« 0172.【西武】さよなら5000系レッドアロー記念レオカード | トップページ | 0174.【JR九州】新型特急白い「かもめ」デビュー記念入場券セット »

2015.10.18

0173.【JR九州】九州・485系の記憶 ありがとう。九州を駆け抜けた485系 記念オレンジカードセット

本日、JR九州において最後まで残っていた特急型車両である485系が、大分から門司港まで走った後、小倉総合車両センターまで、廃車回送を兼ねた団体臨時列車が運転されたとのことです。沿線では九州最後の485系ラストランで、多くの方が最後の姿を撮影・記録に訪れたようです。九州の485系は2011年3月の九州新幹線全線開業の合わせたダイヤ改正で定期運用からは離脱し、波動輸送あるいは団体輸送といった用途で残されたいたそうなのですが、本日の団体臨時列車をもって小倉車両センターに取り込まれ、今後除籍・廃車となるそうです。 
 
さて私の手元には、JR九州の485系定期運用終了に際して発売された記念オレンジカードセットがあります。JR九州の485系ラストランが行われました本日、公開いたします。
 
===================================
 名称   :九州・485系の記憶 ありがとう。九州を駆け抜けた485系
                                    記念オレンジカードセット
 発行社局:九州旅客鉄道
 発売日  :2011年1月--日
 値段   :10,000円(1,000円券10枚セット)
 購入箇所:通信販売
===================================
 
Dscn1175
 
Dscn1176

 
Dscn1177

 

Img_3182_20220623163101

 

Img_3183

 

Img_3184_20220623163101

 
九州地方を疾走した485系、九州においては1965年に名古屋~熊本を結んだ特急「つばめ」及び新大阪~博多を結んだ特急「はと」として、戦前から続いた名列車の愛称を引き継いで九州に登場しました。「かもめ」や「みどり」など、現在でも九州の特急としておなじみとなった列車にも運転されました。1975年の新幹線博多開業で運転系統が大幅な変更になりながらも九州内の特急として「有明」や「にちりん」などといった列車にも使用されるようになり、国鉄末期~JR発足直後までは九州内の主要幹線の特急として大活躍しました。
JR化後の九州は意欲的な新型特急車が続々と登場したことから485系は徐々に運行範囲を狭めた一方で、新型車に合わせてJR九州のコーポレートカラーである赤一色になった車両が登場、「RED EXPRESS」と名付けられ親しまれました。さらに「ハウステンボス」や「きりしま」などJR化後に新たに設定された列車にはまた外装を改めた車両が登場しました。
 
このアイテムは当初博多駅で限定500部ほどの発売であったそうなのですが、即完売し再販の要望が高まったことから増刷されることになり、合わせて通信販売も受け付けました。よって、私も通信販売において購入しました。
 
JR九州の485系定期運用終了を記念して発売されたアイテム、内容は九州内で485系で運転された列車10種をあしらった10枚のオレンジカードと台紙には九州の485系の歴史や解説が記された大変豪華な内容になっています。
 
本日をもって九州地方から485系は姿を消しました。最盛期は九州をはじめ日本海縦貫線・北陸・東北地方で大活躍した国鉄の代表的な特急型電車であった485系、北陸からはすでに退役し九州でも最後の編成が姿を消して、残すは東北エリアにおいて新青森~函館を結ぶ特急「白鳥」としてリニューアルされた車両が運転されていますが、これは来年2016年3月の北海道新幹線開業までであり、また磐越西線の郡山~会津若松の快速「あいづ」として、また新潟地域で糸魚川~新潟の快速として運転されている状況になります。
 
広範囲で大活躍した485系、九州からも姿を消したということで、一つの時代が確実に終焉に向かっていることを改めて実感する出来事であるかと思います。

« 0172.【西武】さよなら5000系レッドアロー記念レオカード | トップページ | 0174.【JR九州】新型特急白い「かもめ」デビュー記念入場券セット »

カード:オレンジカード」カテゴリの記事

西暦2011年(平成23年)発売」カテゴリの記事

発行社局:JR九州」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« 0172.【西武】さよなら5000系レッドアロー記念レオカード | トップページ | 0174.【JR九州】新型特急白い「かもめ」デビュー記念入場券セット »

カテゴリー

Googleで検索




  • 弊ブログ内検索
    ウェブ全体から検索


    Powered by Google

2011年11月 ありがとう!京王井の頭線3000系

  • Img_9050
    2011年12月、約49年にもわたり京王井の頭線で活躍してきた3000系、レインボーカラーに彩られ井の頭線のイメージを確立したこの車両も、ついに終焉となりました。最後の編成となったのはライトブルーの3028F、この編成は1987年に入線し活躍してきました。 末期には朝のラッシュ時間帯に運よく富士見ヶ丘~渋谷の1往復の運用にしか就かなくなってしまった3000系、2011年11月には「さよなら運転」として日曜日の昼間に井の頭線全線で運転され、最後の走りを披露しました。また11月20日には富士見ヶ丘車両基地において「ありがとう3000系フェスタ」も開催され、事前申込制であったこのイベントにも参加して、最後の姿を見てきました。井の頭線沿線で生まれ育ち、それこそこの車両の活躍をみて育ったと自負する私にとって、感慨深い月になった2011年11月、3000系最後の姿をぜひ皆様にご覧いただきたいと思います。

中央線201系

  • 2010101700
    JR中央線で約30年にもわたり活躍した201系、特に多摩地域においては、長きにわたり親しまれた車両で、私も小・中学生時代は遠足で、学生時代は通学で、そして社会人になってからも通勤などで利用したなじみ深い車両でした。時の国鉄が「省エネ電車」として中央線に導入された201系。そしてほとんどの車両が中央線から離れることなく、この路線で「オレンジバーミリオン」の外装で生涯を終えました。すでに引退して時が過ぎましたが、私が撮影した201系の思い出として、どうぞご覧下さい。

2002年100周年を迎えた江ノ電

  • Img_0527
    2001年12月に初めてデジカメを購入して、翌年から1年間通った路線があります。藤沢から鎌倉を結ぶご存知江ノ電です。この年は江ノ電が開業して100周年という節目の年で、各車両にステッカーなどが付いています。また世代交代もあった年です。 自分の思い出アルバムの中から公開いたします。どうぞご覧下さい。

惜別 名鉄岐阜600V線区

  • 2005032101
    2005年3月31日、惜しまれつつも廃止を迎えた名鉄岐阜市内線・揖斐線・美濃町線・田神線の総称「岐阜600V線区」。 私が初めて訪れたのは、1999年の夏のことでした。名古屋本線で新岐阜に着くと、駅前に停車していた電車に乗り、車の洪水の中を抜け、のどかな風景の中を走っていきました。
    その後2001年2月、そして2005年と何度か訪れたのですが、ついにこれら路線も命運が尽きてしまいました。そこで、名鉄岐阜600V線区で活躍していた古豪から最新鋭車まで、個性豊かな車両たちへの思い出をつづり、このアルバムを作成しました。
    このアルバムでは、2001年9月30日の運行をもって廃止となった谷汲線・揖斐線(黒野~本揖斐)のモ750も登場しています。いずれにしましても、今では思い出になってしまった、名鉄岐阜600V線区へのレクイエムです。 どうぞご覧下さい。

    お断り>
    今回のアルバムは、一部ポジプリントからスキャンしたもの、あるいは携帯電話内蔵カメラで撮影した画像も含まれています。特に1999年・2001年撮影のものはすべてポジプリントからのスキャンになります。つきましては画質にやや難があるものがあります。ご了承ください。