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2016.11.29

0675.【営団】南北線 駒込⇔赤羽岩淵間開通記念乗車券・メトロカード

営団地下鉄の新路線として開業して、本年で四半世紀が過ぎました。当時発売されましたアイテムを公開いたします。
 
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 名称   :南北線 駒込⇔赤羽岩淵間開通記念乗車券
 発行社局:帝都高速度交通営団
 発売日  :1991年11月29日
 値段   :280円
 購入箇所:駒込駅
 シリアルNo.:00267
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 名称   :南北線 駒込⇔赤羽岩淵間開通記念メトロカード
 発行社局:帝都高速度交通営団
 発売日  :1991年11月29日
 値段   :1,000円
 購入箇所:駒込駅
 シリアルNo.:28041
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今から25年前の1991年11月29日に開業した路線は、営団地下鉄南北線になります。駒込~赤羽岩淵間が第1期区間として開通しました。
営団地下鉄の新路線ということもあり、他路線とは異なった設備が設けられたのが特徴で、その象徴となったのがすべての駅にホームドアが設置されていたことで、車両もこの路線用車両として9000系が登場、この車両はVVVFインバーター制御車であるとともにATOを搭載した自動運転によるワンマン運転を行うといった画期的な機能が盛り込まれました。 
当時学生だった自分は、開業した日に早速これら記念アイテムを駒込駅で購入後赤羽岩淵まで乗車してみました。ホームドアやATO運転の最新型車両は当時未来の地下鉄をイメージを十分に感じることができました。
 
この時発売されたアイテムは、記念乗車券と券売機で切符を購入できるプリペイドカードであるメトロカードが発売されました。記念乗車券は開業した南北線が他の営団線と連絡しておらず、距離も短かったこともあってか、営団全線往復乗車券ではなく、発行駅から140円区間(当時の営団地下鉄の初乗り運賃)の乗車券2枚組となりました。またメトロカードも新路線とあって光沢がある仕様となりました。
 
さて、このとき開業した南北線は他の営団地下鉄線とは連絡していない独立した路線でありましたので、南北線では先行してストアードフェアシステムを導入し、この区間専用のプリペイドカードが発売され、こちらについても記念カードが存在しておりました。
 
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 名称   :南北線開通記念 NSメトロカード
 発行社局:帝都高速度交通営団
 発売日  :1991年11月29日
 値段   :1,000円
 購入箇所:赤羽岩淵駅
 シリアルNo.:03979
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南北線開業時に先行導入されたストアードフェアシステム対応カードとして、NSメトロカードという品名で発売され、このような開業記念カードもありました。通常柄は券売機で1,000円から各種発売する方式になっていました。
記念カードのケースには「NSメトロカードの使用方」という紙片も含まれており、この紙片には「交通営団南北線駒込・赤羽岩淵間専用です」と記載されており、カード表面にも使用方が記載されています。記念NSメトロカードは南北線の駅でのみ発売されました。
 
NSメトロカードは南北線が1996年に駒込から四ツ谷まで延伸した際に発売を終了して、新たにSFメトロカードという品名で営団地下鉄全線と相互利用を開始した都営地下鉄で使用できるカードが発売されました。この時に残額が残っていたNSメトロカードについても、引き続きSFメトロカードと同じ扱いで使用が可能となりました。
 
あの時、最先端の地下鉄として脚光を浴びて開業した南北線、早いもので第1期開業から四半世紀が経過した2016年になります。

2016.11.27

0674.【叡電】デナ21形(21・22号車)サヨナラ記念乗車券

秋も深まり、山々も色づく季節になりました。
京都の山々も紅葉の季節を迎え見ごろになっているかと思いますが、今から22年前のこの時期、色づいた山々に見送られて引退を迎えた車両がありました。
 
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 名称   :デナ21形(21・22号車)サヨナラ記念乗車券
 発行社局:叡山電鉄
 発売日  :1994年11月3日
 値段   :700円
 購入箇所:京阪電鉄 丹波橋駅売店
 シリアルNo.:
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今から22年前の1994年11月に引退を迎えた車両は、叡山電鉄のデナ21形になります。1929年に鞍馬線用車両として導入されました。
長きにわたり京都市街地の出町柳から鞍馬まで、急こう配のある深い山間を走行していましたが、寄る年波には勝てず今から22年前の11月27日にサヨナラ運転が行われて引退しました。時期は山々が色づいた季節、紅葉のトンネルが65年にもわたったデナ21形の生涯最期を飾る花道になりました。
 
引退後は21号車の前頭部が鞍馬駅構内で保存・展示されています。
 
叡山電鉄に初めて乗車したのは、この記念きっぷ発売から数年後のことで、この車両の現役時代を見ることはできませんでしたが、1994年のこの時は初めて京阪電鉄に乗車し、その帰りに京阪電鉄主要駅売店でも発売していましたので、購入したものになります。
 
この車両が引退して22年が過ぎ、今年も色づいた京都・鞍馬の山々になります。

2016.11.25

0673.【秩父鉄道】さよなら3000系車両 記念乗車券・入場券

秩父路を走っていた元国鉄型車両、引退の日から本日で10年になります。
 
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 名称   :さよなら3000系車両 記念乗車券セット
 発行社局:秩父鉄道
 発売日  :2006年11月25日
 値段   :700円
 購入個所:さよなら3000系イベント会場(三峰口駅)
 シリアルNo.:0077
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 名称   :さよなら3000系車両 記念入場券セット
 発行社局:秩父鉄道
 発売日  :2006年11月25日
 値段   :800円
 購入個所:さよなら3000系イベント会場(三峰口駅)
 シリアルNo.:0122
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秩父鉄道3000系は1992年にJRから急行型電車165系を譲受し改造してデビューした車両で、秩父鉄道では急行「秩父路」号として運転されてきました。しかし寄る年波には勝てず2006年11月で引退を迎えることになり、同年11月25日にさよなら運転が行われ、合わせて三峰口駅では引退記念のイベントが開催されました。この会場で発売された記念きっぷになります。
 
いずれも硬券で乗車券は台紙に季節に合わせて掲出された各種ヘッドマークがあしらわれ、入場券は活躍の日々があしらわれました。
 
今から10年前の2006年11月25日の最終運行に際しましては、三峰口にも沿線各所に多くの人が集まり急行型電車165系から改造された秩父鉄道3000系最後の姿を追っておりました。改造により外観は変わってしまいましたが、最後まで優等列車急行「秩父路」号で運転された車両になります。
 
有終の美を飾ったあの日から早くも10年が過ぎました。

0672.【東武】8000系就役40周年記念 SFとーぶカード

東武鉄道の通勤・通学輸送に最大勢力で活躍した車両、2003年に就役40周年を迎えて発売されましたアイテムを公開いたします。
 
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 名称   :8000系就役40周年記念 SFとーぶカード
 発行社局:東武鉄道
 発売日  :2003年11月--日
 値段   :1,000円
 購入箇所:
 シリアルNo.:17593
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東武8000系は1963年11月にデビューした通勤車両で、1978年まで総勢712両が製造された、東武の通勤型車両でした。2003年に就役40周年を記念して発売されました、この当時関東私鉄・地下鉄等で相互利用できたプリペイドカード「パスネット」、東武鉄道での名称「SFとーぶカード」として発売されました。
 
このカード発売から13年が過ぎました。すでに本線系統であるスカイツリーラインや東上線の池袋口では姿を消しましたが、支線系統ではまだ見ることができるとともに、後に更新によりパスネットの図柄になっているスタイルになりましたが、登場時の原型を保っていた車両が1編成動態保存として往年の外装で残されております。
 
長きにわたり東武の通勤・通学輸送を支えた8000系、数を減らしていますがまだまだその姿を見ることはできるでしょう。

2016.11.13

0671.【京急】800形リバイバル塗装 記念乗車券

その風貌から「ダルマ」と呼ばれた車両、往年の姿が再現されました。
 
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 名称   :800形リバイバル塗装 記念乗車券
 発行社局:京浜急行電鉄
 発売日  :2016年11月13日
 値段   :1,500円
 購入箇所:金沢文庫駅
 シリアルNo.:0669
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「ダルマ」という愛称で親しまれている京急800形、1978年に3両編成・片側4ドアの普通車用車両として登場しました。登場時の外装は京急伝統の赤の車体ですが窓回りを白としたツートンカラーで登場し、界磁チョッパ回生ブレーキ付で、3両ユニットを1台の制御器で制御する方式や、右手で操作するワンハンドルマスコンなど最新の技術が用いられたことなどが評価され、1979年に鉄道友の会よりローレル賞を受賞しています。しかし、1982年に快速特急用のクロスシートを装備した2000形が登場すると、白と赤のツートン塗装はクロスシート車用の外装としたことから800形はそれ以前の旧1000形などと同じ白帯の外装に変更になりました。
 
一時期は京急川崎・神奈川新町~逗子海岸(のちに移転により新逗子)を運転する急行運用に入ることがあり、3両編成時代には羽田空港ターミナル乗り入れ前の空港線運用(当時の京急蒲田~羽田空港のちに穴守稲荷)にも使用されましたが、その後は6連化され本線普通車で運転されてきました。
 
登場から38年、ここに来まして1編成に登場時の姿を再現した編成が登場することになり、これを記念して発売されました記念乗車券になります。金沢文庫駅でのみ発売され、朝早くに向かいますと結構長い列ができており並びましたが、このように入手することができました。なおこの記念きっぷ発売の前日にはお披露目もかねて貸切列車として運転されたとのことです。
 
登場時の姿が再現された京急800形、私はこの姿はあまり見た記憶がないのですが、今後普通車で運転されますので機会があれば見てみたいと思います。
しかし、登場時の姿が再現された編成が登場したということは、この形式も活躍の期間はもうそれほど残ってはいないのかもしれません。

0670.【福井鉄道】バトンタッチ記念乗車券

2006年4月に名鉄岐阜市内線・美濃町線等で運転されていた車両の譲受車が運転を開始した福井鉄道、それから数か月後に従来から活躍してきた旧型車が引退することになりました。
 
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 名称   :バトンタッチ記念乗車券
 発行社局:福井鉄道
 発売日  :2006年6月24日
 値段   :750円
 購入箇所:武生新駅
 シリアルNo.:00251
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この時、車両の置き換えが行われた福井鉄道、名鉄岐阜600V線区からやってきた770形・800形・880形に置き換わる形で引退を迎える旧型車があしらわれています。この時引退を迎えた旧型車はいずれも吊り掛け駆動車で、経歴をみますと自社発注の車両もあれば、名古屋鉄道や南海電鉄、長野電鉄、静岡鉄道からやってきた車両で改造により連結運転を行うようになり、1両路面電車タイプの車両もありますが、大多数は通常の鉄道線用の車両で、福井市内の併用軌道区間では車両に取り付けられたステップを用いて乗降していたという特徴がありました。
 
私は福井鉄道を訪れたときは、名鉄岐阜600V線区からやってきた車両が登場したころに訪れましたので、この記念きっぷにあしらわれている旧型車に乗車することはありませんでしたが、この時試運転で旧型車のモハ141が運転されており、走行している姿を撮影したという思い出があります。
 
この記念きっぷは発売から2年が過ぎた2008年9月の時点で、武生新駅で使用期限は過ぎていたものの発売しており入手しました。
 
今ではその後新型の低床車導入により田原町からえちぜん鉄道に乗り入れる運転系統も出現した福井鉄道、この車両の置き換えからもう10年が経過してしまいました。

2016.11.09

0669.【秩父鉄道】秩父地域開通100周年記念

1899年11月に創立した秩父鉄道、1901年10月に熊谷~寄居間がまず開業しました。その後秩父地域に向けて線路を延伸して、その線路が秩父まで到達したのが1914年10月のことになります。それから100年が過ぎた2014年10月、秩父鉄道では秩父駅構内において秩父地域開通100周年のイベントが開催されました。この会場においても、記念きっぷが発売されましたので、ここに公開いたします。
 
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 名称   :秩父地域開通100周年記念乗車券
 発行社局:秩父鉄道
 発売日  :2014年10月26日
 値段   :470円
 購入個所:秩父地域開通100周年イベント会場(秩父駅)
 シリアルNo.:0119
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 名称   :秩父地域開通100周年記念入場券
 発行社局:秩父鉄道
 発売日  :2014年10月1日
 値段   :各170円
 購入個所:秩父地域開通100周年イベント会場(秩父駅)
 シリアルNo.:1072
 備考   :イベント会場でのセット発売
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1914年10月27日に皆野~秩父間が開業し秩父地域まで路線を延ばした秩父鉄道、100周年記念乗車券はそれぞれの時代の代表的な車両とSLをあしらったもので、記念入場券は秩父地域まで延伸した際に開業した5駅のD型硬券入場券になります。記念入場券はいずれも同じシリアル番号ですので、おそらくはイベント会場でのセット販売であったかと思います。
 
秩父地域開通100周年を記念してこの時、急行秩父路号で運転されていた6000系の1編成に、かつての急行用車両であった300系の外装になった編成が登場しました。これを記念したきっぷも発売されました。
 
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 名称   :急行リバイバルカラー 記念急行券
 発行社局:秩父鉄道
 発売日  :2014年10月26日
 値段   :200円
 購入個所:秩父駅
 シリアルNo.:0088
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かつての300系の外装が再現された6000系運転開始を記念した硬券の記念急行券になります。秩父鉄道発行の記念きっぷで近年よく見られるペーパークラフト付きの記念きっぷになります。
 
秩父地域への交通手段となるべく延伸された秩父鉄道、延伸から102年が過ぎた2016年の秋になります。

0668.【秩父鉄道】創立111周年記念 秋フェス記念

2009年に創立110周年を迎えた秩父鉄道では、その翌年の2010年11月13日に三峰口駅構内にて創立111周年記念秋フェスというイベントが開催されました。この時も記念きっぷが数種類発売されましたので、ここに公開いたします。
 
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 名称   :創立111周年記念秋フェス記念乗車券 vol.1
 発行社局:秩父鉄道
 発売日  :2010年11月13日
 値段   :700円
 購入個所:秋フェス会場(三峰口駅)
 シリアルNo.:0162
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 名称   :創立111周年記念秋フェス記念乗車券 vol.2
 発行社局:秩父鉄道
 発売日  :2010年11月13日
 値段   :600円
 購入個所:秋フェス会場(三峰口駅)
 シリアルNo.:0181
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 名称   :創立111周年記念秋フェス開催記念入場券
 発行社局:秩父鉄道
 発売日  :2010年11月13日
 値段   :480円
 購入個所:秋フェス会場(三峰口駅)
 シリアルNo.:0153
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創立111周年で開催された秋フェスにて発売された記念きっぷ、Vol.1はこの時SLパレオエクスプレスについて、通常C58 363が牽引するところ、茶色塗装になった電気機関車デキ505と重連となる蒸電運転が行われたことを表し、Vol.2はこの時姿を消しつつあった1000系で人気を集めていたリバイバル国電カラー車をあしらったものになります。1000系の国電カラー車はこの時点でオレンジバーミリオンであった1011Fは引退しておりこの時でカナリアイエローの1012Fが退役間近となっていたことから、このようにヘッドマークもつけられていました。記念入場券については、三峰口駅構内にある鉄道車両公園で保存・展示されている電気機関車と電車をあしらったものになります。
 
このイベントからも間もなく6年が過ぎます。今では1000系も思い出になってしまいました。

2016.11.08

0667.【秩父鉄道】創立110周年ありがとうフェスタ記念

2009年11月8日に創立110周年を迎えた秩父鉄道では、同年11月23日に創立110周年を記念した「ありがとうフェスタ」というイベントが三峰口駅構内で開催されました。この時会場で発売された記念きっぷを公開いたします。
 
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 名称   :創立110周年ありがとうフェスタ記念乗車券 vol.1
 発行社局:秩父鉄道
 発売日  :2009年11月23日
 値段   :1,100円
 購入個所:ありがとうフェスタ会場(三峰口駅)
 シリアルNo.:0143
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 名称   :創立110周年ありがとうフェスタ記念乗車券 vol.2
 発行社局:秩父鉄道
 発売日  :2009年11月23日
 値段   :1,100円
 購入個所:ありがとうフェスタ会場(三峰口駅)
 シリアルNo.:0163
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 名称   :創立110周年ありがとうフェスタ記念入場券 
 発行社局:秩父鉄道
 発売日  :2009年11月23日
 値段   :800円
 購入個所:ありがとうフェスタ会場(三峰口駅)
 シリアルNo.:0180
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秩父鉄道創立110周年を記念して三峰口駅にて開催されたありがとうフェスタイベント会場で発売された記念きっぷになります。3種類発売されたものの内容は、記念乗車券vol.1は創立時から戦後までの発展期に運転されてきた蒸気機関車や電気機関車・電車をあしらった台紙に三峰口駅からの金額式硬券乗車券がセットされたもので、vol.2はこの当時の秩父鉄道で注目を集めていた車両、元国鉄・JR101系であった1000系のうち110周年を記念してかつての外装を再現したリバイバルトレイン編成とC58 363をあしらった台紙に三峰口駅からの両矢式硬券乗車券がセットされ、記念入場券は100形から1000系までの歴代の車両をあしらったD型硬券入場券がセットされています。
 
秩父鉄道はいろいろとイベントを開催することが多く、このように記念きっぷも多く発売されます。創立110周年を祝うイベントでありました。

0666.【秩父鉄道】創立110周年記念乗車券

1899年11月8日に創立した秩父鉄道、それから110年が過ぎた2009年に110周年記念乗車券が発売されました。
 
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 名称   :創立110周年記念乗車券
 発行社局:秩父鉄道
 発売日  :2009年11月8日
 値段   :1,400円
 購入個所:通信販売
 シリアルNo.:0840
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2009年の秩父鉄道開業110周年を記念して発売された記念きっぷ、短冊型の乗車券を並べるとおそらく戦前の時代の沿線案内図になるとともに、裏面は各時代のトピックが記載されています。また1901年に熊谷~寄居間開業式に際しての乗車券・入場券を再現したものもついてきました。
 
本年で開業から117周年を迎えた秩父鉄道になります。

0665.【秩父鉄道】秩父鉄道創立100周年記念 絵はがき乗車券

本日11月8日は、埼玉県にある秩父鉄道が創立した日になります。1899年に設立されました。ここで1999年に100周年を迎えました際に発売されました記念きっぷを公開いたします。
 
1999年の創立100周年記念で発売されたアイテムは、秩父鉄道の車両や駅・沿線風景などをあしらった絵はがきになっているもので、4月、6月、8月、10月と4回発売され秩父鉄道の四季をモチーフとしたものになりました。ここにすべて公開いたします。
 
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 名称   :秩父鉄道創立100周年記念 絵はがき乗車券
 発行社局:秩父鉄道
 発売日  :1999年4月1日
 値段   :500円
 購入個所:
 シリアルNo.:04681
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 名称   :秩父鉄道創立100周年記念 絵はがき乗車券 夏の部
 発行社局:秩父鉄道
 発売日  :1999年6月1日
 値段   :500円
 購入個所:
 シリアルNo.:01792
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 名称   :秩父鉄道創立100周年記念 絵はがき乗車券 秋の部
 発行社局:秩父鉄道
 発売日  :1999年8月1日
 値段   :500円
 購入個所:
 シリアルNo.:01759
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 名称   :秩父鉄道創立100周年記念 絵はがき乗車券 冬の部
 発行社局:秩父鉄道
 発売日  :1999年10月1日
 値段   :500円
 購入個所:
 シリアルNo.:00447
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SLや沿線風景などをあしらった記念乗車券が4回シリーズで発売されました。
 
この記念きっぷ発売から17年、今年で創立から117周年を迎えた秩父鉄道になります。

2016.11.07

0664.【関東鉄道】さようなら キハ350形 記念乗車券・記念入場券

茨城県の常磐線取手から水戸線下館を結ぶ関東鉄道常総線、この路線で一時期の主力車両であった車両が引退を迎え発売されましたアイテムを公開いたします。
 
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 名称   :さようなら キハ350形 記念乗車券・記念入場券
 発行社局:関東鉄道
 発売日  :2011年10月--日
 値段   :800円
 購入箇所:
 シリアルNo.:0163
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関東鉄道常総線で運転されていたキハ350形は、元は国鉄キハ35系を譲受して誕生した車両です。1987年から1992年にかけて入線しました。キハ35系は主に都市近郊エリアの非電化区間での使用を想定した外吊り式ドアが特徴の3ドアロングシート車両になります。時代は国鉄末期からJR発足当時、キハ35系の中にJRに引き継がれることなく国鉄清算事業団の保有となっておそらくは処分待ちの車両であったのかと思うのですが、関東鉄道常総線の使用環境にあっていたこともあって輸送力増強等のため導入することになりました。その後JR東日本から譲受した車両も存在し、これは当時相模線が電化し余剰となったキハ35系を譲り受けることができたことによります。いずれの車両もトイレを撤去しステップを改良、その後は冷房化や一部車両は機関交換を行い、末期になると関東鉄道の旧塗装を再現した編成や、映画撮影のため京浜東北線をイメージしたスカイブルーになった車両も現れました。しかし老朽化とともに、新型車を導入したことから2011年10月で引退することになりました。
 
引退を記念して発売された記念きっぷになりますが、キハ350形の写真をあしらったC型硬券のきっぷが付き、台紙には総勢24両入線(ただし内1両は部品確保用として入線)した国鉄時代からの略歴が記載されています。
 
関東鉄道常総線では主力であったキハ350形、引退してから5年が経過しました。

0663.【関東鉄道】常総線開業90周年記念乗車券

茨城県の関東鉄道常総線が開通したのは1913年11月1日、以前弊ブログでは2013年に発売された100周年の記念きっぷを公開しておりますが、今回はその10年前の2003年に発売されました90周年記念乗車券について公開いたします。
 
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 名称   :常総線開業90周年記念乗車券
 発行社局:関東鉄道
 発売日  :2003年11月1日
 値段   :900円
 購入箇所:取手駅
 シリアルNo.:0028
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90周年記念乗車券は、常総線の歴代車両をあしらったもので、この時キハ100形に昭和20年代の外装を再現した車両が登場していました。
 
この記念きっぷ発売から13年、開業から今年で103年が過ぎた関東鉄道常総線になります。

2016.11.05

0662.【JR北海道】留萌本線 留萌駅-増毛駅 硬券入場券セット・普通乗車券

本日で開業95周年を迎える路線、まもなくその歴史を終えようとしています。
 
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 名称   :留萌本線 留萌駅-増毛駅 硬券入場券セット
 発行社局:北海道旅客鉄道
 発売日  :2016年6月10日
 値段   :1,700円
 購入箇所:深川駅
 シリアルNo.:6065
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 名称   :留萌本線 留萌駅-増毛駅 普通乗車券
 発行社局:北海道旅客鉄道
 発売日  :2013年6月10日
 値段   :1,450円(深川→増毛までの乗車券)
         360円(留萌→増毛までの乗車券)
 購入箇所:深川駅
 備考   :2種類の乗車券を同時に購入すると台紙を進呈
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本日で開業から95周年を迎えたのは、JR北海道の留萌本線留萌~増毛間で1921年に開業しました。留萌本線は函館本線の深川駅から、石狩沼田・留萌を経由して増毛までを結ぶ路線になります。深川からしばらくは北海道の広大な田園風景を、やがて山間の峠を越えて留萌を過ぎると日本海の海岸沿いを進んで終点増毛に着きます。このうち海岸沿いの区間である留萌~増毛間が開業95周年を迎えましたが、利用客が減少しJR北海道の厳しい経営環境もあって、この区間は2016年12月4日の運行を最後に廃止されることになりました。
 
ここに公開しました記念きっぷは、廃止を前に深川駅と留萌駅で発売されたものになり、入場券セットは、留萌~増毛間各駅の硬券入場券と増毛駅のD型記念硬券入場券がセットされたもので、このD型硬券入場券はこのセットのみに含まれているものになります。また深川→増毛及び留萌~増毛の常備軟券による普通乗車券も発売され、こちらも2種類セットで購入すると専用の台紙がついてくるというものになります。
 
留萌本線は、本年2016年8月の日曜日に初めて乗車しました。廃線が近づいてきているとあって2両編成になり結構乗客がおりましたが、そのほとんどが増毛まで乗車した客で、途中駅での乗降は留萌駅であった他はほとんど無かった状況でした。また終点増毛駅も廃止が近づいてきているとあって、列車だけでなくクルマ等でも大勢の人が訪れており賑わっておりました。
 
開業95周年を迎えた留萌本線留萌~増毛間、北の大地の海沿いを行く区間、間もなく思い出になろうとしています。

2016.11.03

0661.【東武】新型特急リバティ 愛称決定記念乗車券

先日プレスされた東武鉄道で2017年春より運転を開始する新型特急車両、早くも愛称決定の記念乗車券が発売されました。
 
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 名称   :新型特急リバティ 愛称決定記念乗車券
 発行社局:東武鉄道
 発売日  :2016年11月3日
 値段   :1,000円
 購入箇所:浅草駅
 シリアルNo.:0045
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東武鉄道で、2017年春から運転を開始する新型特急車両500系、この車両に「リバティ」という愛称がつくことになりました。実車はまだメーカーで完成に近づいてきたようで東武線には運ばれてきてはおりませんが、早くもこのような記念乗車券が発売されました。
 
「リバティ」と名付けられた500系は3両編成の車両で2本つないだ6両でも運転され、下今市で東武日光・鬼怒川温泉方面会津田島に分割する列車や、東武動物公園で分割して館林・東武日光へ向かう列車、更には春日部で分割してアーバンパークラインで大宮・清水公園・野田市方面運河へ向かう運転系統が予定されているとのことです。いずれにしましても、分割併合可能な車両となることから、新しい運転形態が予定されているようです。
 
運転開始は来年2017年春となっていますが、久々に登場する東武の新型特急車両、運転形態も含めてデビューの日が楽しみであります。

0660.【東京都交】さよなら5200形 Tカード

わずかに8両編成1本になり、地味な運用に就いていた都営浅草線の5200形、引退の時を迎え記念カードが発売されました。
 
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 名称   :さよなら5200形 Tカード
 発行社局:東京都交通局
 発売日  :2006年10月28日
 値段   :1,000円
 購入個所:
 シリアルNo.:001734
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都営浅草線で末期には泉岳寺~西馬込の区間運転で主に運用されていた5200形、今から10年前の2006年11月3日に西馬込から京成押上線経由で北総線の千葉ニュータウン中央まで、事前申し込みの臨時列車としてさよなら運転が行われ引退を迎えました。引退を記念して発売されましたTカードになります。この時代ですと関東私鉄・地下鉄共通乗車カード「パスネット」になります。
 
都営5200形さよなら運転を前に、馬込車両基地において一般公開イベントが2006年10月28日に開催されこの会場で5200形も展示されました。このイベント開催を記念したTカードの発売もありました。
 
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 名称   :都営フェスタ´06 in 浅草線 Tカード
 発行社局:東京都交通局
 発売日  :2006年10月28日
 値段   :1,000円
 購入個所:都営フェスタ´06 in浅草線 会場(馬込車両基地)
 シリアルNo.:002716
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会場内限定で発売されましたTカードになります。
 
5200形引退時期に開催された馬込車両基地で開催されたイベントは、都営5200形の展示がメインでこの後11月3日に行われたさよなら運転列車の乗車券発売もありました。またこのイベントにおいては都営5200形の他浅草の主力車両である5300形や、馬込車両基地で検査を受ける大江戸線12-000形と回送用の機関車E5000形が展示されたほか、浅草線に乗り入れてくる京成・京急・北総の車両も展示され、京成からは3200形でも片開きドアの3298Fが、京急からは旧1000形が、北総からは7000形といずれも都営5200形引退に合わせたのか、それぞれ引退が近づいてきた車両が馬込車両基地までやってきて展示されました。5200形引退と展示された車両が充実したこともあって、この時のイベントは大変大勢の人が訪れました。
 
こうして都営浅草線の5200形は今から10年前の2006年11月3日にさよなら運転を行い引退しました。引退後は解体されてしまいました。
 
わずか1編成のみの希少車であった都営浅草線の5200形、引退から10年が経過しました。

0659.【東京都交】5200形8連化記念 Tカード

かつて、都営浅草線にこのような車両が存在しておりましたことを覚えておられますでしょうか?

 

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 名称   :5200形8連化記念 Tカード
 発行社局:東京都交通局
 発売日  :1996年12月--日
 値段   :1,000円
 購入個所:
 シリアルNo.:007272
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かつて、都営浅草線に存在していた5200形、1976年に5000形の増備車両として6両編成2本が導入されました。5000形の増備車両という位置づけではありましたが、車体がステンレス構造となり前面形状等が変更になったことなどから5200形と呼ばれていました。ただ5000形との連結運転は行うことはありませんでした。
この形式はのちに冷房改造が行われ、5300形導入により5000形が引退を迎えてもそのまま残ることになりました。
 
そして5300形と運用上の制約をなくす意味もあって、1996年に6両編成2本から8両編成1本に組み換えが行われました。5200形も8両編成になったことから発売されました、この当時は営団地下鉄と共通乗車カードであった「Tカード」になります。編成組み換えにより余剰となった4両はそのまま廃車となってしまいました。
 
8両編成になった5200形でしたが、やはり運用上京成・京急にも乗り入れる広範囲な運用には入ることは少なくなり、その後は泉岳寺~西馬込の区間運転でしか見る機会がなくなってしまいました。
 
いまにして思いますと、わずか2編成しかなかった形式の編成組み換えで記念カードが発売されたということになります。

0658.【国鉄】61.11ダイヤ改正記念入場券(長野局)

今から30年前の1986年11月1日に実施された国鉄ダイヤ改正においては、地域密着という観点から普通列車が増発されたのも特色の一つになります。ここでは、長野局で発売されましたダイヤ改正記念きっぷを公開いたします。
 
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 名称   :61.11ダイヤ改正記念入場券
 発行社局:国鉄 長野鉄道管理局
 発売日  :1986年11月1日
 値段   :700円
 購入箇所:交通博物館
 シリアルNo.:0957
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1986年11月のダイヤ改正を記念して、当時の長野鉄道管理局で発売されました記念入場券になります。東京・秋葉原にあった交通博物館でも松本駅発行分を発売しておりまして、入手しました。
 
この時代は、今日の北陸新幹線は影も形もなかった時代であり、長野から東京方面へは特急「あさま」号が信越本線経由で運転されており、この時のダイヤ改正において増発され合わせてスピードアップも図られました。一方で、長野から篠ノ井線・松本経由で飯田を結ぶ急行「かもしか」号や快速「みすず」号が登場しました。また、長野局管内でも松本エリアを中心に普通列車が増発され、松本~茅野の中央本線の普通列車を増発しデイタイム時は40分間隔として「すわエコー」という愛称がつき、松本~穂高の大糸線の普通列車もデイタイム時は30分間隔運転と増発して「あずみのエコー」という愛称がつきました。これら列車いずれもヘッドマークが付けられていたようです。この時代増発された普通列車にもこのような愛称が付けられることが多かったようです。
 
今から30年前の1986年当時の長野局管内のラインナップや輸送体系などが垣間見れる記念切符であるかと思います。

2016.11.01

0657.【国鉄】さよなら荷物専用列車記念

今から30年前の1986年11月1日に実施された国鉄ダイヤ改正、この時幹線筋で運行されてきた列車が終焉を迎えました。これを記念したアイテムが東京駅で発売されていました。ここに公開いたします。
 
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 名称   :さよなら荷物専用列車記念
 発行社局:国鉄 東京南鉄道管理局
 発売日  :1986年11月1日
 値段   :600円
 購入箇所:東京駅
 シリアルNo.:0487
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1986年11月1日の国鉄ダイヤ改正で終焉を迎えた列車は、「荷物専用列車」と呼ばれる列車で、旅客列車扱いではありますが、小荷物や新聞などを輸送する荷物車だけで編成された列車で、かつては東海道本線など主要幹線で運転されていた列車になります。荷物車は旧型客車をベースとした車両やパレット輸送にも対応した車両など様々な形態があり、それら車両のみで構成された長編成の荷物専用列車は、旅客列車とは違った趣のある列車でありました。しかし輸送形態の多様化や特にトラック輸送が充実してきたこともあって、この時に終焉を迎えました。
 
荷物専用列車終焉を記念して発売されました記念きっぷになりますが、このきっぷは「新幹線荷物料金切符」が2片綴られたシート型のもので、「新幹線荷物料金切符」とはこの当時新幹線で使用していない業務室などを活用して小荷物を輸送する「新幹線RAILGOサービス」が存在し、そのサービス料金として利用できるもので、この他に利用区間の運賃がかかるという仕組みのようです。(この記念きっぷの袋の裏面にその旨の問い合わせ先電話番号が記載されています。)
また記念きっぷの図柄は東海道線で運行されていた荷物専用列車をあしらっていますが、お召列車指定機として絶大な人気を誇っていたEF58 61が牽引しているという列車になります。特に東海道線筋においてこの手の荷物専用列車にはEF58が使用されることが多かったようで、EF58 61号機もときおり荷物専用列車の先頭に立つことがあったようです。
 
独特な趣があった荷物専用列車、私は、撮影はおろか見ることもめったになかった列車になります。思い出になって30年という年月が流れてしまいました。

0656.【国鉄】鴻巣駅新特急停車記念特急券

今から30年前の1986年11月1日に実施された国鉄ダイヤ改正、これに合わせて発売された記念きっぷ類は当時東京・秋葉原にあった交通博物館で各地の記念きっぷが入手できたということで、主に関西方面のアイテムが揃いました。一方この時関東では、埼玉県内の高崎線の駅で新たに特急列車が停車することになりました。
 
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 名称   :鴻巣駅新特急停車記念特急券
 発行社局:国鉄 高崎鉄道管理局
 発売日  :1986年11月1日
 値段   :500円
 購入箇所:鴻巣駅
 シリアルNo:0944
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1986年11月のダイヤ改正により、新たに特急停車駅となったのは高崎線の鴻巣駅になります。この当時存在していた上野から水上を結ぶ新特急谷川号の一部と上野から前橋を結ぶ新特急あかぎ号の一部が停車することになり、発売されました記念特急券になります。この記念きっぷは現地に出向いて購入しました。
 
この時代に存在していた「新特急」と呼ばれていた列車、高崎線内においての主要駅に停車しており、この時鴻巣駅にも停車するようになりました。
 
特急停車から30年が過ぎた鴻巣駅、現在でも夜間に運転される「スワローあかぎ」号の一部が停車します。一方で新特急は衰退していきましたが、その後設定された快速列車が停車するようになりました。
 
この当時は高崎線内においては、新特急が停車することがある意味街のステイタスという時代だったのでしょうか?時代を感じさせる記念きっぷであるのではないかと思います。

0655.【国鉄】東岸和田駅快速停車記念入場券

だんじり祭りで有名な大阪府岸和田市。この市にある阪和線の東岸和田駅に快速列車が停車するようになってから30年になります。当時発売されましたアイテムを公開いたします。
 
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 名称   :東岸和田駅快速停車記念入場券
 発行社局:国鉄 天王寺鉄道管理局
 発売日  :1986年11月1日
 値段   :120円
 購入箇所:交通博物館
 シリアルNo:05583
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1986年11月のダイヤ改正より、阪和線の東岸和田駅に快速が停車することになったことから発売されました記念入場券になります。D型硬券タイプで、このアイテムも東京・秋葉原にあった交通博物館で入手しました。
 
この時代の阪和線快速列車は、俗に「阪和線色」あるいは「新快速色」といわれた外装の113系で運転されていました。記念入場券にもその写真があしらわれています。
 
快速列車の停車から30年が過ぎた2016年、今では大阪駅から関西国際空港へ直通する「関空快速」や和歌山へ向かう「紀州路快速」が停車するようになり、それだけ岸和田市において阪和線沿いでも発展しました。

0654.【国鉄】新三田駅開業記念入場券

大阪地域において、普通電車の行先としてお馴染みの駅。この駅も1986年の福知山線電化に際して開業した駅になります。
 
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 名称   :新三田駅開業記念入場券
 発行社局:国鉄 大阪鉄道管理局
 発売日  :1986年11月1日
 値段   :140円
 購入箇所:交通博物館
 シリアルNo:0562
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1986年11月のダイヤ改正により電化された福知山線、この時に三田~広野間に開業した新駅が新三田駅になります。この駅には留置線が設けられ、福知山線のちにJR発足後はJR宝塚線の普通電車の折返し駅となりました。
開業を記念して発売されたアイテム、こちらも東京・秋葉原にあった交通博物館で入手しました。
 
今では福知山線列車限らず京都・高槻方面からやってくるJR京都線普通電車や、JR東西線・学研都市線からやってくる列車の行先としてもお馴染みになっている新三田駅、開業から30年が過ぎました。

0653.【国鉄】西宮名塩駅開業記念入場券

1986年11月1日のダイヤ改正により電化された福知山線、特に宝塚~三田間は新線に切り替えられました。ダイヤ改正に合わせて、新線となった生瀬~武田尾間に新駅が開業しました。
 
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 名称   :西宮名塩駅開業記念入場券
 発行社局:国鉄 大阪鉄道管理局
 発売日  :1986年11月1日
 値段   :140円
 購入箇所:交通博物館
 シリアルNo:1158
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1986年11月1日に福知山線に開業した新駅は西宮名塩駅になります。西宮市に所在する駅になりますが、トンネルとトンネルに挟まれた山間部に開設された駅になります。とは言いましても、ここは大阪近郊エリアになるところで駅開業後周辺は急速に開発が進み、快速列車も停車する駅となりました。
 
今から30年前の1986年の電化完成により開業した福知山線の西宮名塩駅、この間で駅周辺は大きく発展しました。

0652.【国鉄】城崎-大阪電化開業記念乗車券

1986年11月の国鉄ダイヤ改正では、福知山局エリアで初めての電化区間が誕生し、大阪から城崎(現:城崎温泉)まで電車による特急列車が登場しました。福知山局において発売されましたアイテムを公開いたします。
 
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 名称   :城崎-大阪電化開業記念乗車券
 発行社局:国鉄 福知山鉄道管理局
 発売日  :1986年11月1日
 値段   :1,000円
 購入箇所:交通博物館
 シリアルNo:0613
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福知山局で発売された城崎~大阪電化開業記念乗車券、表紙には電化によって誕生した特急「北近畿」号があしらわれ、開きますと福知山エリアの案内図になっています。
この記念きっぷはAMラジオになっており、開いたところのイルカの部分がチューニングダイヤルになっており、側面にはイヤホンジャックも設けられています。その分厚みがありますが、その中にはイヤホンも格納されているという仕様になっています。この記念きっぷも東京・秋葉原にあった交通博物館で購入しました。
 
電化から30年という佳節を迎えた福知山線になります。

0651.【国鉄】L特急北近畿号誕生記念特急券

今から30年前の1986年11月1日は、当時の国鉄において全国規模のダイヤ改正が実施されました。国鉄最後のダイヤ改正といわれたこの時のエポックは、兵庫県の尼崎から京都府の福知山を結ぶ福知山線の宝塚~福知山間と福知山から山陰本線の城崎(現:城崎温泉)まで電化が完成したことです。これにより大阪から福知山・城崎まで電車による特急列車が誕生しました。
 
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 名称   :L特急北近畿号誕生記念特急券
 発行社局:国鉄 大阪鉄道管理局
 発売日  :1986年11月1日
 値段   :600円
 購入箇所:交通博物館
 シリアルNo:0680
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1986年11月1日のダイヤ改正により新大阪・大阪~福知山・城崎を結ぶ電車特急として「北近畿」号が誕生しました。それまではこの路線には米子まで走る特急「まつかぜ」の他急行「丹後」等が気動車で運転されていましたが、これらを統合して誕生しました。電化完成と合わせて設定された特急列車でありましたが、この時代は国鉄末期の財政的に余裕が無いという状況下である一方、新幹線の開業等で全国的に特急型電車が余剰となっていたこともあって、特急「北近畿」には全区間が直流電化区間であるにもかかわらず全国から交直流車両である485系が集められました。
 
この記念きっぷは、関東においても秋葉原にあった交通博物館で発売されましたので、ここで購入したものです。硬券特急券が台紙にセットされていますが、この台紙は見る角度により北近畿号とこの列車登場により姿を消した特急「まつかぜ」号も現れる仕様になっています。
 
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見る角度による特急「まつかぜ」号が現れる

 
福知山線電化に伴い特に宝塚~三田間は線路の付け替えが行われ、それまでの武庫川の渓流沿いから長大トンネルでショートカットするルートに変更となりました。この記念きっぷにおいても特急「北近畿」号は切り替えられた新線を、特急「まつかぜ」号は渓流沿いの旧線を走行しているシーンになっています。
 
福知山線電化とともに誕生した特急「北近畿」号、ここに使用されていた485系はJR発足後交流区間走行用の機器は降ろされて直流専用車になり183系になりました。その後は287系・289系によって置き換えられていきました。また列車の愛称も2011年3月のダイヤ改正から沿線地域の強い要望により「こうのとり」と改称して、現在も運転されています。
 
大阪から福知山・城崎温泉を結ぶ特急列車、福知山線電化とともに30年が経過しました。

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2011年11月 ありがとう!京王井の頭線3000系

  • Img_9050
    2011年12月、約49年にもわたり京王井の頭線で活躍してきた3000系、レインボーカラーに彩られ井の頭線のイメージを確立したこの車両も、ついに終焉となりました。最後の編成となったのはライトブルーの3028F、この編成は1987年に入線し活躍してきました。 末期には朝のラッシュ時間帯に運よく富士見ヶ丘~渋谷の1往復の運用にしか就かなくなってしまった3000系、2011年11月には「さよなら運転」として日曜日の昼間に井の頭線全線で運転され、最後の走りを披露しました。また11月20日には富士見ヶ丘車両基地において「ありがとう3000系フェスタ」も開催され、事前申込制であったこのイベントにも参加して、最後の姿を見てきました。井の頭線沿線で生まれ育ち、それこそこの車両の活躍をみて育ったと自負する私にとって、感慨深い月になった2011年11月、3000系最後の姿をぜひ皆様にご覧いただきたいと思います。

中央線201系

  • 2010101700
    JR中央線で約30年にもわたり活躍した201系、特に多摩地域においては、長きにわたり親しまれた車両で、私も小・中学生時代は遠足で、学生時代は通学で、そして社会人になってからも通勤などで利用したなじみ深い車両でした。時の国鉄が「省エネ電車」として中央線に導入された201系。そしてほとんどの車両が中央線から離れることなく、この路線で「オレンジバーミリオン」の外装で生涯を終えました。すでに引退して時が過ぎましたが、私が撮影した201系の思い出として、どうぞご覧下さい。

2002年100周年を迎えた江ノ電

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    2001年12月に初めてデジカメを購入して、翌年から1年間通った路線があります。藤沢から鎌倉を結ぶご存知江ノ電です。この年は江ノ電が開業して100周年という節目の年で、各車両にステッカーなどが付いています。また世代交代もあった年です。 自分の思い出アルバムの中から公開いたします。どうぞご覧下さい。

惜別 名鉄岐阜600V線区

  • 2005032101
    2005年3月31日、惜しまれつつも廃止を迎えた名鉄岐阜市内線・揖斐線・美濃町線・田神線の総称「岐阜600V線区」。 私が初めて訪れたのは、1999年の夏のことでした。名古屋本線で新岐阜に着くと、駅前に停車していた電車に乗り、車の洪水の中を抜け、のどかな風景の中を走っていきました。
    その後2001年2月、そして2005年と何度か訪れたのですが、ついにこれら路線も命運が尽きてしまいました。そこで、名鉄岐阜600V線区で活躍していた古豪から最新鋭車まで、個性豊かな車両たちへの思い出をつづり、このアルバムを作成しました。
    このアルバムでは、2001年9月30日の運行をもって廃止となった谷汲線・揖斐線(黒野~本揖斐)のモ750も登場しています。いずれにしましても、今では思い出になってしまった、名鉄岐阜600V線区へのレクイエムです。 どうぞご覧下さい。

    お断り>
    今回のアルバムは、一部ポジプリントからスキャンしたもの、あるいは携帯電話内蔵カメラで撮影した画像も含まれています。特に1999年・2001年撮影のものはすべてポジプリントからのスキャンになります。つきましては画質にやや難があるものがあります。ご了承ください。