では、20形以降導入の車両と同等の外装になっています。また、経年によりリニューアルが行われ行先表示器が幕からフルカラーのLEDで季節のイラストも表示される仕様となった編成が大半であり、パンタグラフもシングルアーム型に換装されています。しかしながら1001号・1002号・1101号・1201号の4編成については登場時から変わらない吊掛駆動が残っており、走行時には独特の重低音が堪能できます。

 

自分は本日、極楽寺駅に向かいましてこの記念きっぷを入手しました。発売日の本日2024年11月30日に、極楽寺駅ではこの1日乗車券を購入したり、他駅でこの記念きっぷを購入した場合でも極楽寺駅窓口でこのようなアイテムをいただけました。

 

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極楽寺駅で配布されたクリアファイル 

 

極楽寺駅で購入または持参した場合、このようなA6サイズのクリアファイルがプレゼントされました。「タンコロ」と呼ばれた108号車とその車両に掲げられたサボをあしらいました。

本日2024年11月30日は、極楽寺車庫にて保存車となっている108号車を公開する毎年恒例のイベント「タンコロまつり」が開催されました。この記念きっぷ発売はこのイベントに合わせた形となりました。

また、本日より1000形1編成に45周年のヘッドマークを着けた編成が登場、1001号編成に装着されており、本日は鎌倉側で連結され藤沢方に300形305号編成と組んで運転されておりました。

 
運行開始から45周年を迎えた江ノ電1000形、今後も江ノ電の主力車両として活躍していくことでしょう。

2024.11.22

1565.【京急】イブニング・ウィング号のあゆみ記念乗車券

京急では2024年11月23日にダイヤ改正が行われます。今回のダイヤ改正で転機を迎える列車のこれまでの歩みを振り返る記念乗車券が発売されました。

 

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 名称   :イブニング・ウィング号のあゆみ記念乗車券
 発行社局:京浜急行電鉄
 発売日  :2024年11月20日
 値段   :2,000円
 購入箇所:上大岡駅
 シリアルNo.:0420
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この程のダイヤ改正で転機を迎える京急の列車は「イブニング・ウィング」号という列車で、平日の夜間に品川から京急久里浜・三崎口へ運転された有料の座席指定列車になります。京急が誇るクロスシート車両で運転される列車になります。この列車は1992年4月16日より「京急ウィング」号として運転を開始、当時クロスシート車として快速特急で運転されていた2000形を使用し、停車駅は品川を出発すると上大岡までノンストップで運転され、以降は快速特急と同じ停車駅で乗車券のみで乗車可能な列車として運転を開始しました。運転区間は当初は京急久里浜まででしたが、1993年からは三崎口まで運転区間が延長されました。1998年になりますと2100形がデビューし京急ウィング号にも使用され、2000形での運転は2000年で終了となり以降2100形で運転されてきました。2017年からはそれまでの定員制から座席指定制となり、2019年10月から朝時間帯の品川ゆきで「モーニングウィング」号が設定されたことから、それまでの京急ウィング号は「イブニング・ウィング」号と列車名を変更しました。そして本年11月23日のダイヤ改正より、それまで通過していた京急蒲田・京急川崎・横浜にも停車し乗車サービスを開始することから、ウィング号の歴史を振り返る記念乗車券として発売されました。

 

発売されました記念乗車券は、ウィング号に使用された2000形・2100形を表紙とし、イブニング・ウィング号の歴史と当時の写真をあしらった台紙に硬券乗車券5枚がセットされています。

この記念乗車券は2024年11月20日から22日の3日間のそれぞれ14:00~20:30の間で1駅のみで発売され、その発売駅も当日12:00に公式WebサイトやSNS等で告知するという方法が採られました。実際は3日とも上大岡駅で発売され、この3日間では完売にならなかったようで翌23日からも上大岡駅で発売されるとのことです。ということで、会社帰りに上大岡まで出向いて入手してきました。

 

京急が誇るクロスシート車で運転されてきた平日夜間の帰宅時間帯の座席指定列車、ダイヤ改正で停車駅が増えるという転機となりました。

2024.11.18

1564.【新京成】マイメモリーズ記念乗車券

78年の歴史を歩んだ新京成電鉄、その歴史を綴った記念乗車券が発売されました。

 

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 名称   :マイメモリーズ記念乗車券
 発行社局:新京成電鉄
 発売日  :2024年11月18日(駅での一般発売)
 値段   :1,000円
 購入箇所:前原駅
 シリアルNo.:1704
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新京成電鉄では現在、N800形1編成に1947年の開業時から今日までの新京成電鉄の車両や駅などの写真を車内に掲出した装飾列車「マイメモリーズトレイン」が運行されていますが、その列車の車内に掲出された写真の一部を抜粋してあしらった記念乗車券になります。硬券乗車券4枚と表紙に乗車券等の効力はないものの「新京成電鉄から すべてのお客さまゆき 78年間ありがとう」と表記されたおまけ硬券がセットされました。この記念乗車券は発売日の2日前にくぬぎ山車両基地で開催された「サンクスフェスタ」会場内で先行発売され、新京成各駅(京成津田沼駅を除く)では2024年11月18日より発売が開始されました。

自分は発売日の仕事終わりの夜に新津田沼に向かったところ、ここでは早くも完売になり1駅乗車した前原駅でまだ発売していたことから入手することができました。

  

新京成電鉄は1947年に新津田沼~薬園台間の開業から始まりました。元は陸軍鉄道連隊の演習線であったものを京成電鉄が払い下げを受け、この路線を運営するために子会社として設立されました。その後路線を延伸して1955年に松戸まで全線開通しました。開通時は習志野原の風景を走行していた新京成線でしたが、戦後の高度成長の時代に沿線に団地が建設されるなどして利用客が急増しました。車両については開業時は京成電鉄から払い下げを受けた旧型車で運転されてきましたが、輸送需要が増えてきたことから独自の車両を導入するようになりました。1986年に導入された8800形は直流1500Vで走行する高速電車において世界初となるVVVFインバータ制御車両としてデビューし、最先端の技術を持った車両が運転されました。

そして現在の新京成電鉄は全車両がVVVFインバータ制御車となり外装も白とピンクのツートン色を基調としたものになっていますが、ここに来ましてN800形に1編成デビュー時の外装が再現された編成や、8800形に2006年の京成千葉線直通運転開始当時の赤帯外装が再現された編成や、同じく8800形にデビュー時のアイボリーにベージュラインという外装が再現された編成が登場し注目を集めています。

 

78年の歴史を歩んできた新京成電鉄は、来年2025年4月1日をもって親会社の京成電鉄に吸収合併されることになり、新京成電鉄という会社は消滅します。路線自体は京成電鉄松戸線として運行され、車両についても京成電鉄に引き継がれ移籍することになります。

 

歴史の転換点を控え時代が変わろうとしています。新京成電鉄のこれまでの思い出を綴った記念乗車券になります。

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2011年11月 ありがとう!京王井の頭線3000系

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    2011年12月、約49年にもわたり京王井の頭線で活躍してきた3000系、レインボーカラーに彩られ井の頭線のイメージを確立したこの車両も、ついに終焉となりました。最後の編成となったのはライトブルーの3028F、この編成は1987年に入線し活躍してきました。 末期には朝のラッシュ時間帯に運よく富士見ヶ丘~渋谷の1往復の運用にしか就かなくなってしまった3000系、2011年11月には「さよなら運転」として日曜日の昼間に井の頭線全線で運転され、最後の走りを披露しました。また11月20日には富士見ヶ丘車両基地において「ありがとう3000系フェスタ」も開催され、事前申込制であったこのイベントにも参加して、最後の姿を見てきました。井の頭線沿線で生まれ育ち、それこそこの車両の活躍をみて育ったと自負する私にとって、感慨深い月になった2011年11月、3000系最後の姿をぜひ皆様にご覧いただきたいと思います。

中央線201系

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    JR中央線で約30年にもわたり活躍した201系、特に多摩地域においては、長きにわたり親しまれた車両で、私も小・中学生時代は遠足で、学生時代は通学で、そして社会人になってからも通勤などで利用したなじみ深い車両でした。時の国鉄が「省エネ電車」として中央線に導入された201系。そしてほとんどの車両が中央線から離れることなく、この路線で「オレンジバーミリオン」の外装で生涯を終えました。すでに引退して時が過ぎましたが、私が撮影した201系の思い出として、どうぞご覧下さい。

2002年100周年を迎えた江ノ電

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    2001年12月に初めてデジカメを購入して、翌年から1年間通った路線があります。藤沢から鎌倉を結ぶご存知江ノ電です。この年は江ノ電が開業して100周年という節目の年で、各車両にステッカーなどが付いています。また世代交代もあった年です。 自分の思い出アルバムの中から公開いたします。どうぞご覧下さい。

惜別 名鉄岐阜600V線区

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    2005年3月31日、惜しまれつつも廃止を迎えた名鉄岐阜市内線・揖斐線・美濃町線・田神線の総称「岐阜600V線区」。 私が初めて訪れたのは、1999年の夏のことでした。名古屋本線で新岐阜に着くと、駅前に停車していた電車に乗り、車の洪水の中を抜け、のどかな風景の中を走っていきました。
    その後2001年2月、そして2005年と何度か訪れたのですが、ついにこれら路線も命運が尽きてしまいました。そこで、名鉄岐阜600V線区で活躍していた古豪から最新鋭車まで、個性豊かな車両たちへの思い出をつづり、このアルバムを作成しました。
    このアルバムでは、2001年9月30日の運行をもって廃止となった谷汲線・揖斐線(黒野~本揖斐)のモ750も登場しています。いずれにしましても、今では思い出になってしまった、名鉄岐阜600V線区へのレクイエムです。 どうぞご覧下さい。

    お断り>
    今回のアルバムは、一部ポジプリントからスキャンしたもの、あるいは携帯電話内蔵カメラで撮影した画像も含まれています。特に1999年・2001年撮影のものはすべてポジプリントからのスキャンになります。つきましては画質にやや難があるものがあります。ご了承ください。