« 0426.【埼玉高速】埼玉高速鉄道線・営団南北線・東急目黒線相互直通運転開始記念パスネット | トップページ | 0428.【東武】北千住~北越谷間 複々線完成記念 SFとーぶカード »

2016.03.28

0427.【東急】東横特急デビュー! パスネット

先日2016年3月26日のダイヤ改正から「Fライナー」と呼ばれるようになった列車、今から15年前の2001年3月28日に華々しくデビューした列車になります。そのデビューに合わせて発売されましたアイテムを公開いたします。
 
====================
 名称   :東横特急デビュー! パスネット
 発行社局:東京急行電鉄
 発売日  :2001年3月28日
 値段   :2,000円(1,000円券2枚組)
 購入箇所:渋谷駅
 シリアルNo.:000161
====================
 
Dscn2751
 
Dscn2752
 
Dscn2753
 
今から15年前の2001年3月28日は、埼玉高速鉄道の開業などで関係する首都圏の一部私鉄路線でダイヤ改正が行われ、東急においても主に東横線でダイヤ改正が実施されました。
 
さて、この日実施されたダイヤ改正により東横線に設定された列車、それは「東横特急」になります。東急の歴史上において初めて登場した特急列車、東横線において所要時間の短縮による競争力強化の目的がありました。このとき設定された特急は途中、自由が丘・武蔵小杉・菊名・横浜に停車し、地下鉄日比谷線と乗換駅である中目黒や歴史的に東急が開発した田園調布・日吉は通過するという画期的な列車でありました。

 

この日私も早速運転を開始した東横線の特急に乗車しました。やってきた車両は8000系で、この当時の終点桜木町まで乗車しました。やはり停車駅を絞った効果は絶大で、速くなったことを実感できました。
 
東横線に運転を開始することから発売されたパスネット、9000系の図柄と渋谷セルリアンタワー・横浜みなとみらい地区と8000系・8590系をあしらった図柄のカード2枚セットになります。先に記しましたように、東横線の特急運転開始時はどういうわけか8000系が特急に入ることが多かったように思います。
 
また、東横特急の運転開始をアピールするために特急停車駅となった各駅の券売機で、このようなパスネットも発売されました。
 
Dscn2754
特急停車駅の券売機で発売された東横特急デビューのパスネット

 
パスネットは窓口やカード発売機で発売するカードの他、乗車券を購入できる券売機においてもカードが発売され、表面に利用可能金額・発行日・発行箇所等が記載されたカードがありました。一部ネット上では「マルチ券」という呼び方がありましたが、このように特急停車駅の券売機で運転開始前から発売されました。
 
こうして東横特急と名付けられた東急東横線の特急デビューから本日2016年3月28日で15年になりました。この間で特急停車駅に中目黒が追加となりまたラッシュ時間帯には日吉にも停車する「通勤特急」が設定されました。また2004年のみなとみらい線開業により横浜~桜木町は廃止となりみなとみらい線元町・中華街へ乗り入れるようになり、その後2013年の東京メトロ副都心線と直通運転を開始しますと、副都心線内は急行、西武池袋線内は快速急行として直通運転を行い、車両のラインナップもこのパスネットにあしらわれている8000系・8590系・9000系は東横線からは撤退し、5000系及び東京メトロ10000系、西武6000系、東武50070系等が使用されるようになりました。そして、つい先日2016年3月26日のダイヤ改正より副都心線を経由して東急東横線・横浜高速みなとみらい線と東武東上線・西武池袋線と直通する列車のうち速達タイプの列車については「Fライナー」として案内するようになり、東横線においても特急に「F」のマークがつくようになりました。
 
今から15年前の2001年3月28日に特急が設定された東急東横線、それから15年が過ぎてさらに大きく変わった東横線であります。

« 0426.【埼玉高速】埼玉高速鉄道線・営団南北線・東急目黒線相互直通運転開始記念パスネット | トップページ | 0428.【東武】北千住~北越谷間 複々線完成記念 SFとーぶカード »

発行社局:東急」カテゴリの記事

カード:パスネット」カテゴリの記事

西暦2001年(平成13年)発売」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« 0426.【埼玉高速】埼玉高速鉄道線・営団南北線・東急目黒線相互直通運転開始記念パスネット | トップページ | 0428.【東武】北千住~北越谷間 複々線完成記念 SFとーぶカード »

カテゴリー

Googleで検索




  • 弊ブログ内検索
    ウェブ全体から検索


    Powered by Google

2011年11月 ありがとう!京王井の頭線3000系

  • Img_9050
    2011年12月、約49年にもわたり京王井の頭線で活躍してきた3000系、レインボーカラーに彩られ井の頭線のイメージを確立したこの車両も、ついに終焉となりました。最後の編成となったのはライトブルーの3028F、この編成は1987年に入線し活躍してきました。 末期には朝のラッシュ時間帯に運よく富士見ヶ丘~渋谷の1往復の運用にしか就かなくなってしまった3000系、2011年11月には「さよなら運転」として日曜日の昼間に井の頭線全線で運転され、最後の走りを披露しました。また11月20日には富士見ヶ丘車両基地において「ありがとう3000系フェスタ」も開催され、事前申込制であったこのイベントにも参加して、最後の姿を見てきました。井の頭線沿線で生まれ育ち、それこそこの車両の活躍をみて育ったと自負する私にとって、感慨深い月になった2011年11月、3000系最後の姿をぜひ皆様にご覧いただきたいと思います。

中央線201系

  • 2010101700
    JR中央線で約30年にもわたり活躍した201系、特に多摩地域においては、長きにわたり親しまれた車両で、私も小・中学生時代は遠足で、学生時代は通学で、そして社会人になってからも通勤などで利用したなじみ深い車両でした。時の国鉄が「省エネ電車」として中央線に導入された201系。そしてほとんどの車両が中央線から離れることなく、この路線で「オレンジバーミリオン」の外装で生涯を終えました。すでに引退して時が過ぎましたが、私が撮影した201系の思い出として、どうぞご覧下さい。

2002年100周年を迎えた江ノ電

  • Img_0527
    2001年12月に初めてデジカメを購入して、翌年から1年間通った路線があります。藤沢から鎌倉を結ぶご存知江ノ電です。この年は江ノ電が開業して100周年という節目の年で、各車両にステッカーなどが付いています。また世代交代もあった年です。 自分の思い出アルバムの中から公開いたします。どうぞご覧下さい。

惜別 名鉄岐阜600V線区

  • 2005032101
    2005年3月31日、惜しまれつつも廃止を迎えた名鉄岐阜市内線・揖斐線・美濃町線・田神線の総称「岐阜600V線区」。 私が初めて訪れたのは、1999年の夏のことでした。名古屋本線で新岐阜に着くと、駅前に停車していた電車に乗り、車の洪水の中を抜け、のどかな風景の中を走っていきました。
    その後2001年2月、そして2005年と何度か訪れたのですが、ついにこれら路線も命運が尽きてしまいました。そこで、名鉄岐阜600V線区で活躍していた古豪から最新鋭車まで、個性豊かな車両たちへの思い出をつづり、このアルバムを作成しました。
    このアルバムでは、2001年9月30日の運行をもって廃止となった谷汲線・揖斐線(黒野~本揖斐)のモ750も登場しています。いずれにしましても、今では思い出になってしまった、名鉄岐阜600V線区へのレクイエムです。 どうぞご覧下さい。

    お断り>
    今回のアルバムは、一部ポジプリントからスキャンしたもの、あるいは携帯電話内蔵カメラで撮影した画像も含まれています。特に1999年・2001年撮影のものはすべてポジプリントからのスキャンになります。つきましては画質にやや難があるものがあります。ご了承ください。