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2023.01.29

1494.【長野電鉄】3500系引退記念乗車券

信州に移った「鯨」、ついに終焉となりました。

 

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 名称   :3500系引退記念乗車券
 発行社局:長野電鉄
 発売日  :2023年1月17日
 値段   :1,790円
 購入箇所:長野駅
 シリアルNo.:0178

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長野電鉄で引退を迎えることになった車両は3500系になります。営団地下鉄日比谷線で運行されていた3000系の譲渡車になります。1993年にデビューしました。この時長野では1998年に冬季オリンピックの開催があり、その対応のため導入されました。地下鉄日比谷線が開通した時代は、東京で1964年にオリンピックが開催されることになったことから都市基盤の整備が進められ、日比谷線もその一環でした。よってこの車両は登場時と譲渡先の長野でもオリンピックを経験したという車両になります。

 

長野電鉄で3500系となった元営団3000系、形態から3種類に分けられ、長野~湯田中間で使用される2両編成の「N編成」、木島線・屋代線で使用される2両編成の「O編成」、長野~湯田中間で使用される3両編成の「L編成」が存在し、特に3両編成のL編成については3600系という呼ばれ方もしていました。いずれも主に普通列車で活躍し沿線地域の足として活躍しました。総勢37両(この他部品確保車両が数両あり)が譲渡され長野電鉄で運行されてきた3500系でしたが、木島線・屋代線の路線の廃止により活躍の場が狭くなってきたとともに、後継となる8500系(元東急8500系)、3000系(元東京メトロ日比谷線03系の譲渡車)の登場により置き換えが始まりました。そして最後となった2両編成のN8編成がこの程引退を迎えることになったことから、先日長野電鉄をはじめとした4社コラボの記念入場券に続いて、このような記念乗車券が発売されました。

記念乗車券は、3500系の経歴等を記し活躍のシーンをあしらった台紙に、3500系N8編成前面の写真をあしらったD型硬券乗車券2枚がセットされています。

 

営団時代よりその風貌から「マッコウクジラ」と呼ばれ東京の地下鉄で、その後信州の地で約30年間活躍し親しまれた車両、約60年の生涯に終止符を打ちました。

1493.【岳南】岳南鉄道線全線開通70周年記念 延伸3駅乗車券入場券セット

静岡県の東海道線吉原から岳南江尾を結ぶ岳南鉄道線、全線開通から70周年の佳節を迎えました。

 

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 名称   :岳南鉄道線全線開通70周年記念 延伸3駅乗車券入場券セット
 発行社局:岳南電車
 発売日  :2023年1月20日
 値段   :900円
 購入箇所:吉原駅
 シリアルNo.:0078
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岳南鉄道線は、戦後の1948年に創立し翌1949年に吉原(当時は鈴川)~吉原本町間を第一期開業として路線を延伸し、1953年1月20日に岳南富士岡~岳南江尾間の開通で、全線開通となりました。岳南江尾から先について延伸の計画があったようでしたが、これは叶わず現在の路線となりました。

 

全線開通70周年を記念して発売されました記念きっぷになります。最後の延伸区間にある須津・神谷・岳南江尾からの硬券乗車券(須津・岳南江尾分は往復乗車券・神谷からは片道乗車券)と硬券入場券がセットされています。なお硬券入場券は開業した当時の様式で日付が刻印された模擬券で、入場券としての効力はありません。また、セットされた台紙には3駅それぞれの過去と現在の写真をあしらっています。

 

全線開通から70周年を迎えた岳南鉄道線ですが、近年では日本夜景遺産に認定されたこともあり夜景を堪能できる列車の運行があり、またこの路線で主力となっている7000形車両の運転体験を吉原駅構内で行っており注目を集めています。

 

元は沿線の工場からの貨物輸送が主であった路線でしたが、貨物営業は廃止となって久しく、夜景列車など多くの取り組みで利用の増加につなげようとしている全線開通から70周年を迎えた岳南鉄道線であります。

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2011年11月 ありがとう!京王井の頭線3000系

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    2011年12月、約49年にもわたり京王井の頭線で活躍してきた3000系、レインボーカラーに彩られ井の頭線のイメージを確立したこの車両も、ついに終焉となりました。最後の編成となったのはライトブルーの3028F、この編成は1987年に入線し活躍してきました。 末期には朝のラッシュ時間帯に運よく富士見ヶ丘~渋谷の1往復の運用にしか就かなくなってしまった3000系、2011年11月には「さよなら運転」として日曜日の昼間に井の頭線全線で運転され、最後の走りを披露しました。また11月20日には富士見ヶ丘車両基地において「ありがとう3000系フェスタ」も開催され、事前申込制であったこのイベントにも参加して、最後の姿を見てきました。井の頭線沿線で生まれ育ち、それこそこの車両の活躍をみて育ったと自負する私にとって、感慨深い月になった2011年11月、3000系最後の姿をぜひ皆様にご覧いただきたいと思います。

中央線201系

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    JR中央線で約30年にもわたり活躍した201系、特に多摩地域においては、長きにわたり親しまれた車両で、私も小・中学生時代は遠足で、学生時代は通学で、そして社会人になってからも通勤などで利用したなじみ深い車両でした。時の国鉄が「省エネ電車」として中央線に導入された201系。そしてほとんどの車両が中央線から離れることなく、この路線で「オレンジバーミリオン」の外装で生涯を終えました。すでに引退して時が過ぎましたが、私が撮影した201系の思い出として、どうぞご覧下さい。

2002年100周年を迎えた江ノ電

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    2001年12月に初めてデジカメを購入して、翌年から1年間通った路線があります。藤沢から鎌倉を結ぶご存知江ノ電です。この年は江ノ電が開業して100周年という節目の年で、各車両にステッカーなどが付いています。また世代交代もあった年です。 自分の思い出アルバムの中から公開いたします。どうぞご覧下さい。

惜別 名鉄岐阜600V線区

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    2005年3月31日、惜しまれつつも廃止を迎えた名鉄岐阜市内線・揖斐線・美濃町線・田神線の総称「岐阜600V線区」。 私が初めて訪れたのは、1999年の夏のことでした。名古屋本線で新岐阜に着くと、駅前に停車していた電車に乗り、車の洪水の中を抜け、のどかな風景の中を走っていきました。
    その後2001年2月、そして2005年と何度か訪れたのですが、ついにこれら路線も命運が尽きてしまいました。そこで、名鉄岐阜600V線区で活躍していた古豪から最新鋭車まで、個性豊かな車両たちへの思い出をつづり、このアルバムを作成しました。
    このアルバムでは、2001年9月30日の運行をもって廃止となった谷汲線・揖斐線(黒野~本揖斐)のモ750も登場しています。いずれにしましても、今では思い出になってしまった、名鉄岐阜600V線区へのレクイエムです。 どうぞご覧下さい。

    お断り>
    今回のアルバムは、一部ポジプリントからスキャンしたもの、あるいは携帯電話内蔵カメラで撮影した画像も含まれています。特に1999年・2001年撮影のものはすべてポジプリントからのスキャンになります。つきましては画質にやや難があるものがあります。ご了承ください。