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2019.10.14

1305.【西武】西武秩父線開通50周年記念乗車券

山に囲まれた秩父を目指し正丸峠をトンネルで突き抜けた路線、本日で開通から50周年の佳節を迎えました。

 

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 名称   :西武秩父線開通50周年記念乗車券
 発行社局:西武鉄道
 発売日  :2019年10月14日
 値段   :1,000円
 購入箇所:池袋駅
 シリアルNo.:3125
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令和元年の「鉄道の日」の本日で開通から50周年を迎えた路線は、西武秩父線になります。池袋線の吾野から西武秩父を結ぶ路線になります。

 

埼玉県の北西部にある秩父は、秩父盆地の中心に位置し物資の集積地として、また勇壮な山車で知られる夜祭が行われる秩父神社の門前町として栄えたところになります。しかし周囲を山に囲まれ、東京から秩父へは西武秩父線の開通までは上野から高崎線で熊谷で、または池袋から東武東上線で寄居でそれぞれ秩父鉄道に乗り換え約3時間の旅であり、秩父から見ても東京ははるか遠くの世界でありました。今から50年前の1969年、西武秩父線が開通。山間に橋を架け正丸峠をトンネルで突き抜け、池袋から秩父が最短83分で結ばれることになりました。

 

西武鉄道では西武秩父線開通と同時に特急列車の運行を開始しました。愛称は「レッドアロー」、5000系車両が矢のごとく池袋から秩父を結ぶようになりました。合わせてこの年には西武秩父線の急勾配に対応した通勤車101系も登場、のちにおなじみとなった西武の黄色の車両の始まりとなりました。また秩父地方にはコンクリートの材料となるセメントの原料である石灰石が採取できる鉱山があったことから貨物輸送も行われ、西武秩父線の急勾配と長大貨物に対応し民鉄最大の出力を誇った電気機関車E851形も登場、いずれも西武秩父線開通に合わせて役者を揃えました。

 

東京から秩父地方へのメインルートとなった西武秩父線、その後1988年に現在西武秩父線で運転されているセミクロスシートの4000系が登場、1989年には4000系を使用して秩父鉄道への直通運転を開始、1994年には5000系に代わる「ニューレッドアロー」10000系が運転を開始、2017年には40000系による全席座席指定の「S-TRAIN」が土休日に横浜高速鉄道みなとみらい線元町・中華街から東急東横線・東京メトロ副都心線経由で西武秩父まで運転されるようになりました。一方で西武秩父線開業時に颯爽とデビューした5000系「レッドアロー」は1995年で引退貨物輸送も1996年で終了しE851形電気機関車も引退、101系も低運転台車は本線系統では2004年に、高運転台となる新101系も本線系統では2015年で引退しています。そして50周年を迎えた本年より秩父を結ぶ特急列車には新型車両001系「Laview」が登場、球体の独特な前面形状と大きな窓は評判になりキッズデザイン賞・グッドデザイン賞ベスト100を受賞し、大きな話題となっています。

近年では、アニメ映画の舞台となるなど観光客が多く訪れるところとなり、西武秩父駅前には温泉施設をオープンするなど多くの取り組みが行われているところであります。

 

そして本日で開通から50周年を迎えた西武秩父線、先日襲来した史上最大級の大型台風の影響が懸念されましたが、50周年を迎えるにあたりセレモニーが開催され、合わせて多摩湖線等支線系統で今も残る新101系による臨時列車の運転が行われました。そして西武秩父線50周年を迎えて発売された記念乗車券になります。表紙に初代特急車5000系「レッドアロー」をあしらい、西武秩父線と特急列車の歴史を記載した台紙に、西武秩父線で活躍した5000系「レッドアロー」、101系、E851形電気機関車、現在の西武秩父線で活躍している4000系をあしらったD型硬券乗車券がセットされています。

 

正丸峠を突き抜け、秩父地方に大きな影響を与えた西武秩父線、開通から50周年を迎え新型特急車両「Laview」とともに、次の時代へ向かっています。

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2011年11月 ありがとう!京王井の頭線3000系

  • Img_9050
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    お断り>
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