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2023.06.23

1509.【北陸鉄道】浅野川線8902+8912号 お別れ記念乗車券

北陸鉄道浅野川線で運行されている8000系から、また1編成引退を迎える編成があります。

 

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 名称   :浅野川線8902+8912号 お別れ記念乗車券
 発行社局:北陸鉄道
 発売日  :2023年6月16日
 値段   :1,000円
 購入箇所:北陸鉄道Webサイト(Web販売)
 シリアルNo.:0469
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このほど引退を迎えることになった編成は8902+8912編成になります。京王時代の車号で3754,3704で、広幅・両開ドアという車体になります。また前面は「ライトグリーン」でありました。京王3000系3004Fの先頭車として1964年に製造され1996年に京王から引退しますが、先頭車が改造され、この編成を含め3001~3004Fの両先頭車が北陸鉄道にやってきて1996年12月から8902+8912として運転を開始、この時浅野川線は架線電圧が600Vから1500Vに昇圧が行われ、それに合わせて運行を開始しました。この編成は、8000系運行開始時にヘッドマークを付けて出発式に臨んだとともに、この当時発売されました8000系運行開始記念乗車券にもあしらわれた編成になります。

 

北陸鉄道浅野川線の近代化に貢献した京王3000系の譲渡車でしたが、老朽化が進んだこともあり、2020年から東京メトロ日比谷線で運転されていた03系の譲渡車がデビューし置き換えが始まりました。すでに4編成が運行を開始しており、このほど8902+8912編成が引退を迎えることになりました。最終運行は2023年7月16日の予定で、この時も事前申し込みで撮影会ツアーが開催されるとのことです。

 

記念乗車券は、8902+8912の京王時代3754Fの姿、北陸鉄道譲渡後のオレンジ前面の姿をそれぞれあしらったD型硬券乗車券3枚が、8902+8912の京王時代から北陸鉄道浅野川線での活躍のシーンの写真をあしらった台紙にセットされています。この記念乗車券もWeb販売にて入手しました。

 

京王3000系3004Fの先頭車として製造され59年、北陸鉄道浅野川線にやってきて約27年、それだけの年月が流れ引退を迎える8902+8912編成になります。そしてこの編成の引退で北陸鉄道浅野川線に譲渡された京王3000系の譲渡車のうち広幅両開き車はすべて引退(なお、石川線に3761,3711から改造の7700形が残存)となり、8000系自体も先日復刻塗装となった8801+8811を残すのみとなります。京王3000系最初の譲渡先となった北陸鉄道浅野川線、世代交代がさらに進むことになります。

2023.06.22

1508.【北陸鉄道】浅野川線8801+8811号 復刻塗装記念乗車券

石川県の北陸鉄道は、本年2023年10月で創立80周年を迎えます。この一環で、浅野川線で運行されている8000系に懐かしの外装を再現した編成が登場しました。

 

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 名称   :浅野川線8801+8811号 復刻塗装記念乗車券
 発行社局:北陸鉄道
 発売日  :2023年6月16日
 値段   :1,000円
 購入箇所:北陸鉄道Webサイト(Web販売)
 シリアルNo.:0669
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懐かし外装が再現された浅野川線8000系は、8801+8811号になります。京王井の頭線で運転されていた3000系の譲渡車である8000系、この編成の京王時代の車号は3751+3701で、京王3000系のトップナンバー編成になります。1962年に製造され昨年で60年を迎えた車両になります。1996年に北陸鉄道浅野川線にやってきて、今日まで運行されてきました。今回は前面及び側面の帯を京王時代の「ブルーグリーン」を再現したものになりました。昨年2022年に引退した8802+8812編成に続いて京王時代の姿が再現されました。また前面方向幕についても今回京王井の頭線時代を彷彿とさせる楷書体の「北鉄金沢 内灘」表示になっています。

本年4月29日にお披露目の撮影会が開催され、以降この姿で運転されていますが、浅野川線では現在導入が進んでいる03系が4編成まで揃い実質03系のみで浅野川線の運用は賄えることから、運転されている姿にお目にかかるには運が必要な状況になっています。この記念乗車券はWeb販売にて入手しました。

 

京王時代の復刻塗装となったことを記念して発売されました記念乗車券になります。8801+8811の京王時代3751Fの姿、北陸鉄道譲渡後のオレンジ前面、そしてブルーグリーンに復元した姿をそれぞれあしらったD型硬券乗車券3枚が、8801+8811の京王時代から北陸鉄道浅野川線での活躍のシーンの写真をあしらった台紙にセットされています。

 

京王時代の姿が再現された北陸鉄道浅野川線8801+8811号、60年を迎え金沢の地で健在です。

2023.06.21

1507.【芝山鉄道】芝鉄3500形運用開始10周年記念乗車券 ~ワンマン運転実施記念~

成田空港界隈に存在する「日本一短い鉄道」で運行される車両、本年2023年で運行開始10周年を迎えました。

 

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 名称   :芝鉄3500形運用開始10周年記念乗車券 ~ワンマン運転実施記念~
 発行社局:芝山鉄道
 発売日  :2023年4月22日
 値段   :1,000円
 購入箇所:きっぷと鉄こもの(Web販売)
 シリアルNo.:0889
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日本一短い鉄道として知られる芝山鉄道、この路線で運行されている3500形が運行を開始してから10周年を迎えたことから発売されました記念乗車券になります。3500形活躍のシーンをあしらった台紙及びD型硬券による往復乗車券が3枚セットされています。またD型硬券サイズの緑帯フイルムもセットされています。

 

芝山鉄道3500形は、直通運転を行っている京成電鉄から3500形3540編成4連を借り受け2013年から運行を開始、それまで芝山車となって開業時から運行されていた3600形8連を京成電鉄に返還して導入されました。芝山鉄道で運行を開始したときは、外観は京成時代の赤と青のラインのまま側面に「芝山鉄道」と表記されるのみでしたが、やがて全面上部に芝山鉄道のロゴである「SR」と表記されるようになりました。そして2022年からは側面の帯を赤と緑に変更しました。その後2023年10月からは、芝山鉄道線内でワンマン運転を開始し、この記念乗車券はワンマン運転開始を記念したものにもなっています。

芝山車となって10年が過ぎた3500形3540編成となります。

 

芝山鉄道に1編成が移籍した形となった京成3500形は、1972年から導入が始まった京成初のセミステンレス車で初の冷房車でした。1990年代半ばから更新が開始され、前面スタイルが大幅に変わりました。しかしこの更新は全編成には及ばず、未更新で残った3500形は2017年で姿を消しました。現在は更新が施された車両のみが残る3500形、4連での運行や2両単位で6連・8連と編成できるという扱いやすさから今でも残っていますが、デビューから50年以上・更新からも20年以上が経過しました。京成電鉄より公式に発表されている情報では、4両以上で自由な組成が可能な新型車3200形が現在設計中で2024年度以降に登場するとされており、今後3500形は置き換えられると思われますが、その時芝山車となった3540編成はどうなるのか、新型3200形の芝山仕様が登場するのか、いずれにしましても京成所属車と合わせて注目する必要があるのではないかと思います。

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2011年11月 ありがとう!京王井の頭線3000系

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    2011年12月、約49年にもわたり京王井の頭線で活躍してきた3000系、レインボーカラーに彩られ井の頭線のイメージを確立したこの車両も、ついに終焉となりました。最後の編成となったのはライトブルーの3028F、この編成は1987年に入線し活躍してきました。 末期には朝のラッシュ時間帯に運よく富士見ヶ丘~渋谷の1往復の運用にしか就かなくなってしまった3000系、2011年11月には「さよなら運転」として日曜日の昼間に井の頭線全線で運転され、最後の走りを披露しました。また11月20日には富士見ヶ丘車両基地において「ありがとう3000系フェスタ」も開催され、事前申込制であったこのイベントにも参加して、最後の姿を見てきました。井の頭線沿線で生まれ育ち、それこそこの車両の活躍をみて育ったと自負する私にとって、感慨深い月になった2011年11月、3000系最後の姿をぜひ皆様にご覧いただきたいと思います。

中央線201系

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    JR中央線で約30年にもわたり活躍した201系、特に多摩地域においては、長きにわたり親しまれた車両で、私も小・中学生時代は遠足で、学生時代は通学で、そして社会人になってからも通勤などで利用したなじみ深い車両でした。時の国鉄が「省エネ電車」として中央線に導入された201系。そしてほとんどの車両が中央線から離れることなく、この路線で「オレンジバーミリオン」の外装で生涯を終えました。すでに引退して時が過ぎましたが、私が撮影した201系の思い出として、どうぞご覧下さい。

2002年100周年を迎えた江ノ電

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    2001年12月に初めてデジカメを購入して、翌年から1年間通った路線があります。藤沢から鎌倉を結ぶご存知江ノ電です。この年は江ノ電が開業して100周年という節目の年で、各車両にステッカーなどが付いています。また世代交代もあった年です。 自分の思い出アルバムの中から公開いたします。どうぞご覧下さい。

惜別 名鉄岐阜600V線区

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    2005年3月31日、惜しまれつつも廃止を迎えた名鉄岐阜市内線・揖斐線・美濃町線・田神線の総称「岐阜600V線区」。 私が初めて訪れたのは、1999年の夏のことでした。名古屋本線で新岐阜に着くと、駅前に停車していた電車に乗り、車の洪水の中を抜け、のどかな風景の中を走っていきました。
    その後2001年2月、そして2005年と何度か訪れたのですが、ついにこれら路線も命運が尽きてしまいました。そこで、名鉄岐阜600V線区で活躍していた古豪から最新鋭車まで、個性豊かな車両たちへの思い出をつづり、このアルバムを作成しました。
    このアルバムでは、2001年9月30日の運行をもって廃止となった谷汲線・揖斐線(黒野~本揖斐)のモ750も登場しています。いずれにしましても、今では思い出になってしまった、名鉄岐阜600V線区へのレクイエムです。 どうぞご覧下さい。

    お断り>
    今回のアルバムは、一部ポジプリントからスキャンしたもの、あるいは携帯電話内蔵カメラで撮影した画像も含まれています。特に1999年・2001年撮影のものはすべてポジプリントからのスキャンになります。つきましては画質にやや難があるものがあります。ご了承ください。