1322.【東武】ありがとう日比谷線直通20000系記念乗車券
本日は4年に一度の2月29日になります。そんな中、終焉を迎える車両があります。
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名称 :ありがとう日比谷線直通20000系記念乗車券
発行社局:東武鉄道
発売日 :2020年2月29日
値段 :500円
購入箇所:亀戸駅
シリアルNo.:0520
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終焉を迎えることになった車両は東武20000系になります。
東武20000系は1988年に登場した通勤車両になります。地下鉄日比谷線直通運転用車両として、地下鉄中目黒から北千住経由で東武伊勢崎線東武動物公園及び日光線南栗橋まで運行されていた車両になります。地下鉄日比谷線直通列車は東武線内は普通列車ですので、東武の複々線区間では内側の緩行線を走行していた車両になります。地下鉄日比谷線規格に合わせるため18m車体3ドアの8両編成で登場した20000系、1992年には混雑を緩和を目的に前後2両を5ドアとした20050系も登場し、伊勢崎線系統の通勤・通学輸送に徹した車両でした。
しかし地下鉄日比谷線や東武線内においてもホームドアが導入されることや寄る年波もあり、東武では2017年に日比谷線直通用に20m4ドア7両編成とした新型車70000系が登場し20000系は置き換えられることになって数を減らし、いよいよ日比谷線直通列車からは撤退することになったことから本日、このような記念乗車券が発売されました。20000系の活躍のシーンなどをあしらったシート形式の乗車券に北千住・東武動物公園からの乗車券がつづられたものになりました。
この記念乗車券には「会社に行きたくない日もあった、仕事がうまくいった日もあった。いつも20000系が走っていた。いままでありがとう。」と表面に記載されており、この車両は紛れもなく東武伊勢崎線系統の通勤・通学輸送を支えた車両であるとともに、沿線地域にお住まいの方にとりましてはそれだけ日常的に運行されていた車両であったのかと思います。
日比谷線直通列車からは撤退する20000系ですが、すでに一部車両は4両編成になり5ドア車については3ドア化改造を行い20400系となって、日光線や宇都宮線に転じて新たな活躍を始めた車両もあります。
東武20000系、いつの間にか登場から30年以上が過ぎていました。ここでも世代交代が完了し、次の時代に入りつつあるようです。