1372.【長野電鉄】地下化開業40周年記念入場券・乗車券
長野電鉄の始発駅である長野駅は、北陸新幹線や信越本線の長野駅善光寺口広場の地下にあります。長野駅を含む長野電鉄の長野市街地の地下線が開業して40周年を迎えたことから、記念きっぷが発売されました。
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名称 :地下化開業40周年記念入場券
発行社局:長野電鉄
発売日 :2021年3月1日
値段 :各170円
購入箇所:通信販売
シリアルNo.:0067
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名称 :地下化開業40周年記念乗車券
発行社局:長野電鉄
発売日 :2021年3月1日
値段 :各170円
購入箇所:通信販売
シリアルNo.:0067
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長野電鉄の長野市街地の地下化は、1981年3月1日に実施されました。それまでは、長野市街地区間は地上を走行し踏切が多く街の発展の障害となっていましたが、地下に切り替わりこの区間にあった長野、錦町、権堂、善光寺下の4駅は地下駅となり、錦町については移転して市役所前と改称しました。線路跡の地上は長野大通りとして整備され、長野市街地の発展に大きく貢献することになりました。
地下化40周年を記念して発売されました記念きっぷ、自分は長野電鉄Webサイトにて通信販売で入手しました。通信販売では記念入場券・乗車券8枚セットでの発売で、記念入場券は地下化前後の駅舎などの写真、記念乗車券は地下化後の長野電鉄の車両をあしらったいずれもD型硬券で発売されました。
今から40年前に地下化された長野電鉄の長野市街地区間、それまで地下区間に対応可能であった車両は特急用の2000系とOSカーと呼ばれた0系・10系のみで、特に一般車両のほとんどが地下区間に適応できない車両でした。そこで一部支線用となった車両を除いて置き換えることになり、東急から「アオガエル」と呼ばれた5000系を譲受し2500系として地下化に対応しました。今回発売の記念きっぷで市役所前駅(北口)発行と記載されている記念入場券にもあしらわれています。
地下化開業から40年、今では長野市街地が地上であった時代に走行したことがある車両は、小布施駅で展示されている2000系D編成が残るのみで、実質上はすべての車両が地下化開業後に導入された車両になります。記念乗車券にあしらわれている特急車2000系も引退から時が過ぎており、3500系についてもあと数年で姿を消すとされています。
100年の歴史を数える長野電鉄において、大きな転換点となった長野市街地の地下線開業、40年の年月が流れました。
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こんにちは。私も粋郵送申し込みしましたが、乗車券入場券とも券番を揃えてくれるサービスは粋ですよね。
長野市内地下化の記念切符も持っていますが、あれから40年も経ちました。地上時代の長野駅は何度か見ているはずなんですが、すでに記憶が薄れています。そういう意味でも記念切符は歴史の足跡と言えるかも知れませんね。
投稿: りばてぃ | 2021.03.16 13時21分
りばてぃ様、コメントをありがとうございます。
自分が長野電鉄に初めて乗車したときは、すでに地下化から10年以上が経過してからになりますので、当然地上時代の姿は見たことはなく、その当時の長野電鉄の様子についても、残された写真のみになります。この記念入場券にあしらわれている東急5000系アオガエルの譲渡車も現役時代に見ることはなく、引退後長野市内の模型館に展示されている姿を見ただけになりますが、この模型館も先日閉館されてしまったようです。またOSカーと呼ばれた通勤車も見ることはなく引退してしまいました。
地下切り替え当時の記念きっぷとは貴重なものをお持ちですね。おっしゃるとりで、記念きっぷはその歴史を伝えるものであることに異論はありません。
投稿: Kaz-T | 2021.03.20 12時18分