1505.【相鉄】令和5年5月5日 記念入場券
2023年5月5日、和暦で表記すると令和5年5月5日と5が並ぶ日付となった本日、多くの社局で記念きっぷの発売がありました。先記事の京王に続きまして、相鉄の「令和5年5月5日」きっぷを入手しました。
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名称 :令和5年5月5日 記念入場券
発行社局:相模鉄道
発売日 :2023年5月5日
値段 :800円
購入箇所:横浜駅
シリアルNo.:0575
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相鉄で発売されました「令和5年5月5日」記念きっぷは、主要5駅のA型硬券入場券が台紙にセットされているもので、台紙は硬券入場券の様式をイメージし、内面は5にちなんで、かつて相鉄で活躍していた5000系車両をあしらい、その経歴を綴ったものになっています。
相鉄5000系は、1955年から2009年まで運行されていた車両で、その時代に合わせて車体載せ替えや台車・電装品の更新を行いながら活躍した車両になります。
その歴史は1955年に、相鉄として初の新造電車であるとともに初の高性能車として登場した旧5000系がはじまりになります。この車両は当時流行していた湘南スタイルを持ち、床下機器をカバーで覆っていたことが特徴でした。
旧5000系は大変好評のうち運転されてきましたが、高度成長の時代に沿線人口が急増し輸送力増強が必要となったことから、1974年にアルミ製20m4ドアの車体に乗せ換え5100系に改造されました。この車両では相鉄車両の一時期の特徴ある装備の一つである自動窓が初めて採用されました。
その後は1988年に電装品を更新してVVVFインバータ制御車に改造され、再び5000系となって2009年まで運転されました。
この車両の活躍の間で相鉄は沿線の開発が進み二俣川からいずみ野線が延伸して湘南台まで開通し、大手私鉄に数えられる企業に大きく発展しました。その時代の移り変わりの中で、姿形を変えながら旧5000系の時代から数えて、実に54年もの間運行された車両になります。
旧5000系の車体は5100系に更新時にすべて処分されてしまったそうで現存せず、アルミ車体についてもおそらくは処分されてしまったかと思われます。
弊ブログにおきましては、2009年の5000系引退時に発売されました記念乗車券を過去記事にて公開しています。最後の記念運行の時は、種別幕に「感謝」「希望」と表示して有終の美を飾りました。あの日から早いもので14年が過ぎました。
5000系引退後の相鉄は、さらなる発展を目指し東京進出が目標となり、西谷からJR線及び東急線に直通する新線の建設が行われました。2019年に西谷~羽沢横浜国大間が開通しJR線と直通運転を開始、そして本年2023年3月に羽沢横浜国大~新横浜間が開通し同時に開通した東急線とつながり、東急線経由で東京方面への直通運転が開始されました。これに合わせて車両についてもイメージ戦略に合わせて「YOKOHAMA NAVE BLUE」をまとった車両が登場、さらに直通運転用に東急直通対応の20000系・21000系、JR直通対応の12000系がいずれも「YOKOHAMA NAVE BLUE」の外装で登場、20000系については鉄道友の会ローレル賞を受賞しました。5000系最終運行時に表示された「希望」が叶った2023年になりました。
さて、この記念入場券について自分は横浜駅で早朝から向かいまして入手しました。横浜駅ではこの記念入場券の他に硬券入場券が台紙付きで発売されました。
横浜駅で発売された「令和5年5月5日」硬券入場券
令和5年5月5日の日付を打刻して発売された硬券入場券、2種類発売され、3月に新横浜線開業に合わせて復刻された赤帯硬券入場券が横浜駅ではまだ発売しており、そのほかにも現状様式の硬券入場券も発売され、赤帯硬券入場券にはオリジナルのポストカードが付属しましたが、そのほかに横浜駅オリジナルの台紙が2種類あり、「YOKOHAMA NAVE BLUE」になった10000系と、SOTETSUロゴがついた登場時塗装の9000系の図柄がありました。
10000系のデビューは2002年でデビューから21年が過ぎ更新が始まり、「YOKOHAMA NAVE BLUE」となった車両が登場しています。また9000系のデビューは1993年でこの車両も早いもので30年になりました。トップナンバー編成は廃車となっており、今残る9000系はすべて「YOKOHAMA NAVE BLUE」へのリニューアルが実施されました。弊ブログの過去記事を振り返りますと、9000系デビュー時の当時発行していた磁気プリペイドカードによる記念ぽけっとカードが手元にあり公開しております。さらにその記事には今から30年前の1993年5月5日、和暦で平成5年5月5日に発売されたデビュー間もない9000系があしらわれている硬券入場券が公開されています。この時も横浜駅で5並び日付の硬券入場券を購入していたことになります。
令和5年5月5日の入場券から9000系の件に触れることになりましたが、30年前の平成5年5月5日この時は最新型車両であった9000系、それから今日までの活躍とともに、この当時JR線や東急線へ東京方面へ直通運転は構想段階であったものが、令和5年5月5日の時点で実現しているという、9000系デビューから30年・5000系の引退から14年の相鉄の変貌を感じた次第であります。
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