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2016.03.05

0362.【JR東日本】東北新幹線E5系「はやぶさ」デビュー記念入場券

それは、青森の人々が待ち望んでいた最新鋭の新幹線でありました。
 
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 名称   :東北新幹線E5系「はやぶさ」デビュー記念入場券
 発行社局:東日本旅客鉄道
 発売日  :2011年3月5日
 値段   :650円
 購入箇所:東京駅
 シリアルNo.:0267
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2010年12月1日、青森の人々が待ち望んだ東北新幹線が新青森駅まで全線開通しました。それから3か月後の2011年3月5日、東北新幹線に最新鋭の車両がデビューしました。E5系と名付けられたこの車両は、常盤グリーンにピンクのラインをあしらい最高速度は当初300㎞/h、車内設備もグリーン車よりさらに上級クラスとなる「グランクラス」が登場、まさに21世紀に現れた最新鋭の新幹線車両でありました。この記念入場券の台紙にも記載されている「MADE IN DREAM.」は、この新幹線車両にかけられた大きな期待と未来が込められたキャッチコピーでもありました。
JR東日本においては、E5系使用列車に新たな愛称を付けることになり、一般公募の結果「はやぶさ」と命名されました。2009年まで東京から九州を結んでいた寝台特急列車に付いていた長きにわたり親しまれた愛称、2年の時を挟んで北に向かう最新鋭の新幹線の愛称として再度登場することになりました。
 
そして運転開始の2011年3月5日に、東京駅で発売された記念入場券になります。最新鋭の新幹線のデビュー記念アイテムとして話題性もあったことから朝から多くの人が買い求めに訪れ、私も早朝から東京駅に向かい結構並びましたが、入手することができました。
入手後は、この日に従来車E2系「はやて」で新青森に向かいましたが、その帰りに早速「はやぶさ」6号で新青森→東京でE5系「はやぶさ」に乗車しました。最高速度がアップしているのですが、その乗り心地は従来のE2系よりさらに落ち着いた感じで揺れも少なく、新幹線車両の進化を体験することができました。
 
東京駅で発売されたE5系「はやぶさ」デビュー記念入場券、E5系とともにかつて東京から九州を目指して運転された寝台特急「はやぶさ」も台紙及びD型硬券入場券にあしらわれております。
 
こうしてデビューの日を迎えたE5系「はやぶさ」号、運転開始から6日後大きな試練が訪れました。2011年3月11日、それは東北地方の太平洋を震源とするマグニチュード9.0の大地震が発生、東日本大震災と呼ばれるようになったこの地震は、太平洋沿岸でこれまで経験したことがない大津波が押し寄せ壊滅的な被害が発生、また福島県の東京電力福島第一原子力発電所においてはこの地震の影響により事故が発生、付近の住民が広範囲に避難する事態となりました。鉄道の被害も東北新幹線は全線で運転を見合わせ、在来線においても津波などで寸断されるといった、たいへん甚大な被害となりました。この地震で2016年の今時点でも復旧していない線区があり、三陸地方の路線においてはBRTというバスにより仮復旧となったところもあります。ただこの地震において鉄道での死者が発生せず、東北新幹線においても仙台駅付近を走行中の試運転列車が脱線したぐらいで営業列車は地震発生直前に緊急停止して大きな事故にはならなかったというのが、不幸中の幸いといったところでありました。 
震災で甚大な被害を受けた東北地方、その復興にむけて鉄道の復旧が進められました。東北新幹線においても地域の復興にむけてのインフラとなることから急速に復旧が進められ、4月29日に全線の復旧が完了、この日よりE5系「はやぶさ」号は運転を再開しました。この当時放映されたTVCMのセリフと新幹線車両につけられたキャッチコピーに「つなげよう日本」が掲げられ、東北新幹線の運転再開は震災により大きく傷ついた人々の復興への希望となりました。
 
その後E5系は増備がなされ、運転最高速度も320㎞/hに向上し、東北新幹線の主力列車として運転されています。そして本日2016年3月5日で、運転開始から5年が過ぎました。この5年という期間は、この間の出来事を考えますと早くもなのかようやくなのか、判断ができかねる状況ではあります。そして5年が過ぎた2016年、新幹線「はやぶさ」号は新青森から津軽海峡を越え北海道へ、北海道新幹線の新函館北斗までが間もなく3月26日に開業します。さらに北に向かう「はやぶさ」号であります。

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2011年11月 ありがとう!京王井の頭線3000系

  • Img_9050
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