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2017.01.23

0735.【京王】在籍車両600両突破記念乗車券

昭和の時代から平成の始めぐらいまで、大手私鉄においては社業の拡大を更に推し進めておりました。本業においても路線延伸などによる拡大が行われておりましたが、合わせて保有車両数も増大していった時代になります。この時代、路線距離とともに保有車両数についてもその会社の規模を示す指標であり、大台に達すると「○○○両突破」等という名称の記念きっぷが発売されることがよくありました。
そこで、今回は自分の手元にある○○○両突破記念について、これよりいくつか記事として公開していきたいと思います。
 
まずは1986年に在籍車両が600両を突破した京王において発売された記念きっぷになります。
 
====================
 名称   :在籍車両600両突破記念乗車券
 発行社局:京王帝都電鉄
 発売日  :1986年10月1日
 値段   :500円
 購入箇所:吉祥寺駅
 シリアルNo.:0547
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1986年9月で在籍車両が600両を越えたことから発売されました記念乗車券になります。
記念きっぷはこの当時京王に在籍していた車両のポストカードを綴ったものになります。
 
この時代の京王は、7000系が入線してまだ数年で増備中であり5両編成の各駅停車用であり、外観は臙脂帯であるばかりでなく前面も銀色というスタイルでした。一方特急・急行においては6000系が主力の時代で、5000系についてはまだ非冷房車も残っていたという時代になります。また井の頭線については全列車が3000系になっていましたが、前面の行先表示は楷書体で急行運転時は前面に円形のサボを使用していたという時期になります。また路線についても、相模原線は京王多摩センターまでという時代でありました。
 
この記念きっぷ発売から30年以上が過ぎました。京王ではその後も保有車両数が増え、2016年度現在においては843両(事業用車を除く)を数えます。しかし車両のラインナップは変わっており、この記念きっぷにあしらわれている車両で現在も京王に残っている車両は7000系のみで、この車両もその後前面白塗装等外装変更やVVVF化さらには編成変えも行われこの記念きっぷのスタイルでは残っておらず、それ以外の車両は退役して多摩動物公園駅前の京王れーるランドの車両展示場でお目にかかれるという状況になっています。30年という時の流れを感じさせる記念きっぷではないかと思います。

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発行社局:京王」カテゴリの記事

西暦1986年(昭和61年)発売」カテゴリの記事

コメント

お正月早々京王れーるランドで、ヘッドマークが掲出された3000•5000•6000系に会ってきました。私にとっては、6000系が最も縁のある車両ですが、5000系もそれなりに懐かしいです。3000系は、ちょっと乗車する機会が少なかったかもしれません...いずれも末永く保存されますように!
7000系は、入線当時の姿を忘れてしまいそうな位大きく変化した印象です。

通勤急行様、コメントをありがとうございます。
今から31年前に発売されました、在籍車両が600両突破記念。この時代の京王のラインナップが如実にわかる内容になっています。
この中で今も残っているのは7000系だけになりますが、それでも幾度となく繰り返された外装変更や更新さらには編成替えもあって、この当時の姿はかなり懐かしい姿と言えるのではないかと思いますし、6000系や5000系、井の頭線の3000系は今となっては思い出になって久しい車両になります。京王れーるランドで展示されているこれら車両、現役当時の姿をあしらった記念きっぷでもありますね。そのような車両を先頭車1両づつとは言え保存し常設展示する施設を作ったところに、京王の良心を感じることができるのではないかと思います。

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2011年11月 ありがとう!京王井の頭線3000系

  • Img_9050
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惜別 名鉄岐阜600V線区

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    お断り>
    今回のアルバムは、一部ポジプリントからスキャンしたもの、あるいは携帯電話内蔵カメラで撮影した画像も含まれています。特に1999年・2001年撮影のものはすべてポジプリントからのスキャンになります。つきましては画質にやや難があるものがあります。ご了承ください。