« 0702.【JR東日本】甲斐路・信州路を走り続けて35周年「特急あずさ号」 2002年新春記念イオカード | トップページ | 0704.【JR東日本】701系新型電車記念乗車券 »

2016.12.12

0703.【JR東日本】特急あずさ号運行開始50周年記念入場券

本日は中央本線で新宿から松本を結ぶ特急「あずさ」号が、運転開始50周年を迎えました。
 
50周年を記念して記念きっぷが発売されました。
 
========================
 名称   :特急あずさ号運行開始50周年記念入場券
 発行社局:東日本旅客鉄道
 発売日  :2016年12月11日
 値段   :700円
 購入箇所:新宿駅
 シリアルNo.:0532
========================
 
Dscn4315
 
Dscn4316
 
新宿駅で発売された特急あずさ号50周年記念入場券、台紙の表紙はボンネット型車両から183系・E351系・E257系と並んだ写真があしらわれました。ボンネット型車両は中央線あずさ号としては運転実績がない485系で側面に白ラインがついていることから、かつて存在していた訓練車で現在鉄道博物館で展示されている車両になります。2005年6月に三鷹電車区で開催されました一般公開イベントに際して撮影された写真と思われます。
また入場券はD型硬券の5枚セットで181系から歴代のあずさ号車両のイラストをあしらいました。
 
あずさ号50周年記念のイベントは新宿を始めとして途中停車駅の立川や甲府、松本など各地で開催されておりましたが、新宿でもこのように記念きっぷを発売しました。この記念きっぷを購入しに新宿へは前日の夜に向かい付近のマンガ喫茶で夜を明かして、7時30分ぐらいに発売場所となった東口みどりの窓口前に向かいますとすでに長蛇の列になっており、発売開始は繰り上げられましたが9時の時点ではもう並んでいた人分で完売になったようです。
 
こうして中央本線の特急あずさ号は運転開始から半世紀を迎えました。行先である松本盆地を流れる梓川から命名されたあずさ号、1966年に181系2往復で運転を開始しましたが、その後は183系や189系になり増発・スピードアップがなされ、中央線の看板列車として大きく飛躍していきました。また1977年にはこの列車を歌った「あずさ2号」が大ヒット曲となり特急あずさ号の知名度を大きく高めることとなりました。この歌は今も歌い継がれております。JR発足後は183系で外装を変更したグレードアップ車両が登場し、1993年には振り子機構を装備したE351系が登場、この車両を使用したあずさ号は「スーパーあずさ号」と呼ばれるようになりました。2001年には現在のあずさ号で活躍しているE257系が登場し、183系や189系を置き換えていきました。ただ今でも多客期の臨時列車で183系・189系を使用するあずさ号が運転されることがあり、国鉄特急色車やグレードアップ色等の外装で「あずさ」のイラストマークを掲げて運転され注目を集めています。
 
私にとりましても、東京・多摩地域で生まれ育った者としましては身近に走行していた特急列車であり、イラストマークを掲げた183系・189系のあずさ号はまさに私の中央線の原風景の一つになっています。
 
運転開始から半世紀が過ぎた特急あずさ号、今後はE351系に代わる新型車両としてE353系が現在試運転を行っています。営業運転開始はまだ先のようですが、半世紀という節目を過ぎて次の時代に進もうとしている中央本線の看板列車、特急あずさ号であります。

« 0702.【JR東日本】甲斐路・信州路を走り続けて35周年「特急あずさ号」 2002年新春記念イオカード | トップページ | 0704.【JR東日本】701系新型電車記念乗車券 »

発行社局:JR東日本」カテゴリの記事

西暦2016年(平成28年)発売」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« 0702.【JR東日本】甲斐路・信州路を走り続けて35周年「特急あずさ号」 2002年新春記念イオカード | トップページ | 0704.【JR東日本】701系新型電車記念乗車券 »

カテゴリー

Googleで検索




  • 弊ブログ内検索
    ウェブ全体から検索


    Powered by Google

2011年11月 ありがとう!京王井の頭線3000系

  • Img_9050
    2011年12月、約49年にもわたり京王井の頭線で活躍してきた3000系、レインボーカラーに彩られ井の頭線のイメージを確立したこの車両も、ついに終焉となりました。最後の編成となったのはライトブルーの3028F、この編成は1987年に入線し活躍してきました。 末期には朝のラッシュ時間帯に運よく富士見ヶ丘~渋谷の1往復の運用にしか就かなくなってしまった3000系、2011年11月には「さよなら運転」として日曜日の昼間に井の頭線全線で運転され、最後の走りを披露しました。また11月20日には富士見ヶ丘車両基地において「ありがとう3000系フェスタ」も開催され、事前申込制であったこのイベントにも参加して、最後の姿を見てきました。井の頭線沿線で生まれ育ち、それこそこの車両の活躍をみて育ったと自負する私にとって、感慨深い月になった2011年11月、3000系最後の姿をぜひ皆様にご覧いただきたいと思います。

中央線201系

  • 2010101700
    JR中央線で約30年にもわたり活躍した201系、特に多摩地域においては、長きにわたり親しまれた車両で、私も小・中学生時代は遠足で、学生時代は通学で、そして社会人になってからも通勤などで利用したなじみ深い車両でした。時の国鉄が「省エネ電車」として中央線に導入された201系。そしてほとんどの車両が中央線から離れることなく、この路線で「オレンジバーミリオン」の外装で生涯を終えました。すでに引退して時が過ぎましたが、私が撮影した201系の思い出として、どうぞご覧下さい。

2002年100周年を迎えた江ノ電

  • Img_0527
    2001年12月に初めてデジカメを購入して、翌年から1年間通った路線があります。藤沢から鎌倉を結ぶご存知江ノ電です。この年は江ノ電が開業して100周年という節目の年で、各車両にステッカーなどが付いています。また世代交代もあった年です。 自分の思い出アルバムの中から公開いたします。どうぞご覧下さい。

惜別 名鉄岐阜600V線区

  • 2005032101
    2005年3月31日、惜しまれつつも廃止を迎えた名鉄岐阜市内線・揖斐線・美濃町線・田神線の総称「岐阜600V線区」。 私が初めて訪れたのは、1999年の夏のことでした。名古屋本線で新岐阜に着くと、駅前に停車していた電車に乗り、車の洪水の中を抜け、のどかな風景の中を走っていきました。
    その後2001年2月、そして2005年と何度か訪れたのですが、ついにこれら路線も命運が尽きてしまいました。そこで、名鉄岐阜600V線区で活躍していた古豪から最新鋭車まで、個性豊かな車両たちへの思い出をつづり、このアルバムを作成しました。
    このアルバムでは、2001年9月30日の運行をもって廃止となった谷汲線・揖斐線(黒野~本揖斐)のモ750も登場しています。いずれにしましても、今では思い出になってしまった、名鉄岐阜600V線区へのレクイエムです。 どうぞご覧下さい。

    お断り>
    今回のアルバムは、一部ポジプリントからスキャンしたもの、あるいは携帯電話内蔵カメラで撮影した画像も含まれています。特に1999年・2001年撮影のものはすべてポジプリントからのスキャンになります。つきましては画質にやや難があるものがあります。ご了承ください。