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2023.08.26

1515.【ライトライン】宇都宮ライトレール開業記念切符

雷都・宇都宮の未来が走り出しました。

 

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 名称   :宇都宮ライトレール開業記念切符
 発行社局:宇都宮ライトレール
 発売日  :2023年8月26日
 値段   :1,000円
 購入箇所:ライトライン ウェルカム パーティー会場

     (宇都宮駅東口交通広場)
 シリアルNo.:0776

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本日2023年8月26日、栃木県の県都宇都宮に新路線が開業しました。宇都宮ライトレール・芳賀宇都宮ライトレール線、愛称は「ライトライン」で、宇都宮駅東口から芳賀町の工場団地がある芳賀・高根沢工業団地まで全長14.6キロの路線で、75年ぶりとされる新規軌道(路面電車)となります。宇都宮市においては過去に街中を路面電車が走っていたという時代はなく、完全な新規路線となります。

開業した宇都宮ライトレールの愛称「ライトライン」は軽量・小型の電車からくるライトとともに、宇都宮は雷が多いところであるようで「雷都」という呼び方があり、これを掛け合わせた愛称になります。雷都・宇都宮の電車ということで、開業したライトラインに導入された車両は黄色と黒を基調とした超低床車で3両連接となります。ワンマンで運転され、各乗車口にICカードリーダーが設置され、タッチすることで乗降できる仕組みとなっています。

 

開業に際しまして、このような記念きっぷが発売されました。開業前日に宇都宮ライトレール公式「X」にポストされたことで発売されることがわかり、本日宇都宮に出向き入手してきました。内容は路線図とライトライン車両のイラストと諸元が記載された台紙に、2件片ついた短冊型乗車券がセットされています。この乗車券は2023年10月からライトラインに平日昼間・土休日は終日で1券片で1乗車できるという乗車券になります。

 

開業を迎えた宇都宮ライトレールですが、開業当日は特別ダイヤでの運転で、11:00頃から出発式が開催されたのち、沿線在住の方を対象に事前申し込みによる招待乗車のあと、15:00から一般の乗車も可能となりましたが、宇都宮駅東口からの乗車では15時・16時台発の列車については朝から配布された乗車するための時刻指定の整理券を持った人のみが乗車できるという方法で運転されました。ということで、私は本日宇都宮へこの記念切符を購入するだけのために訪れました。発売会場も大勢の人が訪れていた状況です。このため本日はライトラインには乗車しておりませんが、いずれ乗車しに宇都宮を訪れたいと考えています。

 

新規LRTが開業した宇都宮、この街も例外なくクルマ社会であり市街地の空洞化が始まっているという状況があり、周辺道路の交通渋滞という問題が発生していました。これら諸問題を解決し、未来へ発展を願って開通したライトライン。この路線開通に合わせてバス路線の再編を行いライトライン一部停留所をトランジットセンターとしてバスとのスムースな乗り継ぎが可能になっています。

ライトラインの今後は宇都宮駅東口からJR線を越えて西口に出てから、二荒山神社・東武宇都宮駅・教育会館付近まで整備計画が進められており、更には観光地である大谷方面への延伸も構想されています。

 

宇都宮の未来に向けて開業したライトライン、大きな期待とともに走り始めました。

2023.08.01

1514.【京王】井の頭線開業90周年記念乗車券

レインボーカラーに彩られたステンレスカーが走る路線、開業から90周年を迎えました。

 

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 名称   :井の頭線開業90周年記念乗車券
 発行社局:京王電鉄
 発売日  :2023年8月1日
 値段   :1,000円
 購入箇所:吉祥寺駅
 シリアルNo.:2734
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渋谷から吉祥寺を結ぶ京王電鉄井の頭線は、今から90年前の1933年8月1日に帝都電鉄により渋谷~井の頭公園間が開業しました。翌1934年4月1日に吉祥寺まで延伸し全線が開通しました。その後の経緯は1940年に帝都電鉄は小田原急行鉄道と合併し翌年に小田急電鉄と社名を変更後、1942年には東京横浜電鉄等と合併し東京急行電鉄となりこの時に井の頭線という路線名が付けられました。戦後を迎え1948年6月1日に東京急行電鉄は4社に分割されますが、井の頭線はこの時に京王の路線となり京王帝都電鉄井の頭線としてその後運行されることになります。

 

帝都電鉄として開業時は前面運転席窓上に庇がついた車両が運行されましたが、戦後京王帝都電鉄発足時の井の頭線は、戦時中の空襲で被災した多くの車両を復旧し更新しながらも、新車両を導入して増え続けた輸送需要に応えました。1950年代に入りますと湘南スタイル前面の1900型、最初の高性能車である旧1000系が登場、これら車両はその外装から「グリーン車」と呼ばれました。

そして1962年、井の頭線車両の代名詞となったレインボーカラーに彩られたステンレスカー3000系が登場、この車両は1963年度に鉄道友の会ローレル賞を受賞し以降増備が続き冷房車も登場、1971年に急行の運転が開始され合せて5両編成化も行われました。1983年で最後の「グリーン車」であった旧1000系が運転を終了すると井の頭線全列車が3000系で統一され、この車両が井の頭線の顔として1988年まで増備が行われ沿線で親しまれました。井の頭線のイメージを形作った3000系は2011年で全編成運転を終了し、その後クハ3719号車が多摩動物公園駅前「京王れーるランド」で保存展示されたほか、多くの車両が地方私鉄数社に譲渡されましたが、経年もありその後導入された車両により置き換えが始まっているところもあります。

そして現在井の頭線で運転されている車両は1000系で1996年から運転を始めた20m4ドアの大型車になりますが、3000系で培われたレインボーカラーの前面はそのまま継承されました。こうして井の頭線は開業から90周年の佳節を迎えました。

 

井の頭線開業90周年を迎え発売されました記念乗車券になります。表紙に1972年頃に吉祥寺で撮影された3000系車両をあしらい、内面には京王帝都電鉄として発足後から活躍した主に「グリーン車」と呼ばれた1700型・1800型・1900型・旧1000系、1962年に登場し今日の井の頭線のイメージを形作った3000系、そして裏表紙に特別編成「レインボーラッピング」を含めた全8色の1000系をそれぞれ台紙にあしらい、デビュー間もない頃の3000系(狭幅・片開ドア)と旧1000系をあしらったC型硬券による「いのかしら おでかけきっぷ」(京王線新宿~明大前間と井の頭線全区間の1日フリー乗車券)2枚がセットされています。これら乗車券の地紋は京王帝都電鉄時代の社紋になっています。

 

自分は井の頭線沿線で生まれ育ちましたので、3000系が全盛で活躍していた時代は、まさに自分の幼少から少年・青年時代を過ごした時期になります。この記念乗車券にあしらわれている写真についても、大変馴染みがあるところで撮影されたものが多くあります。開業から90周年を迎えた京王井の頭線、渋谷と吉祥寺を結んで運転されています。

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2011年11月 ありがとう!京王井の頭線3000系

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    2011年12月、約49年にもわたり京王井の頭線で活躍してきた3000系、レインボーカラーに彩られ井の頭線のイメージを確立したこの車両も、ついに終焉となりました。最後の編成となったのはライトブルーの3028F、この編成は1987年に入線し活躍してきました。 末期には朝のラッシュ時間帯に運よく富士見ヶ丘~渋谷の1往復の運用にしか就かなくなってしまった3000系、2011年11月には「さよなら運転」として日曜日の昼間に井の頭線全線で運転され、最後の走りを披露しました。また11月20日には富士見ヶ丘車両基地において「ありがとう3000系フェスタ」も開催され、事前申込制であったこのイベントにも参加して、最後の姿を見てきました。井の頭線沿線で生まれ育ち、それこそこの車両の活躍をみて育ったと自負する私にとって、感慨深い月になった2011年11月、3000系最後の姿をぜひ皆様にご覧いただきたいと思います。

中央線201系

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    JR中央線で約30年にもわたり活躍した201系、特に多摩地域においては、長きにわたり親しまれた車両で、私も小・中学生時代は遠足で、学生時代は通学で、そして社会人になってからも通勤などで利用したなじみ深い車両でした。時の国鉄が「省エネ電車」として中央線に導入された201系。そしてほとんどの車両が中央線から離れることなく、この路線で「オレンジバーミリオン」の外装で生涯を終えました。すでに引退して時が過ぎましたが、私が撮影した201系の思い出として、どうぞご覧下さい。

2002年100周年を迎えた江ノ電

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    2001年12月に初めてデジカメを購入して、翌年から1年間通った路線があります。藤沢から鎌倉を結ぶご存知江ノ電です。この年は江ノ電が開業して100周年という節目の年で、各車両にステッカーなどが付いています。また世代交代もあった年です。 自分の思い出アルバムの中から公開いたします。どうぞご覧下さい。

惜別 名鉄岐阜600V線区

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    2005年3月31日、惜しまれつつも廃止を迎えた名鉄岐阜市内線・揖斐線・美濃町線・田神線の総称「岐阜600V線区」。 私が初めて訪れたのは、1999年の夏のことでした。名古屋本線で新岐阜に着くと、駅前に停車していた電車に乗り、車の洪水の中を抜け、のどかな風景の中を走っていきました。
    その後2001年2月、そして2005年と何度か訪れたのですが、ついにこれら路線も命運が尽きてしまいました。そこで、名鉄岐阜600V線区で活躍していた古豪から最新鋭車まで、個性豊かな車両たちへの思い出をつづり、このアルバムを作成しました。
    このアルバムでは、2001年9月30日の運行をもって廃止となった谷汲線・揖斐線(黒野~本揖斐)のモ750も登場しています。いずれにしましても、今では思い出になってしまった、名鉄岐阜600V線区へのレクイエムです。 どうぞご覧下さい。

    お断り>
    今回のアルバムは、一部ポジプリントからスキャンしたもの、あるいは携帯電話内蔵カメラで撮影した画像も含まれています。特に1999年・2001年撮影のものはすべてポジプリントからのスキャンになります。つきましては画質にやや難があるものがあります。ご了承ください。