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2015.12.30

0268.【天竜浜名湖鉄道】旧国鉄二俣線全線開通70周年記念入場券

この路線、本年2015年で全線開通から75周年となりました。今から5年前の70周年を迎えた際に発売されたアイテムが手元にありますので公開いたします。
 
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 名称   :旧国鉄二俣線全線開通70周年記念入場券
 発行社局:天竜浜名湖鉄道
 発売日  :2010年--月--日
 値段   :800円
 購入箇所:天竜二俣駅
 シリアルNo.:001363
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Dscn1859
 
天竜浜名湖鉄道は、静岡県のJR東海道線掛川駅から同じく東海道線の新所原駅を結ぶ第三セクター方式の鉄道で、国鉄時代は二俣線と呼ばれていました。東海道線は浜名湖付近を橋梁で越えていますが、この橋梁が敵国からの攻撃で不通となったときの代替ルートとして機能するため1940年に開通しました。実際に東海道線からの迂回列車が走ったことがあったようです。
戦前の軍事的要請から輸送経路を確保する目的で開通した二俣線でしたが、戦後になり道路が整備されるようになりますと輸送人員が減少し、1987年に第三セクター会社となる天竜浜名湖鉄道により運転されるようになりました。
 
このアイテムは現在の天竜浜名湖鉄道となった国鉄二俣線が全線開通して70周年を迎えたことから発売されたアイテムで、国鉄時代の蒸気機関車や気動車、天竜浜名湖鉄道に移管してからの車両をあしらった短冊型の入場券になります。この時はクルマでの旅をしており、天竜二俣駅に立ち寄った時に発売していましたので購入したものです。実際に天竜浜名湖鉄道に乗車したのはこれから数年後のことになります。
 
戦時中の輸送経路確保という軍事的要請により開業した二俣線、現在の天竜浜名湖鉄道ですが、沿線は田園風景があり奥浜名湖の風光明媚な区間を走行し、東海道線とは異なった風景が広がります。また天竜二俣駅や構内にある車両基地設備など、この鉄道の施設の多くが登録有形文化財に指定されており、じっくり見てみますとかつてのローカル線の風景を見ることもできます。
 
新幹線ではあっという間に走り抜けてしまう区間、青春18きっぷなどで普通列車の旅をしていても接続駅を通りすぎてしまうだけなのかもしれませんが、もし機会がありました時は本線から離れた天竜浜名湖鉄道の旅をしてみるのもまた良いかと思います。

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2011年11月 ありがとう!京王井の頭線3000系

  • Img_9050
    2011年12月、約49年にもわたり京王井の頭線で活躍してきた3000系、レインボーカラーに彩られ井の頭線のイメージを確立したこの車両も、ついに終焉となりました。最後の編成となったのはライトブルーの3028F、この編成は1987年に入線し活躍してきました。 末期には朝のラッシュ時間帯に運よく富士見ヶ丘~渋谷の1往復の運用にしか就かなくなってしまった3000系、2011年11月には「さよなら運転」として日曜日の昼間に井の頭線全線で運転され、最後の走りを披露しました。また11月20日には富士見ヶ丘車両基地において「ありがとう3000系フェスタ」も開催され、事前申込制であったこのイベントにも参加して、最後の姿を見てきました。井の頭線沿線で生まれ育ち、それこそこの車両の活躍をみて育ったと自負する私にとって、感慨深い月になった2011年11月、3000系最後の姿をぜひ皆様にご覧いただきたいと思います。

中央線201系

  • 2010101700
    JR中央線で約30年にもわたり活躍した201系、特に多摩地域においては、長きにわたり親しまれた車両で、私も小・中学生時代は遠足で、学生時代は通学で、そして社会人になってからも通勤などで利用したなじみ深い車両でした。時の国鉄が「省エネ電車」として中央線に導入された201系。そしてほとんどの車両が中央線から離れることなく、この路線で「オレンジバーミリオン」の外装で生涯を終えました。すでに引退して時が過ぎましたが、私が撮影した201系の思い出として、どうぞご覧下さい。

2002年100周年を迎えた江ノ電

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    2001年12月に初めてデジカメを購入して、翌年から1年間通った路線があります。藤沢から鎌倉を結ぶご存知江ノ電です。この年は江ノ電が開業して100周年という節目の年で、各車両にステッカーなどが付いています。また世代交代もあった年です。 自分の思い出アルバムの中から公開いたします。どうぞご覧下さい。

惜別 名鉄岐阜600V線区

  • 2005032101
    2005年3月31日、惜しまれつつも廃止を迎えた名鉄岐阜市内線・揖斐線・美濃町線・田神線の総称「岐阜600V線区」。 私が初めて訪れたのは、1999年の夏のことでした。名古屋本線で新岐阜に着くと、駅前に停車していた電車に乗り、車の洪水の中を抜け、のどかな風景の中を走っていきました。
    その後2001年2月、そして2005年と何度か訪れたのですが、ついにこれら路線も命運が尽きてしまいました。そこで、名鉄岐阜600V線区で活躍していた古豪から最新鋭車まで、個性豊かな車両たちへの思い出をつづり、このアルバムを作成しました。
    このアルバムでは、2001年9月30日の運行をもって廃止となった谷汲線・揖斐線(黒野~本揖斐)のモ750も登場しています。いずれにしましても、今では思い出になってしまった、名鉄岐阜600V線区へのレクイエムです。 どうぞご覧下さい。

    お断り>
    今回のアルバムは、一部ポジプリントからスキャンしたもの、あるいは携帯電話内蔵カメラで撮影した画像も含まれています。特に1999年・2001年撮影のものはすべてポジプリントからのスキャンになります。つきましては画質にやや難があるものがあります。ご了承ください。