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2024.09.15

1551.【東京モノレール】東京モノレール開業60周年記念乗車券

東京の空の玄関口を結んだ路線、開業から60周年の佳節を迎えます。

 

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 名称   :東京モノレール開業60周年記念乗車券
 発行社局:東京モノレール
 発売日  :2024年9月15日
 値段   :1,500円
 購入箇所:羽田空港第2ターミナル駅
 シリアルNo.:0124
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開業から60周年を迎える路線は東京モノレールになります。1964年9月17日に開業しました。開業時はモノレール浜松町から羽田(初代)間で途中に駅はありませんでした。羽田駅は当時の空港ビル直下に設けられ、モノレール浜松町駅は山手線・京浜東北線の浜松町駅に隣接して設けられました。

 

開業後は途中駅が開設され、1965年に大井競馬場前駅、1967年に羽田整備場駅(現:整備場)、1969年に新平和島駅(現:流通センター)、1985年に昭和島駅、1992年に天王洲アイル駅がそれぞれ開業しています。

1993年になりますと羽田空港沖合移転に伴い整備場駅(旧:羽田整備場)から新路線が開通し羽田空港駅(現:羽田空港第1ターミナル)まで延伸し、開業当初からの羽田駅(初代)は廃止となりその後滑走路の直下となったことからその跡は残されていないとのことです。2004年に羽田空港第2旅客ターミナルビルオープンに合わせて羽田空港第2ビル駅(現:羽田空港第2ターミナル)まで延伸しました。その後天空橋~新整備場間で一部路線変更を行ったうえで2010年には羽田空港国際線の復活により羽田空港国際線ビル駅(現:羽田空港第3ターミナル)が開業しています。

 

開業60周年を迎えて発売されました記念乗車券になります。歴代の車両をあしらったD型硬券乗車券4枚が、年表や現有車両などをあしらった台紙にセットされています。開業記念日を前に2024年9月15日より羽田空港第2ターミナル駅で発売されましたが、即日完売になったようです。

 

60周年を迎え東京モノレールでは現在の最新型車両である10000形1編成に、開業時の外装でラッピングされた記念列車が運転されており、ほかにも各種イベントが開催されたようです。

 

60年の歴史を数えた東京モノレール、開業時からの駅は始発駅のモノレール浜松町駅のみになります。この駅周辺も再開発が始まっており、浜松町エリアのランドマークであった世界貿易センタービルは建て替えのため解体されてしまいました。またこの路線を取り巻く環境としてJR東日本により羽田アクセス線の建設が進んでおります。都心から羽田空港を結んだ東京モノレール、60年の歴史をさらに進めることになりますが、その役目は今後も変わることはないでしょう。

2024.09.14

1550.【JR西日本】特急はるか運行開始30周年記念入場券

関西の世界に開かれた空港へ向けて運転されてきた特急列車、運行開始から30周年の佳節を迎えました。

 

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 名称   :特急はるか運行開始30周年記念入場券
 発行社局:西日本旅客鉄道
 発売日  :2024年9月4日
 値段   :3,000円
 購入箇所:DISCOVER WEST mall(JR西日本公式オンラインショップ内)(Web販売)
 シリアルNo.:0109
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今から30年前の1994年9月4日、大阪泉州沖の人工島に関西国際空港が開港しました。関西国際空港へのアクセス列車としてJR西日本では特急「はるか」号が京都~関西空港間で運行を開始、途中新大阪・天王寺に停車し、はるか専用の特急型電車281系がこの時デビューしました。

 

30年の間で運転区間や停車駅などに変遷があり、2001年から2010年の間で一部列車がユニバーサルスタジオジャパンへの利便性のため大阪環状線の西九条に停車したことがあり、始発駅も草津・米原から運転されたこともありました。現在では朝の関西空港行き・夕夜の関西空港発の列車で琵琶湖線の野洲・草津発着の列車があるほかJR京都線の高槻に停車する列車があり、また朝の関西空港発・夕夜の関西空港行きで阪和線の和泉府中・日根野に停車する列車があります。また京都から関西空港へ運転されることから運転経路が特殊で新大阪からは梅田貨物線を経由して大阪環状線天王寺方面へ運転されたことから大阪駅には停車できませんでしたが、2023年3月に梅田貨物線が地下化されたことにより新設された大阪駅(うめきたエリア)にも停車するようになりました。

車両については運転開始時の281系が今も使用されていますが、2019年からハローキティでラッピングされた「ハローキティはるか」として運転されています。また、インバウド需要増加により増結用に271系が登場、281系と併結運転を行っています。

 

特急はるか運行開始30周年を迎えて発売された記念入場券になります。この記念入場券は駅での発売はなく、JR西日本のオンラインショップに発売され、自分も申し込みまして先日手元に届きました。281系・271系及び関西国際空港の各施設をあしらった台紙に特急はるかが停車する駅(野洲~関西空港)のB型硬券入場券がセットされています。

 

運行開始から30年が過ぎた特急はるか、自分は運行開始日に関西空港→京都で早くも乗車しております。

関西では来年2025年に国際博覧会が開催されます。博覧会に訪れる海外の方を乗せて運転されるであろう30周年を迎えた特急はるかであります。

1549.【富山地鉄】富山港線開業100周年記念乗車券

富山の港町を結ぶ路線、開業から100周年を迎えました。

 

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 名称   :富山港線開業100周年記念乗車券
 発行社局:富山地方鉄道
 発売日  :2024年7月23日
 値段   :1,050円
 購入箇所:電鉄富山駅
 シリアルNo.:0633
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富山市内から港町の岩瀬浜を結ぶ富山地方鉄道富山港線、本年2024年7月23日で開業から100周年の佳節を迎えました。100周年を迎えて発売されました記念乗車券になります。自分は9月に入りまして家族で立山・黒部アルペンルートをたどる旅行に出かけたのですが、富山地鉄電鉄富山駅で発売しているのを見かけまして入手しました。富山港線開業時の写真をあしらった富山港線・市内電車乗車券がD型硬券で5枚、富山港線の歴史や現在の姿などの写真をあしらった台紙にセットされています。

 

富山港線は100年前の1924年7月24日に富岩鉄道で富山口~岩瀬港(現:岩瀬浜)が開業しました。起点となった富山口駅は富山駅から東方にあった駅で開業時から電化されており、旅客とともに貨物輸送も行われていました。1928年に富山駅に乗り入れその後貨物線などの分岐線も開通し、富山の港町へ通ずる路線として運営されてきました。富岩鉄道は1941年に富山電気鉄道に吸収され富山電鉄富岩線となりました。富山電気鉄道は1943年に富山県内の私鉄各路線を吸収合併し富山地方鉄道と社名を変更しますが、同年6月に富岩線は国有化され富山港線と改称され戦後を迎えます。

元が私鉄であったことから電化されていた富山港線、北陸本線電化まで北陸地方唯一の国鉄電化路線であり、1967年からは旧型国電73系が導入され「北陸の国電」と呼ばれました。73系電車による運転は1985年で終了し以降は急行型電車475系等で運転されるようになりました。1987年の国鉄分割民営化によりJR西日本に移管となり、JR化後は昼間時間帯にキハ120系気動車でも運転されるようになりました。

2000年代に入りますと、新幹線建設や富山駅の高架化工事にあわせて存廃問題が浮上、その後この路線は第三セクター会社に転換することになり、富山港線は2006年2月28日の運行を最後にJR西日本の路線としては運行終了となりました。

JRでの運行終了後約2か月間バスによる代行輸送を行っておりましたが、2006年4月より富山港線は第三セクター会社「富山ライトレール」富山港線として開業することになりました。富山ライトレールでは低床型の軽快電車を導入することになり、移管に際して富山口~下奥井間に奥田中学校前駅を設置しここから路上に進んでインテック本社前を経由して富山駅北口に設けられた富山駅北が起点となり、それまでの富山から富山口を経由して奥田中学校前の区間は廃止となり、残る区間の途中駅は低床軽快電車が停車できるように改良がなされたほか新駅も開業、途中駅で交換可能駅も増設されJR時代は混雑時間帯で30分毎・昼間時間帯では1時間毎の運転本数から15分毎運転に増発が行われました。低床軽快電車導入と増発により利用客数は大幅に増加しました。

2015年の北陸新幹線開業そして2019年に在来線富山駅高架化が完成後の2020年3月、富山駅北は統合され富山駅高架下の富山駅前に乗り入れ、ここから富山地方鉄道市内線に直通運転を開始、その前段の2020年2月富山ライトレールは富山地方鉄道に吸収合併され富山港線はこの時から富山地方鉄道の路線となり、1943年の国有化から77年の時を経て富山地方鉄道に帰ってきました。 富山駅前を経由して市内方面環状線に直通するほか南富山駅前及び富山大学前にも直通運転する電車も運転されて利便性を向上させました。そして本年2023年7月で開業から100周年を迎えました。

 

100年の歴史の中で、運営会社の変遷が幾度もあった富山港線、その過程で低床軽快電車の導入による改良は地方ローカル線の再生と活性化のモデルケースとなりました。これからも沿線地域の足として運転されることになる富山港線になります。

2024.09.01

1548.【東武】東武アーバンパークライン愛称10周年記念乗車券

この路線が、愛称名で呼ばれるようになって10年が過ぎました。

 

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 名称   :東武アーバンパークライン愛称10周年記念乗車券
 発行社局:東武鉄道
 発売日  :2024年9月1日
 値段   :1,200円
 購入箇所:船橋駅
 シリアルNo.:1378
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大宮から春日部・野田市・柏・船橋と結ぶ東武野田線、今から10年前の2014年から「東武アーバンパークライン」という愛称で案内するようになりました。この愛称名制定から10年を迎えて発売されました記念乗車券になります。東武アーバンパークライン沿線をあしらった表紙を台紙として、東武アーバンパークライン主要駅からの硬券乗車券が5枚セットされています。この記念乗車券は東武アーバンパークラインの主要駅でのみ発売されました。

 

東武アーバンパークラインという愛称が付けられた野田線、この愛称制定の前年にこの路線専用の新型車60000系がデビューしました。愛称制定に合わせて東武アーバンパークラインで運用されている全編成にロゴが付けられるという変化がありました。その後2016年には急行列車の運転を開始、当初は大宮~春日部間で急行運転が開始されましたが、複線化の進捗により2020年には全線で急行運転を開始、春日部~運河間こそは各駅に停車しますが、大宮~柏~船橋で急行の運転が行われるようになりました。また清水公園~梅郷化間で高架化工事が行われこの区間にある愛宕・野田市の両駅は高架駅になりました。野田市駅については駅舎も新しくなりました。

 

愛称制定から10年が過ぎて大きく変わった野田線・東武アーバンパークライン、今後は2025年春ごろにこの路線用の新型車両80000系が登場するとされており、この記念乗車券の台紙にもイメージイラストが掲載されています。80000系は5両編成で登場するとされており、現状6両編成で運転されている60000系は5両編成に減車となり外された1両は新製される80000系に組み込まれるとされています。この新型車両の登場により今もなお東武アーバンパークラインで運転されている8000系や10000系列を置き換えるとされています。特に8000系の中には落成から60年を迎え登場時の外装に戻ったオリジナルスタイルの8111編成がこの路線で運転されています。また本線との接続駅である春日部駅についても高架化工事が始まりました。

これからも変化が続く東武アーバンパークラインになります。

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2011年11月 ありがとう!京王井の頭線3000系

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    2011年12月、約49年にもわたり京王井の頭線で活躍してきた3000系、レインボーカラーに彩られ井の頭線のイメージを確立したこの車両も、ついに終焉となりました。最後の編成となったのはライトブルーの3028F、この編成は1987年に入線し活躍してきました。 末期には朝のラッシュ時間帯に運よく富士見ヶ丘~渋谷の1往復の運用にしか就かなくなってしまった3000系、2011年11月には「さよなら運転」として日曜日の昼間に井の頭線全線で運転され、最後の走りを披露しました。また11月20日には富士見ヶ丘車両基地において「ありがとう3000系フェスタ」も開催され、事前申込制であったこのイベントにも参加して、最後の姿を見てきました。井の頭線沿線で生まれ育ち、それこそこの車両の活躍をみて育ったと自負する私にとって、感慨深い月になった2011年11月、3000系最後の姿をぜひ皆様にご覧いただきたいと思います。

中央線201系

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    JR中央線で約30年にもわたり活躍した201系、特に多摩地域においては、長きにわたり親しまれた車両で、私も小・中学生時代は遠足で、学生時代は通学で、そして社会人になってからも通勤などで利用したなじみ深い車両でした。時の国鉄が「省エネ電車」として中央線に導入された201系。そしてほとんどの車両が中央線から離れることなく、この路線で「オレンジバーミリオン」の外装で生涯を終えました。すでに引退して時が過ぎましたが、私が撮影した201系の思い出として、どうぞご覧下さい。

2002年100周年を迎えた江ノ電

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    2001年12月に初めてデジカメを購入して、翌年から1年間通った路線があります。藤沢から鎌倉を結ぶご存知江ノ電です。この年は江ノ電が開業して100周年という節目の年で、各車両にステッカーなどが付いています。また世代交代もあった年です。 自分の思い出アルバムの中から公開いたします。どうぞご覧下さい。

惜別 名鉄岐阜600V線区

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    2005年3月31日、惜しまれつつも廃止を迎えた名鉄岐阜市内線・揖斐線・美濃町線・田神線の総称「岐阜600V線区」。 私が初めて訪れたのは、1999年の夏のことでした。名古屋本線で新岐阜に着くと、駅前に停車していた電車に乗り、車の洪水の中を抜け、のどかな風景の中を走っていきました。
    その後2001年2月、そして2005年と何度か訪れたのですが、ついにこれら路線も命運が尽きてしまいました。そこで、名鉄岐阜600V線区で活躍していた古豪から最新鋭車まで、個性豊かな車両たちへの思い出をつづり、このアルバムを作成しました。
    このアルバムでは、2001年9月30日の運行をもって廃止となった谷汲線・揖斐線(黒野~本揖斐)のモ750も登場しています。いずれにしましても、今では思い出になってしまった、名鉄岐阜600V線区へのレクイエムです。 どうぞご覧下さい。

    お断り>
    今回のアルバムは、一部ポジプリントからスキャンしたもの、あるいは携帯電話内蔵カメラで撮影した画像も含まれています。特に1999年・2001年撮影のものはすべてポジプリントからのスキャンになります。つきましては画質にやや難があるものがあります。ご了承ください。