« 1380.【JR東日本】メモリアル185記念入場券(特急あかぎ・草津・水上セット) | トップページ | 1382.【東京臨海】東京テレポート~天王洲アイル開業20周年記念入場券 »

2021.03.26

1381.【JR東日本】メモリアル185記念入場券(湘南ライナーセット)

先日定期運用を終了した185系、メモリアル185記念入場券、経年により実施されたリニューアルは、東海道線で運転されている185系にも及んできました。

 

=================================
 名称   :メモリアル185記念入場券(湘南ライナーセット)
 発行社局:東日本旅客鉄道
 発売日  :2021年3月1日
 値段   :2,780円(付属品込み・送料別)
 購入箇所:GENERAL STORE RAILYARD(JRE MALL内)(Web販売)
 シリアルNo.:1992

=================================

 

Img_2886

 

Img_2887_20210329223301

 

185系のリニューアルは、1999年からは東海道線「踊り子」号などで運転されていた田町電車区所属の車両にも実施されるようになりました。リニューアル後は、東海道線の伝統カラーである湘南色をあしらったブロック塗装になりました。この外装で運転されましたが2012年頃から再び登場時の緑ストライプ塗装に変更されたことから、この外装は姿を消しました。

 

さて、この記念入場券は「湘南ライナーセット」となっています。「湘南ライナー」とは、東海道線で朝の上り及び夜間の下りで運転された定員制の列車になります。もとはラッシュ時間帯に回送運転を行っていた特急車両を着席料金を徴収して運転されたのが始まりで、東海道線方面にはまだ国鉄時代であった1986年11月から運転を開始しました。それまでこの車両の特性から通勤時間帯等で普通列車の運用に就くこともありましたが、「湘南ライナー」としてこの車両の設備を活かしてラッシュ時間帯の東海道線で活躍をしました。「湘南ライナー」は大変好評で増発され、一部列車は貨物線を経由する列車も登場、ついには藤沢・茅ケ崎駅には貨物線にも「湘南ライナー」用ホームが設置され、湘南地域から東京へ着席サービスを提供しました。また新宿発着となる「湘南新宿ライナー」という列車も登場し、この列車は2001年12月から朝の上りは「おはようライナー新宿」夜間の下りは「ホームライナー小田原」として運転され、車両も185系だけでなく183系等の特急型車両や湘南ライナーに特化したオール2階建て車両215系も登場し、ラッシュ時間帯で活躍しました。何せ朝時間帯の上り列車には「ライナーセット券」も設定され、これは月末に翌月分が発売され数が限られていたことからプラチナチケットとなっていました。約35年間運転されてきた「湘南ライナー」も2021年3月のダイヤ改正前日で運転を終了し、改正後は特急「湘南」として運転されています。

 

「湘南ライナーセット」で発売されたメモリアル185記念入場券は、リニューアル後の外装をあしらった台紙に、「湘南ライナー」の主要停車駅であった東京・品川・藤沢・茅ケ崎・平塚・小田原の硬券入場券がセットされ、付属する方向幕プレートは表は「湘南ライナー」の表示、裏面は「湘南ライナー」を始めとした185系が使用された列車のヘッドマークがあしらわれています。「湘南ライナー」にはセーラー帽をかぶったカモメのイラストマークが設定されました。そのほかあしらわれているヘッドマークについてについてですが、185系はこの頃になりますと臨時列車等にも多く使用されるようになり、ここにあしらわれている「はまかいじ」は横浜から中央線甲府・信州方面へ土休日に運転された列車で、横浜は京浜東北線ホームに発着し東神奈川から横浜線経由で運転された特急になります。京浜東北線を走行するため「はまかいじ」に充当される185系にはATCが設置されました。「はまかいじ」は2019年1月で運転を終了、これは利用が減ったと合わせて京浜東北線横浜駅にホームドアが設置されたこともその要因となりました。さらに「修学旅行」というヘッドマークもあしらわれていますが、神奈川県内の各駅から日光へ修学旅行の団体貸切列車としても運転されたとのことで、神奈川県内の子供たちの思い出も乗せて走った185系であったのではないかと思います。

 

先日2021年3月13日ダイヤ改正の前日で定期運用を離脱した185系、この前後から各種イベントやグッズが発売され、ここに公開しました記念入場券もその一つになります。また定期運用終了後に185系所縁の駅を巡るスマートフォンを使用したスタンプラリーも開催されました。

 

実に40年にもわたり、首都圏で伊豆へ北関東へ広範囲で活躍した特急型電車であった185系、多くの人々に思い出を残しました。

« 1380.【JR東日本】メモリアル185記念入場券(特急あかぎ・草津・水上セット) | トップページ | 1382.【東京臨海】東京テレポート~天王洲アイル開業20周年記念入場券 »

発行社局:JR東日本」カテゴリの記事

西暦2021年[令和3年]発売」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« 1380.【JR東日本】メモリアル185記念入場券(特急あかぎ・草津・水上セット) | トップページ | 1382.【東京臨海】東京テレポート~天王洲アイル開業20周年記念入場券 »

カテゴリー

Googleで検索




  • 弊ブログ内検索
    ウェブ全体から検索


    Powered by Google

2011年11月 ありがとう!京王井の頭線3000系

  • Img_9050
    2011年12月、約49年にもわたり京王井の頭線で活躍してきた3000系、レインボーカラーに彩られ井の頭線のイメージを確立したこの車両も、ついに終焉となりました。最後の編成となったのはライトブルーの3028F、この編成は1987年に入線し活躍してきました。 末期には朝のラッシュ時間帯に運よく富士見ヶ丘~渋谷の1往復の運用にしか就かなくなってしまった3000系、2011年11月には「さよなら運転」として日曜日の昼間に井の頭線全線で運転され、最後の走りを披露しました。また11月20日には富士見ヶ丘車両基地において「ありがとう3000系フェスタ」も開催され、事前申込制であったこのイベントにも参加して、最後の姿を見てきました。井の頭線沿線で生まれ育ち、それこそこの車両の活躍をみて育ったと自負する私にとって、感慨深い月になった2011年11月、3000系最後の姿をぜひ皆様にご覧いただきたいと思います。

中央線201系

  • 2010101700
    JR中央線で約30年にもわたり活躍した201系、特に多摩地域においては、長きにわたり親しまれた車両で、私も小・中学生時代は遠足で、学生時代は通学で、そして社会人になってからも通勤などで利用したなじみ深い車両でした。時の国鉄が「省エネ電車」として中央線に導入された201系。そしてほとんどの車両が中央線から離れることなく、この路線で「オレンジバーミリオン」の外装で生涯を終えました。すでに引退して時が過ぎましたが、私が撮影した201系の思い出として、どうぞご覧下さい。

2002年100周年を迎えた江ノ電

  • Img_0527
    2001年12月に初めてデジカメを購入して、翌年から1年間通った路線があります。藤沢から鎌倉を結ぶご存知江ノ電です。この年は江ノ電が開業して100周年という節目の年で、各車両にステッカーなどが付いています。また世代交代もあった年です。 自分の思い出アルバムの中から公開いたします。どうぞご覧下さい。

惜別 名鉄岐阜600V線区

  • 2005032101
    2005年3月31日、惜しまれつつも廃止を迎えた名鉄岐阜市内線・揖斐線・美濃町線・田神線の総称「岐阜600V線区」。 私が初めて訪れたのは、1999年の夏のことでした。名古屋本線で新岐阜に着くと、駅前に停車していた電車に乗り、車の洪水の中を抜け、のどかな風景の中を走っていきました。
    その後2001年2月、そして2005年と何度か訪れたのですが、ついにこれら路線も命運が尽きてしまいました。そこで、名鉄岐阜600V線区で活躍していた古豪から最新鋭車まで、個性豊かな車両たちへの思い出をつづり、このアルバムを作成しました。
    このアルバムでは、2001年9月30日の運行をもって廃止となった谷汲線・揖斐線(黒野~本揖斐)のモ750も登場しています。いずれにしましても、今では思い出になってしまった、名鉄岐阜600V線区へのレクイエムです。 どうぞご覧下さい。

    お断り>
    今回のアルバムは、一部ポジプリントからスキャンしたもの、あるいは携帯電話内蔵カメラで撮影した画像も含まれています。特に1999年・2001年撮影のものはすべてポジプリントからのスキャンになります。つきましては画質にやや難があるものがあります。ご了承ください。