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2018.08.10

1258.【東武】SL大樹運行開始1周年記念乗車券

東武鬼怒川線で運行されているSL「大樹」、運行開始から1周年を迎えました。
 
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 名称   :SL大樹運行開始1周年記念乗車券
 発行社局:東武鉄道
 発売日  :2018年8月10日
 値段   :1,000円
 購入箇所:朝霞台駅
 シリアルNo.:2748
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2017年8月10日より東武鬼怒川線下今市~鬼怒川温泉間で運行を開始したSL「大樹」、早くも1年が過ぎました。運行にあたりSLはJR北海道からC11 207を貸与し客車はJR四国から、転車台はJR西日本から、また運転に当たりJR東日本をはじめとして秩父鉄道や真岡鉄道・大井川鐡道などで機関士や整備士の養成を行うなど、全国の鉄道会社の協力と支援のもとで運行を開始した列車になります。
 
運行開始前から話題となった東武のSL「大樹」、ただSLはすでに経年が過ぎていることからディーゼル機関車で代走になることもあるようです。いずれにしましても、日光・鬼怒川路における新たな観光列車となったSL「大樹」、これからの運行に期待です。

2018.08.06

1257.【南海】さよなら南海コ11型・コ21型、コ12型・コ22型高野山ケーブルカー記念乗車券

霊峰高野山に登るケーブルカー、車両を置き換えることになり、現行車両の引退記念乗車券が発売されました。
 
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 名称   :さよなら南海コ11型・コ21型、コ12型・コ22型高野山ケーブルカー記念乗車券
 発行社局:南海電気鉄道
 発売日  :2018年7月21日
 値段   :各390円
 購入箇所:和歌山市駅
 シリアルNo.:(記載なし)
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大阪ミナミの難波から高野山に向かう南海高野線、電車で行けるのは極楽橋までで、そこから先はケーブルカーになります。1930年から運転を開始し、現在3代目となっている1964年から運転を開始したコ11型・コ21型、コ12型・コ22型について新車両に置き換えるとともに巻き上げ機など設備の更新を行うことになったことから引退を迎えることになりました。
 
現在の高野山ケーブルカーは2両連結の2編成が往復運転を行っています。特急「こうや」号と同じ外装をしております。
 
引退を記念して発売されましたアイテムになります。カードタイプの極楽橋→高野山及び高野山→極楽橋の片道乗車券が2種類発売され、そのデザインは歴代の外装をそれぞれあしらったものになります。
 
2種類が発売されましたが、これら乗車券をセットするための台紙が各駅においてこの記念乗車券発売を告知する「チラシ」として無料で配布されました。
 
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チラシとして配布された台紙(記念乗車券をセットした様子)

 
1964年から運転を始めた高野山ケーブルカーコ11型・コ21型、コ12型・コ22型、弘法大師空海が開いた山へ参拝客を乗せて運転されてきましたが、現行車両での運行は本年2018年11月25日までとなっています。

 
いまでは世界遺産にも登録された山に登るケーブルカー、ここでも世代交代が行われます。

1256.【関西電力】トロバスラストイヤー記念乗車券

富山県の立山から長野県大町を結ぶ観光ルート「立山黒部アルペンルート」、標高2000m以上の山岳地域や黒部ダムを経由して多彩な乗り物を乗り継いで巡る人気のコースになっています。このルートにある、我が国では希少な乗り物が本年2018年の運行をもって終了となることから、記念アイテムが発売されました。
 
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 名称   :トロバスラストイヤー記念乗車券
 発行社局:関西電力
 発売日  :100型デザイン 2018年4月--日~6月30日
        200型デザイン 2018年6月12日~8月31日(予定)
        300型デザイン 2018年9月1日~11月30日(予定) 
 値段   :通常乗車券と同一(参考 扇沢⇔黒部ダム大人往復 2,570円)
 購入箇所:
 シリアルNo.:
 備考   :台紙付きレプリカ券2枚セットも発売
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画像は台紙付きレプリカ券2枚セットに、乗車券として発券された記念券をセットした状態

 
立山黒部アルペンルートを形成する乗り物の一つである「関電トンネルトロリーバス」、長野県大町市にある扇沢から富山県に入って黒部ダムの区間を関西電力直営で運営を行っているトロリーバスになります。トロバスと呼ばれ親しまれています。トロリーバスとは通常のバスと同じように見えますが、屋根上に集電用のトロリーポールがあり架線から電気を供給してモーターで走行する乗り物になります。我が国では法律上「無軌条電車」と呼ばれ鉄道・電車に分類される乗り物になります。国内ではかつて東京や横浜・名古屋・京都・大阪などの大都市の路上で運行を行っていた時代がありましたが姿を消して久しく、現在では立山黒部アルペンルートにおいて関電トンネルトロリーバスと立山黒部貫光が富山県内で室堂~大観峰間の立山トンネル内で運行を行っている立山トンネルトロリーバスの2路線のみとなり、いずれも立山黒部アルペンルートにしか存在していない希少な乗り物になっています。
 
関西電力が直営で運営を行っている関電トンネルトロリーバス、この路線の大部分は関電トンネルを走行しています。このトンネルは戦後、関西地域における電力需要の高まりを受け黒部川の奥地に黒部川第四発電所を建設することになり、人が容易に近づくことができない険しい山岳地帯の秘境において、まずはその資材運搬のため長野県の大町側から1956年に着工されました。順調に進んでいたかのように見えたトンネルでしたが、約1.7キロほど掘り進んだところで大量の地下水と土砂が噴出した破砕帯に遭遇、この区間を越えるために7か月を要したという難工事となりました。トンネルは1958年に完成、その後このトンネルを通って資材の搬入が行われ黒部川第四発電所と黒部ダムが完成、関西地域の急増した電力需要に応えることができるようになりました。トンネルから始まるこれら一連の工事は「黒四」と呼ばれ、後に映画化されまたテレビ番組のドキュメンタリーも制作されるなど、世紀の大事業として今日でもその偉業は語り継がれているところであります。
 
工事完成後、黒部ダムへの観光輸送のため関西電力直営で運行を開始したのがトロリーバスになります。環境保護のため排気ガスを排出しないトロリーバスを選択し1964年に開業しました。開業時の車両は100型、1969年に増備車として改良された200型、これら車両の置き換えのため1993年から今日まで運転されてきた300型と代替わりしてきました。しかしVVVFインバータ制御を搭載した300型も四半世紀が過ぎ置き換えとなったことから、関西電力では本年2018年のシーズンの運行を最後にトロリーバスを終了し、2019年の運行からは充電式のバッテリーで走行する「電気バス」に取り換えられることになりました。本年2018年は「トロバスラストイヤー」としてキャンペーンが行われました。
 
そのキャンペーンの一つとして発売されたのが、ここに公開しました記念乗車券になります。通常発売の乗車券ですが、ラストイヤー記念の特別仕様として歴代トロリーバス車両3種類をあしらったデザインで、期間ごとにそのデザインが変わるというものになります。なお、3種類の記念乗車券を揃えたいという向きに際しましては、発売期間外の乗車券デザイン2枚をレプリカ券として台紙をつけて発売されました。私は2018年7月22日に訪れましたので、200型デザインの記念乗車券とレプリカ券は100型・300型のセットとなります。この日は扇沢から黒部ダムを越えケーブルカー・ロープウェイ・立山トンネルトロリーバス・高原バス・立山ケーブルカーを乗り継いて富山地方鉄道の立山駅まで立山黒部アルペンルートを走破する乗車券が200型デザインの記念乗車券で発券されましたので、帰宅後レプリカ券セットの台紙にセットして3種類の乗車券をコンプリートしたことになりました。2018年のトロリーバスラストイヤーの年に、関電トンネルトロリーバスとともに立山黒部アルペンルートを訪れたという記念になりました。
 
関西電力が社運をかけ多くの人々の努力と英知をもって完成した「黒四」・関電トンネル、このトンネルを走行する我が国で希少になったトロリーバス、2018年のシーズンになります。

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2011年11月 ありがとう!京王井の頭線3000系

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    2011年12月、約49年にもわたり京王井の頭線で活躍してきた3000系、レインボーカラーに彩られ井の頭線のイメージを確立したこの車両も、ついに終焉となりました。最後の編成となったのはライトブルーの3028F、この編成は1987年に入線し活躍してきました。 末期には朝のラッシュ時間帯に運よく富士見ヶ丘~渋谷の1往復の運用にしか就かなくなってしまった3000系、2011年11月には「さよなら運転」として日曜日の昼間に井の頭線全線で運転され、最後の走りを披露しました。また11月20日には富士見ヶ丘車両基地において「ありがとう3000系フェスタ」も開催され、事前申込制であったこのイベントにも参加して、最後の姿を見てきました。井の頭線沿線で生まれ育ち、それこそこの車両の活躍をみて育ったと自負する私にとって、感慨深い月になった2011年11月、3000系最後の姿をぜひ皆様にご覧いただきたいと思います。

中央線201系

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    JR中央線で約30年にもわたり活躍した201系、特に多摩地域においては、長きにわたり親しまれた車両で、私も小・中学生時代は遠足で、学生時代は通学で、そして社会人になってからも通勤などで利用したなじみ深い車両でした。時の国鉄が「省エネ電車」として中央線に導入された201系。そしてほとんどの車両が中央線から離れることなく、この路線で「オレンジバーミリオン」の外装で生涯を終えました。すでに引退して時が過ぎましたが、私が撮影した201系の思い出として、どうぞご覧下さい。

2002年100周年を迎えた江ノ電

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    2001年12月に初めてデジカメを購入して、翌年から1年間通った路線があります。藤沢から鎌倉を結ぶご存知江ノ電です。この年は江ノ電が開業して100周年という節目の年で、各車両にステッカーなどが付いています。また世代交代もあった年です。 自分の思い出アルバムの中から公開いたします。どうぞご覧下さい。

惜別 名鉄岐阜600V線区

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    2005年3月31日、惜しまれつつも廃止を迎えた名鉄岐阜市内線・揖斐線・美濃町線・田神線の総称「岐阜600V線区」。 私が初めて訪れたのは、1999年の夏のことでした。名古屋本線で新岐阜に着くと、駅前に停車していた電車に乗り、車の洪水の中を抜け、のどかな風景の中を走っていきました。
    その後2001年2月、そして2005年と何度か訪れたのですが、ついにこれら路線も命運が尽きてしまいました。そこで、名鉄岐阜600V線区で活躍していた古豪から最新鋭車まで、個性豊かな車両たちへの思い出をつづり、このアルバムを作成しました。
    このアルバムでは、2001年9月30日の運行をもって廃止となった谷汲線・揖斐線(黒野~本揖斐)のモ750も登場しています。いずれにしましても、今では思い出になってしまった、名鉄岐阜600V線区へのレクイエムです。 どうぞご覧下さい。

    お断り>
    今回のアルバムは、一部ポジプリントからスキャンしたもの、あるいは携帯電話内蔵カメラで撮影した画像も含まれています。特に1999年・2001年撮影のものはすべてポジプリントからのスキャンになります。つきましては画質にやや難があるものがあります。ご了承ください。