« 1327.【TX】TX-3000系記念乗車券 | トップページ | 1329.【京王】京王線・都営新宿線 相互直通運転40周年記念乗車券 »

2020.03.20

1328.【富士急・一畑・わ鐵・銚電・岳南】京王初代5000系コラボ乗車券

昨年、富士急1000系が岳南電車に譲渡されコラボレーション企画が行われましたが、それから1年、再度コラボレーション企画が実施されました。

 

===================================
 名称   :京王初代5000系コラボ乗車券
 発行社局:富士急行・一畑電車・わたらせ渓谷鐡道・銚子電気鉄道・岳南電車
 発売日  :2020年3月15日
 値段   :1,800円
 購入箇所:富士山駅(富士急)
 シリアルNo.:0079
 備考   :一畑電車・わたらせ渓谷鐡道・銚子電気鉄道・ 岳南電車でも発売
===================================

 

Img_2623

 

Img_2624

 

Img_2626

 

今回の企画は、山梨県の富士急行、島根県の一畑電車、群馬県から栃木県を運行しているわたらせ渓谷鐡道、千葉県の銚子電鉄、静岡県の岳南電車の5社がコラボレーションしました。これら鉄道では京王5000系(先代)の譲渡車が運行されており、この縁で企画されたものになります。

 

この乗車券は参加した5社の硬券乗車券が、表紙を参加した5社の京王5000系(先代)の譲渡車の写真とともの京王時代の写真をあしらい、裏表紙に発売した会社において活躍している京王5000系(先代)の譲渡車の紹介、内面には全国各地で活躍する京王5000系(先代)の譲渡車の写真があしらわれています。なお、内面の写真についてはこの乗車券企画には参加していませんが、やはり京王5000系(先代)の譲渡車が活躍している愛媛県の伊予鉄道と香川県の高松琴平電気鉄道の写真もあしらわれており、全国各地で活躍している京王5000系(先代)が一堂に会したものになっています。

 

京王5000系(先代)は、京王線では1996年で営業運転は終了しておりますが、多くの車両が地方私鉄に譲渡されました。伊予鉄道・富士急行・一畑電車・高松琴平電気鉄道の4社と、わたらせ渓谷鐡道ではトロッコ型客車に改造されかの地で活躍を始めました。しかし、これら譲渡先においても寄る年波には勝てず、後継車が導入されるにつれ姿を消しつつありますが、伊予鉄道に譲渡された車両から2両が銚子電鉄に再譲渡され、富士急に譲渡された車両から2両が岳南電車に再譲渡され活躍を始めております。

 

このアイテムは富士急で購入しました。富士急でも主力車両として活躍してきましたが、寄る年波には勝てずJR205系からの譲渡車である6000系の導入により置き換えが進み、今では観光電車「富士登山電車」となった車両を含めて3編成6両というところまで減らしました。富士登山電車以外の2編成についても、富士急入線時の青と白のストライプ・富士山のシルエットという外装の車両は現存せず、2009年の開業80周年記念で昭和30年代塗装が再現された編成と、京王時代の外装が再現された編成が残るのみとなっています。

 

京王線から姿を消して20年以上が過ぎた5000系(先代)、それでもこうして全国各地の地方私鉄で活躍し更に第3の活躍の場に移った車両もあり今なお健在です。これだけ各地で今も活躍しているところは、京王5000系(先代)が名車と言われる所以であるのかもしれません。

« 1327.【TX】TX-3000系記念乗車券 | トップページ | 1329.【京王】京王線・都営新宿線 相互直通運転40周年記念乗車券 »

発行社局:富士急行・富士山麓電鉄」カテゴリの記事

西暦2020年[令和2年]発売」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« 1327.【TX】TX-3000系記念乗車券 | トップページ | 1329.【京王】京王線・都営新宿線 相互直通運転40周年記念乗車券 »

カテゴリー

Googleで検索




  • 弊ブログ内検索
    ウェブ全体から検索


    Powered by Google

2011年11月 ありがとう!京王井の頭線3000系

  • Img_9050
    2011年12月、約49年にもわたり京王井の頭線で活躍してきた3000系、レインボーカラーに彩られ井の頭線のイメージを確立したこの車両も、ついに終焉となりました。最後の編成となったのはライトブルーの3028F、この編成は1987年に入線し活躍してきました。 末期には朝のラッシュ時間帯に運よく富士見ヶ丘~渋谷の1往復の運用にしか就かなくなってしまった3000系、2011年11月には「さよなら運転」として日曜日の昼間に井の頭線全線で運転され、最後の走りを披露しました。また11月20日には富士見ヶ丘車両基地において「ありがとう3000系フェスタ」も開催され、事前申込制であったこのイベントにも参加して、最後の姿を見てきました。井の頭線沿線で生まれ育ち、それこそこの車両の活躍をみて育ったと自負する私にとって、感慨深い月になった2011年11月、3000系最後の姿をぜひ皆様にご覧いただきたいと思います。

中央線201系

  • 2010101700
    JR中央線で約30年にもわたり活躍した201系、特に多摩地域においては、長きにわたり親しまれた車両で、私も小・中学生時代は遠足で、学生時代は通学で、そして社会人になってからも通勤などで利用したなじみ深い車両でした。時の国鉄が「省エネ電車」として中央線に導入された201系。そしてほとんどの車両が中央線から離れることなく、この路線で「オレンジバーミリオン」の外装で生涯を終えました。すでに引退して時が過ぎましたが、私が撮影した201系の思い出として、どうぞご覧下さい。

2002年100周年を迎えた江ノ電

  • Img_0527
    2001年12月に初めてデジカメを購入して、翌年から1年間通った路線があります。藤沢から鎌倉を結ぶご存知江ノ電です。この年は江ノ電が開業して100周年という節目の年で、各車両にステッカーなどが付いています。また世代交代もあった年です。 自分の思い出アルバムの中から公開いたします。どうぞご覧下さい。

惜別 名鉄岐阜600V線区

  • 2005032101
    2005年3月31日、惜しまれつつも廃止を迎えた名鉄岐阜市内線・揖斐線・美濃町線・田神線の総称「岐阜600V線区」。 私が初めて訪れたのは、1999年の夏のことでした。名古屋本線で新岐阜に着くと、駅前に停車していた電車に乗り、車の洪水の中を抜け、のどかな風景の中を走っていきました。
    その後2001年2月、そして2005年と何度か訪れたのですが、ついにこれら路線も命運が尽きてしまいました。そこで、名鉄岐阜600V線区で活躍していた古豪から最新鋭車まで、個性豊かな車両たちへの思い出をつづり、このアルバムを作成しました。
    このアルバムでは、2001年9月30日の運行をもって廃止となった谷汲線・揖斐線(黒野~本揖斐)のモ750も登場しています。いずれにしましても、今では思い出になってしまった、名鉄岐阜600V線区へのレクイエムです。 どうぞご覧下さい。

    お断り>
    今回のアルバムは、一部ポジプリントからスキャンしたもの、あるいは携帯電話内蔵カメラで撮影した画像も含まれています。特に1999年・2001年撮影のものはすべてポジプリントからのスキャンになります。つきましては画質にやや難があるものがあります。ご了承ください。