0232.【営団】有楽町線小竹向原⇔池袋間複々線部開通記念乗車券・メトロカード(新線池袋駅開業)
このタイトルで、なんのことだかさっぱりわからない方、ぜひ本記事を最後までご覧いただきますことをお勧めいたします。東京の地下鉄路線網発展の過程で開通した区間になります。
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名称 :有楽町線小竹向原⇔池袋間複々線部開通記念乗車券(新線池袋駅開業)
発行社局:帝都高速度交通営団
発売日 :1994年12月7日
値段 :350円
購入箇所:通信販売
シリアルNo.:02775
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名称 :有楽町線小竹向原⇔池袋間複々線部開通記念メトロカード
(新線池袋駅開業)
発行社局:帝都高速度交通営団
発売日 :1994年12月7日
値段 :1,000円
購入箇所:通信販売
シリアルNo.:00377
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1983年に池袋から営団成増(現:地下鉄成増)まで延伸開業した有楽町線、このうち池袋~小竹向原間については2層構造の複々線として建設されましたが、下層については使用されていませんでした。その後小竹向原で西武線方面に直通する列車があるため、運転間隔が不均一になっていた小竹向原から先の区間で運転間隔を均一化するとともに、増発分をすでに完成していた下層を活用し複々線として池袋まで運転する路線として、1994年12月7日に有楽町新線として小竹向原~池袋の区間が開業しました。複々線部については途中の千川・要町の駅については準備がなされていたのみで通過として運転され、池袋駅については有楽町線の池袋駅は別の場所になることから「新線池袋」という行き先で案内されました。
このアイテムは、新線池袋開業に際して当時の車両があしらわれており、当時の有楽町線車両であった営団07系と乗り入れてくる東武東上線9000系、そしてこの日より有楽町線に乗り入れてくることになった西武6000系が並んだ写真がそれぞれ図柄になっています。
有楽町新線として開通した有楽町線複々線部と新線池袋駅ですが、この開業から14年が過ぎた2008年に、新線池袋駅から線路が明治通りの地下を南の方向へ線路が伸び新宿三丁目を経由して渋谷まで延伸、このときから副都心線と呼ばれるようになりました。副都心線開業に合わせて通過駅であった千川・要町にもホームが設置され各駅停車が停車するようになりました。今となっては東急東横線・みなとみらい線横浜・元町・中華街から東武東上線川越市、西武池袋線所沢・飯能を結ぶ路線に変貌を遂げました。その一方で07系はこの路線系統からは撤退してしまいました。
今では副都心線と呼ばれるようになったこの区間、路線形成の変遷の片鱗を感じることができるアイテムではないかと思います。
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