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2017.03.30

0854.【名鉄】歴代のLE carシリーズ SFパノラマカード

2004年3月31日の運行をもって名鉄三河線の碧南~吉良吉田間・猿投~西中金間は廃線となりました。これら路線では、LE carと呼ばれたレールバスで運行を行っておりましたが、これら路線の廃止に伴い名鉄からLE carは姿を消すことになり、記念アイテムが発売されました。
 
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 名称   :歴代のLE carシリーズ SFパノラマカード
 発行社局:名古屋鉄道
 発売日  :2004年2月1日
 値段   :3,000円(1,000円券3枚セット)
 購入箇所:
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広大な路線網を持つ名鉄においては、閑散路線の維持するため、運行経費の削減施策の一環としてレールバスを導入しました。1984年9月に2軸タイプのキハ10形が登場、八百津線(2001年9月30日の運行をもって廃止)にまずは導入され、翌1985年3月より三河線猿投~西中金間、1990年7月に三河線碧南~吉良吉田間に導入されました。これら区間においては架線は撤去し、LE carのみが走行できるという状況になりました。名鉄キハ10形は富士重工業製のレールバスLE carを導入した最初の事例となり、この後各地に誕生した国鉄ローカル線を転換した第三セクター鉄道において、同種の車両が多く採用されました。
 
当初は2軸のキハ10形で混雑時には2両連結で運転されたようですが、それでも輸送力不足となることから1987年にボギー台車を採用し車体を大きくしたキハ20形が導入されました。その後1995年には小型であったキハ10形の置き換えのため、車体をさらに大きくして一般鉄道車両様式としたキハ30形が登場しました。
 
八百津線そして三河線の末端区間で活躍してきた名鉄のLE carでしたが、2001年に八百津線が廃止となり、そして2004年に三河線の末端区間が廃止となったことにより、これら車両はすべて名鉄から姿を消すことになり発売されました、この当時名鉄で発売していたプリペイドカード「SFパノラマカード」になります。ただ、これら車両が運行されていた区間では使用することはできませんでした。
内容は歴代のLE carをあしらったカード3枚セットで、台紙にセットされています。
 
三河線末端区間廃止時にはキハ20形は3両、キハ30形は4両在籍したそうでしたが、これら車両は廃止後海を渡りミャンマーの地に譲渡されたとのことです。
 
三河線末端区間とともに思い出になって間もなく13年になる、名鉄のLE carになります。

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2011年11月 ありがとう!京王井の頭線3000系

  • Img_9050
    2011年12月、約49年にもわたり京王井の頭線で活躍してきた3000系、レインボーカラーに彩られ井の頭線のイメージを確立したこの車両も、ついに終焉となりました。最後の編成となったのはライトブルーの3028F、この編成は1987年に入線し活躍してきました。 末期には朝のラッシュ時間帯に運よく富士見ヶ丘~渋谷の1往復の運用にしか就かなくなってしまった3000系、2011年11月には「さよなら運転」として日曜日の昼間に井の頭線全線で運転され、最後の走りを披露しました。また11月20日には富士見ヶ丘車両基地において「ありがとう3000系フェスタ」も開催され、事前申込制であったこのイベントにも参加して、最後の姿を見てきました。井の頭線沿線で生まれ育ち、それこそこの車両の活躍をみて育ったと自負する私にとって、感慨深い月になった2011年11月、3000系最後の姿をぜひ皆様にご覧いただきたいと思います。

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  • 2010101700
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  • 2005032101
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    お断り>
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