0862.【国鉄】THE FINAL J.N.R. MEMORIAL TICKET
今から30年前の1987年3月31日、この日は長年にわたって運営してきた日本国有鉄道最後の日でした。この日の夜から翌日にかけて、国鉄から新生JRへ移行する瞬間を各テレビ局が特番で放送していた記憶があります。そして、各地においては記念きっぷ類も発売されました。私の手元には、水戸鉄道管理局で発売されましたアイテムがありますので、ここに公開いたします。
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名称 :THE FINAL J.N.R. MEMORIAL TICKET
発行社局:国鉄 水戸鉄道管理局
発売日 :1987年3月1日
値段 :1,540円
購入箇所:藤代駅
シリアルNo.:0888
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水戸局で発売されたいわゆる「さよなら国鉄」記念乗車券、水戸局においては1985年の科学万博記念乗車券以降、何度か発売された音が鳴る、光る等の仕掛けがなされた記念きっぷの集大成といえる内容で、この記念きっぷも開くと音が鳴る、SLのライト部に仕掛けられたLEDが光る、側面のボタンを押すと煙が出るという仕掛けがあります。この記念乗車券発売から30年が経過して、さすがにこれらギミックは動作しなくなってしまいました。この記念乗車券も東京から至近にある常磐線の藤代駅で入手しました。
国鉄分割民営化・JR発足という、日本の歴史を振り返っても大きな転機から30年になります。あの日それこそこれから日本の鉄道はどうなってしまうのだろうかと、まだ中学生であった自分も思ったことであり、その当時国鉄で働いていた職員の皆様方はなおさらその思いの中、国鉄最後に日もその翌日のJR発足日も、それこそいつもと変わらず列車の運行が行われていました。
あの日から30年、いつの間にかそれだけの年月が流れてしまった2017年3月になります。