« 0753.【京成】さよなら3291~3294 パスネット | トップページ | 0755.【京成】さよならリバイバルカラー引退記念乗車券 »

2017.02.26

0754.【京成】さよなら3298 記念乗車券

京成でかつて運転されていた座席指定特急「開運号」用車両として登場した3200形3290番台、2004年1月以降も3298~3295の4両編成は運転されていました。しかしこの編成についても寄る年波には勝てず、2007年に引退を迎えることになり、記念乗車券が発売されました。
 
==================
 名称   :さよなら3298 記念乗車券
 発行社局:京成電鉄
 発売日  :2007年3月3日
 値段   :2,000円
 購入箇所:京成上野駅
 シリアルNo.:0163
==================
 
Dscn3398
 
Dscn3400
 
Dscn3401
 
その後も運転されていた3298~3295の4両編成、京成通勤車最後の片開きドア車として運転されてきました。2005年頃、京成に乗車したときにこの編成に遭遇した時は「まだ片開きドアの通勤車が残っていたのか!」と驚いた思い出があります。この編成は更新に際して、足回りはそのまま抵抗制御とされ、前面も他の3200形と同じ丸型ライトというスタイルになりました。
 
後進の車両が登場するに及び引退を迎えることになった3298~3295の4両編成、この編成の引退前に京成では特別運転が行われました。それはこの編成が登場時は上野~成田を座席指定特急「開運号」として運転された車両であったことから、そのリバイバル運転が2007年1月に行われることになり、その前段で外装を登場時の京成赤電塗装に変更しました。そして実に34年という時を経て1日限り運転されたリバイバル「開運号」には、運転時と同様の行燈式ヘッドマークが付けられ、更新によりスタイルが変わった部分があったとはいえ、この編成在りし日の栄光の姿が再現されました。リバイバル「開運号」運転時には、1日限り復活した栄光の姿を見に多くの人が京成沿線を訪れました。
 
その後も運転されてきましたが、最期の時が近づいて2007年3月にこのような記念乗車券が発売されました。記念乗車券は3298~3295のイラストや開運号のヘッドマークをあしらったD型硬券乗車券がセットされ、この編成のポストカードがついてきました。
 
Dscn3402
付属のポストカード

 
付属したポストカードは、3298~3295デビュー時の「開運号」の栄光の姿と、リバイバル「開運号」の写真をあしらったもの2枚になります。
 
かつては座席指定特急列車「開運号」として運転された栄光の日々は短く、その後通勤車となって長きにわたり運転されてきた3298~3295、最後にかつての輝きを取り戻し多くの人々に見送られて2007年3月で引退し廃車となりました。
 
私も2004年~2007年頃はブログをやっておりまして、この編成は何度か記事に登場した思い出ある編成になります。この編成が引退して、間もなく10年という年月が流れようとしています。

« 0753.【京成】さよなら3291~3294 パスネット | トップページ | 0755.【京成】さよならリバイバルカラー引退記念乗車券 »

発行社局:京成」カテゴリの記事

西暦2007年(平成19年)発売」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« 0753.【京成】さよなら3291~3294 パスネット | トップページ | 0755.【京成】さよならリバイバルカラー引退記念乗車券 »

カテゴリー

Googleで検索




  • 弊ブログ内検索
    ウェブ全体から検索


    Powered by Google

2011年11月 ありがとう!京王井の頭線3000系

  • Img_9050
    2011年12月、約49年にもわたり京王井の頭線で活躍してきた3000系、レインボーカラーに彩られ井の頭線のイメージを確立したこの車両も、ついに終焉となりました。最後の編成となったのはライトブルーの3028F、この編成は1987年に入線し活躍してきました。 末期には朝のラッシュ時間帯に運よく富士見ヶ丘~渋谷の1往復の運用にしか就かなくなってしまった3000系、2011年11月には「さよなら運転」として日曜日の昼間に井の頭線全線で運転され、最後の走りを披露しました。また11月20日には富士見ヶ丘車両基地において「ありがとう3000系フェスタ」も開催され、事前申込制であったこのイベントにも参加して、最後の姿を見てきました。井の頭線沿線で生まれ育ち、それこそこの車両の活躍をみて育ったと自負する私にとって、感慨深い月になった2011年11月、3000系最後の姿をぜひ皆様にご覧いただきたいと思います。

中央線201系

  • 2010101700
    JR中央線で約30年にもわたり活躍した201系、特に多摩地域においては、長きにわたり親しまれた車両で、私も小・中学生時代は遠足で、学生時代は通学で、そして社会人になってからも通勤などで利用したなじみ深い車両でした。時の国鉄が「省エネ電車」として中央線に導入された201系。そしてほとんどの車両が中央線から離れることなく、この路線で「オレンジバーミリオン」の外装で生涯を終えました。すでに引退して時が過ぎましたが、私が撮影した201系の思い出として、どうぞご覧下さい。

2002年100周年を迎えた江ノ電

  • Img_0527
    2001年12月に初めてデジカメを購入して、翌年から1年間通った路線があります。藤沢から鎌倉を結ぶご存知江ノ電です。この年は江ノ電が開業して100周年という節目の年で、各車両にステッカーなどが付いています。また世代交代もあった年です。 自分の思い出アルバムの中から公開いたします。どうぞご覧下さい。

惜別 名鉄岐阜600V線区

  • 2005032101
    2005年3月31日、惜しまれつつも廃止を迎えた名鉄岐阜市内線・揖斐線・美濃町線・田神線の総称「岐阜600V線区」。 私が初めて訪れたのは、1999年の夏のことでした。名古屋本線で新岐阜に着くと、駅前に停車していた電車に乗り、車の洪水の中を抜け、のどかな風景の中を走っていきました。
    その後2001年2月、そして2005年と何度か訪れたのですが、ついにこれら路線も命運が尽きてしまいました。そこで、名鉄岐阜600V線区で活躍していた古豪から最新鋭車まで、個性豊かな車両たちへの思い出をつづり、このアルバムを作成しました。
    このアルバムでは、2001年9月30日の運行をもって廃止となった谷汲線・揖斐線(黒野~本揖斐)のモ750も登場しています。いずれにしましても、今では思い出になってしまった、名鉄岐阜600V線区へのレクイエムです。 どうぞご覧下さい。

    お断り>
    今回のアルバムは、一部ポジプリントからスキャンしたもの、あるいは携帯電話内蔵カメラで撮影した画像も含まれています。特に1999年・2001年撮影のものはすべてポジプリントからのスキャンになります。つきましては画質にやや難があるものがあります。ご了承ください。