0675.【営団】南北線 駒込⇔赤羽岩淵間開通記念乗車券・メトロカード
営団地下鉄の新路線として開業して、本年で四半世紀が過ぎました。当時発売されましたアイテムを公開いたします。
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名称 :南北線 駒込⇔赤羽岩淵間開通記念乗車券
発行社局:帝都高速度交通営団
発売日 :1991年11月29日
値段 :280円
購入箇所:駒込駅
シリアルNo.:00267
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名称 :南北線 駒込⇔赤羽岩淵間開通記念メトロカード
発行社局:帝都高速度交通営団
発売日 :1991年11月29日
値段 :1,000円
購入箇所:駒込駅
シリアルNo.:28041
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今から25年前の1991年11月29日に開業した路線は、営団地下鉄南北線になります。駒込~赤羽岩淵間が第1期区間として開通しました。
営団地下鉄の新路線ということもあり、他路線とは異なった設備が設けられたのが特徴で、その象徴となったのがすべての駅にホームドアが設置されていたことで、車両もこの路線用車両として9000系が登場、この車両はVVVFインバーター制御車であるとともにATOを搭載した自動運転によるワンマン運転を行うといった画期的な機能が盛り込まれました。
当時学生だった自分は、開業した日に早速これら記念アイテムを駒込駅で購入後赤羽岩淵まで乗車してみました。ホームドアやATO運転の最新型車両は当時未来の地下鉄をイメージを十分に感じることができました。
この時発売されたアイテムは、記念乗車券と券売機で切符を購入できるプリペイドカードであるメトロカードが発売されました。記念乗車券は開業した南北線が他の営団線と連絡しておらず、距離も短かったこともあってか、営団全線往復乗車券ではなく、発行駅から140円区間(当時の営団地下鉄の初乗り運賃)の乗車券2枚組となりました。またメトロカードも新路線とあって光沢がある仕様となりました。
さて、このとき開業した南北線は他の営団地下鉄線とは連絡していない独立した路線でありましたので、南北線では先行してストアードフェアシステムを導入し、この区間専用のプリペイドカードが発売され、こちらについても記念カードが存在しておりました。
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名称 :南北線開通記念 NSメトロカード
発行社局:帝都高速度交通営団
発売日 :1991年11月29日
値段 :1,000円
購入箇所:赤羽岩淵駅
シリアルNo.:03979
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南北線開業時に先行導入されたストアードフェアシステム対応カードとして、NSメトロカードという品名で発売され、このような開業記念カードもありました。通常柄は券売機で1,000円から各種発売する方式になっていました。
記念カードのケースには「NSメトロカードの使用方」という紙片も含まれており、この紙片には「交通営団南北線駒込・赤羽岩淵間専用です」と記載されており、カード表面にも使用方が記載されています。記念NSメトロカードは南北線の駅でのみ発売されました。
NSメトロカードは南北線が1996年に駒込から四ツ谷まで延伸した際に発売を終了して、新たにSFメトロカードという品名で営団地下鉄全線と相互利用を開始した都営地下鉄で使用できるカードが発売されました。この時に残額が残っていたNSメトロカードについても、引き続きSFメトロカードと同じ扱いで使用が可能となりました。
あの時、最先端の地下鉄として脚光を浴びて開業した南北線、早いもので第1期開業から四半世紀が経過した2016年になります。