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2016.02.11

0317.【相鉄】相鉄5000系さよなら記念乗車券

今から7年前の2009年2月11日、「感謝」「希望」と種別幕に表示して最後の運転を行った車両がありました。
 
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 名称   :相鉄5000系さよなら記念乗車券
 発行社局:相模鉄道
 発売日  :2009年2月7日
 値段   :各190円
 購入箇所:二俣川駅・相模大塚駅イベント会場
 シリアルNo.:0868(相模大塚駅イベント会場発売分)
         1948(二俣川駅発売分)
 備考   :それぞれ引退記念ヘッドマークのシール付き
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相模大塚駅イベント会場発売分

 
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二俣川駅発売分

 
今から7年前の2009年2月11日に最終運行を行って引退したのは、相鉄5000系になります。この車両は1955年に相鉄としては初の新造電車であるとともに初の高性能車として登場した旧5000系が最初になります。発売された記念乗車券の二俣川駅発売分の台紙及びD型硬券乗車券にあしらわれている図柄の形態をしており、床下機器もカバーで覆っていたことも特徴でした。旧5000系は大変好評のうち運転されてきましたが、高度成長の時代に沿線人口が急増し輸送力増強が必要となったことから、1974年にアルミ製20m4ドアの車体に乗せ換え5100系に改造されました。この車両では相鉄車両の一時期の特徴ある装備の一つである自動窓が初めて採用されました。その後は1988年に電装品を更新してVVVFインバータ制御車に改造され、再び5000系となって運転されてきました。旧5000系の時代から数えて実に54年もの間運行されてきた相鉄5000系が引退することになり、このような記念きっぷが発売されました。
 
相鉄5000系の引退に当たっては、まず2009年2月7日に相模大塚駅構内にて5000系を分割して2編成にして並べた撮影会イベントが開催され、合わせて相模大塚駅のイベント会場及び二俣川駅でここに公開しました記念きっぷや復刻版のパンフレットなど各種グッズが発売されました。その翌日からはこれら記念きっぷについてきたシールと同じデザインのヘッドマークを着けて運転されました。そして今から7年前の2009年2月11日、最終運行として事前申込制の団体列車としてさよなら運転が行われ、その時は前後の種別幕に「感謝」「希望」と表示され最後の運転が行われました。
 
さよならイベントにおいては、これら記念乗車券の他ポストカード付の硬券入場券も発売されました。
 
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同時に発売されたポストカード付硬券入場券

 
ポストカードは5種類あり、入場券1枚購入につき1枚ついてくるもので、相模大塚及び二俣川で発売されました。
 
旧5000系の時代から数えて54年もの間運転されていた相鉄5000系、この車両の活躍の間で相鉄は沿線の開発が進み二俣川からいずみ野線が延伸して湘南台まで開通し、大手私鉄に数えられる企業に大きく発展しました。その時代の移り変わりの中で姿形を変えながら活躍してきた車両になります。
旧5000系の車体は5100系に更新時にすべて処分されてしまったそうで現存せず、アルミ車体についてもおそらくは処分されてしまったかと思われます。相鉄の戦後の発展とともに姿形を変えながら活躍した5000系、思い出になってから2016年で7年が過ぎました。

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2011年11月 ありがとう!京王井の頭線3000系

  • Img_9050
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    お断り>
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