« 1133.【南海】鉄道の日記念コンパスカード(特急車編) | トップページ | 1135.【南海】鉄道の日記念コンパスカード 30000系デビュー30周年記念 »

2017.10.25

1134.【南海】鉄道の日記念コンパスカード(通勤車編)

南海電鉄で過去に発売されました鉄道の日記念カード、通勤車を図柄とした年もありました。ここに公開いたします。
 
南海電車の外装といいますとかつては緑色というイメージがありました。その代表的な車両になります。
 
======================
 名称   :鉄道の日記念コンパスカード 7000系
 発行社局:南海電気鉄道
 発売日  :2011年10月--日
 値段   :1,000円
 購入箇所:鉄道フェスティバル会場(日比谷公園)
======================
 
Img_1163
 
Img_1164

 
2011年の鉄道の日記念の図柄になった車両は7000系で、本線用車両として1963年に登場した車両になります。本線や空港線等で特急から普通にまで使用されました。1994年頃からグレーベースに紺と黄色という塗装になりましたが、2005年・2015年でそれぞれ登場時の緑の外装が再現されました。7000系は2015年の緑の外装が再現された車両を最後に全車引退しました。
 
7000系が本線に登場する1年前、高野線にはこのような車両が登場していました。
 
======================
 名称   :鉄道の日記念コンパスカード 6000系
 発行社局:南海電気鉄道
 発売日  :2012年10月--日
 値段   :1,000円
 購入箇所:鉄道フェスティバル会場(明治公園)
======================
 
Img_1169
 
Img_1170

 
2012年の鉄道の日記念の図柄になった車両は6000系で、高野線の車両として1962年に登場した車両になります。この年でデビュー50周年という佳節でしたので、その意味合いもあったのかもしれません。東急車輛で製造された南海初のオールステンレスカーで、その後高野線系統の通勤車はステンレスカーが導入されていくことになります。カードの図柄はかなり古い時代のものになっていますが、2017年現在において南海6000系は、外観は青と黄色のラインが追加され冷房化・台車交換が行われているものの全車両健在で、高野線の急行から各停で運転されています。トップナンバー車に至っては車齢55年になります。オールステンレス車体の長寿命が証明されている結果になるかと思います。
 
さて、高野線は平坦区間では大型のステンレスカーが運転されますが、高野山へ向かっては急勾配が存在しています。その区間に対応した車両もあります。
 
======================
 名称   :鉄道の日記念コンパスカード 22000系
 発行社局:南海電気鉄道
 発売日  :2009年10月--日
 値段   :1,000円
 購入箇所:鉄道フェスティバル会場(日比谷公園)
======================
 
Img_1158
 
Img_1159

 
2009年の鉄道の日記念カードは高野線において高野山・極楽橋まで運転する急行用の22000系が図柄になっています。高野線で極楽橋まで運転できる車両は「ズームカー」と呼ばれていますが、この車両は「通勤ズーム」または「角ズーム」と呼ばれていた車両になります。
22000系ですが、2017年現在においては高野線の運用からは外れて2200系となって、汐見橋線や高師浜線・多奈川線といった支線で運転されているとともに1編成が高野線に戻り観光列車「天空」になった車両もあります。また和歌山から貴志を結ぶ貴志川線に転出した車両もあり、これら車両は貴志川線が南海から和歌山電鉄に移管された際にそのまま譲渡され現地のおいて一部車両は各種デザイン列車となって人気を集めています。
 
比較的そろっている南海の鉄道の日記念カードになります。

« 1133.【南海】鉄道の日記念コンパスカード(特急車編) | トップページ | 1135.【南海】鉄道の日記念コンパスカード 30000系デビュー30周年記念 »

発行社局:南海」カテゴリの記事

カード:スルッとKANSAI」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« 1133.【南海】鉄道の日記念コンパスカード(特急車編) | トップページ | 1135.【南海】鉄道の日記念コンパスカード 30000系デビュー30周年記念 »

カテゴリー

Googleで検索




  • 弊ブログ内検索
    ウェブ全体から検索


    Powered by Google

2011年11月 ありがとう!京王井の頭線3000系

  • Img_9050
    2011年12月、約49年にもわたり京王井の頭線で活躍してきた3000系、レインボーカラーに彩られ井の頭線のイメージを確立したこの車両も、ついに終焉となりました。最後の編成となったのはライトブルーの3028F、この編成は1987年に入線し活躍してきました。 末期には朝のラッシュ時間帯に運よく富士見ヶ丘~渋谷の1往復の運用にしか就かなくなってしまった3000系、2011年11月には「さよなら運転」として日曜日の昼間に井の頭線全線で運転され、最後の走りを披露しました。また11月20日には富士見ヶ丘車両基地において「ありがとう3000系フェスタ」も開催され、事前申込制であったこのイベントにも参加して、最後の姿を見てきました。井の頭線沿線で生まれ育ち、それこそこの車両の活躍をみて育ったと自負する私にとって、感慨深い月になった2011年11月、3000系最後の姿をぜひ皆様にご覧いただきたいと思います。

中央線201系

  • 2010101700
    JR中央線で約30年にもわたり活躍した201系、特に多摩地域においては、長きにわたり親しまれた車両で、私も小・中学生時代は遠足で、学生時代は通学で、そして社会人になってからも通勤などで利用したなじみ深い車両でした。時の国鉄が「省エネ電車」として中央線に導入された201系。そしてほとんどの車両が中央線から離れることなく、この路線で「オレンジバーミリオン」の外装で生涯を終えました。すでに引退して時が過ぎましたが、私が撮影した201系の思い出として、どうぞご覧下さい。

2002年100周年を迎えた江ノ電

  • Img_0527
    2001年12月に初めてデジカメを購入して、翌年から1年間通った路線があります。藤沢から鎌倉を結ぶご存知江ノ電です。この年は江ノ電が開業して100周年という節目の年で、各車両にステッカーなどが付いています。また世代交代もあった年です。 自分の思い出アルバムの中から公開いたします。どうぞご覧下さい。

惜別 名鉄岐阜600V線区

  • 2005032101
    2005年3月31日、惜しまれつつも廃止を迎えた名鉄岐阜市内線・揖斐線・美濃町線・田神線の総称「岐阜600V線区」。 私が初めて訪れたのは、1999年の夏のことでした。名古屋本線で新岐阜に着くと、駅前に停車していた電車に乗り、車の洪水の中を抜け、のどかな風景の中を走っていきました。
    その後2001年2月、そして2005年と何度か訪れたのですが、ついにこれら路線も命運が尽きてしまいました。そこで、名鉄岐阜600V線区で活躍していた古豪から最新鋭車まで、個性豊かな車両たちへの思い出をつづり、このアルバムを作成しました。
    このアルバムでは、2001年9月30日の運行をもって廃止となった谷汲線・揖斐線(黒野~本揖斐)のモ750も登場しています。いずれにしましても、今では思い出になってしまった、名鉄岐阜600V線区へのレクイエムです。 どうぞご覧下さい。

    お断り>
    今回のアルバムは、一部ポジプリントからスキャンしたもの、あるいは携帯電話内蔵カメラで撮影した画像も含まれています。特に1999年・2001年撮影のものはすべてポジプリントからのスキャンになります。つきましては画質にやや難があるものがあります。ご了承ください。