2002年2月24日にデビューした相鉄10000系、この時代は関東私鉄・地下鉄共通乗車カードであったパスネット全盛の時代でした。相鉄10000系デビュー記念においては、記念入場券の他、記念パスネットの発売もありました。
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名称 :10000系デビュー記念 パスネット
発行社局:相模鉄道
発売日 :2002年2月17日(イベントでの先行発売)
値段 :10,000円(5,000円券2枚組)
購入箇所:相模大塚駅イベント会場
シリアルNo.:0141
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名称 :10000系デビュー記念 パスネット
発行社局:相模鉄道
発売日 :2002年2月17日(イベントでの先行発売)
値段 :各1,000円
購入箇所:相模大塚駅イベント会場
シリアルNo.:
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相鉄では、パスネット導入時には「SFぽけっとカード」という名称で発売していましたが、10000系がデビューした2002年になりますと、この名称は使用しなくなったようです。
相鉄10000系デビュー記念パスネットは、5,000円券2枚セットと1,000円券が2種類発売されました。5,000円券2枚セットは横浜など当時の主要駅にあったサービスカウンターで発売され、1,000円券については台紙はなく駅窓口やカード発売機で発売されたようです。
これらアイテムについても、先の記事で公開しました記念入場券とともに、営業運転開始前に相模大塚駅留置線で開催された展示会イベント会場で購入しました。
10000系だけに、10,000円の5,000円券2枚セットの記念カードがあり、他にも1,000円券が2種類、記念入場券の発売もあって結構な金額になった相鉄10000系デビュー記念アイテム、しかしこのイベントの帰りに駅にあった掲示によりますと、営業運転開始日にさらなる記念パスネットがリリースされることが判明しました。そこで、営業運転開始日となった2002年2月24日の朝、横浜に向かいましてこの日リリースされたパスネットを入手してきました。
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名称 :10000系新型車両運転開始記念 パスネット
発行社局:相模鉄道
発行日 :2002年2月24日
値段 :非売品(1,000円券)
購入箇所:横浜駅
シリアルNo.:00406
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営業運転開始の日にリリースされたパスネットになりますが、このカードは通常販売されたものではありません。その入手方法ですが、この日に有効期間が含まれている相鉄線の定期券または相鉄で発行されたパスネット(未使用・使用済みともに可)10,000円分を、横浜など主要駅にあったサービスカウンターに持参すると、先着合計10,000名様だったかと思うのですがお一人様1枚づつプレゼントされたというものになります。このカードを入手するため、事前に相鉄発行の使用済みパスネット10,000円分を調達して営業運転開始の日の朝に横浜に向かい入手したものになります。この日は使用済みパスネット10,000円分を持参すると1,000円のパスネットがプレゼントされるとあって、大勢の人が集まり列ができていました。そしてこのカードを入手後、営業運転を開始した10000系に早速乗車しました。
わずか8年ほどであったパスネットの歴史において、新型車両デビューを記念して利用客にパスネットカードをプレゼントしたというのは特筆すべきエピソードと言えるかと思います。
この車両も本日で運転開始から15年が過ぎました。あの日のエピソードからもそれだけ過ぎてしまいました。そして10000系もまず車体につけられたのロゴデザインが変わり、その後外装も緑から青に変わり、今後は「YOKOHAMA NAVYBLUE」の外装になるのでしょうか?いつの間にかそれだけ運転されてきた相鉄10000系になります。