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2016.03.21

0402.【JR北海道】さようなら スーパー白鳥・白鳥 記念入場券

いよいよ開通する北海道新幹線、一方で終焉を迎える列車があります。
 
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 名称   :さようなら スーパー白鳥・白鳥 記念入場券
 発行社局:北海道旅客鉄道
 発売日  :2016年1月21日
 値段   :750円
 購入箇所:函館駅
 シリアルNo.:1245
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Dscn2709
表面

 
Dscn2710
裏面

 
2016年3月の北海道新幹線開通により終焉を迎える列車は、特急スーパー白鳥及び白鳥号になります。
 
白鳥号の前史は、大阪から北陸本線・信越本線・羽越本線・奥羽本線等の日本海縦貫線を走行して青森を結んだ、当時の日本最長距離電車特急でありましたが一旦姿を消し、再度登場することになったのは2002年12月になります。この日東北新幹線が盛岡から八戸まで開通、新幹線接続特急としてそれまで青森~函館を結んでいた快速「海峡」を特急に格上げしたうえでスピードアップを行い、八戸~函館で運転されました。このときJR東日本はリニューアルを施した485系を充当し、JR北海道はこの列車用に789系を新製、789系使用列車は「スーパー白鳥」という愛称で運転されました。2010年に東北新幹線が新青森まで開通すると、運転区間を新青森~函館として東北新幹線から北海道への連絡特急として津軽海峡線・青函トンネルを走行していた特急列車になります。
 
2016年3月26日に開業を迎える北海道新幹線、特急スーパー白鳥・白鳥号はいずれも2016年3月21日の運転をもって姿を消します。新幹線開業の数日前に運転を終了することになりますが、これは青函トンネル区間の津軽今別(新幹線開業後の駅名は奥津軽いまべつ)~木古内間において、それまでの在来線を新幹線とするための切り替えという特殊な事情により2016年3月22日~25日は津軽海峡線の青函トンネル区間を走行する旅客列車は全列車運休となるためによります。
 
ここに公開したものは、特急スーパー白鳥・白鳥号運転終了によりJR北海道で発売された記念きっぷになります。シート型のきっぷに北海道内の停車駅である函館・五稜郭・木古内の各駅の入場券が綴られています。1月に発売され私は発売1週間後に485系の白鳥に乗車して函館を訪れ、この記念きっぷを入手することができました。結構人気であったようで、完売が結構早かったように思います。
 
こうして、本州と北海道を結んだ特急列車スーパー白鳥・白鳥は本日2016年3月21日の運転をもって終了します。その後JR北海道の789系については、札幌~旭川のスーパーカムイや札幌~室蘭を結ぶすずらんに転用されるようですが、JR東日本の485系はおそらく廃車となると思われます。白鳥の廃止で国鉄時代から全国各地で活躍した485系の定期特急列車は、同時に終焉を迎えることになります。
 
北海道新幹線の開業を前に運転を終了する特急スーパー白鳥・白鳥、青函トンネルを走りぬけた特急として、思い出になりました。

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2011年11月 ありがとう!京王井の頭線3000系

  • Img_9050
    2011年12月、約49年にもわたり京王井の頭線で活躍してきた3000系、レインボーカラーに彩られ井の頭線のイメージを確立したこの車両も、ついに終焉となりました。最後の編成となったのはライトブルーの3028F、この編成は1987年に入線し活躍してきました。 末期には朝のラッシュ時間帯に運よく富士見ヶ丘~渋谷の1往復の運用にしか就かなくなってしまった3000系、2011年11月には「さよなら運転」として日曜日の昼間に井の頭線全線で運転され、最後の走りを披露しました。また11月20日には富士見ヶ丘車両基地において「ありがとう3000系フェスタ」も開催され、事前申込制であったこのイベントにも参加して、最後の姿を見てきました。井の頭線沿線で生まれ育ち、それこそこの車両の活躍をみて育ったと自負する私にとって、感慨深い月になった2011年11月、3000系最後の姿をぜひ皆様にご覧いただきたいと思います。

中央線201系

  • 2010101700
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2002年100周年を迎えた江ノ電

  • Img_0527
    2001年12月に初めてデジカメを購入して、翌年から1年間通った路線があります。藤沢から鎌倉を結ぶご存知江ノ電です。この年は江ノ電が開業して100周年という節目の年で、各車両にステッカーなどが付いています。また世代交代もあった年です。 自分の思い出アルバムの中から公開いたします。どうぞご覧下さい。

惜別 名鉄岐阜600V線区

  • 2005032101
    2005年3月31日、惜しまれつつも廃止を迎えた名鉄岐阜市内線・揖斐線・美濃町線・田神線の総称「岐阜600V線区」。 私が初めて訪れたのは、1999年の夏のことでした。名古屋本線で新岐阜に着くと、駅前に停車していた電車に乗り、車の洪水の中を抜け、のどかな風景の中を走っていきました。
    その後2001年2月、そして2005年と何度か訪れたのですが、ついにこれら路線も命運が尽きてしまいました。そこで、名鉄岐阜600V線区で活躍していた古豪から最新鋭車まで、個性豊かな車両たちへの思い出をつづり、このアルバムを作成しました。
    このアルバムでは、2001年9月30日の運行をもって廃止となった谷汲線・揖斐線(黒野~本揖斐)のモ750も登場しています。いずれにしましても、今では思い出になってしまった、名鉄岐阜600V線区へのレクイエムです。 どうぞご覧下さい。

    お断り>
    今回のアルバムは、一部ポジプリントからスキャンしたもの、あるいは携帯電話内蔵カメラで撮影した画像も含まれています。特に1999年・2001年撮影のものはすべてポジプリントからのスキャンになります。つきましては画質にやや難があるものがあります。ご了承ください。