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2021.03.26

1379.【JR東日本】メモリアル185記念入場券(新幹線リレー号セット)

先日定期運用を終了した185系、メモリアル185記念入場券、こちらも185系のオリジナルスタイルで使用された代表的な列車になります。

 

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 名称   :メモリアル185記念入場券(新幹線リレー号セット)
 発行社局:東日本旅客鉄道
 発売日  :2021年3月1日
 値段   :2,180円(付属品込み・送料別)
 購入箇所:GENERAL STORE RAILYARD(JRE MALL内)(Web販売)
 シリアルNo.:1538

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185系は、1982年には当時の新前橋電車区に7両編成で導入されました。耐寒・耐雪構造及び当時の信越本線横川・軽井沢間を走行可能な機構を付加し200番台が付番されました。外装は白の車体ですが緑色の帯というスタイルで登場しました。運行開始は高崎線の普通列車からであったとのことですが、この当時上越線水上まで運転されていた急行「ゆけむり」、吾妻線に直通した急行「草津」、前橋に向けて運転されていた急行「あかぎ」にも使用されました。

1982年6月に東北新幹線が、同年11月には上越新幹線が開通しました。しかし、この当時は都内地域で工事が遅れたこともあって東北・上越新幹線は大宮始発での開業となりました。そこで新幹線の始発駅である大宮まで、上野から新幹線にエスコートする連絡列車として「新幹線リレー」号が設定され、デビューまもない185系200番台が2本つないだ14両編成で上野~大宮をノンストップで運転されました。また上越新幹線開業時のダイヤ改正からこの車両を使用した特急列車の運転も開始し、水上行きの「谷川」、吾妻線万座・鹿沢口行きの「白根」(なお「白根」はこれ以前から不定期の特急として運転されていた)、前橋行きの「あかぎ」が運転されました。

「新幹線リレー」号は、東北・上越新幹線が上野まで開通した1985年3月14日の前日で運転を終了、その後一部車両が田町電車区に転属となり「踊り子」号に転用(このためこの外装の「踊り子」号が運転されたことがある)された他は、この時点でまだ残っていた急行列車を特急化することになり、合わせて格安な料金や定期券でも特急券を購入すれば乗車可能とする新たな列車として「新特急」が設定され、上越線水上行きが「新特急谷川」、吾妻線方面へ「新特急草津」、前橋行きの「新特急あかぎ」、そして東北本線宇都宮・黒磯方面へ「新特急なすの」として、新幹線上野開業後の東北線・高崎線系統で運転されました。

 

ここに公開した記念入場券は「新幹線リレー号セット」になります。緑ラインの外装をイメージした表紙の台紙に、新幹線リレー号の発着駅であった上野・大宮の硬券入場券がセットされています。また付属している方向幕プレートは表に「新幹線連絡専用 上野⇔大宮」が表現され、この形裏面にはこの外装で活躍した列車のヘッドマークとして、「新幹線リレー」号、「新特急なすの」号と、この外装で全盛期冬季にスキー場に向けて運転された「シュプール」号(ここでは中央線・大糸線方面へ向けて運転された「シュプール白馬」号)があしらわれております。

 

新幹線リレー号は、自分がまだ小学生であったときに父親が新潟出身であったもので、乗車した思い出ああります。長きにわたり運転されてきた185系で、新幹線リレー号としての運転は約3年ほどでありましたので、この列車をご存じの方は相応の年齢になっておるかと思います。私もその一人になります。しかし185系で運転された代表的な列車であったことは間違いなく、多くの方の思い出に残っていることでしょう。

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  • Img_9050
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