0407.【名古屋GWB・名市交】ゆとりーとライン開業記念カード
名古屋に登場した新交通システム、わが国初のシステムを採用しました。
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名称 :ゆとりーとライン開業記念 ゆとりーとカード
発行社局:名古屋ガイドウェイバス
発売日 :2001年3月23日
値段 :1,000円
購入箇所:大曽根駅
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2001年3月、名古屋に開業した新交通システムは「ガイドウェイバス」と呼ばれるもので、専用の高架橋をバス車両につけられた案内輪で操舵して走行し、平面区間では一般の道路を通常の路線バスとして走行するという、鉄道とバスの利点を取り入れたシステムとなりました。なお、法令上は専用の高架橋は鉄道(扱いは無軌条電車を準用)、平面区間は乗り合いバスという扱いになります。
「ゆとりーとライン」と名付けられたこの路線は、JR中央線・地下鉄名城線・名鉄瀬戸線の大曽根駅から中志段味を運転し、途中の木幡緑地までが専用の高架橋を走行し、以降は一般の道路を走行します。また中志段味から先はJR中央線の高蔵寺駅へも運転されたり、平面区間において異なる経路で運転する系統も存在します。
開業を記念して発売されたカードを公開しましたが、このカードはゆとりーとラインでのみ使用可能なプリペイドカードになります。その図柄はゆとりーとラインの車両があしらわれていますが、見かけは路線バスそのものですが、分類上は高架橋を走行する区間においては、鉄道と同じ扱いとなります。
ゆとりーとラインは名古屋ガイドウェイバス株式会社により、車両・施設を保有していますが、運行・管理は名古屋市交通局に委託されています。この当時、名古屋市交通局においても記念カードが発売されました。
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名称 :ゆとりーとライン開業記念 ユリカ
発行社局:名古屋市交通局
発売日 :2001年3月23日
値段 :1,000円
購入箇所:
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名古屋市営地下鉄及び市営バスで使用できるカードとして当時「ユリカ」という名称で発売していた、地下鉄では自動改札機に直接投入して乗車することができたプリペイドカードになります。図柄は専用の高架橋を走行しているガイドウェイバス車両になります。
ゆとりーとライン開業時は、名古屋市営バスの他、名鉄バス・JR東海バスにも運行・管理を委託していましたが、これらバス会社は撤退し名古屋市交通局が現在も運行・管理を行っています。
わが国初の新交通システム「ガイドウェイバス」として開業した「ゆとりーとライン」、本日2016年3月23日で開業から15周年を迎えました。その後の利用は伸び悩んでいるという状況のようで、またこのシステムを導入したところは名古屋の後はまだ出現していません。
いずれにしましても、本日で開業15周年を迎えた名古屋ガイドウェイバス「ゆとりーとライン」、今後発展していくことを祈念したいと思います。
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