« 0314.【富士急】さよなら2000系フジサン特急記念入場券セット(第2弾) | トップページ | 0316.【東急】世田谷線旧車両さよなら記念~歴代の車両たち~ »

2016.02.09

0315.【東急】世田谷線300系デビュー記念乗車券

世田谷区の三軒茶屋から下高井戸を結ぶ東急世田谷線、この路線で現在活躍している車両のデビュー当時に発売された記念きっぷ類を公開いたします。
 
======================
 名称   :世田谷線300系デビュー記念乗車券
 発行社局:東京急行電鉄
 発売日  :1999年8月21日
 値段   :400円
 購入箇所:下高井戸駅
 シリアルNo.:4517
======================
 
Dscn1967
 
現在東急世田谷線で活躍している車両は300系という車両になり、1999年7月11日より運転を開始しました。それから1か月ほど遅れて発売された記念乗車券になります。
東急唯一の軌道線である世田谷線では、実に35年ぶりとなる新型車両であり、低床仕様の2両連接車、そして世田谷線では初の冷房車となりました。
記念きっぷには運転開始時の様子が写真になっておりますが、世田谷線ということもあって世田谷が舞台になっている漫画「サザエさん」のキャラクターによるマナー広告が掲出されているというスタイルになりました。
 
300系デビュー記念アイテムはこの記念乗車券の他にもあります。まずは、軌道である世田谷線らしいアイテムです。
 
========================
 名称   :世田谷線300系デビュー記念回数乗車券
 発行社局:東京急行電鉄
 発売日  :1999年8月21日
 値段   :1,300円
 購入箇所:下高井戸駅
 シリアルNo.:0022
========================
 
Dscn2140
 
Dscn2131

回数乗車券の裏面

 
東急世田谷線は全線均一運賃で、乗車時に運賃を支払う方式です。記念きっぷにはこのような回数券も発売されました。
 
1999年ですと、関東でも一部私鉄でプリペイドカードが導入されていましたが、東急ではまだ導入されていませんでした。そこで、300系デビュー記念において当時の公衆電話にて通話する際に使用するテレホンカードも発売されました。
 
========================
 名称   :世田谷線300系デビュー記念テレホンカード
 発行社局:東京急行電鉄
 発売日  :1999年8月21日
 値段   :800円(50度数)
 購入箇所:下高井戸駅
========================
  
Dscn2132
 
Dscn2134
 
テレホンカードでは、サザエさんの広告が付けられる前の姿があしらわれています。おそらく入線直後の姿なのでしょう。
 
世田谷線で運転を始めた300系、沿線利用客からも好評であり近代化を進めるため増備が進みました。2編成目からは編成ごとに車体色が変わり最終的には10編成すべて異なる車体色になりました。2001年に全列車が300系になった世田谷線、その後は車体広告で装飾されながら沿線で親しまれています。そしてこの記念乗車券にあしらわれている301号車のサザエさんの広告はその後外され、この編成は世田谷線がかつて玉川線と呼ばれ渋谷から二子玉川園の間の国道246号線玉川通りの路上を走行していた当時の車両の外装であった緑とクリームに変更されています。
 
この車両も世田谷線に登場して早くも17年が過ぎました。世田谷の地で親しまれている電車になります。

« 0314.【富士急】さよなら2000系フジサン特急記念入場券セット(第2弾) | トップページ | 0316.【東急】世田谷線旧車両さよなら記念~歴代の車両たち~ »

発行社局:東急」カテゴリの記事

西暦1999年(平成11年)発売」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« 0314.【富士急】さよなら2000系フジサン特急記念入場券セット(第2弾) | トップページ | 0316.【東急】世田谷線旧車両さよなら記念~歴代の車両たち~ »

カテゴリー

Googleで検索




  • 弊ブログ内検索
    ウェブ全体から検索


    Powered by Google

2011年11月 ありがとう!京王井の頭線3000系

  • Img_9050
    2011年12月、約49年にもわたり京王井の頭線で活躍してきた3000系、レインボーカラーに彩られ井の頭線のイメージを確立したこの車両も、ついに終焉となりました。最後の編成となったのはライトブルーの3028F、この編成は1987年に入線し活躍してきました。 末期には朝のラッシュ時間帯に運よく富士見ヶ丘~渋谷の1往復の運用にしか就かなくなってしまった3000系、2011年11月には「さよなら運転」として日曜日の昼間に井の頭線全線で運転され、最後の走りを披露しました。また11月20日には富士見ヶ丘車両基地において「ありがとう3000系フェスタ」も開催され、事前申込制であったこのイベントにも参加して、最後の姿を見てきました。井の頭線沿線で生まれ育ち、それこそこの車両の活躍をみて育ったと自負する私にとって、感慨深い月になった2011年11月、3000系最後の姿をぜひ皆様にご覧いただきたいと思います。

中央線201系

  • 2010101700
    JR中央線で約30年にもわたり活躍した201系、特に多摩地域においては、長きにわたり親しまれた車両で、私も小・中学生時代は遠足で、学生時代は通学で、そして社会人になってからも通勤などで利用したなじみ深い車両でした。時の国鉄が「省エネ電車」として中央線に導入された201系。そしてほとんどの車両が中央線から離れることなく、この路線で「オレンジバーミリオン」の外装で生涯を終えました。すでに引退して時が過ぎましたが、私が撮影した201系の思い出として、どうぞご覧下さい。

2002年100周年を迎えた江ノ電

  • Img_0527
    2001年12月に初めてデジカメを購入して、翌年から1年間通った路線があります。藤沢から鎌倉を結ぶご存知江ノ電です。この年は江ノ電が開業して100周年という節目の年で、各車両にステッカーなどが付いています。また世代交代もあった年です。 自分の思い出アルバムの中から公開いたします。どうぞご覧下さい。

惜別 名鉄岐阜600V線区

  • 2005032101
    2005年3月31日、惜しまれつつも廃止を迎えた名鉄岐阜市内線・揖斐線・美濃町線・田神線の総称「岐阜600V線区」。 私が初めて訪れたのは、1999年の夏のことでした。名古屋本線で新岐阜に着くと、駅前に停車していた電車に乗り、車の洪水の中を抜け、のどかな風景の中を走っていきました。
    その後2001年2月、そして2005年と何度か訪れたのですが、ついにこれら路線も命運が尽きてしまいました。そこで、名鉄岐阜600V線区で活躍していた古豪から最新鋭車まで、個性豊かな車両たちへの思い出をつづり、このアルバムを作成しました。
    このアルバムでは、2001年9月30日の運行をもって廃止となった谷汲線・揖斐線(黒野~本揖斐)のモ750も登場しています。いずれにしましても、今では思い出になってしまった、名鉄岐阜600V線区へのレクイエムです。 どうぞご覧下さい。

    お断り>
    今回のアルバムは、一部ポジプリントからスキャンしたもの、あるいは携帯電話内蔵カメラで撮影した画像も含まれています。特に1999年・2001年撮影のものはすべてポジプリントからのスキャンになります。つきましては画質にやや難があるものがあります。ご了承ください。