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2017.03.10

0783.【京阪】京阪電車旧3000系特急車引退記念 京阪電車・富山地鉄・大井川鐵道 1日フリー乗車券セット

京阪電鉄において特急車として長きにわたり親しまれた旧3000系、2013年3月に引退しました。これを記念して発売されましたアイテムになります。
 
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 名称   :京阪電車旧3000系特急車引退記念
         京阪電車・富山地鉄・大井川鐵道 1日フリー乗車券セット
 発行社局:京阪電気鉄道
 発売日  :2013年1月12日
 値段   :大人用5,000円・小児用2,500円
 購入箇所:三条駅
 備考   :富山地方鉄道・大井川鐵道でも発売(台紙は異なる)
       京阪では「さようならテレビカー ありがとう旧3000系特急車 京阪線1日乗車券」
         (京阪電車1日乗車券)単体での発売もあり(大人用・小児用共)
        いずれもシール&スタンプラリーシートが付属
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大人用セット

  
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小児用セット

 
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台紙裏面(大人用・小児用共同一)

 
京阪旧3000系は、1971年にデビューした特急車でした。特急車として初めて冷房装置を装備し、先代の1900系より受け継いだテレビを車内に設け、以降京阪のフラッグシップを担い京都と大阪を結んで運転されてきました。1989年には後継の8000系が登場すると、3000系は一般車に改造されることなく引退していき、一部車両が富山地方鉄道・大井川鐵道に譲渡されましたが1編成だけは残りその後も運転されてきました。
1995年に編成から外されていた車両を改造し、側面に京都時代祭りの装飾がなされたダブルデッカー車を組み込んだことにより、京阪の看板車両として1編成のみとなってもさらに活躍していきました。
2008年になりますと中之島線開業に伴い、この路線に直通する快速急行用の新型車両が3000系を名乗ることになったことから、1編成残っていた3000系特急車は8000系に編入され、その後も運転されてきました。しかし寄る年波には勝てず、ついに2013年3月10日の運転をもって定期運用から離脱、そして同年3月31日まで数回実施されたラストランイベントをもって引退しました。
 
引退を迎えるに当たり発売されましたアイテムになります。京阪電車の「さようならテレビカー ありがとう旧3000系特急車 京阪線1日乗車券」(京阪線と男山ケーブル線で有効)と旧3000系が譲渡された富山地方鉄道と大井川鐵道の1日乗車券(富山地方鉄道は市内電車を含む全線で有効、大井川鐵道は金谷~千頭間の大井川本線で有効)がセットになった記念乗車券で、大人用・小児用があります。また富山地方鉄道・大井川鐵道においても台紙が異なる仕様でそれぞれ発売されました。さらに京阪においては、京阪電車の「さようならテレビカー ありがとう旧3000系特急車 京阪線1日乗車券」の単体の発売も大人用・小児用と発売されました。
これら記念きっぷを購入しますと、引退記念イベントとして「旧3000系特急車 想い出の停車駅めぐり シール&スタンプラリー」が開催され、これに参加するためのシール&スタンプラリーシートがついてきました。
 
Dscn4706
旧3000系特急車 想い出の停車駅めぐり シール&スタンプラリーシート

 
シール&スタンプラリーシートは、京阪の特急停車駅6駅を巡ると駅においてスタンプを押印しあわせてシールがもらえ、全駅揃えるとプレミアムカードがもらえるもので、更にプレミアムカードの裏面に当たりがついておりそれにより引退記念のラストランイベントに参加できるというものでした。また富山地方鉄道・大井川鐵道も参加しており、富山地方鉄道では電鉄富山駅と宇奈月温泉駅、大井川鐵道では新金谷駅前プラザロコと千頭駅でスタンプを押印すると、それぞれのプレミアムカードがもらえるという企画で、この記念きっぷは事前に購入しましたが、その後こちらのイベントに参加して、京阪・富山地鉄・大井川とそれぞれのプレミアムカードを入手しました。特に大井川鐵道はこのイベントに参加したことにより、初めて乗車することができた路線で、その際往路はSL、復路は京阪3000系の譲渡車に乗車できたという思い出があります。
 
引退後の旧3000系ですが、譲渡された車両以外では、京阪本線の樟葉駅前のショッピングセンター内で先頭車が1両保存されています。合わせてちょっとした京阪の資料館的な施設にもなっています。
 
ということで、長きにわたり京阪のフラッグシップを担い活躍した旧3000系特急車、私も何度かこの車両を追って京阪線で特に複々線の野江や森小路・千林・大和田といったところで撮影し、乗車した思い出があります。この車両が営業運転を終了して4年という年月が流れました。

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