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2021.06.26

1393.【京急】1000形新造車両デビュー記念乗車券

2002年から増備が続いている京急新1000形、本年2021年に増備された車両は異なった仕様となりました。

  

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 名称   :1000形新造車両デビュー記念乗車券
 発行社局:京浜急行電鉄
 発売日  :2021年6月26日
 値段   :2,000円
 購入箇所:京急川崎駅
 シリアルNo.:0079
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2021年も増備された京急新1000形、本年導入された4両編成2本は仕様が変更になりました。前面は2016年に導入された1800番台以来の中央に貫通路がある形状になりました。車内はクロスシート/ロングシートに転換できるL/C座席となりコンセントが設置、編成中に車いす用トイレと男性用トイレが設置されました。また運転席背後のクロスシート座席が復活しました。

このほど導入された新1000形はすでに運用を開始しており、特に平日朝時間帯に運転される「モーニング・ウィング」号にもクロスシートモードで運用され、またイベント列車としての運行も想定しているとのことです。

 

この記念乗車券は当初は2021年4月25日より京急蒲田駅で発売される予定でしたが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により東京都内に緊急事態宣言が発令されたことから発売が延期され、6月に入って京急川崎駅他4駅で発売されました。自分は都内から最も近い駅となる京急川崎駅にて購入しましたが、早朝に到着するとすでに列ができており、発売開始時刻の7:00で相当長い列になっておりました。記念乗車券の内容は今回増備された新1000形の特徴を記載した台紙に車両の外観や車内の様子をあしらったD型硬券乗車券4枚がセットされています。また、この記念乗車券にはマスクケースが付属しました。

 

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付属したマスクケース

 

運転開始から時が過ぎて発売された京急の新1000形新造車デビュー記念乗車券、京急にも登場したL/C座席車、今後の活躍が期待されます。

2021.06.05

1392.【名鉄】7000系パノラマカー60th記念乗車券

名鉄の顔として長きにわたり活躍した車両、デビューから60周年を迎えました。

 

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 名称   :7000系パノラマカー60th記念乗車券
 発行社局:名古屋鉄道
 発売日  :2021年6月5日
 値段   :1,500円
 購入箇所:名鉄名古屋駅
 シリアルNo.:05250
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名鉄において今もなお親しまれている車両、「パノラマカー」と呼ばれた7000系になります。

この車両は1961年6月1日に豊橋発新岐阜行きの特急列車から運行を開始、運転席を2階に上げ前面は展望席とし、側面も連続窓となっているスタイルで、外装もスカーレットレッドをまとい、前面には「フェニックス」のエンブレムを掲げました。運行開始前から大きな話題となり大変人気となった車両になります。1962年には鉄道友の会ブルーリボン賞を受賞し、運行範囲も名古屋本線から犬山線等にも拡大、このときフェニックスのエンブレムは外されましたが、その代わり「逆さ富士」形の系統板が設置され以降パノラマカーのスタイルが確立されました。その後1980年代に入り座席指定車として使用する編成については特別整備が行われ白帯が付加された編成も登場、1990年代になりますと後継車両が登場したことから特急からは降りて急行や普通といった列車で運行されることが多くなりましたが、2008年で定期列車としての運転は終了し翌2009年8月に最終運行が行われ引退しました。約48年もの間名鉄において、世代を超え長きにわたり親しまれた車両になります。

 

「パノラマカー」のデビューから本年2021年で60周年を迎えたことから発売されました記念乗車券になります。乗車券はパノラマカー登場時に掲げられた「フェニックス」のエンブレムをあしらい、その裏面が豊橋から名鉄岐阜までの片道乗車券となっています。パノラマカーデビュー時今の名鉄岐阜駅は新岐阜駅と称していましたので、記念乗車券にも「豊橋→新岐阜」と表記されています。なおこの乗車券の大きさはフェニックスエンブレムの実物と同じとのことですので、かなりの大きさになります。(台紙の幅は60cmあります)またこの記念乗車券に付属する台紙は組み立てると乗車券を飾れる構造になっており、表面にはパノラマカーの年表や形式図、裏面はパノラマカー登場時に作成されたパンフレットの復刻を転載しました。

 

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台紙に乗車券(フェニックスエンブレム)をセットした様子

 

名鉄パノラマカーが世に登場して60年を迎えました。パノラマカーの実車は現在トップナンバーの両先頭車2両が舞木検査場で保存されており豊橋方先頭モ7001号車は登場時のフェニックスエンブレムが装着した姿になっています。またJRA中京競馬場内においても3両が展示されております。

  

長きにわたり名鉄の顔として多くの人々に親しまれたパノラマカー、デビュー60周年を迎えてこのように記念乗車券が発売されました。名鉄では2022年5月末までパノラマカー60周年として記念企画が計画されているようです。実車引退から10年以上が過ぎていますが、今でも多くの人の記憶に残っている名車と言えます。

自分もパノラマカーがまだ現役当時、何度もこの車両を追って名鉄を訪れました。あの日からそれだけの年月が流れていますが、その思い出が色褪せないところが、名鉄パノラマカーの魅力なのではないかと思います。

1391.【東武】「スペーシア」リバイバルカラー記念乗車券

東武鉄道が誇る特急車両、往年の姿が再現されました。

  

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 名称   :「スペーシア」リバイバルカラー記念乗車券
 発行社局:東武鉄道
 発売日  :2021年6月5日
 値段   :1,000円
 購入箇所:浅草駅
 シリアルNo.:0236
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東武鉄道が誇る特急車両、100系「スペーシア」です。1990年にデビューし浅草から東武日光・鬼怒川温泉方面へ特急「けごん」「きぬ」で運転されています。1991年には鉄道友の会「ブルーリボン賞」を受賞し、2006年からはJR線にも乗り入れ「スペーシアきぬがわ」等の愛称で新宿にも乗り入れています。2011年になりますと外装を東京スカイツリーのライティングデザインコンセプトカラーとして「粋」(水色)・「雅」(紫)基調に加え「サニーコーラルオレンジ」基調の3種類のカラーリングに全編成リニューアルされ、更に2015年には日光東照宮四百年式年大祭記念として「日光詣スペーシア」も登場しています。
 

デビューから30年以上が過ぎ、本年2021年から登場時のジャスミンホワイトを基調として、パープルルビーレッドとサニーコーラルオレンジを用い、窓部にブラックラインを配したカラーリングが再現されることになったことから発売されました記念乗車券になります。入線時の甲種輸送の様子やデビュー当時の姿をあしらった短冊型乗車券3枚と栞がセットになっています。
  

登場時の姿が再現された「スペーシア」、今後は「日光詣」仕様及びサニーコーラルレッド基調以外の編成が順次登場時の外装に変更されるとともに1編成別のリバイバルカラーが施されるようです。デビューから30年以上が過ぎて今もなお東武のフラッグシップを担い日光・鬼怒川方面へ特急として運転されている100系「スペーシア」、あの時の姿が再現されました。

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2011年11月 ありがとう!京王井の頭線3000系

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    2011年12月、約49年にもわたり京王井の頭線で活躍してきた3000系、レインボーカラーに彩られ井の頭線のイメージを確立したこの車両も、ついに終焉となりました。最後の編成となったのはライトブルーの3028F、この編成は1987年に入線し活躍してきました。 末期には朝のラッシュ時間帯に運よく富士見ヶ丘~渋谷の1往復の運用にしか就かなくなってしまった3000系、2011年11月には「さよなら運転」として日曜日の昼間に井の頭線全線で運転され、最後の走りを披露しました。また11月20日には富士見ヶ丘車両基地において「ありがとう3000系フェスタ」も開催され、事前申込制であったこのイベントにも参加して、最後の姿を見てきました。井の頭線沿線で生まれ育ち、それこそこの車両の活躍をみて育ったと自負する私にとって、感慨深い月になった2011年11月、3000系最後の姿をぜひ皆様にご覧いただきたいと思います。

中央線201系

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    JR中央線で約30年にもわたり活躍した201系、特に多摩地域においては、長きにわたり親しまれた車両で、私も小・中学生時代は遠足で、学生時代は通学で、そして社会人になってからも通勤などで利用したなじみ深い車両でした。時の国鉄が「省エネ電車」として中央線に導入された201系。そしてほとんどの車両が中央線から離れることなく、この路線で「オレンジバーミリオン」の外装で生涯を終えました。すでに引退して時が過ぎましたが、私が撮影した201系の思い出として、どうぞご覧下さい。

2002年100周年を迎えた江ノ電

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    2001年12月に初めてデジカメを購入して、翌年から1年間通った路線があります。藤沢から鎌倉を結ぶご存知江ノ電です。この年は江ノ電が開業して100周年という節目の年で、各車両にステッカーなどが付いています。また世代交代もあった年です。 自分の思い出アルバムの中から公開いたします。どうぞご覧下さい。

惜別 名鉄岐阜600V線区

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    2005年3月31日、惜しまれつつも廃止を迎えた名鉄岐阜市内線・揖斐線・美濃町線・田神線の総称「岐阜600V線区」。 私が初めて訪れたのは、1999年の夏のことでした。名古屋本線で新岐阜に着くと、駅前に停車していた電車に乗り、車の洪水の中を抜け、のどかな風景の中を走っていきました。
    その後2001年2月、そして2005年と何度か訪れたのですが、ついにこれら路線も命運が尽きてしまいました。そこで、名鉄岐阜600V線区で活躍していた古豪から最新鋭車まで、個性豊かな車両たちへの思い出をつづり、このアルバムを作成しました。
    このアルバムでは、2001年9月30日の運行をもって廃止となった谷汲線・揖斐線(黒野~本揖斐)のモ750も登場しています。いずれにしましても、今では思い出になってしまった、名鉄岐阜600V線区へのレクイエムです。 どうぞご覧下さい。

    お断り>
    今回のアルバムは、一部ポジプリントからスキャンしたもの、あるいは携帯電話内蔵カメラで撮影した画像も含まれています。特に1999年・2001年撮影のものはすべてポジプリントからのスキャンになります。つきましては画質にやや難があるものがあります。ご了承ください。