本日相模鉄道は創立から100周年を迎えました。これに合わせて発売されたアイテムになります。
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名称 :相模鉄道株式会社創立100周年記念入場券セット
発行社局:相模鉄道
発売日 :2017年12月18日
値段 :3,750円
購入箇所:横浜駅
シリアルNo.:0017
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創立100周年を記念して発売された記念入場券セットになります。クロス貼りで装丁されたケースに新旧車両をあしらった相鉄全駅のD型硬券入場券と、100年の歴史の中で廃止あるいは改名となった駅の複製券がセットになり、またかつて神中鉄道と呼ばれていた時代の路線図と時刻表の復刻版がセットされました。

付属した復刻版の神中鉄道路線図と時刻表
相模鉄道の歴史を紐解きますと今から100年前の12月18日に設立された相模鉄道と、同年に設立された神中鉄道がもとになります。現在の相鉄線となっているのは神中鉄道により開業した路線で、1926年に厚木~二俣川間を開業し、その後延伸し1933年に横浜まで開通しました。1943年に相模鉄道は神中鉄道を吸収合併しますが、1944年に当時の相模鉄道により開業した茅ケ崎~橋本間は国有化され現在のJR相模線となり、残された旧神中鉄道の路線で戦後を迎えました。
電化は進められていましたが、車両は中古車により運転されていた中、1955年に初の新造車かつ高性能車として5000系(初代)が登場、その後は沿線開発が進み急速に輸送人員も伸びてきました。一方で横浜駅西口の開発においても中心的な役割を果たしました。1970年代以降にいずみ野線が開通し、関連事業も大きく成長し発展してきた中で1990年代には大手私鉄に数えられる企業に成長しました。
創立100周年の記念日となった本日に発売された記念入場券、私は朝早くに横浜駅で購入しました。装丁された豪華な台紙はもとより結構な大きさで、購入時には紙製のケースに入れられておりました。

このようにケースに入れられていた
創立100周年を迎えた相鉄ですが、これに合わせて横浜駅西口にある高島屋デパートでは「大相鉄展」として相鉄の歴史を振り返る催しが行われ、自分も行ってみましたが盛況で地元地域に密着した私鉄であることを感じさせました。
これから次の100年への歴史が始まりますが、数年後にはJR・東急に乗り入れて東京都心直通に向けて西谷から東海道貨物線に接続する羽沢横浜国大・東急と接続する新横浜までの区間が建設中で、開業は当初予定よりも遅れていますが、JR乗り入れが2019年度末・東急乗り入れが2022年度末とされています。また本線の星川駅付近の連続高架化も進められており、こちらも2018年度末完成の予定とのことです。さらに都心直通に向けて新型車両となる20000系が入線しており試運転が行われています。当初は今月中に営業運転開始とされており、創立100周年に合わせてのデビューを見込んでいたようでしたが、こちらは来年にもデビューの予定だそうです。(ちなみにこの記念入場券セットの横浜駅の入場券に20000系があしらわれています。)
幾多の困難を乗り越え本日創立100周年を迎えた相模鉄道、さらに未来に向けてまた変わりつつあるようです。