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2016.09.30

0617.【東武】さようなら貨物 SFとーぶカード

大手私鉄で最後まで貨物営業を行っていたのは東武鉄道でした。しかしここでも貨物輸送は終焉を迎えました。この時に発売されましたアイテムを公開いたします。
 
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 名称   :さようなら貨物 SFとーぶカード
 発行社局:東武鉄道
 発売日  :2003年10月--日
 値段   :1,000円
 購入箇所:
 シリアルNo.:38081
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東武鉄道において貨物輸送は開業時から営業を行っており、ほぼ全線でまた貨物専用線も存在したなど栄華を極めました。しかしその後輸送手段の転換により徐々に縮小していき、最後まで貨物列車の運転が行われていたのは伊勢崎線の久喜から佐野線の渡瀬付近にある北館林荷扱所まで区間で主に石油輸送のタンク列車が最後であったようです。2003年9月30日の運転をもって廃止となりました。
 
貨物廃止を記念して発売されたアイテム、この時代は関東私鉄・地下鉄共通乗車カードである「パスネット」全盛の時代で、このアイテムも東武発行のパスネット、SFとーぶカードとして発売されました。
 
SLの時代から電気機関車へ、そして多くの貨車も保有していた東武鉄道。貨物輸送終了から13年が過ぎた2016年になります。

0616.【名鉄】さよなら北アルプス号 記念特急券・乗車券

かつて、名鉄からJR高山本線に直通する列車が存在していました。2001年9月30日の運転をもって廃止となった列車、その際に発売されましたアイテムを公開いたします。
 
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 名称   :さよなら北アルプス号 記念特急券・乗車券
 発行社局:名古屋鉄道
 発売日  :2001年9月23日
 値段   :690円
 購入箇所:新名古屋駅
 シリアルNo.:01103
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かつて名鉄からJR高山本線に直通していた列車、それは特急「北アルプス」号になります。
 
名鉄から高山本線への直通列車は戦前から運転されており、戦局の悪化により休止となりましたが、戦後1965年に再開して、当時は準急「たかやま」号として神宮前~高山間を運転、犬山線新鵜沼駅構内に高山線鵜沼駅を結ぶ連絡線がありこの区間を経由して乗り入れました。この時名鉄はキハ8000系気動車を導入しました。準急であった「たかやま」号は翌年には急行になり運転区間も飛騨古川まで延長、1970年には「北アルプス」号と改称し富山を経由して富山地方鉄道の立山まで乗り入れを行いました。そして1976年に特急「北アルプス」号としてその後はイラストマークも用意されて運転してきましたが、1990年には運転区間が再び高山までに短縮されました。
その後老朽化やサービス面で見劣りしてきたことから、1991年にキハ8000系は引退しキハ8500系が導入され置き換えられました。
キハ8500系導入後はJR線内美濃太田~高山間でJR東海キハ85系の特急「ひだ」号との併結運転も行われましたが、高速道路の延伸などの理由により利用が低迷してきたこともあって、2001年9月30日の運転をもって特急「北アルプス」号の運転は終了し、合わせて高山線への直通運転も終了することになりました。
 
特急「北アルプス」号運転終了に伴い発売されました記念きっぷになります。キハ8000系とキハ8500系の走行写真、富山地方鉄道の立山まで運転されていた1976年当時の路線図をあしらった記念きっぷで、新名古屋から340円区間の乗車券と、特急「北アルプス」号に名鉄線内に乗車可能な特急券(有効期限は北アルプス廃止後まであったことからその後は特別車両券(ミューチケット)と引き換え)が綴られ、裏面は北アルプス号の年表と、キハ8000系、8500系の形式図と説明が記載されています。
 
私はキハ8000系は見ることできず、キハ8500系については廃止直前で新名古屋→美濃太田で乗車することができましたが、それが最初で最後となりました。
 
名鉄新名古屋駅から犬山線・犬山橋を渡ってJR高山線に乗り入れ高山まで運転された特急「北アルプス」号、思い出になって15年が過ぎた2016年の9月になります。

0615.【名鉄】谷汲駅・本揖斐駅・大須駅・八百津駅 さよなら入場券セット

2001年9月30日の運行をもって廃線となった名鉄谷汲線・揖斐線(黒野~本揖斐間)・竹鼻線(江吉良~大須間)・八百津線、これら路線はいずれも末端区間が廃線となってしまいました。これら路線の廃線に際して、それぞれの終点の駅の入場券セットも発売されました。
 
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 名称   :谷汲駅・本揖斐駅・大須駅・八百津駅 さよなら入場券セット
 発行社局:名古屋鉄道
 発売日  :2001年7月1日
 値段   :640円
 購入箇所:新名古屋駅
 シリアルNo.:02547
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この時廃止となった路線の終点の駅である谷汲・本揖斐・大須・八百津の4駅の駅舎をあしらった硬券入場券のセットになります。すでに廃止から15年が過ぎたこれら駅、谷汲駅については駅施設と廃線まで活躍したモ750形と合わせて保存されていますが、他3駅については駅舎が残っているのかどうかもわからない状況になっています。
 
これら4駅はいずれも路線が残っていた時に訪れたことがある駅になります。果たして今どうなっているのか、訪れてみたい気がいたします。

0614.【名鉄】谷汲線おわかれ記念乗車券

西国33番札所の結願寺への参詣路線として、またローカルムードにあふれた素晴らしいロケーションで人気を集めていた路線、廃線となって15年が過ぎようとしています。
 
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 名称   :谷汲線おわかれ記念乗車券
 発行社局:名古屋鉄道
 発売日  :2001年7月1日
 値段   :500円
 購入箇所:新名古屋駅
 シリアルNo.:03803
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名鉄谷汲線は、揖斐線の黒野から西国33番札所の結願寺である谷汲山華厳寺への参詣路線として開通した路線になります。私もこの路線は何度か乗車したことがあります。
この路線は、山間の根尾川の清流沿いを走行する素晴らしいロケーションと、昭和初期に製造されたモ750形がワンマン運転の単行で運転されていたというローカルムードにあふれた路線で、多くの旅人の人気を集めた路線でした。また毎月18日の谷汲山の命日される日には利用客が増えることから列車が増発され、途中駅であった北野畑駅で列車行き違いが行われ、増発列車には大正時代に製造されたモ510形が運用に入ることで注目され、更に冬季になるとこの路線は山深い豪雪地となることから、モ750形にラッセルヘッドを装着して運転するといったことなど特色も多く、多くのファンを魅了した路線でもありました。
 
しかし、利用客が減ってきたことにより2001年9月30日の運行をもって廃線となってしまいました。私が乗車したときのうち1999年頃に乗車したときはほとんど人が乗っておらず、2001年3月に訪れたときは廃線が近づいてきたことと各種メディアに取り上げられたことから、時間帯によっては多くの人がお名残乗車という感じで乗っていたのが印象的でした。
 
この路線も廃線になって15年が過ぎようとしています。2005年3月31日の運転をもって揖斐線全線が廃線となってしまい、始発駅であった黒野駅に行くこともバスでなければ行けなくなってしまい、また谷汲線廃線後に運行を開始した路線バスについてもその後廃止されてしまったようで、今では谷汲線のルートをバスでたどることも困難な状況になってしまいました。
 
その素晴らしいロケーションで多くの人を魅了した名鉄谷汲線、思い出になってもうそんなに過ぎてしまったのかと思ってしまった2016年9月になります。

0613.【名鉄】揖斐線(黒野~本揖斐間)おわかれ記念乗車券

岐阜の市内電車に乗り入れ、郊外を結んでいた路線、その末端区間が廃線となって15年が過ぎようとしています。
 
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 名称   :揖斐線(黒野~本揖斐間)おわかれ記念乗車券
 発行社局:名古屋鉄道
 発売日  :2001年7月1日
 値段   :500円
 購入箇所:新名古屋駅
 シリアルNo.:03655
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名鉄揖斐線は、岐阜市内線の忠節から美濃北方・黒野を経由して本揖斐を結んでいた路線でしたが、2001年9月30日の運行をもって末端区間である黒野~本揖斐間が廃線となりました。
 
揖斐線はこの当時、JR岐阜駅前及び名鉄新岐阜駅前から直通列車が運転されていましたが、その列車は黒野までの運転で黒野から本揖斐間は折り返し運転を行っていました。この区間では昭和初期に製造されたモ750形がワンマンカーとなっていましたが最後まで運転されていました。しかし利用客が減ってきたことにより2001年9月30日の運転をもって廃線となりました。
 
この区間が廃線となって15年が過ぎようとしていますが、この区間の廃線から4年後の2005年3月31日の運行をもって、揖斐線の残りの区間である忠節~黒野間、さらに岐阜市内線も廃線となってしまい、今では黒野駅までもバスでしかたどり着くことができなくなってしまいました。
 
黒野~本揖斐間が廃線となって15年が過ぎ、ここまでアクセスする区間も廃線となってしまい、廃線跡を訪れるのも困難が生じている2016年9月になります。

0612.【名鉄】八百津線おわかれ記念乗車券

木曽川沿いのダム及び発電所建設、更には地域の発展に大きく寄与した路線、廃線となって15年が過ぎようとしています。
 
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 名称   :八百津線おわかれ記念乗車券
 発行社局:名古屋鉄道
 発売日  :2001年7月1日
 値段   :500円
 購入箇所:新名古屋駅
 シリアルNo.:03645
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名鉄八百津線は、広見線明智から八百津(やおづ)を結んだ路線で、この当時建設が進められていた丸山ダム発電所建設の資材輸送に、また沿線地域の木曽川水運に代わる物資の輸送路線として、また生活の足として利用されてきました。
 
沿線地域の過疎化や利用客低迷により1984年には電車運転は中止となり、キハ10形と呼ばれるレースバスによるワンマン運転となりました。この時全国各地に設立された国鉄ローカル線から第三セクター会社へ転換された路線で導入されたレールバスと呼ばれる小型気動車を初めて導入した路線でもありました。しかしそれでも利用客の減少は止まらず、ついに力尽き2001年9月30日の運行をもって廃線となりました。
 
私はこの路線は2001年3月頃に乗車しています。運行されてい車両はキハ10形の後継となるキハ30形での運転ではありましたが、すでに電化設備は架線柱が残っていたものの、非電化の路線となっていました。
 
沿線地域の発展に貢献した八百津線、この路線が廃線になって15年が経過した2016年9月になります。

0611.【名鉄】竹鼻線(江吉良~大須間)おわかれ記念乗車券

日本三大稲荷の一つへの参詣路線、廃線となって15年が過ぎようとしています。
 
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 名称   :竹鼻線(江吉良~大須間)おわかれ記念乗車券
 発行社局:名古屋鉄道
 発売日  :2001年7月1日
 値段   :500円
 購入箇所:新名古屋駅
 シリアルNo.:03638
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名鉄竹鼻線は名古屋本線の笠松から竹鼻・羽島市役所前・江吉良を結ぶ路線ですが、かつては江吉良から先、日本三大稲荷の一つであるお千代保稲荷がある大須まで結んでいました。利用客が減ってきたことなどから、2001年9月30日の運転をもって廃線となりました。
 
自分はこの路線は2001年の3月頃に1度乗車しています。運用の都合から本線の6000系列や3100系、更には特急「パノラマスーパー」の増結車である1800系も運用されていた路線でした。確かに江吉良を過ぎるとほとんど利用客はいなかったような気がします。
 
この区間が廃線となって15年になろうとしています。ちょうど東海道新幹線の岐阜羽島付近でこの路線跡と交差しているのですが、その痕跡は徐々に失われつつあるようです。

2016.09.27

0610.【東京モノレール】新線開業記念乗車券

東京の空の玄関口である羽田空港は、1993年9月27日に現在の位置に移転しました。(現在の国内線第1旅客ターミナル)。これに合わせて東京モノレールは新線を開業しました。
 
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 名称   :新線開業記念乗車券
 発行社局:東京モノレール
 発売日  :1993年9月27日
 値段   :920円
 購入箇所:モノレール浜松町駅
 シリアルNo.:0991
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1993年9月27日に羽田空港の沖合移転に伴い、東京モノレールはこれ以前の終点であった羽田駅(初代)は廃止となり、この日より「整備場」と駅名を変更した駅から新線が開業、途中「羽田」「新整備場」の駅が開業して終点の羽田空港駅まで延伸しました。これに合わせて発売された記念きっぷになります。
 
ルーズリーフ状につづられた記念乗車券は、この時新しくなった羽田空港の完成予想図と合わせて、開業した羽田空港駅、新整備場駅、羽田駅の完成予想イラストがあしらわれています。
 
この新線開業により新たに開業した「羽田」駅はこの年の4月にすでに開業していた京急空港線の羽田駅に接続し京急からはこの駅で乗り換えて羽田空港へ行くことができるようになり、「新整備場」駅は沖合移転に伴い新たな航空機等の整備場の最寄り駅として新設されました。なおこの開業により初代の「羽田」駅は、その後滑走路の直下になることから現在は埋め戻されてしまい、跡は残っていないとのことです。
 
この新線開業から本年で23年が過ぎました。このとき開業した羽田駅は1998年の京急空港線の羽田空港乗り入れに合わせて「天空橋」と駅名を変更し、終点の羽田空港駅も2004年12月に第2旅客ターミナルが開業しここまで路線を延伸したのに合わせて「羽田空港第1ビル」駅と駅名を変更しています。また、2010年の羽田空港国際線ターミナルビル整備に合わせて、この時開業した区間で一部経路変更が発生しています。
 
1993年に行われた羽田空港ターミナルの沖合移転は大事業でありました。その後も空の需要増に合わせて拡張していった羽田空港、それに合わせて路線形態を変えていった東京モノレールであります。

2016.09.25

0609.【東急】目黒線急行運転開始 パスネット

2000年に目黒~武蔵小杉の運転系統になり、東横線のバイパスルートとなって地下鉄南北線・三田線と直通運転を開始した東急目黒線、それから6年が過ぎて急行列車の運転が開始されました。
 
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 名称   :目黒線急行運転開始 パスネット
 発行社局:東京急行電鉄
 発売日  :2006年9月--日
 値段   :1,000円
 購入箇所:
 シリアルNo.:001580
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東横線のバイパスルートとして整備された目黒線、その後も続いた改良工事のうち長きにわたり行われていた不動前~洗足間の地下化工事が完成し、これにより途中の武蔵小山駅に退避設備が整備されたことから、2006年9月25日にダイヤ改正が実施され、この日より急行列車の運転が開始されました。
 
急行運転開始を記念して発売された、この当時首都圏私鉄・地下鉄等で使用できた共通乗車カード「パスネット」で発売された記念カード、この路線で運転される3000系と5080系があしらわれました。
 
不動前~洗足間の地下化切り替えと、急行列車の運転開始、あの日から本年でちょうど10年になります。東横線や大岡山で接続して大井町線経由で田園都市線のバイパスルートとして、多くの利用がある今日の東急目黒線になります。

2016.09.23

0608.【銚子電鉄】THE FINAL!! 113! 記念入場券・記念硬券セット

銚子電鉄を訪れる際に乗車するJR総武本線・成田線、この路線で長きにわたり普通列車で運転されてきた113系が2011年で引退することになりました。これを記念してさよなら運転がツアー形式で房総各方面に運転されましたが、2011年9月23日は銚子に向けて運転されました。到着した銚子駅から出発する銚子電鉄で発売された113系引退記念アイテムを公開いたします。
 
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 名称   :THE FINAL!! 113! 記念入場券
 発行社局:銚子電気鉄道
 発売日  :2011年9月23日
 値段   :150円
 購入個所:
 シリアルNo.:0802
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 名称   :THE FINAL!! 113! 記念硬券セット
 発行社局:銚子電気鉄道
 発売日  :2011年9月23日
 値段   :1,000円
 購入個所:
 シリアルNo.:0354
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房総地区で運転されていた113系は、国鉄時代からスカ色の外装で運転されており、沿線地域において親しまれたカラーでした。銚子電鉄においても、さすがに113系が銚子から先の銚子電鉄に入線することはありませんでしたが、銚子駅では共演しており、銚子電鉄を列車で訪れた方にとっては乗車した思い出も多くある車両であると思います。
 
2011年9月23日、その前年銚子電鉄ではデハ701・801のさよなら運転が行われ、その1年後に終焉を迎えることになった房総のJR113系、さよなら運転のツアーで銚子に到着しました。ここでは折返しの時間が多くとってあったようで、銚子電鉄に終点外川まで往復乗車するだけの時間はありました。そこで、銚子電鉄ではこの日限定デザインの1日乗車券も発売されました。
 
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 名称   :113系引退記念限定 弧廻手形(銚子電鉄1日乗車券)
 発行社局:銚子電気鉄道
 発売日  :2011年9月23日
 値段   :620円
 購入個所:
 シリアルNo.:000284
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銚子電鉄では「弧廻手形」という名称で1日乗車券を発売しています。113系引退を記念して限定デザインが登場しました。
 
これらアイテムはいずれものちのイベント会場で入手したものになります。
 
房総地域のローカル列車として親しまれたスカ色の113系、この地から姿を消してもう5年が過ぎようとしている2016年の9月になります。

0607.【銚子電鉄】さようなら デハ701・デハ801 引退記念入場券

多くの人々に親しまれた銚子電鉄の吊り掛け駆動車、2010年に引退を迎えました。これを記念して発売されました記念きっぷになります。
 
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 名称   :さようなら デハ701・デハ801 引退記念入場券
 発行社局:銚子電気鉄道
 発売日  :2010年9月23日
 値段   :150円
 購入個所:笠上黒生駅
 シリアルNo.:0483
 備考   :各有人駅において別デザインの台紙付きで発売あり
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銚子電鉄の吊り掛け駆動車として多くの人々に親しまれたデハ701とデハ801は2010年9月23日の運転をもって引退となりました。引退を記念してイベントが開催され、有人駅で異なる台紙付きの記念入場券が発売されました。私はこのイベントには参加できず、後日訪れたとき、笠上黒生駅ではまだ残っていたので入手することができました。硬券入場券の裏面に「さようなら デハ701・デハ801 引退記念」と表記され、笠上黒生駅発売分ではデハ701をあしらった台紙が付属していました。
 
さて、これら吊り掛け車引退記念入場券は、後日硬券入場券セットも発売されました。
 
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 名称   :さようなら デハ701・デハ801 硬券入場券セット
 発行社局:銚子電気鉄道
 発売日  :2010年10月--日
 値段   :750円
 購入個所:
 シリアルNo.:0666
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また同時にこの年の1月、先に引退したデハ702についても硬券入場券セットが発売されました。
 
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 名称   :さようなら デハ702 硬券入場券セット
 発行社局:銚子電気鉄道
 発売日  :2010年10月--日
 値段   :750円
 購入個所:
 シリアルNo.:0137
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これら硬券入場券セットは、10月に入っておそらく横浜及び日比谷公園の鉄道の日イベント会場で出展していた銚子電鉄ブースで入手したと記憶しています。
 
銚子電鉄の風景で思い起こされる旧型車両、早いもので引退から本記事作成時で6年が過ぎました。引退後デハ701・702は揃って千葉県いすみ市の「ポッポの丘」で保存されており、デハ801については外川駅で保存されています。
 
犬吠埼を望む潮騒めぐる沿線で運転されていた銚子電鉄のデハ701と801、活躍していた日が思い出になって6年が過ぎた2016年の9月になります。

0606.【銚子電鉄】ありがとう 701 702 801 記念入場券

レトロ感で人気を集めていた銚子電鉄の吊り掛け駆動車、しかし2008年以降になりますと監督官庁から是正勧告が出され置き換えが検討されるようになりました。2009年、その置き換えのカウントダウンが始まったころにこのような記念きっぷが発売されました。
 
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 名称   :ありがとう 701 702 801 記念入場券
 発行社局:銚子電気鉄道
 発売日  :2009年10月--日
 値段   :450円
 購入個所:
 シリアルNo.:0201
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引退へのカウントダウンが始まったころに発売されたアイテム、デハ701・702・801をあしらったD型硬券入場券がセットされています。近江鉄道からやってきたデハ701・702、そして伊予鉄道からやってきたデハ801になります。
 
この時点ではまだ2000形はようやく入線が始まったころで、まだまだこれら車両も運転されることはありました。この記念きっぷは台紙に記載されている日付からしまして鉄道の日時期に発売されたもののようです。
 
この年2009年、銚子電鉄においては鉄道の日記念入場券がデハ702をあしらったデザインで発売されています。
 
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 名称   :鉄道の日記念 有人駅入場券セット
 発行社局:銚子電気鉄道
 発売日  :2009年10月--日
 値段   :900円
 購入個所:
 シリアルNo.:0241
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この時有人駅の入場券セットが発売された鉄道の日になります。

0605.【銚子電鉄】デハ702新塗装車両運行記念入場券

今では京王から伊予鉄道を経て譲渡されてきた2両編成の列車で運転されている銚子電鉄、しかし皆さまが思い浮かべる銚子電鉄の車両といいますと、単行運転の吊り掛け駆動車になるのではないかと思います。そんな車両にまつわるアイテムをこれからいくつか公開いたします。
 
まずは、2007年11月より新塗装になった車両の記念きっぷになります。
 
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 名称   :デハ702新塗装車両運行記念入場券
 発行社局:銚子電気鉄道
 発売日  :2008年--月--日
 値段   :1,500円
 購入個所:
 シリアルNo.:0115
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銚子電鉄デハ702は滋賀県の近江鉄道より1978年にデハ701とともに譲り受けた車両で、近江鉄道時代は片運転台車であったため銚子電鉄譲渡時にデハ701とともに両運転台に改造され、銚子方はオリジナルの2枚窓、外川方は改造運転台で3枚窓という特徴がありました。後年デハ701はワンマン対応車となった一方、デハ702はワンマン対応車とならなかったことから主に多客時の増結用として使用されていました。
そして、2007年11月の検査明けから塗装が変更になり、銚子電鉄の1960年代頃の青系統の外装に変更されました。これを記念して発売された記念きっぷになりますが、発売日及び購入日・場所が不明になっており、実際に発売されたのは2008年になってからと思われます。
 
デハ702新塗装の記念きっぷはもう1種類発売されています。
 
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 名称   :デハ702新塗装車両運行記念入場券(水色地紋バージョン)
 発行社局:銚子電気鉄道
 発売日  :2008年--月--日
 値段   :150円
 購入個所:
 シリアルNo.:0608
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こちらは水色の硬券入場券1枚が台紙にセットされたタイプになります。こちらは後年まで入手ができたものになります。
 
今となっては思い出になった車両になります。

0604.【富士急】マッターホルンゴッダルド鉄道姉妹鉄道提携25周年記念入場券

先日、富士急ではスイスにあるマッターホルンゴッダルド鉄道との姉妹提携25周年を迎えて、記念のラッピング車両が登場しました。あわせて記念入場券も発売されました。入手してきましたので公開いたします。
 
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 名称   :マッターホルンゴッダルド鉄道姉妹鉄道提携25周年記念入場券
 発行社局:富士急行
 発売日  :2016年9月18日
 値段   :850円
 購入箇所:富士山駅
 シリアルNo.:0049
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富士急とマッターホルンゴッダルド鉄道は、1991年に姉妹鉄道提携を結びました。両社の社訓が同じであったことと、富士山とマッターホルンという世界的に有名な名峰に関わりがあることなどから交流が行われています。
 
25周年を迎えて発売されました記念きっぷは、1991年の姉妹提携締結時に運転された当時はオリジナル塗装であった富士急オリジナル車5000形による記念列車や、1000系入線時に1201Fについて当時は貫通路に「マッターホルン号」というヘッドマークを掲げていた姿や、2006年に15周年を迎えてマッターホルン号塗装になった1205Fと、マッターホルンゴッダルド鉄道の車両をあしらった台紙とD型硬券入場券がセットされ、入場券に今回登場した6000系の記念列車のイラストがあしらわれているものになります。
 
日本とスイスの民間交流といえる姉妹鉄道提携、25周年を迎えてますます盛んな両社の交流になります。

2016.09.18

0603.【JR東海】さよなら0系 オレンジカード

日本の大動脈である東海道新幹線において、開業当初から運転されてきた0系車両が東京~新大阪間で運行を終了してから、本年2016年で17年が過ぎました。当時発売されましたアイテムを公開いたします。
 
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 名称   :さよなら0系 オレンジカード
 発行社局:東海旅客鉄道
 発売日  :1999年7月--日
 値段   :2,000円(1,000円券2枚組)
 購入箇所:
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1964年の東海道新幹線開業時から運転されてきた0系車両、今から17年前の1999年9月18日の運転をもって東海道新幹線東京~新大阪間での運転を終了しました。これを記念して発売されましたオレンジカードになります。
 
この当時はこだま号として最後の運転を行っていた0系、運転終了に合わせて発売されたオレンジカードには、1964年の東京駅で出発式にのぞむシーンと、日本を代表する鉄道風景といえる富士山の麓を疾走する0系車両をあしらった2枚のカードと全盛期に車両基地に勢ぞろいした姿を表紙とした台紙にセットされています。
 
東海道新幹線から姿を消した後も新大阪~博多間の山陽新幹線においては短い編成になって運転されてきた0系車両、こちらでも2008年で運転を終了しました。現在0系車両は京都鉄道博物館に第1編成が、さいたま大宮の鉄道博物館には東海道新幹線開業時の出発式に使用された編成の大阪方先頭車が、また名古屋のリニア鉄道館や東京の青梅鉄道公園など各地で保存展示されています。
 
日本の歴史においても大きなエポックとなった東海道新幹線の開業、その当時の車両であった0系新幹線車両、東海道新幹線から姿を消して17年という年月が流れ、この車両を置き換えた100系や300系も今は姿を消し、700系も風前の灯になってきているという、2016年の日本の大動脈になります。

2016.09.17

0602.【東京モノレール】開業39周年記念乗車券

本日で開業記念日を迎えた東京モノレール、2003年の開業39周年という時期にも記念きっぷが発売されました。
 
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 名称   :開業39周年記念乗車券
 発行社局:東京モノレール
 発売日  :2003年9月--日
 値段   :470円
 購入箇所:モノレール浜松町駅
 シリアルNo.:0384
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39周年という時期に発売された記念きっぷ、この時代になりますと東京モノレールはJR東日本の傘下になった時期で、感謝を意味する「Thank You」にかけて39周年という記念きっぷが発売されました。開業当時の車両をモチーフとした台紙に硬券乗車券がセットされています。
39周年では記念Suicaの発売もあったように記憶していますが入手はできませんでした。また、この時東京モノレールでは1000形の1編成に開業当時の車両の外装を再現した車両が登場しました。
 
 
52回目の開業記念日を迎えた東京モノレール、この後2004年には40周年で記念Suicaが発売されたと記憶しておりますが入手できず、それから10年が過ぎた2014年には50周年を迎えて記念乗車券が発売されています。(2014年発売の開業50周年記念乗車券は入手しましたが、パブリシティ権等に抵触する恐れがありますので公開は控えます。)
 
羽田空港へのアクセスとして、また沿線地域の足として多くの利用があり発展してきた東京モノレールになります。

0601.【東京モノレール】東京モノレール開業35周年記念乗車券

本日で開業記念日を迎えた東京モノレール、次は1999年に開業35周年を記念して発売された記念きっぷを公開いたします。
 
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 名称   :東京モノレール開業35周年記念乗車券
 発行社局:東京モノレール
 発売日  :1999年9月--日
 値段   :940円
 購入箇所::YOKOHAMAトレインフェスティバル会場(横浜ポルタ)
 シリアルNo.:2881
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1999年の開業35周年記念きっぷにおいては、表紙に運行されていたこの当時の新型車両2000形と主力の1000形があしらわれ、広げますと1997年当時及び開業当時の列車運行図表(ダイヤ)をあしらったものになります。東京モノレール開業時は浜松町と羽田のみで途中には駅は設けられていませんでした。
 
開業当時はデイタイム時10分おきであったのが1999年になりますと4分30秒おきと本数も増え、それだけ利用客も増えた東京モノレールになります。

0600.【東京モノレール】東京モノレール開業30周年記念乗車券

羽田空港へのアクセスを担う東京モノレールは、今日9月17日が開業日になります。1964年に浜松町から羽田(初代)まで開業しました。
 
東京モノレールの佳節を迎えた際に発売された記念きっぷ類について、私の手元にあります中から公開いたします。まずは1994年、30周年を迎えた際に発売されましたアイテムになります。
 
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 名称   :東京モノレール開業30周年記念乗車券
 発行社局:東京モノレール
 発売日  :2004年9月--日
 値段   :940円
 購入箇所:モノレール浜松町駅
 シリアルNo.:002622
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今から22年前の1994年に30周年を迎えた際に発売された記念きっぷになります。東京ベイサイド・レインボーブリッジの開通間もない時期でライトアップされたレインボーブリッジをバックに走行するモノレールをあしらったジグソーパズルになっており、パズルのピースをすべて外しますと歴代の車両が現れるという仕掛けがあります。なお乗車券は袋にシールとして浜松町~羽田空港の往復できる乗車券がセットされています。
 
この記念きっぷは浜松町で購入しました。この時新名所となったレインボーブリッジとコラボした記念きっぷとなりました。

2016.09.15

0599.【富士急】MGB鉄道姉妹鉄道提携15周年記念乗車券

山梨県の富士山麓を行く富士急行は、1991年にスイスにあるマッターホルン・ゴッダルド鉄道(MGB鉄道)と姉妹鉄道提携しています。これはスイスの名峰マッターホルンと富士山とそれぞれ観光地をもち、社訓も一致していた等によります。富士急創業65周年、当時はBVZ鉄道と称していたMGB鉄道100周年という節目で提携を行い、今でも交流が続いています。そして、本年2016年で姉妹鉄道提携25周年ということで、本日9月15日より6000系に特別装飾列車が登場し、合わせてヘッドマークを着けた列車も登場しているとのことです。
 
さて、ここでは今から10年前の2006年に姉妹鉄道提携15周年を迎えた際に発売されました、記念きっぷを公開いたします。
 
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 名称   :MGB鉄道姉妹鉄道提携15周年記念乗車券
 発行社局:富士急行
 発売日  :2006年9月--日
 値段   :500円
 購入箇所:YOKOHAMAトレインフェスティバル会場(横浜ポルタ)
 シリアルNo.:00225
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姉妹鉄道提携15周年という佳節を迎えて発売された記念きっぷ、この年の横浜で開催された鉄道の日イベントで出展していた富士急ブースで入手しました。富士急は「フジサン特急」の2000系と1000系、そしてMGB鉄道の車両をあしらった図柄で河口湖-富士吉田・富士吉田-寿の乗車券の2枚セットになります。
 
一見見逃してしまいそうな記念きっぷではあったのですが、富士急ブースでこの記念きっぷを見たとき、そのデザインに驚愕して購入することにしたものになります。その理由とはそれぞれのチケットに描かれていた車両のイラストで、スイスMGB鉄道の車両の外装をした1000系が描かれていたことによります。京王5000系の譲受車である1000系、青をベースに白のストライプとフジサンのシルエットを描いた外装に特徴があったこの車両がこのような外装になるのかと、この記念きっぷを購入した際に富士急の方にお聞きしたところ、この時点でもう運用に就いておりこの時に開催された富士急河口湖駅のイベントにて展示されるということでしたので、この時富士急のイベントに参加しまして、撮影会に参加したところまぎれもなくスイスMGB鉄道の塗装をまとった1000系が姉妹鉄道提携15周年記念「マッターホルン号」として展示されました。
 
この記念きっぷ発売から10年が過ぎました。これが1000系特別塗装の第1弾となったマッターホルン号、今でも編成は変わりましたがこの塗装で運転されている車両があり、またJR205系の譲受車である6000系に1編成25周年記念のラッピングを施した編成が登場しました。
 
日本とスイスの民間による友好活動が続く富士急になります。

2016.09.12

0598.【東武】東武鉄道 SL復活運転 SL到着・火入れ式記念乗車券

あのプロジェクトが、ついに始動しました。
 
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 名称   :東武鉄道 SL復活運転 SL到着・火入れ式記念乗車券
 発行社局:東武鉄道
 発売日  :2016年9月12日
 値段   :1,000円
 購入箇所:池袋駅
 シリアルNo.:1859
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2017年夏より東武鬼怒川線下今市~鬼怒川温泉で運転されることになった蒸気機関車C11 207、JR北海道で動態保存していた機関車を東武鉄道が借り受け、先日札幌市の苗穂工場からトレーラーで出発して東武鉄道の南栗橋車両管区に到着しましたが、本日2016年9月12日に南栗橋管区に建設されたSL検修庫にて火入れ式が執り行われたのを記念して発売されたものになります。東武本線系統だけでなく東上線系統の主要駅でも発売され、私は朝出勤前に東上線の池袋で購入しました。
 
東武にやってきたSL、2017年夏より鬼怒川線の下今市~鬼怒川温泉で運転される予定で、今後はJR四国より客車を、12月にはJR東日本より補機及び回送用等の目的でディーゼル機関車を受け入れることになっており、またSLを運転する機関士についてもすでにSLを運行している秩父鉄道や真岡鐵道、大井川鐵道等で育成を行っているとのことです。
 
このSLの東武線内での試運転開始が2017年春、そして営業運転開始が同年夏ごろを予定しています。日光・鬼怒川地域の新たな目玉となるSL運行、そのプロジェクトが動き始めました。

2016.09.05

0597.【JR西日本】南草津駅開業記念往復乗車券

関西国際空港か開港した1994年9月4日、滋賀県内の東海道線(琵琶湖線)において新駅が開業しています。こちらの記念きっぷを公開いたします。
 
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 名称   :南草津駅開業記念往復乗車券
 発行社局:西日本旅客鉄道
 発売日  :1994年9月4日
 値段   :280円
 購入箇所:草津駅
 シリアルNo.:0073
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関西国際空港が開港した日に、東海道線の草津~瀬田間に「南草津」駅が開業しました。開業記念きっぷになります。草津駅から南草津駅の往復乗車券で、短冊型2枚1組となります。南草津駅のイラストと草津はかつての東海道・中山道の宿場町であったことからその様子を描いた歌川広重画の錦絵があしらわれています。
 
南草津駅は草津市の新都市構想の中心として、また大学が移転してきたこともあり開設が要請され、駅設置にあたっては市民の募金活動もあったとのことです。それら取り組みが実り1994年9月4日に開設されました。開設後は駅周辺の開発が進み利用客が増えてきたことから、2011年3月のダイヤ改正からは新快速が停車するようになりました。今では滋賀県内のJR線において最も乗降客が多い駅となっているとのことです。
 
発展を遂げた南草津駅、開設から本年2016年で22年が過ぎました。

0596.【JR西日本】比叡山坂本 駅名改称記念乗車券

関西国際空港が開港した1994年9月4日、山陰本線の嵯峨嵐山とともに駅名を改称した駅、滋賀県の湖西線で比叡山の下車駅となるべく改称された駅になります。
 
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 名称   :比叡山坂本 駅名改称記念乗車券
 発行社局:西日本旅客鉄道
 発売日  :1994年9月4日
 値段   :310円
 購入箇所:比叡山坂本駅
 シリアルNo.:0072
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比叡山の最寄り駅であった「叡山」駅が、比叡山の表玄関にあたる坂本にあったことから、その知名度を上げるため坂本を駅名に取り入れ「比叡山坂本」と改称しました。
 
記念きっぷは短冊型1枚もので駅至近にある穴太の石積があしらわれています。
 
比叡山観光の最寄駅として、駅名を改称して22年が過ぎた比叡山坂本駅になります。

0595.【JR西日本】嵯峨嵐山 駅名改称記念乗車券

昨日2016年9月4日で、関西国際空港開港から22年が過ぎました。1994年9月4日の関西国際空港開港に合わせてJR西日本では、空港特急「はるか」がデビューし、合わせて設定された「関空快速」の始発駅となるため、大阪市内の関西本線の終点であった「湊町」が「JR難波」と改称されましたが、この日JR西日本の「アーバンネットワーク」と呼ばれる関西都市圏の駅において他にも改称された駅があります。今回は、これら改称された駅の記念きっぷについて公開いたします。
まずは、京都の観光地の最寄り駅となるべく改称された駅です。
 
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 名称   :嵯峨嵐山 駅名改称記念乗車券
 発行社局:西日本旅客鉄道
 発売日  :1994年9月4日
 値段   :230円
 購入箇所:嵯峨嵐山駅
 シリアルNo.:0056
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京都の観光名所の一つである嵐山、この至近にあった山陰本線の嵯峨駅が関西空港開港の日に「嵯峨嵐山」と改称しました。嵯峨嵐山の観光に便利な位置にあり駅名に嵐山を取り入れました。
 
記念乗車券は短冊型1枚もので嵐山の渡月橋があしらわれています。
 
京都の観光地の最寄駅として、駅名を改称して22年が過ぎた嵯峨嵐山駅になります。

2016.09.01

0594.【JR北海道】五稜郭駅開業100周年記念 オレンジカード

北海道の函館から一つ目の拠点駅、開業100周年を迎えた2011年に発売されましたアイテムになります。
 
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 名称   :五稜郭駅開業100周年記念 オレンジカード
 発行社局:北海道旅客鉄道
 発売日  :2011年9月1日
 値段   :2,000円(1,000円券2枚組)
 購入箇所:五稜郭駅
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函館から一つ目の駅であり江差線の分岐駅である五稜郭駅が、この時開業100周年を迎えたことから発売されましたオレンジカードになります。台紙には開業当時の駅舎、2枚セットのカードには大阪から札幌を結んだ寝台特急「トワイライトエクスプレス」と在りし日のC62蒸気機関車がけん引する旅客列車があしらわれています。トワイライトエクスプレスは五稜郭駅で機関車の交換が行われたことから運転停車していました。
 
このオレンジカード発売から5年が過ぎました。本年2016年で北海道新幹線が開業し、新幹線アクセス列車「はこだてライナー」や函館から札幌を結ぶ特急「北斗」も停車する駅ですが、江差線は道南いさりび鉄道に転換されました。
 
100年以上の歴史を刻んできた五稜郭駅、今もなおその歴史を刻んでいます。

0593.【江ノ電】2両編成運転40周年 4両編成運転25周年 記念乗車券

本日で開業記念日を迎えた江ノ電、本年は運転方法についてそれぞれ節目となった年でもあります。今から20年前の1996年に発売されました記念乗車券を公開いたします。
 
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 名称   :2両編成運転40周年 4両編成運転25周年 記念乗車券
 発行社局:江ノ島電鉄
 発売日  :1996年10月--日
 値段   :580円
 購入個所:
 シリアルNo.:0267
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1996年は江ノ電において2両編成運転から40周年、4両編成運転から25周年を迎えたことから、この年の10月にそれぞれを記念したアイテムがこのようにセットで発売されました。
 
江ノ電の2両運転は開業時の時点で連結運転を行っていたようでしたが、2両固定編成の登場は1956年1月に200形と呼ばれた車両からになります。2両の単車を片運転台に改造して江ノ電の急カーブにも対応した特殊連結器によって連結され中間は幌で通り抜けも可能であったという編成でした。しかし江ノ電の特異な環境では幌連結による2両編成は無理があったようで、この後連接構造となった300形が登場しました。
 
4両編成運転は、1971年6月から開始され連接構造の300形・500形(先代)を重連運転することでスタートしました。今では特に土休日は全列車が4両編成運転となっています。
 
この記念きっぷは化粧袋には2両編成の500形(先代)と4両運転の2000形が、2両編成40周年には200形、4両編成25周年には300形があしらわれています。
 
この記念きっぷ発売から20年が過ぎ、ここにあしらわれている車両は今では2000形だけになりましたが、特異な規格の車両が走る江ノ電において、輸送力増強の歴史を示したアイテムになります。

0592.【江ノ電】新社名記念乗車券

本日9月1日は江ノ電の開業日です。1902年に藤沢~片瀬(現:江ノ島)が開業しました。運営会社について移り変わりがありましたが、1981年に社名が変更になりました。これに合わせて発売された記念きっぷになります。
 
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 名称   :新社名記念乗車券
 発行社局:江ノ島電鉄
 発売日  :1981年9月1日
 値段   :300円
 購入個所:
 シリアルNo.:1457
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1981年に江ノ電を運営する会社は「江ノ島電鉄株式会社」と社名を変更しました。長い歴史を持ちその間で移り変わりがありましたが、この社名となる前は1949年から使用されてきた「江ノ島鎌倉観光株式会社」で運営を行っていました。藤沢~鎌倉の鉄道が軸ではありましたが、江ノ島・鎌倉の観光開発を中心に据えようとしていたようです。
その後時代が下り高度成長の時代となり道路整備が進むと、急カーブや輸送力の小ささなどの問題から鉄道廃止論も出ていたようでしたが、この沿線地域の道路は狭くやがてクルマは飽和状態となり慢性的な渋滞が発生し、鉄道の利用が回復してきた点、さらには急カーブや併用軌道などその独特な路線形態がこの時期普及してきたマスメディアに紹介され、この沿線を舞台としたTVドラマにも登場して、今では江ノ島・鎌倉の観光に欠かせない交通機関となりました。
1979年に新型車1000形が登場しその翌年に鉄道友の会よりブルーリボン賞を受賞したことにより、ある意味冬の時代を過ぎて再び春を迎えた鉄道事業、その自信の現れであったのでしょうか、1981年に現社名である「江ノ島電鉄」に改名しました。
この時社名から「鎌倉」の文字が消えることについて、鎌倉市からは全く異論はなくむしろ社名に鎌倉の文字が含まれていたことが知られていなかったということで、それだけ「江ノ電」という愛称が広く親しまれていたということの現れになりました。
 
この記念きっぷは後年に入手しました。江ノ電を運営する会社が「江ノ島電鉄」となって、本年で35年を迎えました。

0591.【京王】10両運転開始記念乗車券

今では優等列車はもとより各駅停車もかなりの列車が10両編成で運転されている京王線、10両運転が開始された当時に発売されましたアイテムを公開いたします。
 
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 名称   :10両運転開始記念乗車券
 発行社局:京王帝都電鉄
 発売日  :1981年9月20日
 値段   :500円
 購入箇所:
 シリアルNo.:07774
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増え続ける輸送需要に応えるため長編成化を進めてきた京王では、1981年9月1日より10両編成での運転が開始されました。平日朝ラッシュ時間帯の相模原線京王多摩センターから都営新宿線岩本町まで直通する通勤快速から10両編成での運転が開始され、この当時の主力車両であり都営新宿線乗り入れ車両であった6000系に増結用の2両編成が登場しました。
 
10両編成運転開始を記念して発売されました記念乗車券になります。10両編成になった6000系をあしらった図柄で、結構長さがある乗車券になります。(画像をクリックしますと大きな画像をご覧いただだけますが、画質に難がりますことをご容赦願います。)この記念きっぷは後年入手しました。
 
その後京王線系統全線で10両運転ができるように工事が進められましたが、京王線新宿駅は10両対応とするために渡り線をホームからかなり先に移設するようにするなど大変な苦労があり、10両編成の列車が京王八王子駅まで運転できるようになったのは平成になってからの地下化からであり、その後各駅停車を含めた京王線全駅で10両編成の列車が運転できるようになったのは1997年のことになります。
 
今年で10両編成運転開始から35年という年月が流れた京王線、ここに登場している6000系は今となってはすべて引退しています。今ではごく日常的になっている京王線の10両編成列車、その歴史が始まった日であります。

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2011年11月 ありがとう!京王井の頭線3000系

  • Img_9050
    2011年12月、約49年にもわたり京王井の頭線で活躍してきた3000系、レインボーカラーに彩られ井の頭線のイメージを確立したこの車両も、ついに終焉となりました。最後の編成となったのはライトブルーの3028F、この編成は1987年に入線し活躍してきました。 末期には朝のラッシュ時間帯に運よく富士見ヶ丘~渋谷の1往復の運用にしか就かなくなってしまった3000系、2011年11月には「さよなら運転」として日曜日の昼間に井の頭線全線で運転され、最後の走りを披露しました。また11月20日には富士見ヶ丘車両基地において「ありがとう3000系フェスタ」も開催され、事前申込制であったこのイベントにも参加して、最後の姿を見てきました。井の頭線沿線で生まれ育ち、それこそこの車両の活躍をみて育ったと自負する私にとって、感慨深い月になった2011年11月、3000系最後の姿をぜひ皆様にご覧いただきたいと思います。

中央線201系

  • 2010101700
    JR中央線で約30年にもわたり活躍した201系、特に多摩地域においては、長きにわたり親しまれた車両で、私も小・中学生時代は遠足で、学生時代は通学で、そして社会人になってからも通勤などで利用したなじみ深い車両でした。時の国鉄が「省エネ電車」として中央線に導入された201系。そしてほとんどの車両が中央線から離れることなく、この路線で「オレンジバーミリオン」の外装で生涯を終えました。すでに引退して時が過ぎましたが、私が撮影した201系の思い出として、どうぞご覧下さい。

2002年100周年を迎えた江ノ電

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    2001年12月に初めてデジカメを購入して、翌年から1年間通った路線があります。藤沢から鎌倉を結ぶご存知江ノ電です。この年は江ノ電が開業して100周年という節目の年で、各車両にステッカーなどが付いています。また世代交代もあった年です。 自分の思い出アルバムの中から公開いたします。どうぞご覧下さい。

惜別 名鉄岐阜600V線区

  • 2005032101
    2005年3月31日、惜しまれつつも廃止を迎えた名鉄岐阜市内線・揖斐線・美濃町線・田神線の総称「岐阜600V線区」。 私が初めて訪れたのは、1999年の夏のことでした。名古屋本線で新岐阜に着くと、駅前に停車していた電車に乗り、車の洪水の中を抜け、のどかな風景の中を走っていきました。
    その後2001年2月、そして2005年と何度か訪れたのですが、ついにこれら路線も命運が尽きてしまいました。そこで、名鉄岐阜600V線区で活躍していた古豪から最新鋭車まで、個性豊かな車両たちへの思い出をつづり、このアルバムを作成しました。
    このアルバムでは、2001年9月30日の運行をもって廃止となった谷汲線・揖斐線(黒野~本揖斐)のモ750も登場しています。いずれにしましても、今では思い出になってしまった、名鉄岐阜600V線区へのレクイエムです。 どうぞご覧下さい。

    お断り>
    今回のアルバムは、一部ポジプリントからスキャンしたもの、あるいは携帯電話内蔵カメラで撮影した画像も含まれています。特に1999年・2001年撮影のものはすべてポジプリントからのスキャンになります。つきましては画質にやや難があるものがあります。ご了承ください。