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2020.10.31

1351.【東武】みなみ寄居駅開業記念乗車券

東武東上線の東武竹沢~男衾間に開業した新駅になります。

 

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 名称   :みなみ寄居駅開業記念乗車券
 発行社局:東武鉄道
 発売日  :2020年10月31日
 値段   :340円
 購入箇所:池袋駅
 シリアルNo.:1517
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2020年10月31日、東武東上線の東武竹沢~男衾間に開業した新駅は「みなみ寄居」駅になります。この区間は単線で4両編成のワンマン列車で運転される区間です。この場所に新駅が設けられた理由としまして、この駅至近に自動車メーカー本田技研工業の工場が開設されており、工場への最寄駅としてホンダが全額負担して開設されました。

 

新駅開業を記念して発売されました乗車券になります。乗車券面には男衾~寄居の往復乗車券となっていますが、みなみ寄居駅までの運賃は池袋方面からは東武竹沢まで、寄居方面からは男衾までの運賃で発行されることになっており、みなみ寄居駅からの乗車券は発行されないことによります。

 

大規模工場への最寄駅として開設された新駅になります。

1350.【道南いさりび鉄道】上磯~木古内 開業90周年記念乗車券

北海道の第三セクター路線を形成する区間、開通から90周年の佳節を迎えました。

 

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 名称   :上磯~木古内 開業90周年記念乗車券
 発行社局:道南いさりび鉄道
 発売日  :2020年10月25日
 値段   :850円
 購入箇所:五稜郭駅売店
 シリアルNo.:0045
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開業から90周年の佳節を迎えた区間は、道南いさりび鉄道の上磯~木古内間です。この路線は1913年に五稜郭から上磯が開業していた上磯線が、今から90年前の1920年10月25日に木古内まで開業しました。その後1936年に江差まで開業し江差線と呼ばれるようになりました。

北海道の道南を進むローカル線ではありましたが、1988年に津軽海峡線が開業し五稜郭~木古内間は電化され本州から北海道を結ぶ動脈となりましたが、2016年に北海道新幹線開業に伴い五稜郭~木古内間はJRから経営分離し、新たに設立された第三セクター会社である「道南いさりび鉄道」に転換されました。なお、木古内から江差間については新幹線開業を待たずに2014年に廃止となっています。

 

第三セクター鉄道になった江差線、その中の上磯~木古内間が開業から90周年を迎え発売されました記念乗車券になります。1979年当時の当時の国鉄江差線上磯~茂辺地間の写真があしらわれた短冊型の乗車券になります。

 

この記念乗車券は北海道へ旅行に行きまして、五稜郭駅に向かい入手しました。今でも北海道から本州を結ぶ貨物列車が運行される区間の佳節になります。

2020.10.25

1349.【近鉄】近鉄創業110周年記念乗車券

民鉄一の路線を誇る近鉄、2020年で創業から110周年の佳節を迎えました。

 

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 名称   :近鉄創業110周年記念乗車券(関西版)
 発行社局:近畿日本鉄道
 発売日  :2020年9月16日
 値段   :1,100円
 購入箇所:近鉄名古屋駅
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関西版

 

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 名称   :近鉄創業110周年記念乗車券(東海版)
 発行社局:近畿日本鉄道
 発売日  :2020年9月16日
 値段   :1,100円
 購入箇所:近鉄名古屋駅
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東海版

 

2020年9月で、近鉄は創業110周年を迎えました。

 

近鉄の歴史は、1910年9月に奈良軌道として設立されたのが始まりで、翌月には大阪電気軌道(大軌)と改称し1914年に上本町~奈良間が開通しました。現在の近鉄奈良線になります。当時最長を誇った生駒トンネルを建設して大阪から奈良を結びました。

以降路線を延伸・拡充し1931年に姉妹会社参宮急行電鉄と合わせて大阪から伊勢神宮がある宇治山田まで開通、1938年には合併した伊勢電気鉄道と姉妹鉄道である関西急行電鉄により名古屋まで開通、大阪から名古屋を結びました。戦時中までに多くの鉄道を合併し路線拡大を進め1943年には現在の南大阪線となる大阪鉄道を合併、1944年には南海鉄道を合併し近畿日本鉄道が成立しました。戦後旧南海鉄道から継承された路線については南海電気鉄道に譲渡した一方で、1963年に奈良電気鉄道を合併し京都線に、1965年には三重電気鉄道を合併して現在の志摩線や湯の山線となり、1970年大阪万博にあわせて大阪市内で難波線が上本町から難波へ、更に鳥羽線が宇治山田から鳥羽へ全通して伊勢・志摩へ直通する現在の近鉄路線網が完成しました。このように多くの鉄道会社を合併して形成された路線網であったため、軌間が異なっていた路線があり特に名古屋線はその経緯から1067mmの狭軌であったことから、1959年に大阪線等と同じ1435mmに改軌を行い大阪から名古屋を直通で結ぶ列車の運行が行われることとなりました。

近年では、1986年に開通した東大阪線(現在のけいはんな線)が開通したことにより大阪市営地下鉄(現Osaka Metro)中央線と直通運転を開始、1988年には京都線と京都市営地下鉄と直通運転、そして2009年には阪神なんば線と直通運転を行い近鉄奈良から大阪難波を経由して神戸三宮まで直通運転を行っています。

 

創業110周年を迎えて発売されました記念乗車券になります。関西版(大阪・京都・奈良)と東海版(愛知・三重)2種類あり、両方とも同時発売でしたので、関西版・東海版とも近鉄名古屋駅で入手しました。創業から今日までの近鉄で活躍した代表的な車両をあしらったシート型の乗車券になります。110年の歴史の中で多くの名車が活躍した近鉄、この記念乗車券にも多く登場しており、乗車券部分には現在の近鉄のフラッグシップ列車といえる「ひのとり」と「しまかぜ」、関西版では「青の交響曲」、東海版では観光列車「つどい」があしらわれています。

 

生駒山にトンネルを掘って開業した路線から始まった近鉄、その後幾多の困難を乗り越え創業110周年の佳節を迎えました。大阪から名古屋・伊勢志摩・京都・奈良・吉野と近畿圏に広大な路線網を築いた近鉄、今後も2025年に大阪で開催されるという万博に向けてさらなる発展を祈念いたします。

2020.10.18

1348.【富士急】ありがとう1000系1202号編成引退記念入場券

数を減らし続けている富士急1000系、もう残り3編成となりましたが、この中からまた1編成引退を迎えることになりました。引退を記念して事前申込制の撮影会やツアーなどが企画されていますが、合わせて記念入場券の発売がありました。

 

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 名称   :ありがとう1000系1202号編成引退記念入場券
 発行社局:富士急行
 発売日  :2020年10月17日
 値段   :1,100円
 購入箇所:河口湖駅
 シリアルNo.:0110
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京王初代5000系の譲渡車である富士急1000系、今回引退を迎えることになったのは1202号編成になります。この編成はまず1966年に京王5000系デハ5086・クハ5786として入線し、1967年にデハ5116・クハ5866に改番され1968年に中間車1両が増結され3両編成で京王線で活躍しましたが、1994年2月で引退し2両編成となって富士急にモハ1202・モハ1302としてやってきました。車内はクロスシートになり、外装は青の車体に白のストライプ及び富士山のシルエットというものになり1994年7月から富士急で運転を開始しました。2009年になりますと富士急開業80周年を記念して3100形や5000形登場時などにまとっていた「昭和30年代塗装」に変更され、以降今日まで富士急で運転されてきました。製造からすでに54年、富士急に入線してからも26年が過ぎ老朽化が進んできたことから引退を迎えることになり、各種イベントと合わせてこのような記念入場券が発売されました。

 

記念入場券は、現在の「昭和30年代塗装」に変更されてからの活躍のシーンをあしらったD型硬券入場券6枚が台紙にセットされました。

 

この記念入場券は、事前申し込み制の撮影会が河口湖駅で開催されることになり、合わせて発売されました。当初は2020年10月11日にイベントと合わせて発売予定でしたが、台風接近により開催が延期となり10月17日からまず会場となった河口湖駅で発売され、19日以降は富士山駅で発売されるとのことです。

 

2020年の新型コロナウイルス感染症の世界的な流行は、富士急も大きな影響を受けました。海外からの渡航が大幅に制限されたことから、インバウンドの観光客で賑わっていた富士急線は大幅な利用客減少となり、「フジサン特急」や「富士山ビュー特急」といった特急列車や観光列車「富士登山電車」は全便運休となるなど、特別ダイヤでの運転という状況になっています。そんな中で引退を迎えることになった1000系1202編成、富士山の麓で地域の足として、また観光客を乗せて運転してきました。

 

この編成の引退で富士急1000系は残り2編成、京王初代5000系時代の外装が再現された1001編成と、「富士登山電車」になっている1205編成になります。この記念入場券を買い求めに富士急線に向かった際、1001編成が運用に入っていたことから、河口湖にて撮影会で並んでいた1202編成と「富士登山電車」1205編成との3本並びをホームから撮影後1001編成に乗車することができましたが、いつの間にか風前の灯となってきた富士急1000系、1202編成が引退を迎えます。

2020.10.10

1347.【京急】エアポート急行 運行開始10周年記念乗車券

羽田空港アクセスを担う京急、この列車の運行開始から10周年を迎えました。

 

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 名称   :エアポート急行 運行開始10周年記念乗車券
 発行社局:京浜急行電鉄
 発売日  :2020年10月10日
 値段   :1,000円
 購入箇所:品川駅
 シリアルNo.:1187
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京急で運行開始から10周年を迎えた列車は「エアポート急行」になります。2010年5月に実施されたダイヤ改正により、それまで都営浅草線方面から羽田空港へ直通する急行とともに、横浜方面新逗子からも羽田空港へ直通する急行が設定され、それぞれ「エアポート急行」と呼ばれるようになりました。

 

横浜方面から設定された「エアポート急行」は、当初は20分間隔の運転でしたが、2012年10月に京急蒲田駅付近の高架化が完成すると10分間隔に増発され利便性が向上しました。更に「エアポート急行」運転開始から5か月後の2010年10月には羽田空港へ国際線が再度設定され新ターミナルがオープンしたことから羽田空港国際線ターミナル駅が開業し、エアポート急行も停車するようになりました。

 

エアポート急行の運転開始から10年が過ぎて、本日発売されました記念乗車券になります。主に横浜方面から運転されるエアポート急行に使用される列車を台紙にあしらい、まもなく開業から10周年を迎える羽田空港第3ターミナル駅と横浜方面からのエアポート急行の始発駅である逗子・葉山駅からのD型硬券乗車券がセットされているというものになります。2020年3月に京急では数駅で駅名変更が行われ、エアポート急行運転開始時は羽田空港駅と称していた駅は国際線ターミナルオープン時に羽田空港国内線ターミナル駅と改称後、羽田空港第1・第2ターミナル駅となり、羽田空港国際線ターミナル駅は羽田空港第3ターミナル駅に改称、横浜方面からのエアポート急行の始発駅である新逗子駅は逗子・葉山駅と改称されております。また2010年のエアポート急行運転開始時に停車駅となった仲木戸駅が、京急東神奈川駅と改称されています。運行車両についても、エアポート急行運転開始時には3ドア化されていたとはいえ2000形が充当されることがありましたが、2018年3月で引退しています。

 

弊ブログにおいては、2010年のエアポート急行運行開始時に発売された記念乗車券が過去記事として公開されております。早くも運行開始から10年が過ぎた「エアポート急行」、この間で変化も多くありました。これからも羽田空港アクセスを担う京急で、その一翼を担う「エアポート急行」になります。

2020.10.09

1346.【JR東海】特急ふじかわ運行開始25周年 記念きっぷ

駿河と甲斐の国府を結ぶ特急列車、運行開始から25周年の佳節を迎えました。

 

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 名称   :特急ふじかわ運行開始25周年 記念きっぷ
 発行社局:東海旅客鉄道
 発売日  :2020年10月1日
 値段   :2,000円
 購入箇所:JR東海鉄道倶楽部(Web販売)
 シリアルNo.:0420
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2020年10月で、運行開始から四半世紀の佳節を迎えた列車は、静岡から甲府をむすぶ特急「ふじかわ」号になります。

 

特急「ふじかわ」号は、それまで同区間を運転していた急行「富士川」号1995年10月1日に特急に格上げして誕生した列車になります。運転開始に合わせてJR東海では特急型車両として373系を導入し、静岡から富士までは東海道本線、富士からは身延線に入って甲府まで運転する特急列車としてデビューしました。日本三大急流の一つである富士川沿いを走行することから、この列車の愛称になりました。またイラストマークには富士川の流れとともに、この列車の車窓からも眺められる富士山をデザインしたものになっています。

 

以来、静岡と甲府を結んで運転されてきた特急「ふじかわ」号、早くも25周年を迎え、このような記念きっぷが発売されました。特急「ふじかわ」号が走行するシーンをあしらった短冊型の乗車券・自由席特急券4枚セットで、これら写真の一部は特急「ふじかわ」に乗務するJR東海の社員が撮影されたものも使用されています。

 この記念きっぷは駅での発売はなく、JR東海のWebサイト内にある鉄道用品の販売サイト「JR東海鉄道倶楽部」で発売され、発売日に申し込んで本日届いたというものになります。

 

静岡を出発し、駿河湾を望み、列車名になった富士川を渡ってから、富士山を望みつつ甲府を結ぶ特急「ふじかわ」号、今から25年前の運転開始日に乗車し、その時発売され入手した記念オレンジカード等が過去記事にて公開されております。早いもので運行開始から四半世紀が過ぎた特急「ふじかわ」号になります。

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2011年11月 ありがとう!京王井の頭線3000系

  • Img_9050
    2011年12月、約49年にもわたり京王井の頭線で活躍してきた3000系、レインボーカラーに彩られ井の頭線のイメージを確立したこの車両も、ついに終焉となりました。最後の編成となったのはライトブルーの3028F、この編成は1987年に入線し活躍してきました。 末期には朝のラッシュ時間帯に運よく富士見ヶ丘~渋谷の1往復の運用にしか就かなくなってしまった3000系、2011年11月には「さよなら運転」として日曜日の昼間に井の頭線全線で運転され、最後の走りを披露しました。また11月20日には富士見ヶ丘車両基地において「ありがとう3000系フェスタ」も開催され、事前申込制であったこのイベントにも参加して、最後の姿を見てきました。井の頭線沿線で生まれ育ち、それこそこの車両の活躍をみて育ったと自負する私にとって、感慨深い月になった2011年11月、3000系最後の姿をぜひ皆様にご覧いただきたいと思います。

中央線201系

  • 2010101700
    JR中央線で約30年にもわたり活躍した201系、特に多摩地域においては、長きにわたり親しまれた車両で、私も小・中学生時代は遠足で、学生時代は通学で、そして社会人になってからも通勤などで利用したなじみ深い車両でした。時の国鉄が「省エネ電車」として中央線に導入された201系。そしてほとんどの車両が中央線から離れることなく、この路線で「オレンジバーミリオン」の外装で生涯を終えました。すでに引退して時が過ぎましたが、私が撮影した201系の思い出として、どうぞご覧下さい。

2002年100周年を迎えた江ノ電

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    2001年12月に初めてデジカメを購入して、翌年から1年間通った路線があります。藤沢から鎌倉を結ぶご存知江ノ電です。この年は江ノ電が開業して100周年という節目の年で、各車両にステッカーなどが付いています。また世代交代もあった年です。 自分の思い出アルバムの中から公開いたします。どうぞご覧下さい。

惜別 名鉄岐阜600V線区

  • 2005032101
    2005年3月31日、惜しまれつつも廃止を迎えた名鉄岐阜市内線・揖斐線・美濃町線・田神線の総称「岐阜600V線区」。 私が初めて訪れたのは、1999年の夏のことでした。名古屋本線で新岐阜に着くと、駅前に停車していた電車に乗り、車の洪水の中を抜け、のどかな風景の中を走っていきました。
    その後2001年2月、そして2005年と何度か訪れたのですが、ついにこれら路線も命運が尽きてしまいました。そこで、名鉄岐阜600V線区で活躍していた古豪から最新鋭車まで、個性豊かな車両たちへの思い出をつづり、このアルバムを作成しました。
    このアルバムでは、2001年9月30日の運行をもって廃止となった谷汲線・揖斐線(黒野~本揖斐)のモ750も登場しています。いずれにしましても、今では思い出になってしまった、名鉄岐阜600V線区へのレクイエムです。 どうぞご覧下さい。

    お断り>
    今回のアルバムは、一部ポジプリントからスキャンしたもの、あるいは携帯電話内蔵カメラで撮影した画像も含まれています。特に1999年・2001年撮影のものはすべてポジプリントからのスキャンになります。つきましては画質にやや難があるものがあります。ご了承ください。